2015/09/10 のログ
ご案内:「職員寮 ~朝宮小春の部屋~」に朝宮 小春さんが現れました。
ご案内:「職員寮 ~朝宮小春の部屋~」に東雲七生さんが現れました。
■朝宮 小春 > 「9つ目の建物の、13号室が私の部屋ね。
……といっても、学校にずっといるから、あまり行くことなんて無いと思うけれどね。」
小さく苦笑しながら、穏やかに帰り道を歩く。
今日は、生徒からストレッチを教えてもらうことになっていた手筈である。
のんびりと歩きながら、横に視線を向けて。
「上手く運動の一つでもできないとね………。
階段の登り降りが多いから、足が攣ったりしたら大惨事だし。」
ええ、先日もうしっかり攣りました。
そこはその、嘘をつくわけではなく、うまーくぼやかして言葉にしながら。
「ただまあ、そこまで広くも無いから、ストレッチとしても少しだけになってしまうかもだけれどね。」
苦笑。元々ドタバタするタイプではないから、突然運動をし始めたら驚かれるかもしれない。
普段は家に帰ってベッドに横になるか、PCを叩くか、研究の真似事をするか、くらい。
話していれば、直に寮にはつくだろう。
キーを押して、鍵を開いて。
■東雲七生 > 「へぇ……こっちの方って、こうなってるんすね。」
学生・教員居住区の職員寮。
以前は研究区、現在は異邦人街で居候をしている七生にとってその場所はあまり馴染のある場所ではない。
元よりあまり成績のよろしくない方なので、教員に対してはどうしても回避行動を取ってしまう。
よってこの辺りも、無意識のうちに敬遠してしまっていたからだ。
ほとんど初めて訪れたといっても良いだろう。
朝宮先生の説明を聞きながら、興味深そうに周囲を見回している。
「うっす、9つ目の13号室……。」
確かに訪れる機会はそう多くならないだろうとは思う。
わざわざ家まで来なくとも、よほどの事が無い限り学校で顔を合せるはずだ。
しかし、話を聞いている事をアピールするためにも、告げられた部屋の場所を復唱する。
「確かに、階段多いっすもんね。
まあどこの学校も階段は多いと思うんすけど。」
あはは、と軽く笑いながら頷く。
横を歩く先生がまさにその憂き目に遭っていた事なんて知る由も無いけど。
「まあ、ストレッチって言っても出来るだけ動きが大きくないものを選んだっすから。
布団一枚分の広ささえありゃ余裕っすよ余裕。」
最悪椅子に座って両手が広げられる広さがあれば良い。
言葉通り、学校で仕事の合間にも出来るような物を選んでおいたからその辺の心配は不要だ。
それにしても、と辿り着いた扉を見て一つ、息を吐く。
──よもや教員の自宅に訪問する事があるなんて、と少し緊張していた。