2015/08/04 のログ
ご案内:「浜辺(海開き状態)」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > (夏の日差しが照りつける浜辺に東雲七生はやってきていた。
 服装は普段の学生服だが、その頭には大きな麦わら帽子が乗っている。)

「何となくで来てみたけど……やっぱ結構人居るよな~。」

(何となく、と言う割には手には小さなバケツとクマデが握られていた。)

東雲七生 > (浜辺、バケツ、クマデと来たらやる事は一つである。
 七生は首から下げたスポーツタオルで額の汗を拭うと、波打ち際へと歩き始めた。
 スニーカー越しにも砂の熱さが伝わってきそうだ。)

「アサリとー、ハマグリなんかを獲れたら良いなって。」

(海水浴客を横目に、目ぼしい狩場を探していく)

東雲七生 > (海水浴客たちは思い思いの時間を過ごしている。
 波打ち際ではしゃぐ者たち。
 浅瀬で浮き輪に乗って揺蕩う者たち。
 浜辺に残り体を焼く者たち。
 彼らは皆一様に水着姿であり、そして、集団だった。)

「……あっさりー……。」

(そして七生は制服姿であり、その上、一人だった。)

東雲七生 > (夏の日差しがとても眩しい。
 それを反射して煌めく海面も眩しい。
 水着姿ではしゃぐ女生徒たちも眩しい。
 
 しゃがんで麦わら帽子の影になった自分の手元。眩しくない。)

「……はーまぐりさーん……」

(虚ろな目で七生は砂にクマデを突き立てた。)

ご案内:「浜辺(海開き状態)」に織一さんが現れました。
東雲七生 > (そもそも何だよ揃いも揃ってこんな海まで来てはしゃぎやがって。
 お前ら今だけじゃねえかこんな所に来てはしゃぐの。俺知ってんだからな。
 梅雨入り前も秋口も冬はもちろん春にだって海なんてほとんど見向きもしねえだろお前ら。
 今だけちやほやしてその気にさせんの止めてやれよ海くん可哀想だろ。年に2ヵ月あるかないかのモテ期に有頂天だぞ。
 あ、でも毎年モテ期が来るって結構良さげ……?
 前言撤回、何が可哀想だこの野郎。リア充か、てめぇもリア充か。
 あーくそ俺も水着の女の子と波打ち際できゃっきゃしてみてえよド畜生。
 ていうか何だあの子露出度高ぇなオイ、あんなの水辺で着るもんじゃねーだろ流されるぞ流されるって。
 そしてその相方の子はでっけーなオイ

 ……と、思うところは多少あれど。

 七生はもくもくと砂浜を掘っている。)

「………。」

織一 > (放課後である)

「ばりばりー……」

(家に帰りたくないから浜辺に来てみたはいいが、織一視点ではかなり人が多い、
何故人は狩りでもないのに群れるのか、なんて考えながら浜辺を歩く)

「……ばり、ばり」

(ちなみに食べているのはさっき捕まえたセミだ、カニみたいで美味しい、
さっきからカニやらセミやらを捕まえてバリバリしているが、腹は中々満たされない)

(とかやっていたら砂浜を黙々とざりざり掘っている少年が目に止まった、
アサリかハマグリでも探しているのか)

「……あさりー、はまぐりー」

(最近虫と肉しか食っていないし、たまには貝を食べるのもいいかもしれない、
バリバリしてたセミを飲み込むと、すたすたと潮干狩りしている少年へと近づく)

東雲七生 > (すん、と七生の鼻が鳴る。

──なんか、臭う。

 それは落第街などでよく嗅ぐ臭いだ。
 鉄と脂が混じったような、
 ……自分が能力を使う時にもよく嗅ぐ。

 血の匂い。)

「ぁー……何だよこんなとこで喧嘩かよ。
 暑いってやーねぇ……ぉ?」

(未だ姿を見せない貝類から意識を再び周囲へと戻す。
 べ、別にビーチをエンジョイしてるガールズたち見てたんじゃないんだからっ!
 か、勘違いしないでよねっ!

 と、心の中でよく分からない弁解もした。

 その結果、こちらへと歩いてくる少年を見つけたのだった。)

織一 > (目が合った)

「む」

(路上の野良猫みたいな目付きで少年を見据えながら、しゃがみこむ、
視線は目から空っぽのバケツに移動し、ぽつりと)

「……上々ではないな」

(かさかさと近くを横切ったカニを目にも留まらぬ速さで掴みながら、呟く)

「このあたりに貝はいるのか」

東雲七生 > (少年が近づいた事で血の臭いが強まった。

 出元は確実に目の前の少年なのだが、何故少年がそんな臭いを纏っているのか理解できない。
 ……まあ無理して理解するものでもないか、とすぐに思い直して、瞬きを数度する。)

「まあな

 まだ来てからそんなに経ってねえからさ。
 まあでも、この辺りはそれなりに採れるって噂だし、期待は出来るんじゃねえの。」

(カニを捕まえる手並みに感嘆しつつ。
 再びクマデを振るう。)

