2015/06/29 のログ
■小越 美琴 > 「うん……ここは来たことない」
海の彼方をじっと見つめてからこよりに視線を戻した。
「あんまり波打ち際にいるとあぶない、特にこよりは……暗くなるとテトラポットのところとかもっとあぶないぞ」
テトラポットと堤防の方を指さしながら。
■御園生 こより > 「えぇ~?まだきたばっかじゃん」
ふてくされたようにいいつつ足元を見ると波打ち際が先ほどより近づいている気がする。
2歩ほど後戻り、暗くなり始めたあたりを見回した
「し……しかたないわね、これ以上暗くなって美琴が帰り道怖くなったら可哀想だし?そろそろ帰ってあげてもいいわよっ」
強引に美琴の手をとった。
■小越 美琴 > 「うん」
片方の手で肩ベルトを握ったままで、柔らかく微笑み、こよりの手を握り返した。
「今度こそ一緒に帰ろう」
■御園生 こより > 「美琴ってば、寂しがりやなんだから!」
私がいないとだめね!といいたげに得意げな面持ちで胸を張る。
「ほらいこ?」
美琴の手を引いて堤防のほうへ戻っていく。
夕日が沈みきる最後の光が二人の背中を照らしていた。
ご案内:「浜辺」にテストさんが現れました。
ご案内:「浜辺」からテストさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から御園生 こよりさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から小越 美琴さんが去りました。
ご案内:「浜辺」に烏丸 九郎さんが現れました。
■烏丸 九郎 > (走り、走って、力尽き、歩いて
そして辿り着いた場所は、海だった。
周囲には誰も居ない。都合がいいとも言える。
少年は砂を踏み鳴らしながら、波打ち際へと向かう)
■烏丸 九郎 > はぁ…
(大きく潮を含んだ空気を吸い込む。胸いっぱいに。
そして…)
■烏丸 九郎 > うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
■烏丸 九郎 > (心の底から叫んだ。
異能を使わず、自分の喉から出せる声の精一杯
思いの丈を込めて…叫んだ。
足元を波が濡らすのも構わず、むしろ叫びながら、前へと進んでいた。
その叫びも、やがて波に溶けて消えてゆく。)
■烏丸 九郎 > バカみてぇ…
(脛まで濡らす波が、寄せては返し、足元の砂を攫ってゆく
そのまま膝をつきたかった、倒れこみたかった。
だが少年は立ち尽くしていた。
そして自嘲するように笑い、笑いながら、波を蹴りあげる。)
■烏丸 九郎 > (知らぬ間に恋に落ち、それに敗れた少年は
どうしたらいいのかわからなかった。
ただ、泣くことだけはしまい。
何故か。男だから。
男は情けなく泣くものではない。
だから、いくら胸が痛くとも、息が苦しくとも
心が砕けそうでも泣かない。
少年は砂浜に引き返すと、そのまま仰向けに倒れこむ)
■烏丸 九郎 > 月……
(ぼうっと見上げる空に浮かぶ月が妙に眩しくて
ずっと見ていると、なんだか知らないが…
いや原因はわかっているのだが…涙が零れそうになる。
それは駄目だ。男としての矜持がある。
目を閉じ月をみないようにする。
そして、そのまま浜辺に寝転んだまま鼻歌を歌い始める。)
■烏丸 九郎 > (月の響き…立花響に歌った曲。
辛いことがあっても、満月のようにいつかは輝ける
そんな意味を込めた歌。
自分は、どうだろう…潰れず、輝けるだろうか。)
ご案内:「浜辺」にソラとルナさんが現れました。
■ソラとルナ > 「……くろー?」
ぽつり、名前を呟いて、金髪の少年が顔を覗き込む。
銀髪の少女はその背で眠る。
二人とも、海の水で濡れている。
■烏丸 九郎 > ん?んぁ…なんだ、お前らか。
海開きにはまだ早いぜ?
