2015/12/27 のログ
四十万 静歌 > 「はい。食べましょう!
 まぁ、ただ部屋もできるだけ温めた方が良いですよ?」

なんていいながら――

「それじゃあ、遠慮なくお泊りしようかな……」

なんて、じっと見られて少し頬を赤らめて、
メールで今日は友達の家に泊まりますと、
同居人に連絡をして、
ケーキの元へ移動するだろう。

「お口にあうといいんですけど……」

なんていいながら食べる瞬間にうずうずするのはご愛敬

紅葉 椛 > 「暖房器具は高いし……買えるけど毛布でいいなら毛布で済ませたいなぁ」

以前のように、いつ入院して収入がなくなるかわからないのだ。
なるべく貯金をしなければならないのな必然である。
とはいえ、こたつくらいは買ってもいいかな……と、最近は揺らいでしまっているのだが。

「……決まりだね。
 静歌はソファと布団どっちがいい?」

つられて少し頬を染め、ケーキのある机の元へ。
飾り気のない皿に飾り気のないガラスのグラス。
少しは来客用に食器を準備しておくべきかも、と反省しつつフォークを手に取る。

「いただきます」

一口含み、ゆっくりと味わう。
なるほど、これは───

「美味しい……」

四十万 静歌 > 「まぁ、それもそうですね。」

風邪だけは引かないように注意ですよ?
なんて首を傾げつつ、

「うう。ソファーが良い気もしますが、
 ……一緒に寝ます?」

なんて、顔を真っ赤にしてもじもじして返答しながら、

「いただきます。」

と両手をあわせてこちらも食べ始める。

「甘いものってやっぱりいいですよね。
 手作りしたかいがありました。」

なんて、照れ笑いを浮かべつつ。
パチンと指をならすと一瞬指に火が灯る。
ほんの少しで消えてしまうが、
そちらに注意が引かれてる隙に
ささっと綺麗に包装された箱を椛さんのケーキ皿の横に置くだろう。

紅葉 椛 > 「い、一緒に? 寝るの?
 私はもちろんいいけど……」

ソファの魔力に取り憑かれていたと思っていたのだが、予想とは全く違う方向の提案に顔を赤らめてしまう。
持ち主を差し置いてソファを独り占めすることができないという遠慮からだろうか、などという考えがふと頭に浮かんだが、それを口に出す必要もない。

「へぇ、手作りなんだ……上手だね、私にはできないから尊敬するよ」

感心しながら食べ進めていると、静歌が突然指を鳴らす。
そこに灯った火に気を取られ、箱を置く動作には気付かない。

「今のは手品? 魔術?
……っと、また引っかかった、かな?」

問いかけたところで箱に気付き、それを指差す。

四十万 静歌 > 「それじゃ、一緒に寝ましょう!」

と、ぱあああ、と嬉しそうになる。
なお、本人は大胆な事をいってることには気づいていない。
ケーキの作成に関しては、

「上手ってほどでもなくて普通ですよ。
 ほら、甘いもの好きだから、
 作れるようにもなりたかったんですよね。」

なんて、えへへと笑って答えるだろう。
そして――

「手品ですよ。
 ちょっとした道具を使って火をともしました。
 そして、それはクリスマスプレゼントです。」

なんていいながら、是非あけてみてくださいと、
きらきらした目で訴えかける。

ちなみに中身は――ビーズでつくられたブレスレットと、
かわいらしい手乗りの猫のぬいぐるみのようだ。

紅葉 椛 > 「布団狭かったらごめんね?」

身を寄せ合えばはみ出ることなく寝ることができるが、逆に言えば身を寄せ合わなければ布団からはみ出てしまうのだ。
少し考え、いざとなったら自分がソファで寝ればいいなという結論に至った。

「でも美味しいし、好きこそもののなんとやらってやつかな?
 それよりも、私は何も用意できてないけど……大丈夫?」

お菓子作りは、なんとなく彼女にぴったりの趣味だな、と思いながらプレゼントの箱を開ける。
中から出てきたピーズのブレスレットと、手乗りサイズの小さな猫のぬいぐるみを見て、顔を綻ばせる。

「あ、可愛い……」

四十万 静歌 > あれ?と首を傾げると、

「一緒にソファーで寝るのでは……
 あ、ほら、
 落ちた時のために布団敷いたらちょうどいいと思うんです。」

等と無茶を言い始める。ダメだこの子。
ともあれ、

「まぁ、私が作るとなんでも人並みのものしかつくれないんですけどね。」

なぜか上達しないんですよ。
なんてフォークを加えながら首をかしげ、
可愛いと喜んでもらえると、

「気に入ってもらえたようで良かったです!
 どっちがいいかな?
 なんて考えたんですけど、
 凝ったひとつのものより、
 シンプルな二つまとめてしまえと思ったんですけど……」

どっちの方が気に入りました?的な視線を送るだろう

紅葉 椛 > 自分の勘違いに気付き、恥ずかしさに頬を赤らめる。
ソファのサイズから考えてそれはないだろうと決め込んでいたのが災いしたようだ。

「ソファで一緒にってなると……お互いに抱きしめるくらい近くないと厳しそうだけど……」

そんなに近くても大丈夫なのだろうか、と心配しつつも話を続ける。

「作れない、よりは人並みでも作れた方がいいし……それもまた個性なんじゃない?
 私は人並みよりも上手だと思うけど」

と、ケーキの出来を褒める。
実際、このケーキはかなり美味しく感じた。
そしてプレゼントの2つに目を落とし、悩み始める。
ブレスレットは万が一の依頼で切れてしまったら困る。
ぬいぐるみは可愛いが、ブレスレットの方が好みだ。
どちらが気に入ったかというような視線に対して正しいのは──

