2015/06/30 のログ
おこん > コゼコゼー、おるかのー? いたらいると返事をするのじゃぞ。今ならワシが飲み物をおごってやるでなー。
ワシもたまには相談したいこととかあるんじゃよー、コゼコゼー、開けておくれー。
(とんとこドアを叩く。 9本の尻尾をふりふりしながら、部屋の主にちゃんと許可をとる律儀さをアピール。
 開けて欲しさをアピールするところはちょっと妖怪めいているけれど、まあ当人は妖怪なわけで。)

コゼット > (寛いでいると、玄関の置くから名前を呼ぶ声がする。
…コゼコゼとは新しい。)

「はーい、今行きます!」

(忙しなく玄関へ向かい、扉を開ける。
あまり外で名前を叫ばれるのはちょっと恥ずかしい。決して飲み物欲しさではない。
…それにしても向こうから相談とは珍しいような。)

「こんばんわ先生。…どうかしましたか?相談したい事だなんて。」
(姿を確認すれば、どうぞと中へ通すだろう。)

おこん > おー、おったおった。 なに、快気祝いと、相談事じゃ。 んふふ…
(ドアを開けてもらって、ぺかーっと満面の笑みを浮かべる。
 両手で抱えているのは大きな酒瓶。一升瓶というやつだ。
 お部屋の中に入ると、とりあえず瓶をその辺に置き、適当な所に腰掛けて。)

まあまずは、よくぞ病院から帰ってきた!というところからじゃのう。
生徒たちも士気が上がっておる。 コゼコゼ観音像を作ろうとする連中もおるくらいじゃ。

そんでのー。 まあそいつらのことはいいんじゃけど、夏じゃろ。
海にでも遊びに行かぬかと思ってのう。
そんでな、ワシとしづきは水着買ってきたんじゃけど、
コゼコゼはどうかなーというところを聞きたくてのう。
(コップちょーだいってコゼコゼにおねだり。
 説明しながら一升瓶のフタをぐいぐい開けていきたい。)

コゼット > (そういえば快気祝いをしようって言っていた気がする。
…しかし、手に持ってるのはお酒じゃないか。
先生とはいえ、この容姿で酒瓶を持っているのはどうしてもこう…注意したくなる。
お酒は20歳からだ。この人は大丈夫だけど。)

「確かに生徒達も心配してくれていましたけど、そんな像を作るなんて。」
(…流石に冗談に聞こえる。)

「海ですか。いいですね、今日近々海開きをするって通知を貰って、私もちょっと気になってた所ですよ。」
(手頃なコップを手に取り、どうぞとおこんに渡す。一応自分の分も用意する。
お酒の説明について説明が無いので、一体どんな味なのかは全く検討が付かないが…。
あ、早速飲むつもりだ。)

「でも、私はまだ水着を持ってなくてですね。今度見てこようと思っていました。」

おこん > そうじゃぞー。 コゼコゼは愛され教師じゃからのう。
ワシなんてこの前犬呼ばわりされたんじゃよ…
狐の挟持がべこべこじゃよ… まあそんなことはよいんじゃ。
(誰にとは言わないけど。 頭も撫でてもらいながらの犬扱いは危なかったけど。) 

そんでのう、海開きなんじゃよ。 おう、飲め飲め!ちゃんと水とつまみも用意するんじゃぞ!
(開けたのは山廃純米「美少年堕とし」。 名前にふさわしい芳醇な味わいをもつ酒である。
 容赦なくお互いのコップにたっぷりと注いでから、コップを掲げて。)

そんなら今度買い物にでも行くかのう? 最新の夏もーどとかいうのを先取りじゃぞ。
まずはおぬしの快気に乾杯じゃな。かんぱーい!
(ウヒョー!って叫んでご機嫌な感じ。 飲む前から若干テンションが上がり気味で、
 そのままぐいーっと半分ぐらいまでコップの中身を流し込む。)

コゼット > 「犬…ですか。」
(狐なのに犬とは。………あ、でも判るようなそうでもないような。)

「あ、そうですね…今度はちゃんと飲むようにしないと。」
(凄い名前のお酒だな…と横目に見ながら、言われて別のグラスに水を注ぎにキッチンへ。
つまみとは言え、食べれそうなのはチーズと野菜スティック位か。
お酒を飲む習慣がないものだから、どんなものが良いのか判らない。
戻ってくると、コップに並々と注がれている。…これ、飲みきれるのだろうか。)

「いいですね、詳しそうですし、是非お願いします。
…改まって言われると恥ずかしいですね。」
(恥ずかしそうにグラスを掲げて乾杯を。
おこんもお酒が好きなんだなぁ…と飲みっぷりを見て思いながら、自分もお酒に口を付ける。

