2015/06/14 のログ
ご案内:「職員寮@ロビー」にコゼットさんが現れました。
■コゼット > 「う゛ーん……。」
(ロビーのソファに力無くぐったりと横になっている者が一人。
じんわりと来る頭痛……もとい、二日酔いに悩まされていた。
薬は飲んだ。外の風に当たれば多少はマシかと思ったが、そんなに都合よく治まるものではないらしく。
どの位の量を飲んだのか記憶が曖昧なのだ。
誰が来たかも、何を食べたかも覚えている。
しかし、後の方になる程記憶に靄が掛かっているかのように思い出せない。
朝目が覚めた時、目の前に蓋盛先生が居た事には思わず叫びそうになった位に驚いた。
……考えると頭痛が余計に酷くなりそうだった。
今日が休みで本当に助かったと思う。こんな状態で授業は拷問か何かだ。自業自得であるけれど。)
■コゼット > (痛みに対しては無心に。何も考えず治まるのを待つ。
そうしていると多少は楽になったような気もする。
もし治癒魔術を心得ていたらこの頭痛を自力で治すのに。
二日酔いに聞くかは判らないし、聞いた事もないが。
このどうしようもない頭痛に只我慢するしかなかった。
今更後悔しても遅い。今は、このソファの柔らかさだけが唯一の心の癒し。)
ご案内:「職員寮@ロビー」に照夜さんが現れました。
■照夜 > 片手に荷物を持ちつつロビーに入ってくる。
大荷物、というほどではないが両手がバッグでふさがれるほどには荷物を持っている。
少し重たかったのか、持っていた荷物を降ろし、ふぅ、と息をつく。
「……おや」
休憩しつつ周りを見渡せば、一人の少女……ではなく、先生。
ぐったりとしながら倒れている様子をみつつ、後ろからゆっくり近づいてみる。
■コゼット > (荷物などの物音から人の気配を感じるが、当人はそれ所ではない。
振り向く余裕は無く、ただ只管に目の前の…ではなく、頭の中の魔物の戦っているのである。)
「……ん゛ー……。」
(時折、何か唸り声さえも聞こえる。
傍から見れば居眠りをしているようにも見えるが…。)
■照夜 > そっと後ろに立ち、思案する。
居眠りかとも思ったが、意識はあるようで、純粋に辛そうにしているだけにみえる。
驚かしてみようかともおもったが、あまりしないほうが良いみたいだ。
うん、と頷く。
「どうも、コゼット先生。
お疲れですか?」
にゅっと横から顔をだしてみる。
■コゼット > 「ん……。…ああ、照夜先生。」
(ゆっくりと目を開き、そちらを見る。
いつものようなしっかりとした雰囲気は感じられない。
のだが。)
「…!!…っつ…うう…。」
(遅れて恥ずかしさがこみ上げてきたのか急に体を起こし。
しかし頭痛が良くなっている訳ではなく、直後に頭を手で抑える)
■照夜 > 「おや、大丈夫ですか。
先ほどからダルそうにしていましたが……。
風邪でもひかれましたか?」
頭を抑えるコゼットに、心配そうな顔を向ける。
失礼な話だが、コゼットの姿は照夜からみても子供とそう変わらず。
お酒を飲んで二日酔いとは想像ができなかった。
■コゼット > 「あ、いや……。実は昨晩にちょっとお酒を飲みまして…。」
(そのまさかだった。)
「二日酔いというのは話には聞いていましたが、こんなに辛いものだとは…。
気分転換に風に当たっていた所です。
…先生は、今お帰りですか?」
(ぼんやりと眺めていると、沢山の荷物が目に入る。)
■照夜 > 「……はぁ、お酒、ですか」
まさかだった。
この人、何歳だっけという考えが沸いてくるが、まぁ気にしても仕方ないだろうという考えがそれを打ち消す。
「コゼット先生のいうとおり、今帰りです。
少し実家に帰ってまして。
明日は常世神社の月次祭でしょう?
