2016/09/19 のログ
ご案内:「浜辺」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 夏も過ぎて本格的な秋の訪れを感じ始めるこの時期に、七生は浜辺に来ていた。
別に泳ぎに来たわけではないので、服装は普段のトレーニング用のシャツとハーフパンツである。
トレーニング用。今日は気分を変えて浜辺にて異能の鍛錬をしようと思って来た七生である。

「とはいえ、体動かすわけじゃないけど。」

未だに自分の異能と向き合う為にどうすれば良いのか、その答えは出せていなかった。

東雲七生 > 波打ち際をうろうろと歩き回ってから、少しだけ海から離れて砂浜に腰を下ろす。
夏の間は毎日の様に賑わった海岸も、時季が変わればほんの数週間前が嘘の様に静まり返っている。

「……ま、考え事にはちょーどいいケド。」

あぐらをかいて、頬杖を突いて。
遠く水平線を眺めながら、ぼんやりとまとまらない考えをどうにか掻き集め寄せ集めて形にしようとする。