ご案内:「浜辺(海開き状態)」に蘆 迅鯨さんが現れました。
蘆 迅鯨 > 真夏だというのに黒いフードで顔を覆った少女が、白い砂浜をゆっくりと歩く。
その右脚は怪我をしており、包帯と添え木で固定されている。彼女――蘆迅鯨は杖をついていた。
迅鯨が歩みを進めるたび、その豊満なバストもまた、緩やかに揺れ動く。
しばらく歩くと、二人の少年の姿が目に入る。迅鯨の視線はそのうちの片方、黒い甚平を着た少年のほうに向いた。
「(アレ?あいつぁ確か……)」
まだ直接話したことこそないものの、彼は迅鯨と同じ『たちばな学級』に通っている生徒の一人であったはずだ。
そして、この脳内での呟きは迅鯨の異能により、二人に精神系の異能への耐性がなければ、
その脳内へテレパシーとして伝わることだろう。

織一 > 「ふむ、採れるのか」

(さっき捕まえたカニを適当に海水で洗うと、カニの胴体を砕き絶命させる、口内で暴れないための保険だ、
ひょいと口の中に放り込むと、ばりばりと食べる)

「ばりばり」

(ばりばりしながら砂をざくざくと掘ってみる、当然素手で)

(とかやってると脳内に少女の声が聞こえてきた、
この声も現象も過去に体験している、おそらく同じたちばな学級の知り合いだろう)

「……む、お前は……ルーか、どうした」

(名前を思い出した、ばりばりしながら声を掛ける)

東雲七生 > 「採れるらしい。」

(カニをほぼ丸のまま食べた事に驚きつつ、頷く。
 直後に脳内に響く声に不思議そうに顔を上げて、辺りを見回した。
 水着ではしゃいでる人らの声でも届いたのだろうか、と思ったがどうやらそうではないらしい。
 
 少女の姿を見つけ、それと同時に彼女へと声を掛けた少年と交互に見た。

 どうやら知り合い同士のようだ、とアタリを付ける。)

蘆 迅鯨 > 「よっ、えーと……織一クンだったっけか。それと――あんたは?」
黒甚平の少年――織一に声をかけられれば、左手を上げつつ自らの声で改めて挨拶し、
先程から潮干狩りを試みている少年にも声をかける。
「いやァ、こんな所で見かけるなんて珍しいと思ってサ。何してンの?潮干狩り?ちなみに俺ちゃんはちょっくら男漁りにネ」
早口気味に二人へ問いかけつつ、自身の目的については恥ずかしげもなく公言した後、
わざとらしく上体を倒すと、迅鯨のバストは重力に従って垂れ下がった。

織一 > 「潮干狩りをしている」

(何をしているかと聞かれたので普通に答える、しかし彼の手にはクマデもバケツもない、
基本的に狩りは素手でするタイプである、熊や猪の解体も素手だ、
ばりばりごっくん、カニを飲み込むと、さくさくと素手で貝を探す行為に戻る)

「あさりー、はまぐりー」

(とか歌いながら貝を探す、獲物を探す行為は好きだ)

【5以上でなんか採れる】

東雲七生 > 「あー、俺? 東雲七生。
 えっと、ぶしつけで悪いんだけどさ、二人知り合いみたいだけど……どっちも学校じゃ見かけないよな?
 ……二人とも、学生?」

(砂を掻く手を止めたまま二人を交互に見る。
 迅鯨の発言やら仕草やらに呆れやら恥ずかしさやらで頬が赤らむが、夏の暑さの所為にしてしまおう。
 実際それだけ砂浜は暑いのだし。)

蘆 迅鯨 > 「ほー。やっぱそうだよな。それで他に何かするつったって思いつかないモン」
想像通り潮干狩りをしていたらしい二人に対してはそう言いつつ、
「七生か。俺ちゃん蘆迅鯨<ルー・シュンジン>。よろしくなっ」
と、再び上体を起こし、左手を上げて挨拶。体の動きに応じて、迅鯨のバストは大きく揺れる。
「あー……鋭いな。そ、俺ちゃん一応学生よ。二年な。……ま、ガッコじゃ見かけないっつーのも無理ないわなー……」
何か含みを持たせるように、俯く。
迅鯨は自身が『たちばな学級』の所属であることを、学級の外の生徒には明かしたがらないのだ。

織一 > 「学生だ」

(ノータイムで告げる、通常の授業に出ない理由については言わない、
「たちばな学級」の生徒であることをあまり言いふらすべきではないことは知っている)

「……わたしはあまり学校に来ないからな」

(真実だが見かけない理由には関係ないことを言い、はぐらかす)

(それよりも貝だ、さっき食べたカニ程度では腹は膨れない、
ハマグリ、アサリ、考えるとお腹が空いてきた)

「ぎょかいるい……」

(探す手は段々とスピードアップ、がっさがっさと無自覚に身体能力のタガを外していると、何か固いものか見つかった)

「む!」

(掘り返すとそこそこ大きなアサリが見つかった、嬉しそうに拾う)