2015/06/06 のログ
■朝倉千蔭 > 夜の神社は危ないと、少女はそう認識している。
人目が無く、誰か悪意のある人間に攻撃されるから……というわけではない。
「……吸いこまれそう」
鳥居が、本殿が、置かれた像が、自分を見降ろす星空が。
自分を飲み込んで、どこか知らない場所へ連れて行ってしまうのではないだろうかと。
そんな言いようのない虚無感が、この聖なる空間に漂っているような気がして。
……そしてそんな感覚を、愛していると言っても良かった。
すっかり冷たくなったペットボトルに手を伸ばす。
その冷たさに一瞬掴むのを躊躇い、握りなおして、キャップを開けた。
■朝倉千蔭 > 危険が好きだという野蛮な考えではなく。
事件を望んでいるという野暮な理想ではなく。
ただ、終わることが愛しいと。
「だから――私はそろそろ行動に移さなきゃ」
飲み終えたペットボトルのキャップを閉め、立ち上がる。
これから起こるであろう全ての終わりに出会うために。
ご案内:「常世神社」から朝倉千蔭さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に久喜棗さんが現れました。
■久喜棗 > ふむ…散歩がてらに来てみたが、やはりここは空気が良いのう
いや、儂のようなものが神社の空気を有難がっては変じゃろうか?
まぁどちらでもよいか、しばらくここで休んでいくことにするとしよう
(そう言って近くの石に腰掛け水筒を開け、茶を入れ始める)
■久喜棗 > (喉の渇きを癒やし、鳥居をくぐり賽銭箱の前へと立ってみる)
そういえばここの神社は一体何を祭っておるんじゃったかな
えーと、なになに(といって神社の案内を見てみる。そこには祭神は常世坐少名御神である旨が書かれていたが、棗の知識ではそれがどういった神なのか知るには足りなかった)
とこよにいますすくなみかみ……わからぬな、どんなご利益があるのじゃろうなぁ…いや、そもそも鬼ではダメか?
■久喜棗 > (周囲に誰も居ないことを確認した棗はこそこそと釣り竿を取り出し)
ふふふ、罰当たりかもしれんがせっかく海に面しておるのだ
釣り人としてこんなスポットを見逃すわけにはいかぬ
とはいえ少しここでは浅すぎる気もするが…うむ、まぁやってみればわかるじゃろう、それ!
(といって仕掛けを飛ばす、針は少し離れたところへと着水し沈んでいった)
■久喜棗 > (針を飛ばして小一時間ほど経過した。だがウキは一向にピクリとも動かない)
うーむ、やはりこの辺りに釣れるような魚はおらぬのかのう…
それとも時間が悪いのかもしれぬな、潮がもう少し満ちれば魚たちも集まってくるやもしれぬ
……もうしばらく待ってアタリが来なければ、今日の所は引き上げるとするかのう
■久喜棗 > (場所を少し動かし再度仕掛けを飛ばす。しかしウキは微動だにせず、近くに魚影も見当たらない)
うむ、やはりここではダメじゃな。たまには変わったところで釣ろうと思い立ったが、なかなかうまく行かぬものじゃな
これならば普通に港の方に行ったほうが良いじゃろうなぁ、いやたまには船を借りて沖釣りするのも良いか…
(ブツブツと独り言を呟きながらリールを引きあげ、竿をしまう)
うーむ……せっかく神社に来たのだから神頼みの一つでもしてみるかの
■久喜棗 > (鳥居をくぐりなおし参道を歩き、手水舎へ向かう。柄杓で順番に左右の手を洗い、神前に立つ)
むーっと、二拝二拍一拝であったかな。神社に来るなど久しぶりじゃのう
(賽銭を投げ入れ頭を二度下げ、その後二回手を打ち、最後にまた礼をする)
周りのみなとうまくやれますように…と、さて今日は帰るとするか
(参拝し終えるとくるりと向きを変え、そのまま外へと去っていった)
ご案内:「常世神社」から久喜棗さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に立花 響さんが現れました。
■立花 響 > 常世神社の石段を1つ1つ数えながら登っていき、やっと本殿が見えて思わずはぁ、とため息をつく。これで…4回目?などと考えていると
「…あ、石段の数、数え忘れちゃった」
ため息をした回数を思い出すと同時に石段を数えていた数を忘れてしまう。
世の中とは等価交換なのだ。と響は勝手に納得する。納得しないと悔しくてたまらないから
■立花 響 > 忘れてしまったものは仕方ない。折角だから今までの神社への予習をするべく、神社によくある施設を一つ一つ言い当てて行くことにした
「えーと…赤いから鳥居…と」
響は真上にある真っ赤な門を指さす。
鳥居は夜の暗闇でやや黒くはなっているが赤さは負けていないからこれは鳥居。
■立花 響 > 寧ろそれしか判断基準はないのか、と少し不安になる要素を見せ響は本殿の方に歩いて行く
「燈籠。手水舎。絵馬殿…そういえばここ絵馬売っている人いるのかな…」
本殿へと続く石畳の道を歩いて行きながら燈籠、手水舎、絵馬殿を良く見る訳でもなく歩いて行く
別に絵馬を買いに来た訳でもないが、こういう場所だと願いを書く人がそもそもいるのか疑問でもあった
■立花 響 > 「本殿と……狛犬!」
本殿よりも狛犬が目的なのか、と言わんばかりに狛犬を元気よく読み上げ、指さしている