(目を開けばそこには見知った金髪の少年
子供の前で、滅多な表情はしていられない。
両手で顔を拭いながら、上半身を起こす)
■ソラとルナ > 「……どうした、の?」
金髪の少年が砂浜に座り、その顔を見ている。
それは砂浜で寝転んでいたことにむけたものだろうか。
それとも、その表情を隠しきれていなかったのだろうか。
ただ、その表情はいつものような笑顔ではなかった。
不安と心配と、それからよく分からない感情のない交ぜになった、
どこか悲しげな表情だった。
■烏丸 九郎 > どうもしねぇよ。
ただ、ちょっと…俺の間抜けが過ぎただけだ。
だから、こうして自己嫌悪ってところだ。
(間違ってはいない、嘘はいっていない。
悲しげな表情を浮かべる金髪の少年の髪をくしゃりと撫でる
これ以上は、言えない。
表情も、精一杯の笑顔に書き換える)
■ソラとルナ > 「……くろーは、かっこわるくない、よ?」
いつだったか、黒髪の少女が言った言葉。
それをまだ覚えていた。
そう呟くと、くるりと後ろに回り、
そっとその背中を抱きしめた。
その背中はいつも見ていたものより、どこか小さく見えて。
ほんの少し弱弱しく、活力が流れ込んでくる。
多少なりとも、元気を取り戻す手助けはできるだろうか。
ご案内:「浜辺」にメアさんが現れました。
■メア > 【ザボン!という音とともに何かが海に落ち、水しぶきを上げた】
■烏丸 九郎 > はは、そうでもねぇよ…。
今の俺は、最高にカッコわりぃ。
(少年の言葉には、笑って答える。
そうだ、最高に…カッコ悪い。
少女に思いを伝えられなくて…伝えた時には手遅れで
そして逃げてここまで来た。
背中に少年の体温や活力を感じると、うなだれる)
■烏丸 九郎 > なんだ!?
(思わず身構える。
なんか前もこんなことがあった気がするが…
また人でも降ってきたのか?
ソラたちをかばうように立ち上がると、恐る恐る水しぶきの上がった場所へと近づいてみる)
■ソラとルナ > 少し迷った後、烏丸さんの後について様子を見る。
既に濡れているため水に濡れていることは気にしない。
ただ、背負っているルナは濡らさないように気をつけている。
既にびしょ濡れだが、一応そのあたりは気にするようだ。
■メア > ゲホッ…はぁ……つめた…
【近付いてみると黒服の少女が水面に浮いている
長い髪がユラユラと海藻のように揺れている】
■烏丸 九郎 > おい、何やってんだよ…
お前ら全員風邪引くぞ…。
(黒服の少女に手を伸ばす
個人的にはけっこう余裕はない。
ただ、この少女や少年の前で、見せる弱音はない
何もなければ、海から少女を引き上げようとするだろう。)
■ソラとルナ > ぽかん、としてメアさんの姿を眺める。
海草みたい、と一瞬思ったがそれを表現できるほどの語彙すらなかった。
しばし迷って、烏丸さんと一緒に引っ張り上げようとする。
■メア > あー…あんがと、鳥っち…
【手に掴まり、海から引き上げられる】
ちょっと焦っててさ…逃げてたらこうなった…
【サンキュー、という声と共にソラの手も借りて浜の方へ】
■ソラとルナ > 口調を聞いて即座に手を離す。
じっとりとした目でその顔を見つめ、
べーっと舌を出した。
そのまま一足先に水からあがって浜辺へと戻っていく。
全力で不機嫌アピールしているのが分かるかもしれない。
■烏丸 九郎 > 鳥っち…
(前にあった時とはだいぶ印象が違うが
人違いではなさそうだ。
ソラがなんか嫌そうな顔してるが、何かあったのだろうか?)
■メア > っと…
はぁ、優しくないなぁソラ…
転んだらどうする訳?
