2015/06/21 のログ
ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」にコゼットさんが現れました。
コゼット > (夜も深まる頃。

食事も風呂も終わり、後は就寝までゆっくりと寛ぐ時間。
この時間が一番一日が終わったと実感する。
パソコンの画面は眩しく輝き、画面には学園に関する資料やメールソフト等が立ち上がっている。
ぼんやりとそれを眺めたり、本を読んだりして残りの時間を過ごす。

魔術書も勿論読むのだが、時間を忘れて読んでしまう為
アラームを設定しないとつい朝まで読んでしまう。
最近は疲れからか、途中眠ってしまう事もしばしばあるが。)

コゼット > (そういえば、今日は帰宅した時にこんなチラシが入っていた。)

【ファミレス「ニルヤカナヤ」オープン!】
【トコヨマーケット、今週は冷凍食品がお買い得!】
【短期アルバイト募集!】

(引っ越してきてからというものの、やたらとこうゆう広告が入ってくる。
…安売りの情報は助かるけれど。
教師になって給与が入るようになったとはいえ、余り無駄遣いは出来ない。)

コゼット > 「買い物と言えば……。」

(さる魔術師喰いとの戦闘に備えて、何か武器を携帯しようかと思っていたのだった。
自分自身の武器と言えば魔術だが、この敵に至っては万が一の場合、その自慢の武器が使えなくなる事態も起こりうる。
魔術の使えない私など一般人とそう変わらない。故の武器なのだが…。

そもそも自分は武器と呼べる物を使った事が無い。魔術師の象徴である杖さえもだ。当然技術もない。
無いよりマシと思うべきか、選択の迷いをあえて棄てるか。

…そして、当然ながらそれに関係する広告は入っていない。
落第街なら探せばあるかもしれないが。)

コゼット > (持つならナイフだろうか。
しかしいざと言う時の手段とはいえ、それ一本で状況を打開出来るだろうか?

そうなると魔力を封じたものになる。
しかし、予め魔力の篭められた武器と言うのは一般的な武器に比べて値段が高い。
そして、ある程度信頼のある所で買わないと当たり外れがかなり激しいという事。
落第街はイメージ的にはそういったものは無さそうに見える。これに関しては口コミ等のしっかりとした前情報が必要だろう。)

コゼット > (──そもそも、そうならない為に様々な状況に対応する術式を学んだのでは…と、我に返る。
それは尤もな話なのだが。…無駄遣いとするなという無意識の抵抗なのだろうか。)

「………。」

(なるほど、これはつまり魔術書を読めと言う事だろう。
欲求に従ってそちらを読む事にする。
括流先生に教えて貰った治癒魔術に関するオススメの本だ。)

コゼット > (一冊でも基礎的な部分は判る部分を、その術に関する書物を何冊も読み
それを纏める事でしっかりと確実な基盤を作る。
そうする事で術の行使をより確実なものにする。
術者の心身的な問題や魔力不足を除けば、ほぼ失敗する事は無くなり、理解度を深める事でその術をイメージしやすくなり、詠唱も素早く行えるようになる。

コゼットの元素魔術師として初歩的な術である"魔球"が非常に高いレベルを持っているのも、そうした基本の積み重ねから成り立っている。)

コゼット > (昔から本を読むのが好きだったコゼットは、難解な魔術書であっても判るまで只管にそれを読み解いていった。
決して魔術の才能がある訳ではなかったが、それも積み重ねる事で埋めていった。

基本に忠実。そして、その基盤からの応用。
ある意味ではテンプレートに沿った成長だが、他の魔術師と違いがあるとすれば努力とその性格なのだろう。)

コゼット > (そうして本を読んでいると、やがて眠気が訪れる。
今日はこれくらいにしておこう。読みかけのページに栞を挟んで机の上に置く。
ノートパソコンも電源を落とし、閉じる。…うっかり付けっぱなしだった。

欠伸を抑えながらベッドに向かう。
明日は休みだ。何をして過ごそうか。布団に潜りながらそんな事を考え、瞳を閉じる。

──今日も一日が終わる。)

ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」からコゼットさんが去りました。