2015/07/16 のログ
ご案内:「部屋」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 保健室から自室に帰ると、
部屋の前に段ボール箱が置いてある。部屋に入ってか
ら開けてみると、中にはスパゲッティーが5キロと、
トマトとアンチョビの缶詰、黒オリーブの瓶詰めと
オリーブオイル、そしてニンニクが入っている。

嶋野陽子 > (作る料理を決めて、その素材を送り
付けるなんて、どこぞの食材宅配サービスみたいね)
と思いつつも、陽子は両手鍋とフライパンを一つずつ、
業務用レンジに乗せると、両手鍋に水を7割入れて、
IHの出力を最大にする。
お湯が沸くまでに、にんにくの皮をむいてみじん切り
にして、缶詰と瓶詰めを全部開けていく。
お湯が沸いた所でスパゲッティーを3キロ鍋に入れ、
タイマーを13分にセットする。

嶋野陽子 > フライパンの方のIHをつけると、
アンチョビ缶の中のオリーブ油を3缶分、フライパン
に空け、そこに刻んだニンニクを入れて炒め始める。

アンチョビ、黒オリーブ、トマト缶の順で具を加える
と、段ボールの底からケッパーの実の瓶詰めを取り出
して、仕上げに入れる。
ソースが出来上がった所でタイマーが鳴ったので、
スパゲッティーを鍋から網ですくい、皿によそると、
上からソースをかける。

嶋野陽子 > 冷蔵庫からサラダのボウルを取り出して、
ドレッシングをかけると、スパゲッティーの皿と
一緒にテーブルの中央に持っていく。

嶋野陽子 > 「頂きます」
手を合わせて一礼すると、フォーク一本で山盛りの
スパゲッティーの攻略に取りかかる陽子。
彼女にとって、3キロは通常の食事の量だ。
8月末まで、医薬合成をしなくて良くなったので、
急いで体重を回復する理由が無くなったのだ。

嶋野陽子 > 「ごちそうさま」
手を合わせる陽子の向かいには、普通サイズの皿と
フォーク、そしてスプーンがセットしてある。
今はローマのヴァティカン図書館にいるはずの敬一
さんに捧げているのだ。

嶋野陽子 > 後片付けをすませると、久しぶ
りに音楽をかけてソファーでくつろぐ陽子。
曲は ホルスト作 組曲『惑星』より『金星』。

戦いの神『火星』に対して、平和の神に捧げる
曲だ。陽子にとっても、海水浴場の戦いが、本当
に終わった事を告げる曲として、これを選んだ。

嶋野陽子 > (この曲が終わったら、お風呂にしようかな)
ご案内:「部屋」から嶋野陽子さんが去りました。
ご案内:「部屋」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「部屋」から嶋野陽子さんが去りました。