神社はきっと狛犬を見て可愛がる、そういうことをするために本殿がある。
よしそういうことにしよう。今私が決めた。狛犬可愛い
おもむろに狛犬の石像の頭をなでたり、背中を撫でたりしている
■立花 響 > 本土でこういう姿を撮られたら間違いなくスキャンダルものだなぁ、
と頭の中で考えながら別に歌手やめた訳だからいくら撮られても音楽生活に何ら差し支えないだろう…恐らく
「でも、人間関係は何か崩壊しそうな…だ、誰もいないよね?」
そういえば誰かいるのか、狛犬を撫でる手をやめて周囲を恐る恐る見渡している。
見られたらそれで学園生活弄られ続けられるのか。
別に番組で弄られるなら問題はないが、私生活でまで弄られるのは避けたい
■立花 響 > いない。いないはず。返事もなければ足音もないし気配はない。
気配はないのは嘘だ。響は忍者ではないから気配を察知出来る訳ではない
ただここにいる人はそんな覗き見するような人はいない。いたとしたら響の恥ずかしい私生活をバラされるのは大変不味い
「……よし!」
いなさそうな雰囲気を察すると再び狛犬を愛で始める。
本土の方でペットとか飼ったことないから寮が許すなら犬を飼ってみるのもいいかもしれない。
ダメだったらスポンサーの大金で家でも作ればいい
■立花 響 > 「…犬いいなぁ。神社って何も関係なしに犬がいるんだもん」
決して犬ではなくて狛犬で、更にそれは石像である。
でも響にとってそれは犬なのであろう。
そろそろ神社を狙って来た訳ではないが、お参りぐらいはしよう。
渋々狛犬を愛でるのをやめ、手についた汚れを払っている。
流石に汚れた手を神様に向けるのは良くない、という常識はあるんだろう
■立花 響 > 財布を懐から取り出し、小銭を取り出す。
1円、5円、10円、50円玉全て1枚ずつ賽銭箱に放り込んだ後パンパン、っと本殿に向けて手をあわせる。
響は神社に対する施設の名前を知っていても二拍一礼等の知識は全く持っていない。予習不足である
「明日、無事に軽音部に行けますように」
何ら普通の願い事。行こうと思えば行けるのだろうが、響は1つの事を懸念していた。
迷子である。
未だに響は学園の地理を全く把握してないのだ。故に部活棟へ無事辿り着けるか。響はそれを重要視しているのだ
■立花 響 > 「ピアノ。私のピアノ…いや、それは言い過ぎよね」
ぽつりと言葉を漏らしながら本殿を後にする………前に狛犬の全身を撫で回し、またくるね、と声をかける
響が鳥居を潜り石段を降りていく。
勿論降りていく時には1,2,3と数えながら石段を降りていくが、降りきった時にまたため息をついて石段の数を忘れてしまうのはまた別の話
ご案内:「常世神社」から立花 響さんが去りました。
ご案内:「常世神社」におこんさんが現れました。
■おこん > よし、今日もやったるかのう。
(小高い場所にある神社の境内にたどり着き、タップリと時間をかけてストレッチ。
一言と共に袖から取り出したのは玄翁…即ち金槌。目を閉じて集中し、念を込める。
力に呼応した玄翁は、まるで微速度撮影でもしているかのように、するすると大きくなっていく。
見る間に大鎚と言っていい大きさになったそれを両手でしっかりと握りしめ、
さらに9本の尻尾を絡める。 がっちりと保持してから、大きく息を吐いた。)
■おこん > (時刻は夜に入りたての頃、ようやく顔を出した月をじっと見据え、腕に、尻尾に力を込める。
玄翁を持つ両手をしっかりと伸ばしたまま、ぐるりと回転。 その遠心力を使ってもう一回転。
さらにその加速を使って…ぐるぐると回転し、速度を高めていく。 金色の回転がぶんぶんと
風切音を立てて、これ以上ないぐらいに加速仕切ったところで、足でブレーキ。
慣性でひねられる上半身を戻す力を、玄翁を持つ手に伝達する。)
どりゃあぁぁーッ!
(気合一閃、妖力を注ぎ込んだ両手と尻尾から玄翁を解き放つ。
質量塊は過たず月の方へと飛翔し、そこから1分、2分…3分ほどたったところで、
肩を落とした。)
今日も届かなんだか…今のワシではこの程度といったところかのう。
(投げた方向に指をくいくいと動かすと、玄翁が手元に戻って来る。
ため息をついてから、もう一度月を見上げて。)
ご案内:「常世神社」に風間蒼介さんが現れました。
■おこん > なんとかして月に…否、殺生石に届かぬものかのう。
(金色に光る月は、自分の金毛によく似た色だ。 それを見つめて、ふすんと小さく鼻を鳴らす。)
中身を解放できれば、ワシも交尾をねだることなどなくなるんじゃが…、いや、そうでもないな。
(交尾するのは楽しいから、そもそも否定する要素はなかった。
ただ他人からエネルギーを供給してもらう必要がなくなるのは事実ではある。)
はーあ、交尾したいのう…さっきの遠投で力を使ってしもうたし…。
帰りに男子寮に遊びに行くかの…
(ファストフードかコンビニに行こうみたいなトーンで呟いて、
手持ち無沙汰気味に玄翁をもてあそぶ。)
■風間蒼介 > (静謐に満ちた…とは言えない小高い神社にどしゃぁっと鈍い音を立てて人影が落下してくる。その姿は濃紺の忍び装束に赤いスカーフで鼻下を隠したまさに忍者であった。よろ…と身を起こし)
っぶなぁぁぁ!なんかものっそい質量の物が鼻先をぶおん!って来たでござるよ!?
