2015/07/07 のログ
ご案内:「浜辺」にレオンさんが現れました。
レオン > (暗い夜道の中、浜辺にやってくる一人の影)
レオン > 「…誰もいないし、ここなら」(そう言って何か呟く)
レオン > (姿に靄がかかり、形を変えていく 靄が晴れる頃には、違う人物が立っていた)
レオン > 「この姿もだいぶ久しぶり…」(声は高くなり、髪も伸びていた そして、性別自体が変わっているという)
レオン > 「まぁ… 流石に人には見せられないな…」(変化したといっても、能力によるもの 正反対のものに変えるだけの能力 それ故に、ずっとこのままでいることなんかないが)
レオン > 「こっちに来てから確認してなかったからな… まぁ、できるってことがわかっただけでもいいか」(久しぶりの感覚に、色々とペタペタ触りながら…)
レオン > 「どこも問題なさそうか」(他人から見たら何やってるんだと言われるだろう光景である 本人は特に何か意識してるわけではないが、人が来たら焦るのは目に見える)
レオン > 「っと… 確認できたしるか… このままいたらおかしくなりかねない」(先ほどと同じように何かつぶやいて靄がかかり姿が変わる)

「見られてないよな…?」

レオン > (そのまま砂浜に座り、空を見る)
「そういえば、七夕だったっけな…」

レオン > 「願い事くらいするかな…」(目を閉じ、何かを考えるように)

「ーが幸せであればいいか」(呟くが、名前の部分は波の音に消されて聞こえなくなる)

レオン > 「行くか あまりいても、夜の海は冷える」(誰もかを待っているようなそうじゃないような感じで立ち上がり、そのばを後にする)
ご案内:「浜辺」からレオンさんが去りました。
ご案内:「浜辺」にアリエンティアさんが現れました。
アリエンティア > 静かに、静かに。夜遅く。
門限まであともう少し
そんな時間に、浜辺までやってきた。
理由は一つ。小さな、折り紙を海に流すためだ。

「……誕生日、だったんだけどな」

まぁ、自分の誕生日を知ってる人間は数少ないわけで。
なので、誰かに祝われることもなく――
でも、今日はある意味特別な日で――

「空が、きれい」

見える、天の川。
今日は男女が唯一会える日、らしい。
ガラス瓶”2つ”に思いを綴った紙を入れて。

「……願い事が叶いますように」

ひとつは、あこがれの人に会えますように
もうひとつは――

海に、そっとボトルを流す。
叶うといいな、なんて淡い願望を乗せて

アリエンティア >  
独り、一人。ひとりヒトリ……

どうしようもなく、一人だ。
毎年、ほとんどひとりのようだったが
いつもは、”二人”だった。
日をまたいで、しょうがないから
一緒にちいさなパーティをして。
アイツは表情を一切変えず、つまらなそうだったのを
無理やり頬をぐいっと押したりして。
そんなどうでもいい――特別だった。

でも今は――

「ひとりだ……」

静かにうずくまる。
膝を抱いて、縮こまる。

こんなに、空は晴れて星がきれいなのに
”涙―あめ―”が、降ってきた

ご案内:「浜辺」にテオドールさんが現れました。
テオドール > ザクリ。ザクリ。
浜辺の砂を歩く音。遠くから、波と音と一緒に。
かすかに聞こえるぐらいに。

期待していた、その人ではないのかもしれない、その足音。
その足音は、ゆっくり。
波の音にかき消されながら、ゆっくり。

――彼女の耳に、届いたのかもしれない。

アリエンティア > だれだろう。
今はどうでもいい、いつもなら振り返るところだが
だって今までいなかった。
右後ろから聞こえた音。
期待しても無駄だ。
そのあと落胆するのはきまりきってるんだから
見たくもない。
でも、泣き顔を見られるのはいやだったから……
雫だけは袖で拭いて。

――ズビ……

っと鼻をすすってから、はぁっと息を吐いた

テオドール > 近づいてくる。

――その音は、少年のような足音。

――聞こえてくる足音は、もしかしたら。彼女が聞きなれたリズムかもしれない。

――それは、気のせいかもしれない。だって、こんなに波の音が響いているから。

近づいていく。彼女へ。――探していた、彼女へ。
もうすでに、隣に誰かがいる想像はずっとしていた。
自分は、もういらないかもしれないという想像もしていた。

――だが、少なくとも。この、右手に持っている小さな箱に入ったプレゼントは、無駄にならなそうだ。

アリエンティア > ――うるさい……

耳障りだ。
すごく癇に障った。
期待させるな、いやだ、いやだ。
近寄ってくるなよ

そう、ちょっと黒い何かがぐるぐるする。

どうしようもなく、右後ろから聞こえるそれに
すがりつきそうになってしまうから――

だから、耳を両手でふさいだ。
今日はひとり、ひとりって
心の中で呟きながら