2016/05/29 のログ
■陽実 凛 > 同じ拍子が帰ってきました。
これはもう一度やってみて、コントの流れ、じゃないですね、声が返ってきました。
「無用心ですよ?」
一言そう突っ込んで扉を開けます。
大体無表情のままですが、扉を開けたらすぐに一回頭を下げて。
「この間ぶりです。この間の猫さんの事とか、色々お話を聞きにきました。」
そういって入室し、扉を閉めて。
見える範囲に黒猫さんか人化した人がいるかなーと見回して見ました。
■水月エニィ >
ああ、リズムの天国は訪れず。
閑話休題。
「三時間前ぐらいは出掛けるつもりだったのよ。」
怠惰な言い訳を返しつつ、"こんばんわ"と、声を返す。
「そう。猫さんなら隣の部屋を与えられているわ。
借りてきた猫みたいに居心地が悪そうだったから、色々理由を付けて部屋を寄越して貰ったの。
……あと、護衛のアンドロイド型メイドさんが付いている筈ね。
彼女の名前でモニターに申し込んだら当たったから、それも理由の一つね。」
しれっと突拍子の無い顛末を語り飛ばす。だが、事実だ。
彼女については、今のところはいない――と、エニィは認識した。
猫――カレリアはたまに顔を出す事もなくもない。
気付くと居たりいなかったり。魚の料理を作っているといつの間にか居たり。
■陽実 凛 > 「何かやってるうちに出かける理由を忘れてしまったのです?」
多分そんな現象があったのでしょうと流しておきました。
「お隣のお部屋。
その例えはもう文字通りのようですね。
ってえっ。えっ?アンドロイドメイドって。
ダイジョーブなのですか。変な文字の羅列を口にしていたりしていませんですか。
いあいあとか言い出したりしていませんか?」
顛末を聞いて、うんうん、と頷いていた所。
最後のメイドアンドロイドに食いついた。
いい意味では無く、アンドロイドを怪しんでいる雰囲気。
■水月エニィ > 「本を読んだら面倒臭くなって……
読むと止まらないのよね。これがまた興味を引く本だったの。」
持ち続けていた本をデスクに置く。
【知性体の優劣における勇者と魔王の抽出 マーテリオン著】
――そう記された、新しそうで分厚いハードカバーの書物だ。
店主いわく、量産されてないレア本だとか、何とか。
「でもそうとしか言い様がないもの。
ああ……ちらっと見たけど、ガトリング銃を装備していた気がするわ。
何言っているんだと思うかもしれないけれど、そうとしか言えないわ。」
■陽実 凛 > 「本は大事な事が書いてある物もありますですからねー。
………………。
そう言う世界の出身なんですか?」
ただ、タイトルを見て、ぽかーんって顔をしてしまった。
気を取り直してお伺いしてみまして。
「ガトリング装備のアンドロイドのモニター。
ちょっと、OHANASIをカレリアさんの所に聞きに行っても大丈夫でしょうかー?」
何か、妙な予感がして、そわそわとしだしました。銃装備したアンドロイドのモニターって、そんなのが抽選で当たる環境だったでしょうか?
(もしかして、―――の仕業?)
■水月エニィ >
「……そうだと思いたくない、と主張するわ。
ちょっと思う所があったから取ってみたけれど……取りあえず、暇な時にでも読み進めるわ。
細かい計算式とかは読み飛ばすけれど。」
妙な言い回しで否定してみせて、軽く本の話題に触れて流す。
逸れた話題を整えて――
「私は構わないわよ。
ただ、今は居るかしらね。あの子は本当に子猫みたいだから。
………って、落ち着いていないけれど、どうかしたの?」
気もそぞろな凛を見つめる。
何か引っかかる所があるのだろうか、もとい、結構分かりやすい。
何故、までは分からないものの、何かしらの警戒が見て伺える。
■陽実 凛 > 「思いたくない、まぁ、触れませんです。
そのタイトルで計算式がある理由があまり見えないのが気になりますですが。」
逸らして敢えて触れない宣言と気になる宣言を飛ばしつつ。
「んー、居なくても部屋番を抑えておけば訪ねにはいけますですから。
そのー、えっと。」
しばらく考えて、でもガトリングメイドのモニターって普通はない筈と思い悩み1分。
「これから話す事は秘密にできますか?