(木々から木々へと飛び移り空をすべるように移動していたら撃墜されかけた、という次第であった)
おや、おきつね先生でござらぬか。なんかこの辺物騒な未確認飛翔体が飛んでござったが大丈夫でござるか?
(地面に這い蹲りへっぴり腰を突き上げた姿勢でしゅぱっと片手を挙げて)
■おこん > おお、おう!風間! 未確認飛翔体はワシが投げた。
(樹から落ちてきた木の実…じゃなくてニンジャは、見知った顔だった。
問いかけにはうむ、と頷いてみせて玄翁を見せる。)
ワシはのー、どうにかして月にこの玄翁をぶち込みたいんじゃが、
中々うまくいかんでな… 力が足りぬのか、あるいは何らかの結界が施されておるのか…
いずれにせよ、おぬしに当たらんでよかったわい。 立てるかのう?
(へたりこんで?るところに歩み寄ると、手を差し出して。)
■風間蒼介 > ああ、心配して損したでござるよ…っていうか相変わらずちみっこい体でとんでもない膂力でござるなあ…
(直前につぶやいた物騒というか捕食者のつぶやきは聞こえなかったらしく、やれやれと力を抜いて…)
月でござるか……初速は十分でござろうしあとはそれが減衰しないように推進装置でも付けるしかないのでは?あ、どうも
(差し出された手を取ってよっこいせと身を起こすと適当な石畳にあぐらをかいて座る。それでも視線は大して上に上げずとも顔を見れ、これ直立したらほとんどステルスでござるなあなどと他愛も無いことを)
■おこん > 人ならざるものは存在からして人と違うからのう。 膂力があると言っても、ワシの場合は…
ほれ、妖の力を使っておるでな。 筋力だけで考えるなら、年端もいかぬ童と同じよ。
(ほい、と腕を90度曲げてみせる。 もちろん力こぶとかができるわけもない。)
そうか、推進装置か……玄翁に取り付けられるやつを、今度誰かに頼んでみるかのう。
ところでおぬしはどうしたんじゃ、修練でもしておったのかの?
(立っている自分で、目の高さが丁度いいくらいの座ってる相手。
なるほどとばかりに何度も頷きながら、玄翁は袖の中にしまう。)
■風間蒼介 > 拙者その辺ごっちゃにするのが当然の里に産まれたでござるからなあ…どの道凄いとしか思えんでござるよ
拙者体は鍛えても異能はそっち向きではござらんから
(ぐいと腕を曲げてみればゆったりとした布地の上からは判りにくいだろうがむきりと。それでもさっきの玄翁は異能の力全開で振り回せるかどうかだろう)
後はそういう術とか…といっても先生の方がその辺先達でござったな
っと、いや、コンビニ帰りでなんかテンション無駄に上がったところに手ごろな林があったのでつい…
ああ、あとアイス買ったので溶けてはいかんと思った次第で…おひとついかがでござる?
(懐からずるっと取り出したのはコンビニの袋、年頃の男子高校生らしくジュースやスナック菓子に混じってパキっと割れるソーダアイスが一つ)
■おこん > すごいすごいと言うてものう、力はきちんと使いこなすことが大事なんじゃぞ。
単に強ければいいというわけでもな……ふむふむ、良い筋肉しとるのう。
おぬしはおぬしの力をより良く使う方法を研鑽するとよかろう。
(よく締まっている相手の腕を見て目を細める。 9本の尻尾を振りながら頷いてみせて。
彼は自分の力の特性をよく理解している。そこはとてもよいことだと示して。)
こんびに帰りで少々勢いづいたからって木々の間を渡り歩くのか…まあ、おぬしなら
怪我なぞあるまいが気をつけるんじゃぞ。 お、なんじゃなんじゃ、ワシにくれるのか?
なんじゃ、そういうことは先に言うてくれぬと困るのう! ほれほれ、あーん♥
(ぱあっと表情を明るくするのと同時に、尻尾がうねうねと喜びにうごめく。
相手の前で大きく口を開けて、アイスほしい!っていうアピール。)
■風間蒼介 > まあその辺ちゃんと理解してるつもりでござるゆえ憧れということで一つ
(ぱしんと両手をあわせ、説教モードに入られては困ると軽い頭を下げて)
そうでござるなあ……拙者異能には恵まれたとは言え父上は無論の事先達方と比べればまだまだ
この学園で自分なりの何かを掴みたいと思ってるでござるよ
(異能や身体能力系はそつなくこなせる物の殻を破れた気はせず、魔術系はまだまだで
それでも気持ちは下を向かず高みを目指す高揚が確かにあって)
拙者山育ちでござるし…あとこう…夜の街を見下ろしながら跳ぶのは気持ちいいんでござるよ?