【手を離されて少し転びそうになるが何とか自力で立つ】
あー…服びっちゃびちゃだ……
あ、鳥っちは嫌だった?じゃぁ烏丸で…
【うぜぇ、と呟きながらスカートを手で絞る
言動が以前と全く違う、一緒なのは見た目だけというのが更に違和感を増加させるだろう】
■烏丸 九郎 > ああ、そっちで頼む。
で、お前はメア…でいいんだよな?
(だいぶ饒舌だが、見た目は見知った少女のそれだ。
一応確認のために聞いてはみるが。)
■メア > もちろんメアだよ、まぁ烏丸の知ってる方のメアじゃないけど
別人格って思っといてくれればいいよ♪
【ニコリと笑い、ふぅ…と息を零す】
■ソラとルナ > 烏丸さんが海から上がってくれば、再び抱きつく。
ただし、あてつけのようにメアさんから距離をとりながら。
その姿は紛れもなく不機嫌な子供そのものである。
不機嫌さこそ伝わるものの、怒っても微塵も怖くない。
ルナは相変わらず目を覚まさない。
その背中で眠り続ける。
■烏丸 九郎 > なるほど、別人格…
まぁ、この島だからな、不思議じゃねぇか。
(なんでもこの島だからという理由で受け入れてゆくスタイル。
抱きついてきたソラを撫でながらなだめつつ、メアとの話を続ける。)
別人格ってことは、なんか別な名前があったりするのか?
それとも、メアでいいのか?
まぁ、そっちでもいいけどよ。
あんまり乱暴に使ってやるなよ?濡れたままだと風邪引いちまうぜ?
■メア > 名乗りは一応グリムって名乗ってるよ、まぁメアでもそっちでも好きな方で呼んで♪
…僕だってこんな事したくなかったけどね、何だか…怖かったんだよ
【再度溜息を吐いて、ここまで来た経緯を説明する
町で大きな恐怖を感じてここまで連続テレポートで飛んできた、と】
■烏丸 九郎 > ああ、わかった
で、怖かったって…なんかいたのか?
今日は町の方でなんか起こったってことは聞いてねぇけどよ…
(大きな恐怖、その招待は一体何なのか
メアの異能を持ってしても勝てない相手なのか…
その正体はわからないが…)
■ソラとルナ > 「…………。」
無言でその話を聞いて、烏丸さんの顔を見上げる。
多少はいつもどおりの烏丸さんに近くなっただろうか、と。
メアさんの別人格の名前を聞いて目を瞬かせる。
初めて聞いた名前。
しばし考えて、メアさんとは別人として扱うことに決めた。
だから何が変わる、ということもないのだろうが、
本人はすこしすっきりしたようだ。
■メア > わっかんないだよねこれが…でも、何か実習区の方がめちゃくちゃ
怖くなったんだよ…それこそ、なり振りかまわず逃げてくるぐらいには…
【自分で言ってても情けないが虚勢を張ったところで意味もない
ただ素直に自分の感じた何かを話した】
■烏丸 九郎 > (見上げるソラに気づいたのか
視線を落として、笑ってみせる。
先程よりもいくらかましな笑顔だろう。
こういろいろあっちゃ、おちおちヘコむことも出来やしない。
そう思いながらも、ソラの頭をなでてやる)
■ソラとルナ > ちらり、と背負った片割れを見つめる。
こういった物事は自分はお手上げだ。
ルナが目を覚ませば、推測であれ真実であれ、
何かしらを教えてくれるのではないか、
という期待をこめてその寝顔を見つめる。
もっとも、ルナは相変わらず目を覚まさない。
ソラもそれを分かっているようですぐに視線をふたりに戻した。
■烏丸 九郎 > 実習区…俺には縁のない場所だけど…
なんかあったようなら、学園の方でなんか
連絡とか回ってきそうなんだけどな。
まぁ、なにはともあれ、無事で何より…だぜ。
(ずぶ濡れというところ以外で、メアの体に異常はなさそう
そこは安心してもいいだろう。)
■メア > …そうだといいけど……
【後で何かあったとわかれば幾分かは安心できる】
そう言えば、烏丸はここで何してるわけ?