できないと命等の危険がある可能性が否定できません。」
聞くなら口止めします、と真面目な顔をして。
さらに念押ししました。
■水月エニィ >
「大丈夫よ。問題ない。ちゃんと秘密にはするわよ。と――」
少し立ち上がってリモコンを手に取り、TVのスイッチを居れる。
バラエティ番組――それも無人島開拓モノの番組が流れる。
「一応、聞き耳ぐらいは誤魔化しておきましょ。
私に価値を見出して張るような人なんていないと思うから、
それ以上の盗聴や傍受はないでしょうけど。」
TVは少々騒がしい。聞き耳を立てても会話がかき消される程度には。
……なお、エニィは基本的にTVを見ないし、音の出るものはイヤホンないしヘッドホンを着用する。
故に、エニィの部屋での生活を知っていれば訝しくも思える。
とは言え、それを知っていそうなのはカレリア程度、だろうか。
それ以外の人間を上げた記憶は、今のところない。
「で、何かしら。」
■陽実 凛 > 「……よほどがない限りは文章も危ないと思って下さい。」
TVの音量が変わって、これなら、と覚悟を決める。
それでも周囲の気配を探り始めて、革手袋ごしに周囲の空間を掴むような動きをしてみる。
「そうですね、気配はなさそうです。」
そして、意を決して。
「ミ=ゴと言う種族を知っていますか?」
小声で、その名を口にした。
■水月エニィ >
ミ=ゴ。
記憶を辿る。
水月エニィの歴史――知られざる戦史を追憶する。
「……知らない、と言う体でお願いしようかしら。」
それに隣接する、あるいは同一されるような神話には覚えがある。
故に名前ぐらいは知っている。その程度だ。
■陽実 凛 > 「わかりました。
簡単に言うと見ると発狂するような容姿をした、科学力と医学の発達した種族です。
手術や人体実験等を行う事があまり知られずに行われています。」
恐らく想起された神話と同一に近い存在であるでしょう。
「昔、その種族の方との縁がありまして。
モニターで銃付きアンドロイド、もし所有者のデータを取っているのなら『彼』かな、と心当たりがありまして。」
行方不明中の期間の事だけに、学園側にも話していないが、やり口に心当たりのある物が来ているなら、別である。
と言っても流石におおっぴらに言える事態ではない。
かなり声を抑えたまま、周囲をたまに警戒しながら話していました。
■水月エニィ >
(……これは違うわよね。)
【知性体の優劣における勇者と魔王の抽出 マーテリオン著】へと視線を遣る。
『"感情を持つ知性体がプラス、マイナス方向へ意識が振れる時に発揮する力について。
一部の、勇者や魔王などと呼ばれる存在はその力を特に顕著に発揮いたしますが
他の大多数のものが同じレベルの力を発揮することはできないのか?"』
そのような前書きから始まる書物であり、
それらを動力として見做した場合のエネルギー化とそれを運用する 地獄炉 の提唱。
そんなようなものであった故に、脳裏に引っかかったが――
(流石に違うわね。ミ=ゴとかは全然名乗っていなかったし。
もっと妙なものに思えたわ。)
「難しい所ね。それならば何故メイドさんなのか、って気がするわ。
……人間の外にあるようなものが、そんな目立つ行動をとるのかしら。」
■水月エニィ >
「それに、同じようなことをするのは"きっといっぱいいるわよ"。
だから、やっぱりなんとも言えないわね。人間だってやりかねない――」
……そう締めくくって、疑問の意を呈した。
■陽実 凛 > 視線が移動した先を、追う。
何故、さっきの本へと視線を向けたのか、その意味までは解りませんでしたけれど。
「その点は確かに。目立つ事は嫌うとは思っていましたです。
ただ、『彼の目的』を考えると目立つ事以外はやりそうな事なんですよ。」
その点は多いにある。
行方不明者を出したとは言え、自分の時は行方不明者が目立ってもその科学力を調べられるような事はしなかった。
「そうすると私の勘違いでしょうか。」
難しい表情で悩んで、多分別、と可能性を否定しておくに至った。
ご案内:「部屋」にカレリアさんが現れました。
■カレリア > ピンポン
チャイムが来訪を知らせる音を鳴らす。
■水月エニィ >
「この本からだって似た様なものが見て取れるわ。
……一応、動機を聞いても良いかしら。
『彼の目的』。定規は多い方が良いもの。案外、目立つものを隠れ蓑にしてくるかもしれないわよ。
備えは徹底的しておくに越したことはないわ――『戦わずに済む』まで持ち込める事だってあ――」
響くチャイムの音。
促す合間にそれが挟まれば、言葉を止めて。
「はい、今開けるわ。」
全く以って不用心に、扉の真正面を陣取る形で開いた。
■カレリア > 「邪魔するわ、何やら……客が来ているようね」
招かれれば正式に扉から入るでしょうか
腰まで伸びた白い髪、黒のローブ。
そして方には真っ白い猫を連れた少女が、緊張感のあるひそひそ話中の部屋に
■陽実 凛 > 「まぁ、そこまでは話しておきましょう。」
誰かが尋ねてきた、とは言え、扉が開いて見えたのはあの猫。
可能性を否定したとは言え、0%ではないから聞いていてもありか、と踏んだ。