大都会のビル街でニンジャアクションとか憧れるでござるし…まあやったらお縄になりそうでござるけど
ぬ……
(あーんとされれば戸惑ったように手を止める。見た目幼女であろうがそういう雰囲気で無かろうが異性であれば意識し下手すればキョドる。それが風間蒼介という男である
しかし忍びに迷いは厳禁、コンマ数秒でそれを振り払うとソーダアイスをパキっと割って半分をあーんと差し出す)
■おこん > うむ、うむ、そうじゃの… 学業の場以外で教えを説いてもお互いよくないからのう。
(相手のお願いに我に返った。 わかったとばかりに軽く手を振って。)
まー、焦らずじっくり取り組むのが良かろう。 幸いにして学園は単位取得制じゃからな。
たしかに飛び回るのは楽しそうじゃが、不法侵入とかだけはせんようにな…
(マジメな相手に感銘を受けたとばかりに目を見開きながらお返事。
若干軽いところがあるが、根はしっかりとした勤勉ナ生徒だと改めて認識する。)
いただきまーふ…んぁ、んっふ…んお、ん…ふめはくて、うまいのう…んふ、ふ、っ…♥
(手を後ろにやって、そのままぱくりとアイスに食いつく。小さな水音を立てながらアイスを
頬張って、冷たさと甘さに目を細める。 ちらちらと上目遣いで相手を見るのは、
べつにうろたえる様子を見たいからとかでは決してない。)
■風間蒼介 > まあ拙者としてもアドバイスにも苦言にもキチンと向き合うべきだとは思ってるんでござるが
どうも身構えてしまうというか…もし拙者に至らぬ所があればよろしくお願いいたすでござるよ
(今度はきちんと、師に向き合う態度できっちりお頭を下げて)
拙者忍者であるがゆえ不法侵入が生業なんでござるがなあ……
まあ良識とか常識とかと照らし合わせて上手い事やってくでござるよ…
(しかしながら不法侵入をしない忍者というのも非殺の人斬りみたいなものでまた難しくて
ぽりぽりと頭を掻きながらなんとも言えない表情に)
あ…あの…せんせ?出来れば自分の手で持ってもらいたいなーなんて思ったりするのでござるが…
(この光景は良くない…とじっとりと汗を浮かべながらも目はそらせず
ノウマク サンマンダ バザラダン カンと煩悩を払う不動明王の真言を胸のうちで唱える
激しく大いなる不動明王よ我の迷いを打ち破りたまえ、道を示したまえ
ああ…アイスの棒を持ってる手元からダイレクトに動きを察してしまう拙者の忍者洞察力よ静まりたまえ…とプルプルと犬のように震えて)
■おこん > んむ…わかって、おるろぉ…。 困ったときは、いつれもそうらんに、っぷぁ、乗るからの…
不法侵入については…んっ、迷惑にならぬていろにぃ、んふ…れんひゅーをすると、よいぞ…♥
(アイスをしゃぶる口を時々止めながら、相手の礼に言葉を返す。 とっても美味しいアイスは
ずっとしゃぶっていたいのだけれど、そうしているとどんどんと溶けてきて…。)
んぁ、もったいないのう…♥ んんー? なんじゃ、教師に物を持たせようというのかー?
もうすぐ食べ終えるから、待っておれ…♥ んぅっ…ふ、んっ…♥
(ソーダアイスの溶けた雫が零れそうになるのを、大きく開けた口で受け止める。
ぺろりと舌なめずりしてからアイスに再び食いついて。 食べ進めていくうちに、
アイスの根本、つまり風間が持っている指の辺りへと、顔が近づいていく。)
■風間蒼介 > はっ…はい、拙者術式の組み込みというか把握が甘いでござるしその辺のご指導などもいずれ…
もちろんでござるよ!せ、拙者私情で他人の迷惑にかける様な事は…
(普通の会話を続けていればきっと…そんな淡い思いを抱きながらも、アイスが少なくなってくれば手に伝わる情報も増えはじめ)
いえ決してそのような事は拙者全くこれっぽっちも!
しかしこれはなんというかよろしくない様なよろしい様な!
(ああ、流されてる、拙者流されてるでござる…これは拙者もてあそばれて…いやでも可能性的に無邪気にアイスをしゃぶって…しゃぶ!?
など内心の葛藤をよそにアイスはその量を減らし…ぱさり、と力の抜けた指からコンビニの袋がすり抜け音を立てた)
■おこん > ふむ、ふむ…くみこみ…それならぁ…よく観察することじゃのう…
何が起こるか、何をするのかをよーくみれば、自然と…対応も、できるであろうの…♥
ほれ、例えば、じゃぞ…? ワシがここからどうするか、当ててみい…?
なに、よろしくないことはあるまい、ワシはおぬしにっ、はふ…んっ、問題を出しとるだけ、じゃぞ…♥
(ぽそりとコンビニ袋が落ちる音に、小さく狐耳が震える。 舌なめずりをしてからあーん、と口を開ける。
風間の手元に残った、ほんの一欠片のアイス、そしてそのすぐ近くの指をいっぺんに咥え込もうと、
棒の横側から顔を近づけて。)
■風間蒼介 > はっ…か、観察でござるな!
ええ、そりゃもう拙者その辺は鍛えておるでござるから!足運びや視線からアタリをつけるのは得意分野であるからして!
しかし術式となればそこを読み解くセンスも必要であるがゆえ…
こ、ここから!?それはもうアイスをお食べになるのでは!?
(指に触れる吐息はくすぐったく羽毛のようで、あれ?他人の息とか生暖かくて気持ち悪いはずでは?
拙者化かされてる?化かされてる!?でもここで逃げたらヘタレでござるし。乗っかって噂されちゃったら恥ずかしいでござるし…!)
け…見にまわるでござるかなあ!?
(真摯な姿勢で答えを見るのも学びの姿勢の一つでござるゆえ決してヘタれたわけでは…!と自分に言い聞かせ目をかっ開く)
■おこん > そうじゃぞ、かんさつっ、観察するんじゃ…相手の出方を伺い、己の動きを考えるっ…♥
これは、とってもだいじなぁ、ことじゃぞ……んっ、んふふ、ぅ…♥
(指導する声には甘いものが混じり始め、次第に息も荒くなっていく。
瞳を覗きこむことができれば、情欲の炎が灯りつつあるのが見えるに違いない。)
そうじゃなーぁ…あいすを、食べようかの…? それともーぉ…誤ってこちらを、食んでしまうかもしれぬのう…?
