2015/08/31 のログ
ご案内:「部屋」に錐葉 咲さんが現れました。
錐葉 咲 > 「ギリギリだっての、あぶねぇ・・・いや、若干遅れたか?」

やることを全て終えて寮へと帰宅、
直ぐに時計に眼をやれば時計の針は10時を少し回っている。
しまったな・・・。と眼を伏せ首を左右に振る。
携帯を取り出し(ある人物)へとメールを送るべく操作する。

《メール本文》
9時半から10時までの間に寮に帰る、
っと書いたつもりだったっての。
ちょっと言葉が足らなかったな、すまん。
今から来てもいいが、
もし時間的に厳しいなら後日でもいい。
返信、おくれてすまない。
《メール本文》

・・・本文を打ち終われば送信ボタンを押して(ある人物)宛てに送信する。
もしかしたら今日はこれねぇかもな、とそのままバサッとベットに倒れこむ。
部屋の掃除くらいは改めてやっておいた。
家具は必要最低限しかなく割と殺風景。
もてなしはできるかといってはそうではないため仕方ないのかもしれない。

ご案内:「部屋」に蒼穹さんが現れました。
蒼穹 > (時間帯は夜頃。
所は、女子寮の敷地内。
夜頃で、しかし普段女子寮に住んでいない者がウロウロしているともなれば、まぁ警備の人とかに怪しまれたりする。
幸い女の子の格好なので、そこまで怪しまれないのだが、男だったら捕まってそうなものである。
ここに踏み入れたことがあったのは、何時振りか。
確か、あの時は…彼女とは、全く違う、正反対の印象を受ける女性と、お料理しに来た時以来か。
あの頃を少々懐かしみつつ。

それで、なんというか…お約束?なのか、何よりも)

あ、あの…錐葉咲って人の部屋―――


―――どこかな?

(これ聞くの忘れてた。
あせあせと警備の人とかに聞いては見るのだけれど、知らないみたいで。
そっと端末を取り出せば、軈て彼女に1通のメールを。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
To:サキ
From:蒼穹
Title:時々迷々
Main:ごめん、メール見て今女子寮のとこ来たけど何棟の何階の何室?!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

取り敢えず、この状況を打開したいと思って、短文ながら逸早く彼女に送った。)

錐葉 咲 > 「んぁ・・・?メール、ソラからか?」

早い返信メール、もしかして待たせてしまっていたのだろうか?
だとしたら少しだけ罪悪感がわいた・・・。罪悪感?

(珍しいこともあるモンだな)

と、心の中で呟く。ここ何年も、いや、10年以上そんな気持ちになったことはない。
人のことを思うなんてことは尚更・・・。
少し不思議で懐かしい感覚だった。

メール本文に眼を通して、あぁ・・・、といった感じに頷いた。
とりあえず場所を伝えなければならないと理解すればメールを打ち始める・・・。

To:ソラ
From:咲
Title:度々すまん
Main:あたしの部屋は1棟3階の309号室、ドアの前で待ってる。

・・・打ち終わり再び送信ボタン、
横たわったベットから跳ねおきて、
自室の扉を開き廊下で待つことにした。

蒼穹 > …お。
(来た。メール内容を確認。今は…3棟1階101号室前でした。階段を上っていなくてよかったと、
そう思いながら己が進んできたその道を踏み戻す。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
To:サキ
From:蒼穹
Title:奥の細道
Main:りょーかい。じゃ、そっち行くから5分くらい待ってて。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

たん!と地面を踏み付ければ、少々人間離れした程度のスピードで1棟の方へと駆け出す。
目的地が分かった以上、もう警備の目も怖くない。進む足にも挙動不審さもなく。
彼女が立っているだろう309号室には、5分もかからぬ間につくだろうか。)

ごめーん、まったー?

(彼女が待っているところに着けば、走っていた速度を徐行しつつ、手を振りながらそう述べよう。)

錐葉 咲 > 「っはは、タイトルこってやがるなァ・・・。」

毎回違うタイトルでちょっとだけ細かな所が見えるソラのメール本文、内容を見ればその画面を閉じて返信は必要ないと察する。
と、数分後、少し遠くから走るような足音、
この時間帯、走る廊下、これだけあれば大体予想できた。
ソラが到着したと。
横目で通路の奥をのぞけば段々と速度を落とし
こちらに向かいつつ手を振る《友達》が視界に映った。

「まってねぇっての、寧ろ、あー、何だ・・・、待たせてすまなかったって。」

女子寮の中をぐるぐる回ってもらってしまった上、こちらは若干の遅刻、当然の如く謝ったが、なんだ・・・・地味に恥かしい。
なれないこの感じ、でも懐かしい感じ、不器用ゆえにぶっきらぼうに・・・

「っつーか、あたしの部屋でよかったのかァ?・・・、なんもないからなァ。」

扉前で待っている自分の近くに来たソラへ、
双眸を横目でむけて見つめ腕を組みながら尋ねる。

蒼穹 > あっはは、大丈夫大丈夫。行きたいって言ったのは私の方だから、ね?
(遠巻きからでも見える様に、ふるっと、大袈裟に首を横に振って見せる。
なんというか、謝る事になれてなさそうと言うのが感じ取れるのだが、果たして。
確かにこの間の一件と言い、そういったことを気にしなさそうだが…兎角、こちらは大丈夫と念押ししておく。)