「いいセンスだと思うよ。特にこっちのブレスレットが私は好みかな」

そう言ってブレスレットを手に取って見せる。

四十万 静歌 > 「別にそれでもかまわないのでは?」

なんていいながら、まだ気づいていない。
なんというかソファーの魔力に頭がやられている。
多分、実際やる時になって、真っ赤になって、
あわわわわわわという状態になりそうだ。

「ふふ、そういってもらえるとうれしいです。
 よかったら今度一緒に何か作ってみます?」

練習がてらに、なんて誘ってみたり。
そして、

「やっぱりアクセサリーの方が好きなんですね。
 分かりました。
 次の機会はアクセサリにしぼってみます。」

なんて真剣にうなずくのである。

「修理とかもできますから!」

自作ゆえに照れ隠しにそんなことをいいながら

紅葉 椛 > 「静歌がいいならいいかな……いいよね、うん」

自分に言い聞かせるように呟き、頷く。
実際に寝る段階になれば、からかう事になりそうだな、と思いつつ。

「料理教室みたいなものかな? 折角だしお願いしたいかも。
 簡単なものしかできないし」

寮生活とはいえ一人暮らしである以上、色々作れるに越したことはない。
有難い申し出を素直に受けた。

「アクセサリーの方が、というか……なんとなくこれが好き、かな?
 もしも糸が切れたりしたら修理をお願いするよ」

身につけられて邪魔にならないようなブレスレットだからこれを選んだのもあるが、なんとなくこちらがいい。という気持ちもあったのだ。
それが何故かはわからないが、なんとなくなのだから仕方ない。

四十万 静歌 > 「じゃあ決定という事で。」

楽しみなんて、嬉しそうに笑って、
小さくガッツポーズである。

「一人暮らしでつくれる料理多くなると、
 便利ですし、一緒に頑張りましょうね。」

なんて料理教室といわれると、そんな感じです、
とこちらも承諾を得てすごくうれしそうだ。

そして、ケーキを食べ終え、ご馳走様をいいつつ――

「なんとなく、ですか。」

うーん、なると、これがいい!ってのをプレゼントできるのは、
遠そうですねーなんて考えながらも、

「でも気に入ってくれたことを今は喜ぶべきですね。」

なんて笑うだろう

紅葉 椛 > ガッツポーズまでした彼女。
後の彼女がどう反応するかが少し楽しみになってくる。

「大抵は外で食べてるから気にしたことなかったんだけどね、実は」

と小さく苦笑する。
実際、カフェテラスやファミレスのご飯はとても美味しい。
作るのをサボって通ってしまうのも仕方ないと思えるほどに。

「うん、なんとなく。
 直感、て言うのかな。
 身につけられて邪魔にならないっていうのも大きいんだけどね。ほんとにありがと」

笑顔を咲かせ、早速左手にブレスレットをはめる。
嬉しそうに軽く眺めた後、少し残っていたケーキを食べ終えて、ご馳走様と手を合わせた。

四十万 静歌 > 「まぁ、外で食べるのもいいですけど、
 自炊した方が安上がりですよ?」

なんて、ウィンクしてみたり。
まぁ、おいしいのはわかるのだが、
やはり、外食の方が高くついてしまうことも多々あるのである。
それにしても……

「直感、ですか。
 それは大切にした方が良いですね。」

なんて笑って、お片付けを始めるだろう。

「ふふ、これで思い残すことなく来年を迎えれます。
 お泊り会にまで発展するなんて思いませんでしたけど。」

紅葉 椛 > 「うーん、でも買い物する時間とか、依頼終わって疲れてるとかも考えたらつい外にしちゃうんだよね。美味しいし」

金額面だけを見れば自炊なのだが、時間や味を考えるとついつい外食にしてしまう。
何より依頼終わりの空腹時に美味しそうな香りに抗うのは困難だ。

「私もそう思う。
 直感で生死を分けることもあるだろうしね」

と言いつつ、同じく片付けを始める。
キッチンは洗い物が溜まっている事もなく、自炊を滅多にしていないか、食器をこまめに洗っているかのどちらかであるということがわかるだろう。

「私のせいで思い残しがある1年になったら困るし、それはよかった。
 私も人を泊めるだなんて思いもしなかったよ」

四十万 静歌 > 「まぁ、それなら仕方ないですから、
 お金ない時の緊急手段にどうぞ?」

ちなみに割と金欠続きだったので、
特にそういうのには敏感なのである。
仕方なし。

「――」

キッチンの様子をみて、本当に自炊してないんだなんて思いつつ、

「そういえば、私も生死を分けて助かったことありますね。
 感謝しないと。」

等と苦笑しつつ、
てきぱきと洗い物をすませ――

「――それでは、不束者ですがどうかよろしくお願いします」

等と改めてお泊りのお礼を深々とするのであった

紅葉 椛 > 「そうだねー、前みたいに入院する日が続いたら貯金だけで足りなくなるかもしれないし、緊急手段は大切だよね。
 お世話になります、先生」

冗談交じりの先生呼び。
間違いではないのだが、新鮮な呼び方で少し楽しい。

「その直感が天啓かもしれないしね。
 私はなるべく直感を信じるようにしてるかな」

と言いつつ、洗い物が片付けられていくのを見ていた。

「こちらこそ、殺風景な部屋だけど……よろしくね」

不束者って……などと思いつつ、深々とした礼に対し、笑みを返した。

四十万 静歌 > 「先生のいう事は聞くように、
 なんて。ふふ。
 頑張って節約料理を教えます」

と気合一杯になりつつ、
談笑し、

嬉恥ずかしお泊り会が始まるのである――

ご案内:「部屋」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「部屋」から紅葉 椛さんが去りました。