(開けた口をアイスの前に、次に手の前に。 相手が制止せず、見届ける姿勢なのを確認すると瞳が煌めく。)
もう限界じゃあーッ!! ええい風間よ、おとなしくしておれッ! ちょっとだけ、ちょっとだけじゃー!
(後ろにまわしていた手がぱっと動き、相手の手首を押さえつけようとする。
素早いニンジャアジリティを用いれば避けることは造作もなかろうが、そのままであれば容赦なく指にしゃぶりつく構えだ。)
■風間蒼介 > は…はい!里でも父上にこう言われているでござる!
イメージしろ、イメージさえ出来れば後はその通りに動くだけと!
(バーチャルな方面では百連戦魔だがリアルでは女慣れどころか免疫不全を起こしている蒼介には情欲の色などはわからない
が、甘い声というダイレクトアタックを仕掛けるシンプルな攻撃の前にはくらりと)
ああー!アヤカシが消耗してちょっとエッチな補給…とか妄想だと思ってござった!思ってござったのに!
リアルって意外と奇想天外にござるなあ!?
ええっと……血、吸うくらいまでなら拙者構わんでござるよ?
(期待してなかったと言えば嘘になるけど現実になればやっぱり怖くて怖気づいちゃった…というDTメンタルが忍者メンタルを上回り手首は捕らえられ
でもここで拙者逃げたら先生腹空かせたままでござるなあ…なんて思えば声を震わせながらもそんな提案を
幼い頃から「そう」なるべく手を加えられた体に流れる血は言うなら濃縮した霊的エネルギーのようなもので)
■おこん > いめーじするには、相手を知ることが不可欠なのじゃぞ…
何を考え、何を目的とし、どう動くか…それをっ、理解せねばならぬぞっ…♥
(相手に甘えるような声と視線。 そしてじりじりと近づく身体。身体から立ち上る気配は
どこか淫靡なものであり、幼い容姿に反した、牝の雰囲気。)
ちょっとえっち、じゃと…言ってくれるではないか… おぬしが望むなら、すっごくえっちなことをしても良いのじゃぞ…♥
血など吸わぬわ、大事な生徒にそんなこと…ただ、こうして、こう、じゃぞ…♥ んむぅ…?!
(口を大きく開けて舌を出し、先ほどアイスにしていたように、相手の指の根本から先端まで舐めあげる。
傷跡を残さずに、かすかに相手の身体に流れるエネルギーに触れて…
思っていたよりもずっと”濃い”力に、目を見開いた。)
おぬし、ずいぶんとよい暮らしをしておったようじゃな…これは、病み付きになるやもしれぬ…♥
っ、ぷぁ……んふ、んっ、んぅっ…♥
(言葉を残すが早いか、うっとりと表情を緩めて夢中で指にしゃぶりつく。
熱くぬらりとした舌が、爪の間から関節、そして指の間に至るまで、丁寧に這いまわる。)
■風間蒼介 > そ、それはもう拙者ら忍者は情報命でござるし孫子も彼を知り己を知れば百戦危うからずと…
ちょっと…先生?近い、近いでござ…!
(大妖でも前にしたかのような…威圧感とはまた別種の圧力に押され体が後ろに仰け反るが捕らえられた腕はそのまま)
イヤー!そ、それは拙者好きあう者同士がロマンチックに夜景とか海の見えるホテルとかでやるべきかと!
あ、遊園地の観覧車なんかも一枚絵映えするでござるなあ!チッス止まりでござるが…いやしかし一人暮らしの部屋というのも…違うそうじゃない!
あっるぇ!?拙者の戸惑いながらも気遣いを見せる感じでいい話ルート入るところでござらんか今!?
あっ、ちょ…ダメ…今拙者動いたばかりで汗が…ッ!
(風間の血は退魔を任ずる。千年を超えて受け継がれた血は強い力を持ち、薬物や呪法で改造された体は人間であり魔に近い
つまるところ品種改良されたようなものであって大変滋味あふれたお味であろう
なんかもう指から先が溶けていくかのような感覚に若干乙女入りながら大人しく吸われていく
子犬のようにプルプルと震えながら)
■おこん > んん…? おぬし、おぬしはぁ…ワシがおぬしを好いておらぬと? おぬしもワシを好いておらぬと? そう言いたいのかえ…?
それならそれで構わぬ…おぬしがワシのことを好いてくれるように、たくさんたくさん…魅せつけてやるまでじゃ、ワシの魅力をのう…
(掌に何度もキスを落としてから、舌を這わせる。 恍惚の表情を浮かべながら、キズができない程度に甘く噛み付いて。)
なんじゃ、動いた汗がどうしたのかえ? っふー…っ、るーとには、はいっておるであろう…♥
このままワシが、おぬしを可愛がるるーとにのう…♥
(可愛らしく震えて声を上げる相手の様子が楽しくて仕方ないとばかりに、次の指へ。
そのまま先ほどと同じように舌を絡め、相手のエネルギーに触れていく。)
直接ずるずると吸い取るわけでのうてのう…ワシは、おぬしらの中に流れる力の脈動…
それに触れることで、己を活性化させるのよ…♥ 故に、こういったことでもっ…♥
(たまらぬ、と息を漏らしながら、一際強く指に吸い付いて……ゆっくりと口を離した。)
■風間蒼介 > 拙者決してそのような事は…いや、ち、違うでござる!
これは色香とか即物的なサムシングに流されてるだけ!うおー!拙者色仕掛けにはとことんで弱いでござるぞー!でも絶対に負けないでござる!
