2016/05/27 のログ
■水月エニィ >
「筋肉がついているわね。
鍛えているのかしら。」
つばめの体をそう評して問う。
そう言えば彼女の名前を聞いていないなとも思いつつ――
「進級できる程余裕はあるのに家がなくなるってどんなうっかりしたのよ。もう。
……ふぅん。人見知りするのかしら。それだけだと何とも言えないわね。仲がいいのは分かるけれど。羨ましいわ。」
仲良くなってと先に置く時点で愚痴すら惚気のようなものである
おまけに帰りを待っていると敢えて言及する程だ。顔を見なくたって好の感情がある事は分かる。
故に、迷わずに仲がいいと返した。
「何度か会っている知己ね。軽くは兎も角、話し込んだのは今回あわせて3回ぐらいかしら。
ああ、1回は手合わせだったわね――強かったわ。」
■松渓つばめ > 「ん?鍛えてるっていえば鍛えてるかな?」
よ、っと言う感じに浴槽のフチに座り直すと、両の足先を掴んで長座体前屈。「ホラ、ねっ」何の抵抗もなくべたんと折り曲がってしまった。その状態で会話の流れから名乗り遅れを取り戻す。「あたしはねー、松渓、つばめ、って、の」ぐっぐっ。ふう。
日課はあと4種類あるが、風呂場の人前では下品なので控えておく。
「へぇ、そっちも結構仲が良くて。――強いんだ?」
少しだけ、目を細めて笑い見つめてきた。
『強い』は『強いを知る者』に向けられた言葉。
「いやいや、まさかこの場であたしともやらない?とは言わないわ。滑って頭でもぶつけたら一生もんだし」
浴槽に戻るとバタ足の練習をするような姿勢。
■水月エニィ > 「随分と柔らかいわね。
――勝負事にロクに勝てない程には弱いわよ。」
見つめる瞳には険しいものを返す。
少しだけ、部屋の空気が
「って言うか追い出されるわね十中八九。
まあ、相手にぐらいはなれるわよ。……松渓つばめ、ね。覚えたわ。」
■松渓つばめ > 「追い出されるのは困るなぁ~」その空気を感じていないワケは無い、のに、苦笑一つで弛緩してみせた。
「うん、まあ学園で武道系かなんかやるときはお手柔らかにね」
いたずらに舌を出して。
「うん、温まった」
つばめ自身の基礎体温が高すぎて風呂に入っても温度変化が少なく、所要時間も短いのだ。
「さっきも言ったけどさ、あたしは少しロビーにいようと思うけど、どーする?」この後の事を聞くのは、もう「友人」にカテゴライズしてしまったからだろう。
■水月エニィ > 「早いわね。ん……」
思案する。どうしたものか。
……少し考え、口を開く。
「悪いわね。もうちょっと浸かっていくことにするわ。
後で顔位は出すかもしれないけれど。」
もう少し浸かっていくと判断すれば、そう告げる。
場合によっては、後で顔を合わすだろう。
■松渓つばめ > 「あいよ、それじゃね!」
一言だけで返し、浴槽から上がる。髪をおろして全身をタオルでパシパシ叩きながら去っていった。
その後ロビーを通りかかると、一人用ソファの上で無糖の炭酸水に口をつけながら雑誌に目を通す少女が見つかるはず。
ご案内:「大浴場」から松渓つばめさんが去りました。
■水月エニィ >
「――はふぅ。」
一気に脱力し、改めて力を抜く。
(快活な子ね。大分場慣れしているようにも見えたけど。松渓つばめ、ね。)
彼女の立ち居振る舞いを思い出し、推察の上で感想を抱く。
そうして意識に留めた後――
――人がいないことを良い事に思いっきりだらしない姿勢にして、湯船で寛ぎ始めた。
ご案内:「大浴場」から水月エニィさんが去りました。