「手出しはしませんのでこちらへ。」
と手招きし。
「『外宇宙の神や旧き神、それらの眷属に立ち向かえる人間を作り出すこと』……私もその目的で実験に付き合わされた生存例です。」
大変容のどさくさに。
一度口にしてしまえば、重荷を吐き出したかのように、突っ伏しました。
■水月エニィ >
「お客さんは猫ハンターさんよ。
貴方の事が心配だったみたい……ああそうね。今夜は煮魚にするから、
外食の予定が無ければ持っていくか食べていきなさい。」
冷凍庫の魚を処理してしまおう。
カレリアの顔をみてそう思いつけば、一つ告げた。
「……そう。辛かったでしょうに。
私に言われても神経を逆なでるだけかもしれないけれど、生きていてよかった と 思うわ。
まぁ、多分メイドさんは関係ないと思うわよ。
……"それならばアンドロイドを選ぶ理由はない"。勝手な判断だけれどね。
協力に一枚噛んでいても、そこを当たるより他を当たった方が良いでしょうね。どれだけ敵を作るつもりよ。
………って言うかこの本もそれを目的としていないけれど、そういう人間の解析だったわね。
みんな似た様な事を考えているって良く思うわ、本当。与太話の本かもしれないけれど。」
■カレリア > 「案の定ね、またやりあうというのであればこんどこそ手加減する気はなかったけど。」
部屋の一角に置きっぱなしの椅子に座る、前々から自分の場所だって感じだ。
「魚は猫も連れてきたから味付け無しのもお願いするわ」
白猫は部屋に来るなりクッションの上で丸くなっている
「で、そこのハンターのお姉さん。貴女がいってることがいまいち意味がよくわからないんだけど。
いきなり実験だ研究だ……それに付き合わされた?外宇宙の神? 頭でも狂ったのかしら?」
馬鹿馬鹿しいといった風に切り捨てる
■陽実 凛 > 「……生きのびられて良かった、とは思っています。
検体の選別にしてもアンドロイドと言う事は余り無さそうと考えてもいいんでしょうか。
どうにも読みきれません。」
敵を作るよりは、と言っても。
首を少しかしげるばかり。
「んー。生まれは人間、でも大変容から私の身体は年を取っていません。
それだけでも外宇宙はまだしも実験や研究には、信憑性はあると思います。」
と言っても押し問答か平行線になりそうな予感もしました。
「猫さんの確認と不安材料の考察にも付き合っていただけたのでこれ以上は、怪しい話になりそうですし、日を改めます。まぁ信じていないならそれでいいですけど秘密でお願いします。
あ、名前だけ聞いていいですか?」
立ち上がって、出る前に、猫さんの方をじっと見て。
■水月エニィ > 「了承。それなら水炊き気味にするわ。
味が欲しかったら大根おろしやポン酢、しょうがで行きましょう。」
ポン酢と薬味でいただきます。
素味はつけないので、猫でも安心。
「辿り着けるとしても遠回り、とは思うわね。
"私が復讐をするとしたら"、そのアプローチは取らない。
貴方の状況は信じているけれど、それとイコールになるかは別ね。
……ええ、何時でもいらっしゃい。
私も気になる事はあるから、伺うかもしれないわ。」
そうとだけ言っておいて、座り直した状態で立ち上がる彼女を見送る構え。
あと、名前、聞いているけれど、みたいな視線をカレリアに向けている。
■カレリア > 「カレリア、それ以外の名はないわ。」
一応聞かれたので教えてはあげる
「そもそもここに来て聞いた話がそれだけで何を理解しろというのよ。
まぁいいわ、貸し1ってことで秘密にしておいてあげる。
そのうち取引材料にも使えそうだしね」
やれやれといった感じで、どうせ後はまたご飯ができるまで待つだけなのだ、
椅子に深く沈み込んで寝てしまおう、と。
■陽実 凛 > 「遠回り、と復讐……。
ええ、まぁ、オーバーテクノロジーっぽいメイドモニターのお話からそれが出来そうで目的にもあってたから、って先走っちゃいましたです。」
空笑いして、すまなさそうな頭の下げ方と無表情。
落ち着いたようです。
「カレリアさん、よろしくお願いします。
話はまぁ、その、途中からだったので。
お手柔らかに。」
と、もう一回頭を下げて。
それでは、と外へと歩いて行きます。
頭を冷やしながら自分のお部屋へ、と。
「薮蛇じゃないといいですけどー」
そんな独り言が廊下で呟かれた意味が解る人は、多分居ない。
ご案内:「部屋」から陽実 凛さんが去りました。
■水月エニィ > 「……行ったみたい。って……」
これが私の寝るモードです、と言わんばかりのカレリアの姿。
ふう、とため息をついて。目を積むっている顔を少しばかり眺めた。
(出来るまでは寝かせておきましょ。)
視線を外して踵を返し、料理の下ごしらえを始める。
(処理済みで冷凍しているけれど……間に合うかしら、自然解凍。
………平和じゃないみたいだけど、こんな生活が出来る私は平和ね。)
調理の合間に暢気な事を考えている自己に気付けば、
誰に見せるでもない、困った顔を浮かべてみせた――
ご案内:「部屋」から水月エニィさんが去りました。
ご案内:「部屋」からカレリアさんが去りました。