ぁっ……
(歯が甘く指に食い込めば勝てなかったよ…と腰砕けにへなりと力が抜けていく)
いや、これグッドトゥルーバッドあるとすればバッドの最期のご褒美的なアレでござるよね!?
というか先生楽しんでるでござるな!?ござるね!?
(指が変わればまた新鮮な刺激にヒィ!と背中が仰け反って……ちゅぽんと口が離れればブリッジの姿勢でシャカシャカシャカ!とお台所の見敵必殺系な動きで距離をとって、木に背中を預けよろりと体を起こし座り込んで)
な、なら十分でござるよね?消耗分は補給したでござるよね?
(目尻に涙を浮かべハァハァと息を切らせながら、伺い、懇願するような視線を向けて)
今度…稲荷寿司作ってくるでござるゆえ…
(折れていた…完全に…心が)
■おこん > 色仕掛けに弱い…? おぬし、奇異なことを申すのう… 狐は昔から人を惑せるんじゃぞ…?
惑わすための手練手管は、はるかな昔から蓄積されて、おるでの…♥
そりゃーワシが楽しまなければ何のためにしておるかと…いう、ことじゃろっ…。
(ぷぁ、と指から口を離すと共に、斬新な姿勢で距離を取る風間を熱っぽい線で見つめる。
大きく身震いしてから、ぐーっと腕を上げて背筋を伸ばして。)
ウム、消耗分は補給した…いやいや、驚かせてしまってすまぬのう。
人間で言えば喉が渇いていたようなものでな、中々難儀なものじゃ。
稲荷寿司か、よいのう! 期待しておるからの。
ほれ、こんびにの袋が落ちておるぞ。
(先ほどの熱は雲散霧消。 けろっとした調子でコンビニ袋を指差す。
なんだか満身創痍な感じの相手を少しだけ心配げな目で見て。)
■風間蒼介 > 拙者忍者でござるゆえ生き死にかかった局面なんかは平気でござるが男の子ゆえこういう局面にはマジ弱いんでござるよ…
ううっ、拙者の純な心が弄ばれたでござる…
(スカーフの端っこを握ってわざとらしく目尻の涙をぬぐう)
驚くも何も……その…うう…
(平気かと言えばそんなわけもなく、だからと言って嫌だったかといえばそうでもなく、ぬくもりの残る指をきゅっと握って
言葉に出来ずに所在無さげに…悪イケメンに迫られた少女マンガの主人公ってこんな気持ちだったんでござるかなあ…など考え)
もうちょっと他のやり方ならいくらでも協力するというのに酷い先生でござる…
あ、ドーモ
(いつの間にか手放していたコンビニ袋を回収して、心配げに見られれば愛想笑いなど浮かべ)
■おこん > まあそう言うでない。 ワシならいくらでもおぬしの欲望に付き合ってやるでな。
人はいつまでも純ではおれぬものよ。 ワシじゃからよかったものの、他の飢えた連中ならば…
いきなり筆おろしじゃったかもしれんぞ。
(泣くな泣くな!って元気づけてあげたりしたい。)
まー、たしかに驚きはするがのう…どのみちおぬしはこれよりすごいことをするんじゃぞ、将来的には。
他のやりかたといってものう…ワシはこれが補給なんじゃから仕方あるまいて。
まあ、その…唐突に襲いかかったことは若干反省すべきかもしれぬが…
(すまん!って素直に頭を下げる次第。 襲いかかっちゃったわけだし。)
■風間蒼介 > ぐ…そんな……拙者の欲望……放課後の教室で夕日をバックに「実はね、好きだったんだ」って言いながら消えていく人外娘に泣きながら手を伸ばすも間に合わなくて泣き伏せるも立ち上がって掴めなかった手をもう一度取るために摩訶不思議アドベンチャーして再会するというそんなシチュが…
(できません)
というかここってそんな強襲揚陸系女子多いんでござるか!?拙者ちょっと一年生なんで手加減して欲しいんでござるけど!
う…それはまあ将来的には………
いや、拙者も驚いちゃっただけで嫌だとかいうのじゃなくて…先生が謝るような事では
(もじもじとしていたら先生が頭を下げていて
おたおたと頭を上げさせようと、手を伸ばそうとして適わずふしぎな踊りと化して見た目幼女の周囲を巡る不審者)
■おこん > なんじゃ、ワシ消えればよいのか? 消えるのか? どろんってしたほうがよいのか?
そも、そやつは消えてしまう前にぱっぱと動いて存在確保するための力を保存すればよかったんじゃ。
(容赦の無いマジレスは生徒の欲望に若干の打撃を与えるかもしれないけど、まあそこはそれ。夢は大事にしてあげたい。)
そうじゃぞー。 おぬしが思っておる以上に、精を…これは雄の意味ではなくて、生命力じゃな。
精を求める存在は多い。 ワシみたいなやり方をするmのもあれば、荒っぽいやつもおるでの…。
まあ犬に噛まれたとでも思って、元気を出すがよかろう。 初体験がワシではそうもいかんかもしれぬが!
(頭をあげたらすごい勢いで不思議なダンスを繰り広げていたので、口元を抑えてころころと笑って。)
■風間蒼介 > はぐっ…!先生そういう時は設定の隅突いちゃうけどごめんね?って言わないとダメでござるよ!
ぐぐ、確かにバッドエンド回避はするべきでござるが!あと消えちゃダメでござるからな!