それと、ルナはどうした?
【烏丸とソラを交互に見る】
■ソラとルナ > 「……くろーはかっこわるくない、よ。」
再び、同じ言葉を繰り返す。
ルナのことを聞かれればちらりとその姿を見て口を閉ざした。
ほんの少しだけ、烏丸さんに抱きつく手に力がこもる。
■烏丸 九郎 > なにって……それは……
まぁ、なんだ…散歩、みたいなもんだ。
(今回は嘘をついた。グリムはなんかこう言うことに聡そうだったから。
さすがに、フラれたからあてもなく走り回って自己嫌悪に陥ってましたー
などといえるほど、少年の心は強くはなかった。)
■メア > こんな時間に浜辺を散歩ねぇ…
【一瞬だけ言いよどんだ烏丸を見つめる】
フラれた女みたいだね♪
【冗談ぽくそれだけ言うとソラの方へ向き直る】
…ソラがまともに動けてるってことはルナは疲労困憊で動けないって辺りかな、
どうせこの前の件で無茶しすぎたってところだろうね、うん。
■ソラとルナ > 「……………………。」
むすっとした表情でメアさんを見る。
目は口ほどにものを言う、とはよく言ったもので。
その表情をみれば図星を突かれたのだとはっきりわかる。
烏丸さんのことについては詳しい事情を知らないため、
ちらりとそちらのほうを見ただけ。
恋愛には詳しくないため、当然理解はできなかった。
■烏丸 九郎 > ぐっ!?
(ぐさりと言葉が槍のように突き刺さる。
その直後に図星をつかれて隠し通せるほど少年の心は強くはない。
だが、そこで自らボロを出すようなヘマも犯さない。
まぁ、声が出てる時点でヘマを犯しているのかもしれないが
それ以外は口に出さない)
■メア > 当たりかぁ♪
いやぁ、分かりやすい表情をありがとソラ♪
【ソラの表情を見てけらけらと笑うが、烏丸の声を聴くと】
……え、マジ?
烏丸フラれちゃったの?
【冗談で言ったのだが反応を見るに図星だろう
藪を突いてしまったな…と頭をかく】
■ソラとルナ > ちょっと悔しくなってメアさんにでこピンを試みる。
細く弱そうな指ではあるが、当たれば痛い。かなり痛い。
フラれた、という言葉の意味はよく分からなかったが、
烏丸さんの様子を見ればいい出来事でないのは分かった。
背伸びをしても頭をなでるには届かなかったので、
とりあえず肩をぽんぽんしてみる。
■烏丸 九郎 > う、うるせぇな…んなこたいいんだよ。
(肩をポンポンされながら俯き、髪をかきあげる。
強がってみせるが、覇気はあまり感じられない。
少年は、内心かなりへこんでいた。
ここで意地を張れなきゃ男じゃないだろと…)
■メア > ん?…って!!?
【注意が烏丸に向いていて避けられなかった
驚くほどの痛みに額を押さえる】
このガキ…お前はいつかしめようと思ってたんだよねぇ♪
【頬が引き攣る様な笑顔をソラに向ける】
…泣いてもいいと思うよ烏丸、男だって泣きたいときは
あるんだからさ。うん
【うんうんと頷く、言動からかなり入れ込んでたんだろうと勝手に推測したようだ】
■ソラとルナ > 額を押さえるメアさんを見てにやりと笑う。
悪戯に成功した子供の笑みだ。
烏丸さんが強がっている様子を見て、
元気を出したものだと判断したようだ。
笑顔でその背中を軽くたたく。
■烏丸 九郎 > 子供のすることに目くじら立てんなよ。
(メアとソラのやりとりにため息をついて。
相当仲が悪いようだが…まぁ、ソラのすることは、まだかわいい部類だろう。)
なかねーよ!なくものかよ!
俺は男だぜ?