一応参加する予定なのでそのための道具を取りに帰ったのですが……。
えっと、そんなに辛いなら少し治しましょうか?」
普段はハムスターのような人が、今日は何にたとえればいいかわからないぐらいにだるそうにしている。
ついでに聞きたいこともあるのだが、このままではまともな受け答えができそうにないので一応提案する。
■コゼット > 「まぁ、ちょっと付き合いで。…って、勿論成人してますよ?」
(何か呆れられたような気がしたので、弁明しておく。)
「月次祭…ですか?いえ、初耳ですね…。
大きな催しなのですか?そちらの方はさっぱりだったので…。」
(いつもは学園の事ばかりだったので、街のイベントに関してはさっぱりだった。神社にもまだ足を運んだ事が無かったのもあるが。)
「んん…薬は一応飲んだのですけど、これ…なんとかなりますか?出来るならお願いしたいです。」
■照夜 > 「っと、失礼しました。
コゼット先生は若く見えますのでてっきり……」
どうやら態度に出ていてしまったようなので誤りつつ。
「月次祭をしりませんか。
常世神社のほうで毎月行う…そうですね、儀式だとおもってくだされば。
まぁ参加義務はないですし、そういうものがあるんだなぁ程度におもっていればいいとおもいますよ」
興味がない人にはほんとにどうでもいい催しだ。
照夜は神職ゆえに一応出て置こうとは思っているが。
「完璧には治せませんが、それでもよろしければ。
では失礼しますね」
そういって頭に手を乗せ、撫ではじめる。
ただそれだけなのだが、不思議と頭痛は和らぐはずだ。
■コゼット > 「儀式…ですか。
毎月ともなると大変そうですね…。」
(この島にはまだ来たばかりで、知らない行事も多い。
それがどんな意味合いを持つかは後で調べる事にしよう。──今は、それよりも)
「ええ、お願いします。」
(大人しく、なすがままに。
何の力が働いているのかは判らないが、頭痛が少し引き、いくらかマシになってきた。
これは照夜の力なのだろうか。)
■照夜 > これが照夜の能力というのは、間違いではないが正解でもない。
どちらかというと種族の特性――現人神という存在が行える治療法だろうか。
信じるものは救われる、藁にもすがる。
なにかピンチのとき。そんなときに頼られると何かしらの奇跡を起こす。
それが現人神の力だった。
とはいえ、それほど強い力を起こせるわけでもないのだが。
「コゼット先生、どうです?
大丈夫そうですか?」
■コゼット > 「うーん……そうですね…。さっきよりは良くなったような…そんな気がします。」
(先程までは兎に角体を動かしたくない程の頭痛とだるさ。
しかし今は完治…という程ではないが、確かに楽になった。
特に魔力の類を感じる事も出来なかった。魔術師が言うのもなんだが、不思議な力だ。)
「んん…薬が効いてきたのかな…。でも、撫でられている時に急にすっと痛みが引いたような…ううん。
…うん、でも良くはなりました。ありがとうございます。」
■照夜 > 「ははは、一応私の力も使ったんですが。
どちらにせよ、頭痛が和らいでよかったです。
で、ちょっと聞きたいことがあるんですが、いまお時間大丈夫ですか?」
すっと離れ、距離をとる。
ある程度治ったなら近くにいる必要もないだろうと考え。
■コゼット > 「勿論、照夜先生にも感謝していますよ。
…聞きたい事ですか?なんでしょう、魔術に関してですか?」
(少し前なら後にして欲しいと思ったかもしれないが、今ならいくらか痛みも引いた。話をする事も出来る。
勿論それを拒否する理由はなく、助けて貰ったとなれば尚更話を聞かない訳にはいかない。
周りにはいくつも空席がある、空いている席に座るのも、その場で話し始めるのも自由だ。)
■照夜 > 「魔術に関しても是非教えてほしいところなのですが、今日は【魔術師食い】についてです。
アレに関する情報がほしくて……」
空いている席、コゼットから近くも無く、遠くもない場所に座って話し始める。
手に持っている鉄扇は置いて、そのまま話し続ける。
「コゼット先生が注意を促してからこちらでも独自に調査を始めてみたのですがまったく見つけられなくてですね。
なにか手がかりとかあれば情報をほしいのです」
