2016/01/08 のログ
フィアドラ > 女の人間が一つの部屋の前で立ち止まりました。

『ここが君の部屋。下の広い部屋はロビーあそこも自分の部屋みたいに気軽に使ってくれていいからね。それじゃあこれが鍵。』

その説明がさっきの失敗を思い出させます。またしても顔が熱くなってくるのを感じます。
わざと言ってるのかもしれません。いじわるです。

『他の場所の説明なんかは後でするよ。今日は船でここまで来て大変だっただろうし少し休んでからの方がいいでしょ?はいこれが鍵。』

確かに初めての船や慣れない電車での移動はすごくつかれて休みたい気分です。
そんなところまで考えてくれるなんて実はいい人間かもしれません。

「はい、少し休んでからの方が嬉しいです。」

そう伝えると晩御飯の時間になったら呼びに来ると言って女の人間は去っていきました。

ご案内:「ロビー」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「部屋」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 渡されたカギを使って部屋を開けるとそこは殺風景な部屋でした。
あらかじめ置いてあるいくつかの家具の他には先に送ってもらった服が入ったスーツケースと学校に入るなら必要だからと貰った新品の筆記具やノートが入った袋が部屋の真ん中に置かれてるぐらいでした。

「ここが私の部屋…ホテルよりも広い!」

自分の部屋が出来たのは初めての体験です。部屋という言葉も少し前まで知らなったことを考えれば大きな進歩でしょう。
とりあえず部屋の中の扉をかたっぱしから開けていきます。
もちろん中には何もなかったです。
ベットの上に寝転がります。ホテルのベットよりも硬くて小さいですが洞窟で木を敷いて寝てたことを思い出して悪くはありません。
そのまま 少しずつ眠くなって…
結局晩御飯の時間までは寝ていました。

ご案内:「部屋」からフィアドラさんが去りました。