(メアの言葉には精一杯のつよがりで反発する。
さっき泣きそうになったのは秘密だ。)
■メア > 子供だからさっさと殴って教えてあげるんだよ♪
【ニヤリと笑う、悪い顔だ】
男だって失恋の痛みは一緒なんだから、別にいいと思うけどなぁ♪
男女差別はんた~い♪
【つよがれるならまだ深刻じゃないし…まぁ良かったかな。
と心の中で呟く】
■烏丸 九郎 > (ソラに背中を叩かれると、少しだけ…惨めになる。
こんな子供に心配されるほど、目に見えてヘコんでいたのかと
確かに、思ったよりダメージは大きい
だが、子供の前で、女の前で、泣く男がどこにいる。)
■ソラとルナ > 同じように、笑みを顔に貼り付けてメアさんを見る。
楽しそうな笑顔ではない。後に引けなくなった子供の笑顔。
意地っ張りの笑顔だ。
烏丸さんから手を離してメアさんの挙動を見る。
隙があればまたでこピンするつもりだ。
■烏丸 九郎 > そんなこと言ってっから嫌われるんじゃねぇか?
(カクンと肩を落とし、どうにでもしろのポーズ。)
差別じゃねぇよ…そんな情けない姿…だれだって見せたかねぇだろ。
特に…子供の前で…泣けるもんかよ。
■メア > いい笑顔だねぇソラちゃ~ん♪
【ニコリと笑い手先を睨む、二度目はさせないつもりだ】
悔しくて悲しくて泣くのが情けなかったら、自分の親が死んだ
時に子供の前で泣いてる奴らはどうなるわけ?
別に態々泣けなんて言わないけど、ため込んだっていいことないよ♪
■ソラとルナ > じーっとメアさんの挙動を見て、その頬をつかみにいく。
つかむことができればそのままむにーっと引っ張る。
烏丸さんは元気を出したと思っているため、
特にこれ以上の励ましはかけない。
今は目の前にいるメアさんに何をするかで頭がいっぱいらしい。
■烏丸 九郎 > …そうだな、ため込んだっていいことはねぇ…
わかってる、知ってる。
だけどよ、意地もはれないようじゃ、男じゃねぇんだ。
差別とかじゃなくてよ。
女にフラれたのは今回は、俺のせいだ。
俺が俺のために泣くのは、さすがに情けねぇよ。
だから、泣かねぇ。
(ボリボリと頭をかくと、砂がパラパラと落ちる。
こういってもメアにはわからないかもしれないが…)
■メア > いったいよ~ソラちゃん♪
僕そろそろ堪忍袋がちぎれすぎてズタズタだよぅ?
【頬を引っ張られてもまだ笑顔を浮かべている
ヒクヒクと口の端を痙攣させていることからかなり怒りが溜まっているとわかるだろう】
あっそ…まぁ意地も大事だけど、自分ばっか責めてると擦り減っちゃうよ。
言いたいのはそれだけ
【譲れない意地があるのだから、これ以上外野がとやかく言うのは不躾だろう】
■ソラとルナ > 思いっきり笑顔を顔に貼り付けて頬をむにむにする。
怒っていることに気づいてやっているのか、それとも
気づけないほどに察しが悪いのか。
いずれにせよとにかくその頬をむにむにしている。
もう少し感情豊かなら青筋が浮かんでいそうな笑顔だ。
背中で眠っているルナが微妙に居心地悪そうな寝顔になっている。
夢の中でソラに迷惑でもかけられているのだろうか。
■烏丸 九郎 > 擦り減るほど経験しちゃいないから、ちっと擦れるぐらいでいいんだよ。
でも、ありがとよ。
口調はあれでもよ、グリムもメアと同じなんだな。
ちょっと安心したぜ。
(グリムも、メアと同じく優しい少女だと少年は感じた。
だが、ソラのイタズラでそろそろキャパシティオーバーだろう。
ソラの身体を引っ張り抱き寄せようとする。)
■メア > ハンムラビの精神にのっとって、やられたらやり返さないとねぇ♪
【ソラの頬を掴み、グイーっと引っ張る。むにむにどころか思い切り引っ張る勢いだ】
邪魔しちゃだめだよ烏丸くぅん♪
今からが楽しいのにさぁ♪
■ソラとルナ > 「……にー……!」
烏丸さんに引き寄せられつつメアさんの頬をむにむに。
手を離すつもりはなさそうに見える。
メアさんに頬を引っ張り返されれば、大福餅の如くむにーっと伸びる。
その頬はすべすべふにふにしてやわらかく、ほんのり暖かい。
平熱が普通の人と比べて少々高めなようだ。
少し不満げな表情を見せるも、自分も引っ張る手は離さない。
どこまでも意地っ張りな子供である。
■烏丸 九郎 > ふたりとも程々にしておけよ?