んー、と。
私が行きたいって言ったんだし。もし、あれなら別のところ行ったらいいんだし…ね?
っていうか、今日もその格好なんだ…そろそろ寒くない?なんて。
(しゃん、と彼女の前で姿勢を正しつつ。
前々から何もないとは聞いていたし、確かに退屈も苦手だけれど…でも、退屈はしなさそう。
ともすればお話していれば良いし、それに飽きたなら外出するのも良い。
腕時計に視線を落とせば…大分夜も深くなって来た様だ。一回から見る空も暗い。
夏もそろそろ終わりを告げるか、空気は若干うすら寒く感じれるやもしれない。
相変わらず、彼女はオシャレとは程遠い格好が見て取れるが。)

…今日はどう?
予定は分かんないけどさ、外出出来るくらい時間はありそう、かな?
(一応、どれくら居座っても良いかの確認と共に、ゆっくりとした歩幅で彼女に歩み寄りつつ問いかける。)

錐葉 咲 > 「あァ、それならいいんだが・・・。掃除ぐらいはしたからな、しかし珍しいモンだなァ、あたしの部屋にいきたいなんて、ソラぐらいだっての。」

ものめずらしいのか喉をクッと鳴らして笑う。
さてと、といった様子でくるっと扉のドアへと手をかける。

「いやァ・・・、折角きてくれたんだ、茶ぐらいだすっつーの、ゆっくりしていきな。
・・・っと、あァ、あたしはジャージしか持ってない・・・っつーか、まァ、あれだァ、何買ったらいいかわからねェってか。かわいらしい服とかにあわねぇだろうしなァ。」

お洒落と呼ばれる物に対しての知識が全くない、
興味がないわけではないがきっかけがなかっただけだろう。
対するソラはそれなりにお洒落してるように見える、
あたしがお洒落か・・・、と少し思う所もあるが・・・。

扉に手をかけてがちゃりと言う音を立てて開く、
先に入りなっと言った様子で道を譲りドアを支える。
中に入れば中央に机が一つそれに対し2つの椅子、寝るためのベットが端に一つ、テレビも1台設置されており後はタンス(ジャージ入れ)が1つ、他は特に何もなくスッキリしたお部屋。

「あたしはこれから何にもないしなァ、外出もできるが、まァ、好きなだけ居な。時間はある、眠たくなるまでってね」

夜遅くとも別によかった、なんとなく、本当になんとなくだが久しぶりに日常的な楽しいを感じている自分がいるから。

蒼穹 > あー。それはさ、サキがお友達あんまり居ないから…じゃないの?こんな事言うのも失礼だけど。
お友達増やしたら、他に来たいって言う人もちらほら出てくるんじゃないかな。
(前にも聞いた通りというか、あまり友好関係は宜しくないのだと聞く。
彼女がドアを開かんとする仕草を見れば、こちらもすぐそこまで寄って行く。)

あははは、お構いなく。お言葉に甘えてくつろいで行くよ。
いやさー、最近は色々大変でね。風紀の襲撃沙汰?とか何とか。私は関わってないんだけど。
お?…そう?…ふーん、そーかなー。
あっ、ならさ。今度試しに服とかお買い物しに行く?!意外ってわけでもなく、和服とか似合いそう!黒髪だし。
(尚、こちらは大体白主調の服を着ている。
そこまでオシャレに気を使うわけでもないけれど、最低限はと言ったところ。何より髪色の方に目が行くことが殆どとも言うか。
それはそうと、彼女は女の子として見られる事もなかった、等と言っていたことを思い出す。
そうであるなら、こういう事を言うのも仕方ないか。
確かに口調と見た目は何とも男っぽいけれど、着飾ったら可愛くなると思う。)

…ん。そっか。なら外出も視野に入れつつ。うん、眠くなったら寝てね。
じゃ、お邪魔しまーっす!…お、おー…。
(入りこんできょろりと部屋内を見まわす。
この間訪れた人の部屋とどうしても比べてしまうのだが…なんというか、よく言えば片付いている。
悪く言えば殺風景。着飾らない、そんな彼女らしい部屋だった。余計なものがない、といえようか。
すっかり己は日常色。よもや彼女が血に濡れた道を進んでいるかもしれないだとか、あったとしてもそんな事は露も知らない。)

錐葉 咲 > 「ッハハ、かもしれねェなぁ。いや、失礼でも何でもねェよ、事実だからなァ。お友達を増やす、ねェ・・・。ま、こうして出来たんだ、これから出来ていくのかもな?」

いやな気持ちは一切しなかった、寧ろ率直に言ってくれるほうがこちらとしては気が楽だと感じる。
此方まで寄ってきては入るようにと頷いて促す。

「どーぞ・・・、風紀の襲撃沙汰?聞いたことねェが用心しなァ。関わってないとはいえソラもサボり気味風紀委員の一人だからなァ・・・。っはは。」

冗談交じりに言葉を紡いで悪戯に笑う。
・・・、しかし、風紀の襲撃沙汰、気になる所だ・・・、
もしかしたら、自分の《対象》となるかもしれない、
そんな可能性を秘めている。心に一つ残しておいて・・・。

「な・・・、あたしがか・・・!?あ、あー・・・、わかった、ソラが言うなら行ってやるっての。和服、和服かァ・・・。」

きている自分が想像できない、
口元に手を沿えて少し唸り考え込む。
・・・でてこない、しかしきっとソラの中では想像が出きているの入るのだろう。
ここは一つ彼女にゆだねることにした。
確かに、これから友達として遊ぶときにジャージじゃアレか、
と、ふと今の瞬間思ったりして。

「なんだっての、その感想は。っはは、なんにもねェだろ?
少し椅子に座って待ってな、何もないが、さっきも行ったとおりお茶ぐらいはあるから。」

使った形跡の余りない台所、お茶をいれては机の上に置いて椅子に座るように促す。
・・・、刀等、血塗りの武器は寮のタンスの奥にしまっておいた。
なんとなく、なぜだろう、彼女には見られたくない。
そんな思いが心の片隅で疼いたから。