(心臓を押さえハァハァとドライダメージに耐え、容赦のない一撃になんとか堪えた)
その辺の精気の概念は判ってるゆえ血を提供しようと思ったんでござるが…
まあ実際悪意を持って襲われた場合は対処できるんで大丈夫でござるよ
う……拒絶してしまったでござるが先生は…別にその…嫌というわけでは…
(うぐぐぐぐと顔を両手で覆ってじったんばったんと子供のように暴れ悶え…ぴたっと動きを止め)
悪女でござるなぁ…
(顔をあげるとしみじみとこぼした)
■おこん > 何が設定の隙じゃ!穴なんぞ空けとくほうが悪いんじゃ! 突かれ放題じゃぞ!
まあげーむと違って、ワシらは最悪の事態を解決する方法はいくらでもあるからの。
ん、ワシか?そう簡単に消えぬよ。 まだやることもあるでのう。 少なくても命は9つある。ほれほれ。
(相手の抗議にもどこ吹く風。 9本の尻尾をふりふりして嘯いてみるものの、
実際自分に命がいくつあるかなんて、死んでみないとわかるもんではないし。)
ふむふむ、なるほどのう。 おぬしなら自衛もできようから、さほど心配はしておらぬでな。
ふふふ…そうじゃろ? 伊達に狐をしておらぬでな。
(のたうち回った挙句悪女と言ってもらって、満足気な表情。 尻尾を一振りすると、目を細めて。)
■風間蒼介 > 穴があるからそこを埋めようとドラマが生まれるのでござるよ!
あ!なんかエロ重点でござるなこの表現!
…そうでござるな。拙者は英雄豪傑のような器はござらぬが、身近な悲劇程度切って捨てる程度出来ねば護国の剣など夢のまた夢でござるからなぁ…
はは、そういえば先生は九尾、そんじょそこらの者では害せぬでござろうなあ……
全くたいしたキツネの鏡でござるよ、おきつね先生は…
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたす
(ぐったりと疲れた体で頭を下げ)
若干どさまぎでござったが術のアドバイスも判りやすかったでござるし
■おこん > …なんじゃ、穴があるから埋めたいなどと…。 あれか? もしや…まぐわいたいのか?
それならワシもやぶさかではないのう!まったく、最初からそう言って折ればワシもじゃな、
全身全霊を持って相手をしてやろうというものを…
(いそいそ。服に手をかけて…かけたところで手を止めてちらり。)
九尾とはいうが、だからといって無敵というわけでもない。 弱点もあればできぬこともある。
じゃが…そのように言ってもらえると照れるのう!
(なんだか疲れきった感じで頭を下げる相手に、大丈夫だとばかりに手を振って。)
■風間蒼介 > ぐっ……年頃の男子たるもの興味津々でござるがなにか!?
しかし今はその時ではない!というかそんな流されるような関係絶対にノウ!でござる!
というか先生が拙者からかって楽しんでるのそろそろ見切ったでござるからな!
(チラ見されたところでビシっと指を突きつけ、ほらそういうところ!と)
まあその辺は人でござるしなあ…いや先生は妖狐でござるけど
精気不足も、もそっと穏便に持ちかけてくれれば拙者やぶさかではござらぬし……
さて、世もふけて来たし拙者そろそろ行くでござるよ。週明けには文化妖怪学の小テストがあるでござるし
……送りましょうか?先生
(妖怪だしどっちかというと捕食側ではあるけど。一応女性で見た目幼女だし…と一応聞いてみて)
■おこん > そうじゃろう、そうじゃろう! ほれ、言うてみい! ワシとまぐわいたいと!
さすれば遠慮なく、7日7晩相手をしてくれようぞ。 流される関係の何が悪いものか!
おぬしも今日一日で観察眼が鍛えられたようではないか、よくぞ見破ったのう。
(口元を隠していた手をどけると、釣り上がった口角が露わになる。 上出来じゃ、と続けて。)
不足しておるときは、おおむねあんな感じじゃよ。 まあ今回くらいで済ましたいもんじゃのう。
ふむ、よろしい。 殿方のお誘いを断るのも失礼じゃからな、遠慮なく送ってもらうとしよう。
(男子力の高い相手の言葉におお、と声を上げて拍手。
尻尾を振り振りしながら相手に近づいて、身体をぴったりとくっつける。)
ほれ、行くぞ!
■風間蒼介 > 7日7晩山中で代わる代わる襲い掛かる父上と叔父上と里の年配方から逃げ続けるデストロイニンジャ鬼ごっこやった拙者でも死にかねない戦場でござるなあそれ!
あそこまで露骨にヒントくれれば流石に判るでござるよ…
ああ、拙者のレベルに合わせてくれたんでござるね…
(ため息と共にしぼんだ風船のように肩を落として)
なんというか厄介な体質でござるなあ…
あ、そこは乗るんでござるね……って近い!近いでござるよ!?
触れてる場所から吸ってないでござるよね!?
(自分から言い出した以上引っ込みは付かず、そのまま送ることに。
思い切り動揺しながらも忍者洞察力はしっかりしてたのか何事もなく送りましたとさ)
■おこん > おぬしならきっとだいじょうぶじゃ。 おぬしは男子じゃからな。腹上死など情けのうて死ぬわけにいかんじゃろう。
おぬしのれべるに合わせたというよりも…女子をまず見るようにせよ、と言いたかったんじゃよ。
まあ、おぬしが愛らしい声を上げていたことはワシの頭のなかにしっかりと刻んでおくがの。
(元気をだせい!と相手の背中をぽんと叩いてころころ笑って。)
妖怪じゃからの、ワシは。 性質といった方が正しかろうのう。
近いじゃろ? んんー?どうかの、吸って欲しいのか?吸って欲しいのかえ?