ほっぺた腫れても知らねぇぞ。
(頬を引っ張り合う二人を見ながら、肩を落とす
俺は何をやっているんだと。
喧嘩の仲裁が出来るほど心の力は足りていない。
争う二人が満足するまで、頬の引っ張り合いは続くのか)
■メア > 痛み分け上等♪
……って言いたいけど、分かったよ
ソラの勝ちで良いよ、まったく…
【大人の判断、と言うより疲れから面倒になったのか先に手を放す】
■ソラとルナ > 手を離されると、烏丸さんとメアさんを交互に見つめ、
それからしぶしぶといった風に手を放す。
そうして、べーっとメアさんに舌を出して烏丸さんに再び抱きつく。
相変わらず、懲りない。
ルナが起きていたら間違いなく怒られていただろう。
■烏丸 九郎 > 休戦、感謝するぜ。
あれ以上続くようなら
俺も全部投げ出しちまうところだった。
(ソラに抱きつかれると、優しく撫でてやり)
お前ら、どっかで風呂にでも入らねーとまた風邪引くぞ?
グリムもな。どっか帰る当てがあるなら、ちゃんとあったかくするんだぜ?
■メア > あー分かってるよ…
悪かったね、騒がせちゃってさ
【服は生乾きと言ったところか、まだ乾ききってはいないが立ち上がり砂を落とす】
さて…ソラ、お前今日はメアの部屋に泊まりな。
そんな状態で野宿なんかしたらルナの体に障るし
■ソラとルナ > 今のメアさん……グリムさんに言われると
露骨に嫌そうな顔をする。
が、実際ルナによくないこともわかっているし、
メアさんのことは嫌っていない。
むしろ一緒にいることを楽しんでいるくらいである。
グリムさんのことは一方的に嫌っている感があるが、それはそれ。
ちょっと納得いかない表情ながらも、うなずいた。
それから、烏丸さんに向かって手を振る。
■烏丸 九郎 > ああ、またな。
仲良くしろよ。
(ひらりとソラに手を振る。グリムにも。
今回は…逆にメアに知られなくてよかったかもしれない。
また怒らせてしまいそうだったから。
今日のところは心はやや落ち着いた…が、明日から氷架の顔、まともに見れるだろうか…
しばらく学校行きたくねえなと思いつつ。帰路につく。)
■メア > 眠ってる間に悪戯とかしないでよね♪
【クスリと笑い、自分の身を抱くような動きをする】
それじゃ、僕らは行くから…
烏丸も風邪ひかない内に帰りなよ♪
【ヒラリと手を振り、歩き出す】
ご案内:「浜辺」からメアさんが去りました。
■ソラとルナ > 寝ている間に悪戯、と聞いて少し考え込む表情。
いつもなら悪巧みを止めてくれる片割れは眠っている。
烏丸さんに再び手を振って、考えながらメアさんの後についていく。
女子寮に向かうためか、金髪の少年はいつの間にか金髪の少女になっていて。
果たしてその悪巧みは実行されたのか。
それともなけなしの良心(あるいは眠気)が悪巧みを止めてくれたのか。
それを知っているのは、メアさんとソラの二人、
グリムさんを含めれば3人だけ、ということになるだろう。
ご案内:「浜辺」からソラとルナさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から烏丸 九郎さんが去りました。