……辛い!以前飲んだワインと比べてこう、アルコールがキツい。
一瞬顔を顰める。…しかし折角の祝いで持ってきてくれたものだ。飲めないとは言い辛い。ちびちびとほんの少しずつ飲む事にする。)

おこん > うむ、ひどかったのじゃぞ。 尊厳というものがこう、ぎゅってされてのう…
(ちらっと見たコゼコゼの目は、そんなこと無いっすよ的なオーラがなかった。
 そんなに犬っぽいのだろうか…心の中で自問する。)

ちょこちょこ飲むのがよいんじゃ。無理はいかんでのう。
ほれ、もうすぐテスト期間じゃからな、景気付けでもあるでのう。
(おつまみを準備してるコゼコゼに声をかける。 まあ一杯ぐらいなら…
 きっと彼女も大丈夫だろう。うん。)

なに、恥ずかしくないわい。 教師連中も喜んでおる。
おぬしは立派な教師じゃ、もっと自信を持ってよいのじゃぞ!
(ちびちびお酒を飲むコゼコゼに、にこにこと相好を崩して。
 彼女が元気になってくれたのが嬉しくて、9本の尻尾が大きく揺れ動く。)

コゼット > 「…まぁ、こう…見た目の可愛さみたいな所もありますし…そうゆう事なのではないでしょうか。」
(ぼかしてフォローする。…したのか?
ちゃんとまともな事は言うけれど、時々子供っぽい所があるからなぁ…等と思いながら。)

「ちょこちょこって…。おこん先生はお酒に強そうですけど、そんな一気に飲んで大丈夫なんですか?」
(こんなこんな辛いお酒をあんなペースで飲むなんて。恐ろしい。)

「そうそう、もう直ぐ試験期間ですからね。私も実技の試験は大まかに考えてあります。」
(その辺りはそれなりに考えはあるようだ。)

「そこまで褒められるとは…恐縮です。
頑張って勉強してきたのも報われている気持ちです。」
(豪快に飲むおこんとは対象的にグラスを両手で持ち
本当に少しずつ飲んでいる。減っているのか減っていないのか。そんなスローペース。
…それにしてもご機嫌だ。こんなに喜んで貰えているのは、恥ずかしながらも嬉しい気持ちになる。)

おこん > うんー? そうかー? ワシ可愛いかー。 照れるのう…んふふ、褥の中じゃもっと可愛いぞ?
(フォローにものすごく照れてもじもじ。 くるりと前に回した尻尾をもぞもぞ抱きしめながら、
 コゼコゼを見て。)

まあワシほどのものになればな、これくらいいっぺんに飲んでもじゃなー、
大丈夫なんじゃよ、んふふ…んんー…… うむ、コゼコゼえらいっ!
ワシもなー、実技を考えておるのじゃが…うまく生徒たちができるとよいがのう…
(誇らしげにするけど、身体は左右にゆらゆら。 ほっぺたも赤く染まっていて、
 いい感じに回ってきてるのが、コゼコゼからもよく分かるにちがいない。)

コゼコゼはそのひたむきなところが良いのじゃよな。 こう…その真面目さに、
おぬしの前では襟を正される感じじゃのう。
(うんうん、って頷いて、野菜スティックに手を伸ばす。 かじりながら、
 コゼコゼの方を見る瞳はとっても優しい。)

コゼット > 「そうですねぇ、やっぱりパッと見たら可愛いと思いますし、生徒からも人気があるんじゃないですか?──ほら、そうゆう仕草とか。」
(勿論言葉通りで、深い意味はない。
布団の中では丸まって寝るのかな?と妄想してみたりしている。確かに可愛い。)

「流石飲み慣れている人は違いますね。…あっと、忘れずに水も飲まないと。」
(別に注いであった水を飲む。みずおいしい。何か余計においしく感じる。)

「おこん先生は幻術とかを教えているのでしたっけ。でもそれらって一体どうやって実技で試験をするんです?
…おこん先生を惑わしたら、とかですか?」
(イメージ的には精神に干渉させたり、幻覚を見せたりなんかをそう増するが、
それを試験にするとなるとどうゆうものになるのか想像が付かない。

…それにしても、何か顔が赤いような。)

「そうですか?…まぁそれだけ、教師を目指している頃はホントに真面目に勉強してましたからね。
そのせいか昔から羽目を外すって事も無くて。
先生が教師をし始めた時って……今と変わらないんですか?」
(自分も野菜スティックに手を伸ばす。
なんというか、しっかりと真面目に…というのも失礼だが。そんな姿勢のおこんというのもそれはそれで新鮮であるが…。)

おこん > そうかのう、そうかのう… あんまり言われると照れるわい。
(もぞもぞ。 9本の尻尾を足の間に通すと、なんだかクッションの上に乗っかってるみたいな形。
 とりあえずそれで顔を隠す。 年下から可愛いって言われるのは予想以上に恥ずかしい。)