■コゼット > 「…ああ。」
(緩んでいた空気が引き締まるようだった。
実際魔術師喰いに関してはあれから聞きに来る生徒も後を経たない。
今の所深刻な被害は出ていないものの、現在までに目撃情報も出ている。近いうちになんらかの対処が必要になるだろう。)
「大体の特徴は記載した情報の通りです。
ただ、出現の経緯については未だ良く判っていません。今の所は転移によってこちらに来たというのが妥当でしょう。
探すのであれば…そうですね、やっぱり"魔力を出しておく事"でしょうかね。彼らにとってはそれがエサになるのですから。
…ただ、群れで居たという報告もあります。それらが一斉に向かってくるとなるとかなりの危険を伴います。
故に、あまりオススメはしません。」
■照夜 > 「やはり、魔力ですか……」
苦虫をつぶしたかのような顔をする。
照夜もその概念と存在を理解してはいる。
が、それを扱う方法は知らない。
照夜の使う神術は、魔力を用いた魔術とは違い、葛綺一族固有の異能に近い。
故に、それを餌にするというのは難しく。
(……さすがにコゼット先生に『囮になってもらえませんか』などと頼むことは出来ないしなぁ)
餌というなら、目の前にうってつけの存在がいる。
が、それを頼むわけにもいかない。
もし怪我でもさせれば責任は重大だ。
「……コゼット先生は、それに対する処置というか、対策はあるのですか?」
■コゼット > 「対策ですか?
兎に角接近されない事ですね。魔術師にとってはそれで魔力を奪われたりしたらそこで終わりです。
魔力の無い魔術師はそこらの人となんら変わりありません。それが異能者ならまだしも、成す術も無くやられてしまうでしょう。
見回りにしても、基本的には魔力を溢れさせないように気をつけています。
先程も言いましたが、集団でかかってこられるとそれだけ危険度が増します。
これは別に、この生物に限った事ではないですけれど。」
(聞かれればそれについて淡々と応える。先程の具合が悪くぐったりしていた様子はどこへやら。)
■照夜 > 「ああ、やっぱり魔術師は接近戦が苦手なんですね。
うちの知り合いも接近戦は苦手らしいですが……」
ふぅむ、とあごに手を当てる。
今考えられる手は三つ。
一つはコゼット先生に囮を頼む。
二つ目はほかの教員、もしくは生徒に頼む。
三つ目は自らで魔力を発する何かを手に入れて囮を作る。
一番いいのは三つ目だが、時間がかかる。
二つ目は一番最悪だ。特に生徒に頼むのは、やってはいけない。
一つ目は、先ほども考えたとおり、だが……。
じっとコゼットを見る。
品定めをするかのように、上から下まで、じっと。
■コゼット > 「それは少し違いますね。」
(指を自身の唇に当ててうーんと唸る)
「十分間合いを取って対峙するのが魔術師にとって当然であり、接近戦は対処として心得ている…と言うのが正しいです。
肉弾戦を用いる方も居るそうですが、魔術は何も離れて使うだけではありません。
肉薄する相手に対して距離を取る為にも使うんです。…勿論攻撃としても。
ただ、リスクを伴うのは間違いありません。
それに魔術師喰いのようなのが相手なら尚更です。
……って、何処を見ているんです?」
(確かに、職場に居るときとは違って多少ラフな格好ではあるが。)
■照夜 > 「ほぉ……なるほど。
意外とファンタジーのように、離れて撃っているだけではないのですね。
……っとと、失礼しました」
コゼットに指摘されれば素直に謝り。
確かに、動きに支障がでるだろうかと胸部や足をみたことは否定できないため。
しかし、コゼットのその発言から、安心したように頷き。
「コゼット先生。
今度、デートしませんか?」
まるで手でも握ってきそうなほどの笑顔で、コゼットに提案する。
■コゼット > 「デート…ですか?」
(真剣な話をしていたかと思えば、今度はデートのお誘いと言う。
…どうゆう流れでその話になったのだろうか。裏があったとしても、そこまで考えが回らなかった。
なにより、そうゆうイメージが無かったというのもある)
「うーん…。まぁ、構いませんけれど…。」
(歯切れの無い返事は、突然言われた事により困惑しているからだろう。)