2016/06/29 のログ
ご案内:「大浴場」に雪城氷架さんが現れました。
雪城氷架 > 「あ゛ーっ!もう!最悪だ!!」

そんなことを口にしながらパターンッと戸を開けて、
長い長いツインテールを解いた、タオル一枚の氷架が大浴場に現れた

まぁこの時間帯に誰もいないことは知っていたし、
特に誰かが音と声に驚いた様子はない

雪城氷架 > 何やら憤っている、が
とりあえず冷えるのも困るのでちゃちゃっと髪と体を洗い流してしまって、
ざぷーん、湯飛沫をあげながら浴槽にダイブする

しばらくゆらゆらと潜っていたが、やがてざぷっと頭が出てきて

「くそぉ…誰だ、私のぱんつなんか盗みやがって……」

雪城氷架 > 白いレースの、ちょっとお高い、お気に入りのヤツだったのに

洗濯して乾すにしてもしっかりと留め具をつけておいたのに、先日突然ベランダに干してあったそれが消失した

通報するべきなのだろうが
下着を盗まれるというのはなんとも気恥ずかしい、報告しづらい
もし言ったら、どんなぱんつ?と聞かれそうな気がする
それはそれですごく嫌だ

「高かったのにー……」

ぶくぶくぶく、顔が半分くらい沈む

雪城氷架 > 外に乾すのは変質者がどうのこうの
そう言う注意喚起こそはあったものの、まさか二階で被害に遭うとは思っていなかった
何よりこの季節、晴れの日くらいは外に干したいものだ

「う゛ー…でも盗まれるよりはいいか…ていうか、ぱんつとか盗んでどうするんだよー…意味わかんな…」

どうするんだろう、ぱんつなんか盗んで
ちょっと考えてみるとあまりよくない光景が頭に浮かぶ

「……や、やっぱ今後は室内で乾かそ…うん、きっとそれがいいな…」

ご案内:「大浴場」に音原 結奈さんが現れました。
雪城氷架 > 「はぁー…」

かぽーん…という音は特に聞こえてこないけど、そんなゆったりとした雰囲気
雪城氷架は湯浴みが大好きである
のぼせる直前まで入っていることもしばしばだ

こう、何も考えずにのんびりゆっくり時間を無駄に過ごすのも、案外悪くないもので

音原 結奈 >  
「しっつれーいしまーす!」

お風呂に声をすごい反響させながら、がららー!と乱入してきた。
タオル一枚で体を覆った、長い黒髪のお姉さんだ。

「……ハッ!
 先客ちゃんだ!」

目が輝いた。
ててててーと湯船の縁に近寄ってくる。

「こんにちわ!」

うるさい。
さらに手の洗面器の中には、アヒルのおもちゃが入っている。

雪城氷架 > 「うわあ!!!」

ばしゃっと湯の跳ねる音
勢いよく開いた引き戸と、大音響に飛び上がる

「び、びっくりした……こ、こんにちわ……」

ちょっと喰われ気味にとりあえず挨拶を返す

音原 結奈 >  
「んっ!」

じーっと顔を見つめる。
目を三回ぱちぱちぱちする。

「あ、もしかしてくくるせんせーの生徒さん?」

にぱっと笑顔を浮かべた。
おむねがゆれます。

雪城氷架 > 「? ??」

じっと顔を見つめられれば固まる
微妙な人見知りな性格が久々に発動してしまったようで

「うぇ、あ、えっと…生徒じゃ、ないけど…」

飼い主です、とはなんとなく口にするのが憚られる
少しずつ湯船の後ろへと下がりながら

「(…くっ、身長はそれほどでもないと思ったけどさすが大人の女…!)」

戦力が違う

音原 結奈 >  
「あれ、そーなの?
 同じような匂いがするのになー……」

かくんと首をかしげて呟く。
勘が鈍ったかな?

