2016/01/07 のログ
ご案内:「ロビー」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 『ここが今日から君が暮らす場所だよ。』

私を案内していた常世財団の職員だという人間がそう言います。
とても広い部屋、今まで泊めてもらってたホテルの部屋よりもずっと広いです。
あのソファーの上が寝る場所には丁度良さそうです。

「はい、この部屋はとても広いですね、私の為にこんな広い場所ありがとうございます。」

そう言うと案内してた人間は頭を抱えてその人間と話していた女の人間は少し笑っています。
言葉の使い方を間違えたのかもしれません。

「な、何か言葉を間違って使ってましたか?」

私は顔を熟したスニミキラの木の実みたいに真っ赤にしながらそう尋ねました。
分からないことがあったら素直に聞いてと、この案内してくれた人間も言ってましたし…。

フィアドラ > 『この部屋はみんなで使う部屋だから君が使う部屋は別だよ。』

女の人間がそう言います。
な、なるほどでもそれは紛らわしい言い方をした案内してくれた人間のせいだと思います。
それなのに案内してくれた人間は澄ました顔でこんなことを言いました。

『こんな風に本当に世間知らずな子ですからよろしくお願いします。』

「私はもうそこまで世間知らずじゃないです!確かに今回は間違えちゃいましたけどテレビも時計も知ってます!」

そうこの世界に来たばかりのころの私とは違います!
テレビの中に人がいないことだってもう知ってるし、時計を見れば今が何時かも分かります。
私が胸を張ってそう言うと、案内してくれた人間は更に頭を抱え女の人間は更に笑っています。

フィアドラ > どうやらまた何か失敗してしまったようです。
髪の毛で隠れた目の上から更に顔を隠します。もういなくなりたいくらい恥ずかしいです…。

『とりあえず部屋に案内するよ。』

ニコニコしながら女の人間がそういいます。
今は少しでも早く一人になりたかったので嬉しいタイミングです。

「はい、お願いします!」

案内してくれていた人間に見送られながら今度こそ私の部屋に向かいます。
部屋に行く途中で何人かの人間とすれ違いました。やっぱりこの島でも尻尾や角が珍しいようでそこに視線が集まるのを感じます。