そうじゃぞー、水を飲まぬとな、この前みたいになるでなー。
うむ、わしがやっておるのは「こみゅにけーしょん学」じゃな。
相手を、自分を理解するための手管を学ばせるんじゃよ。
うーむ……スライムでも呼び出して、調べさせでもするかのう。
(赤くなったほっぺたをぴたぴたと自分で叩きながら考える仕草。
 うーん、って考えているつもりだけれど、首が左右に動く。)

おお、ワシの話かのう? まあそこまで…否、人間をバカにしておったな。
100も生きられぬし、妖や人ならざる者に勝てぬ連中……と思っておった。
もちろん、歴史の中には高名な陰陽師だの何だのもおって、
ワシもそいつに一発やられたがの。 ところが、じゃぞ。
(そこまで言うとぐっとコップを傾ける。 四分の一位になったお酒を眺め、
 ゆっくりと息を吐く。)

異能というものが発現してから状況は変わった。人は人ならざる者を下すことが
できるようになった…つまり、侮れなくなった。 それならワシも変わらねばならん。
というわけで今のワシになったわけじゃなー。
(昔はワルだったんじゃぞー、ってコゼコゼに言うと、へらへらと笑う。)

コゼット > 「あれは後も結構大変でしたね…。」
(頭痛が続くと授業にも支障をきたす。水は大事だ。
水を飲んだ所でお酒の攻略に戻る。)

「あ…そういえばそうでしたね。
…でもスライムに知性があるとは思えませんが?」
(まさか生徒一人一人にスライムとコミュニケーションを取るというのだろうか。
…何かのんびりな試験内容だなぁ、と想像している)

(人をバカにしていた──と聞いて、目を丸くして)
「…以外ですね。今の雰囲気では考えられません。
でも…そうですか。異能の存在がおこん先生の考えを変えたのですね。」
(自分ではそんな考えを巡らせた事は無かったが、確かに異能の力は多種多様で、それらは異能と一括りにするには差が余りにも大きい。
魔術もある意味では似たようなものだが、これは自分が学んで始めて得られる力だ。先天性の異能とは違う。)

「それでコミュニケーション学を教える側になったという訳ですか。…相手も理解する為に。」
(教師が反抗しては講義は難しそうだなぁ…等と思いながら、お酒を飲む。
…水を飲んでいるとはいえ、やはりお酒を飲みなれないコゼットは少しずつその影響がほんのりと赤く顔に出始めた。)

おこん > そうじゃろー。 まあ、おぬしはもう二日酔いになどなるまい。
(きちんとお水を飲む彼女に、よしよしと何度も頷いて。)

確かにスライムに知性はない。 しかし、そこが焦点ではない。
…この授業で学ばなければならぬことは「観察する」ことじゃ。
スライムで言えば知性の有無、攻撃の意図、相手の腹具合、
戦う場合は彼我の戦力、対抗する武器があるか、などなど…
相手を認識して理解をするぷろせすを認識するのが目的なんじゃよ。
(わかるかのう、と彼女に問いかける。 コミュニケーションにスコアはない。
 相手を感じ取れるかどうかが肝要なのだと彼女に説こうとして。)

酒を飲み過ぎたか、少々しゃべりすぎてしまったようじゃのう。
おぬしの言うとおりじゃ。 異能によって、人は人ならざる者と並んだ。
並んだのであれば、分かり合う必要が出てくるわけでのう。

幸い、ワシは来つ寝の名の通り、古来から人と褥を共にしてきた。
化かすのもよくやった。 そこで、人というものを学んだわけじゃな。
ところが、人間は人ならざるもののことを知らぬ。
即ち、知ること、相手を認識するところから始めねばならなかった。
ただの異形、怪物として見るのではなく、分かり合う事が出来る相手としてな。
そこでこみゅにけーしょん学というわけよ。 
(ぐいっとコップを開けて、自分で酒を注ぐ。)

コゼット > (流石にあれは懲りているのか、水とお酒を交互に飲んでいく。)

「なるほどそうゆう……、深いですね。観察する能力を高めると。
確かに闇雲に戦いを挑んでは相手の強大過ぎる力に成す術もありませんし、相手の作戦にまんまとハマってしまう事もありえますね…。」
(ただ話して仲良くなるだけ…と、コミュニケーション学という物からはそう思っていたが
その実は本当に総合的なもので、それは多方面に生きるように思える。
そう考えると、その実技方法は確かに有用に感じる。)

「異能があるからと言って、それを人と呼ばなくなる人も少なからず居ます。
不思議な力を持っているばかりに他からいじめられているという話もある位ですし。
私もここに着てからはおこん先生を含めて色んな種族の方と知り合いましたが、確かに私は何も知りません。
貶すなんて事はしませんでしたが、分かり合う事で知らなかった事が分かって行く…。
話を聞いていると、コミュニケーション学の重要性が判ってきますね…。」

(成る程な…と話を聞きながら、お酒を飲むグラスは漸く半分まで減ったという所だ。
……!?飲み過ぎたと言いながらまだ飲もうとしている!?)