(とっても動揺してる様子の相手をにまにまと眺めながら、おうちに帰るまでわざとらしくじゃれつくのでした。)
ご案内:「常世神社」から風間蒼介さんが去りました。
ご案内:「常世神社」からおこんさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に遠峯生有子さんが現れました。
■遠峯生有子 > ガランガランと鈴を鳴らす音、パンパンと拍手の音が境内に響く
「新しい学校で楽しく過ごせますようにっ」
願い事を口にして。手を合わせて一礼。
「よしっ」
ぎゅっと両手をこぶしにして、満足げに頷く。
■遠峯生有子 > 「神社があるって聞いてたけど、こんなところにあったんだなー。
静かだし、空気がきれいなかんじがして、なんかいいな。」
ちょっとのんびりしていこうかなあ、と。
社殿から離れ、境内の一角、ベンチのようになっているところへと向かう。
足音も立てず。
■遠峯生有子 > 「あっ」
ジャリッ。
驚いたような声と共に、玉砂利を踏む音がやっと上がった。
少女の頭の位置が1センチほど沈んだように、人がいたなら見えたかもしれない。
「いっけない。気持ちよくてついつい。
こういうことにならないためにここへ来たのに。」
そういうともういちど社殿に向き、
パンパンと再度拍手を打って、
「神様、もっとがんばるので、見捨てないでください。」
■遠峯生有子 > 最初の礼拝より長かったかもしれない。
手を合わせたまましばらく祈り、ゆっくりと手を解く。
「ふぅ。」
やっとベンチに腰をかけ背もたれに身を任せて空を仰ぐ。
(でもがんばるってどうすればいいのかなー?
授業でわかるようになるかな。)
(……。)
そこまで考えたところで身を起こす。首も痛い。
■遠峯生有子 > 「…そうだ、図書館とかにも行ってみよう。
あとはー。」
考え事が独り言に出るタイプなのだろうか。それは案外寂しいのではないか。
一度言葉を切って視線をまた社殿に向け、
「…覚えてるかなー。」
背筋を伸ばす。
■遠峯生有子 > 臍の下に意識を向けて。
葉擦れの音を聞きながら肩の力を抜く。
風が彼女の長い髪を僅かばかり揺らしたが、
それを心地のよいものと感じながらゆっくりと、息を吐く。
■遠峯生有子 > 息を吸う。
そしてまた吐く。ゆっくり。
鳥の声が聞こえる。波の音が聞こえる。
息を吸う。
ひとつふたつみっつ。
息を吐く。
■遠峯生有子 > 目を開けた。
ベンチがゴトッと音を立てる。
「あれ?えー、なんでー?」
■遠峯生有子 > 「ううう。落ち着くための瞑想で浮いちゃったら意味がないよー。」
正確には、彼女を乗せたベンチの重さがゼロになり、
それが解消されることで立った音である。
ともかく彼女は両の手で顔を多い、
もう一度「うううっ」と呻いた。
ご案内:「常世神社」に照夜さんが現れました。
■照夜 > 日課、というわけではないが気が向くとここに訪れる。
それは友人に会いに来るようなものか、あるいは上司にお伺いをたてにくるようなものか。
ともかく、ふらりとお菓子を片手に立ち寄れば
「おや」
先客がいた。
■遠峯生有子 > うにゃーと一人悶えていると、
境内に人の気配。誰かの声。
顔を上げると見知らぬ男性が、
「こ、こんにちはー」
軽く会釈して両手を下ろす。
■照夜 > 「ええ、こんにちは」
悶えている様子をみて、くすりとわらい。
「なにか困りごとかな?」
一応声をかけてみる。
■遠峯生有子 > 「え、ええと何でもありません!」
スカートのすそをきゅっと掴み、
やや緊張気味にそう否定する。
「…ちょっとうまくできなくてへこんだだけで。」
■照夜 > 「そうですか……。
人はだれでも失敗するものですから、気にしないほうがいい、なんてアドバイスをしたいところですけど、やはりそういうわけにはいかないですよね」
手に持ったお菓子の包みを拝殿に置き、簡単な礼拝をする。
本当に簡素なもので、所要時間はほんの数十秒。
頭を上げて、拝殿においたお菓子とは別のお菓子を女の子に見せ
「ところで、お嬢さん。
和菓子――豆大福はお好きですか?」
ときく。
■遠峯生有子 > 「うーん、さっき神様にがんばりますってお祈りしたとこだから。」
知らない相手だったが、穏やかそうな口調につられて
そんな風に付け足す。
そのまま足元を見下ろして、しょんぼりと落ち込んでいた風だったが、
戻ってきた彼の次の言葉に驚いて目を丸くした。
「お、お菓子ですか?ええと好きです。
けど。
…これ、私に?」
そういうことだと察して、見上げて尋ねる。
■照夜 > 「そうでしたか。
ここの神様は努力する人を助ける神様ですから、貴女が頑張るならきっと手助けしてくれるでしょうね。
頑張ってください」
まるで知っているかのように話し、微笑む。
「ええ、もしよろしければ。
結構有名なお店の豆大福ですので味は保障しますよ。
私もここのが大好物でしてね、時間があれば買ってこういう場所で食べるのが好きなんですよ」
神社を見渡す。
神社の雰囲気が好き、ということだろう。
■遠峯生有子 > 「あ、ええと、それじゃおコトバに甘えて、いただきます。」
ふかぶか。
慣れない謝辞など駆使しつつ、丁寧にお礼をすると、
えへへーっと年相応の笑顔を見せた。
「ええと、他のところとはちょっと空気がちがうなあって、
さっき私も思ったんです。」
すこし座る位置を避けてから大福を受け取り。