「あ、ちょっと待ってね!
 私もささーっと体流してくるから!
 アヒルちゃん貸してあげる!」

ぱしゃん、と黄色いアヒルちゃんを目の前に浮かべ、シャワーの元へ行った。
髪をざざっと流して、体を軽く洗ったらすぐに来るだろう。

雪城氷架 > 「匂い…?」

たしかにしょっちゅう一緒にはいるけど
括流って臭ったっけ…?と首を傾げた
こんど嗅いでみよう

「え?あ、……お、おう……アヒル……」

手元にはアヒルちゃん
ちょっとお湯に沈めてみたら、プカッと浮き上がってゆらゆら

…楽しくないことはない

音原 結奈 >  
「おまたせー!」

長い髪を頭の上でまとめ、体を覆うタオルでぎゅっとまとめた。
そしてゆっくりお風呂に浸かる。

氷架の隣で、湯船に浮かぶ二つのメロン。

「えへへー、いいでしょーアヒルちゃん!
 私が子供の頃から使ってるんだよ!」

むふー、と胸を張って見せた。

「それで、何か悩み事?」

お姉さんオーラを出しながら、興味津々に聞いてみた。

雪城氷架 > 「あ、うん…子供の頃からってすごいな、それ…」

すいーっと湯船を泳がせてアヒルちゃんを返そうと
子供の頃からずっと使ってるものって何かあったかな、なんてちょっと考えたりもして

「え?!べ、別に悩みってことはないんだけど…」

顔に出てたかな、と思いつつも…
同じ寮に住んでるんだし…と

「えっと…騒ぎになるのヤダしあんまり漏らさないでほしんだけど…下着泥棒にあっちゃってさ…」

はぁーっと、思い出して悲しみのため息である

音原 結奈 >  
「えへへー。
 今度一緒にお風呂入るときは、カエルさんの水鉄砲とかも持ってくるね!」

要するにまだ子供なのだ。
アヒルちゃんを回収して、ぷかぷか移動させて遊んでいる。
とても干支一回り年上には見えないだろう。

「ふんふん、下着どろ……
 ええー……今どきに、しかもこの島でそんなこと起こるのー……?」

かなりイヤそうな顔になった。
想像するだけでイヤ。ていうか気持ち悪い。

「警察とかにも届けにくいもんねー、そういうの。
 風紀委員さんとか、知り合いに居たらやっぱり言いにくいし。
 大変だよねー……」

うんうんと頷く。
手の中のアヒルもうんうんと頷かせた。

雪城氷架 > 「お気に入りのがなくなっちゃって、ブルーなんだよ」

しかし…なんだかこう、変わってるというか…いや、それよりも

「(なんか年下と話してる気分になってくるなぁ…)」

さっきは確かなお姉さんオーラを感じたんだけど

「ところで…この寮の人?だよな?」

首を傾げる

括流のことを知っていたけど、先生?としては見覚えがない
何より先生なら職員寮があるわけだし…

音原 結奈 >  
「私もお気に入りの服とか持ってかれるとやだなー……
 しばらく部屋干しにしちゃおうかなぁ」

むーんとうなり、早速の対応を考える。
めんどくさいなーとかお日様で乾かしたいなーとか思ってる。

「んー? うん、そうだよ!
 学園の食堂のお姉さんやってるの!」

ぺかーっと輝く笑顔で胸を張ってみせた。
もしかすると、食堂のご飯が美味しくなってきたという噂くらいは流れている、かもしれない。

雪城氷架 > 「あっ」

なるほどそうか、食堂の職員
そういえば最近はお弁当を持っていくので、食堂で食べることがなかったと思いだした

「食堂のお姉さんだったのかぁ…。
 そういえば最近生姜焼き定食食べにいってないな…今度行こう…」

そんなことを考えているとお腹が減ってきた気がした、程々にしないと

にしてもこう、胸を張られるたびにその…敗北感を感じる
勝ち負けの話じゃないし相手にその気がないのもわかっているけど、ぐぬぬ

音原 結奈 >  
「そーだよ!
 食堂の結奈ちゃん特製ハンバーグを是非食べに来て……
 あ、お風呂出たら、寮の食堂で作ってあげようか?」

お腹が空いた子に対する暴力である。
だが、空腹のときこそ食べ物がおいしいことも、結奈ちゃんは知っている。

「あ、自己紹介まだだった!
 私、音原 結奈っていうの!
 よろしくね!」

握手を求める右手。
左手にはアヒルちゃん。

雪城氷架 > 「ほんとか!」

食べ物につられてぱぁっと顔が明るく
すぐ自分でそれに気づいて、こほんと咳払い
ちょろい女の子と思われてしまうところだ

「こほん、えっと…あ。私は…雪城氷架。
 さっき言ってた、括流とは家族みたいなものだよ」

答えつつ、差し出された右手をとって握手する
ちゃぷちゃぷ

音原 結奈 >  
「もちろん!」

ぺかーっと再び花の咲いたような笑顔。
一瞬だけだが、素敵空間になったことだろう。

「ん、ひょーかちゃんだね!
 そっか、くくるせんせーの……姉妹?
 親子ってことはないよね……?」

『みたいなもの』の部分をすっ飛ばして考えてる。
頭の上に?マークをたくさん浮かべながら、しっかり握手。
ちゃぷちゃぷ。

「それじゃ、そろそろ出てごはんにしよっか!
 私のハンバーグはほっぺたが落ちるくらいおいしいから、気を付けてね!」

ざばぁーと立ち上がり、ぐっとガッツポーズ。
ちゃんと立つと、氷架とやっぱりあまり変わらない身長なのがよくわかる。

雪城氷架 > 「親子じゃないよ、姉妹でもない。
 でも私が子供の頃からずっと一緒に育ったんだ」

そう言って、手をとったまま笑う

「…あ、そっか、もう随分浸かってるな…あがるか…」

しかもなんかものすごく美味しいハンバーグを期待させられる!
無意識に口元が緩む、やはり女の子は食欲には勝てないのだ

ざぷっと立ち上がれば頭に乗っけていたタオルをすすっと巻く
……身長こそあまりかわらないけど、いやそれについては考えるのをやめた
相手は大人だ、それよりハンバーグ!

音原 結奈 >  
「へー、子供のころから……
 本当の家族みたいなんだね!」

いいなーみたいな顔で満面の笑み。

「よーし、じゃあ髪を乾かして着替えたら、すぐに食堂に集合ね!
 悪いことは美味しいもの食べて忘れるに限るよ!」

いざゆかんー、と出口を指さして、ざぶざぶ外に出た。
お風呂を出たら、氷架ちゃん人生で一番おいしいハンバーグが食べられることでしょう。

雪城氷架 > 嫌なことは美味しいもの食べて忘れる
確かにそれもいいかもしれない
ちょっと人に離しただけでも少し気分が晴れたし

「おー、食堂な!

人懐っこい相手のおかげか人見知りもどこへやら、
うきうきした子供らしい笑顔で、浴場から出て行くのでした

ご案内:「大浴場」から音原 結奈さんが去りました。
ご案内:「大浴場」から雪城氷架さんが去りました。