おこん > もちろん、戦う時はそうじゃ。 それ以前に、相手が何なのかを見極める事を学ぶというわけよ。
戦ったり、仲良くなったりを考えるのはその後じゃ。 最初の見極めに失敗してしまえば、
おぬしの言うように戦うことになるかもしれん。 本来なら仲良くなれるはずの相手とな。
(ぐいっとコップを傾ける。 尻尾は手持ち無沙汰に動いて、コゼコゼを軽くつついてみたり。)

お互い何も知らぬのよ、結局のところはな。 ワシとて数千年生きて、ようやくこの程度じゃからな。
人間も妖も、ひとまとめにくくるには少しばかり複雑すぎる… そう思わんかのう?
(一気にコップの中身を飲み干して、ちょっとだけ悲しげな顔をするけれど、
 すぐに我に返って頭をブルブル振る。)

…なんてな!今日のワシはあまえんぼじゃな。 さて、帰ってしづきにあやしてもらうかのう。
コゼコゼ、明日も頑張るぞ! ワシも飲み過ぎん程度にして、そろそろオイトマさせてもらおうかのう。
(よいしょって立ち上がると、酔いに身体が揺れる。
 9本の尻尾をバランサーにしてふらつきを抑えながら、扉の方へと歩いていって。) 

おお、言い忘れるところじゃった…… コゼコゼ、お帰り。 ではまたな。
(扉を開けた所で、振り返って一言。 そのまま外に出て、ゆっくりと扉を閉じた。)

コゼット > 「確かに…。特にここでは異能者がかなり集まっていますからね。
数々に起こっている事件も、それらが浸透していれば、もう少し事件も減ったりするのでしょうかね…。」
(落第街付近においては未だに争いが絶えないという。残念ながらこれまでも生徒が何人かそれに巻き込まれているのが現状だ。
守る守られるだけでなく、事前に自らが察知して適切に対処出来れば、また──。

尻尾が横から突付けば、くすぐったそうに身体を避けたりして、また突付く。その繰り返し。)

「……そうかも知れませんね。
私も最初におこん先生に会った時はこう…自分の為とはいえ随分と開放的な人だな…と、それだけ思っていましたけれど。
でもこうして話すと、最初は悪かった人が判り合う為にこうして努力してたんだな…って。自分のそうゆう所を変えるのって勇気がいると思いますし。」
(話して、分かり合う事は大事だな…と改めて思う。)

「あ、はい。貴重な話をありがとうございます。」
(見送ろうと立ち上がる。少しふらつくが、前程じゃない。…行ける。
扉まで来た所で、おこんが振り返り、一言。)

「………はい、ただいまです。──おやすみなさい。」
(恥ずかしそうに頬を掻くが、真っ直ぐ目を見て。そう返事をした。)

ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」からおこんさんが去りました。
コゼット > 「……やっぱり先生なんだなぁ。」

(おこんの言葉を振り返る。
あの性格からすると、以前は中々に厄介な振る舞いをしていたのではないだろうか。
それが変わろうとしたのは、気まぐれかそれ以外か。それにしてもやはり切欠が無ければ普通には出来ないものだ。

人との関わりで成長する事に、生徒も教師も関係ない。
自分も魔術だけでなく、人との関わりを大切にしないといけないなと思った。)


(リビングに戻ってくると、コゼットはある事に気が付く。)
「…あ、酒瓶置きっぱなし。」

(中身はまだあるように見える。
…流石にこれ以上は理由を作りでもしない限り飲む気にはなれない。
栓をして保管しておこう…。

コップに残っている分は捨てる気にもなれず、再び一人でそれと戦い始めた。
せめてこれだけは飲み干さなくては。)

コゼット > (その一杯も漸く終わりを迎え。
…これをあの勢いで飲むとは恐ろしい。自分だったら倒れてそうな所だ。

飲み干して安心したのか、急に瞼が重くなって。
…嗚呼、そういえば以前もそんな感じになったような。
グラスを片付けるにしては、少し面倒くさい気分だ。…寝て起きてからにしよう。
よいしょと身体を持ち上げるとふらふらとベッドの方へ。
うん、気分はふわふわとするが歩ける。
そしてそのままベッドに飛び込む。誰も居ないのだ、構いやしない。
ふかふかなベッドがとても心地良い。これが誘う眠気には、到底抗う事等出来なかった。

やがて着替えもそのままに、深く意識を落として行く──。)

ご案内:「職員寮@コゼットの部屋」からコゼットさんが去りました。