2015/06/30 のログ
■頸城 陸 > 「あ、いいの?……じゃあ、今度教えて貰っていい?」
数度頷いて、少し嬉しそうに答える。
美味しい物を食べに行くのが嫌いな人間なんていない、筈だ。少なくとも自分は嫌いじゃない、むしろ好きだ。
自分にも、少女が少年を冷ややかに見る理由がよく解らない。
女の子って、難しい生き物なんだなぁ、などと思ってみる。
「あ、結構条件が厳しいタイプのやつ、なんだね」
……色々と不便な能力なんだろうな。だから準備も条件も無く展開できる自分の異能を羨ましがっているのだろう。後、デザインはカッコイイし。
などと考えて、納得する。
■東雲七生 > ん?まあ、良いけど。
(何か知ってるんだろうか、と小首を傾げながら焔誼を見ていたが、何でもないと言われて素直に納得した。
異能の事に関しては、少しだけ罪悪感が生まれたが、)
──まあ、そのうちな、そのうち。
結構準備とかに手間取るからさ。
(半分嘘で、半分本当。
見せようと本気で思うのなら、今指を軽く切って出血させれば良いだけだ。
それでも、やっぱり抵抗があったので笑って誤魔化してしまう。)
■焔誼玖杜 > 「そうですね、そのうち」
【そういえば、自分もちゃんと話していないのだから、お互い様だろうと思う。
自分のほうはまあ、大体察されてるだろうけども。
そして和菓子のことについては】
「はい、ぜひ。
その時は、東雲さんもどうですか?
美味しいですよ、和菓子」
【と、隣の少年も忘れずに誘う。
友達と一緒に食べられたら、きっといつもよりも美味しく感じられるだろうと思って】
■頸城 陸 > 「……じゃあ、三人で、かな」
少女が少年を誘うのを見て、言う。
その後、何度か息を吸って吐いてを繰り返し、切り出す。
「じゃあ、さ。……連絡、先、交換したほうが、いい、よね?」
携帯端末を取り出して、尋ねる。そう言えば、同じ位の年齢の人の連絡先を聞くのは初めてだ。
そう思うと、緊張した。
■東雲七生 > そーそー、そのうちそのうち……ん?
和菓子かあ、俺も行っていいのか?だったら断る理由も特に無いけど。
……あ、だったら他の奴も誘ってみようぜ。和菓子、好きそうな奴多そうだし。
って、でも俺あんまアドレス知らなかったわ……。
(数人の知り合いの顔が頭を過った。
惜しむべくは連絡先を知らない顔が結構多いということか。)
お、連絡先ね。おっけーおっけー。
えーと、焔誼、紙とペン持ってない?俺、携帯家に置いて来てるんだわ……。
(ポケットに手を突っ込み、そのまま苦笑しつつ焔誼を見る。)
■焔誼玖杜 > 「……そうですね、みんなで行けたら楽しそうです。
その場で食べるスペースも、ちゃんとありますし」
【いいつつも、自分も知り合いは多くないなと思い。
とは言え数人は連絡も取れるので、その時は誘ってみようと】
「あ、ちょっと待ってくださいね」
【そう言ってから、鞄から手帳を出して……そういえば、と】
「……東雲さんの連絡先なら、私が知ってますし、二人分送ればいいんじゃ」
【と、自分の携帯を取り出して言った】
■頸城 陸 > 「あ、ソッチの方が楽そうだね。じゃあ、二人分、送ってもらっていい…‥?」
不安げに、少女へと尋ねてみる。
「……あ、そういえば」
自己紹介が、まだだった気がする。
「まだ、名乗ってなかった、よね。……僕、頸城、陸って言うんだ。……よろしく、ね」
と、いうことで、自己紹介してみる。
連絡先に名前も書いておけばいいのかも知れないが、名乗ったほうがいいだろうな、となんとなく思った。
■東雲七生 > 神薙とかさ、絶対好きだぜ和菓子。
こないだもやたら菓子パン買い込んだりしてたしさー。
(それとなく共通の知人の名前を出したりしつつ。
2人分纏めて、と提案されれば軽く手を叩いた。)
ああ、そうだな。それだ。それで良いな!ナイス焔誼!
っと、頸城……陸か。
俺は……っと、苗字はもう何度か聞いてるよな。東雲。
東雲七生、一年生。頸城も同じくらい、だよな?
(にっ、と笑いつつ名乗りと自己紹介をする。)
■焔誼玖杜 > 「あ……焔誼玖杜です。
よろしくお願いします、頸城さん」
【言いながら、二人分の連絡先を転送し】
「あっ、そうですね、結弦さんは誘わないと。
きっと喜んでもらえます」
【その姿を様子を想像して、かすかに笑う。
きっと、とても素直に喜んでくれるだろうなと、そんな予感があった】
■頸城 陸 > 「うん、同じ一年生、だね。授業とかで一緒になったら、その時はよろしくね?」
東雲の言葉に軽く頷いて。
「あ、ありがとう……。えっと、よろしくね、焔誼さんと、東雲君」
自分携帯端末に二人分の連絡先が転送されたのを確認すると、自分の連絡先を少女の携帯に転送する。
■東雲七生 > あいつさ、ホント堅苦しい言葉遣いの割にオーバーなくらいリアクションするしさ。
なーんか、見てて飽きねえよなあ。子供っぽくてさ。
(完全に自分を棚に上げて、今この場に居ない人物の話をしていたが、
ハッと我に返って咳払いをした。)
とにかく、まあよろしくな!
堅っ苦しいから、東雲って呼び捨てで良いよ。くんだなんて、そんな。なあ。
(はにかむ様に笑いながら、後頭部を軽く掻いた。)
■焔誼玖杜 > 「そうなんですよね、意外と世間知らずなところも合って――」
【そこで玖杜もまた気づいて、すまなそうにはにかむ】
「私も一年ですから……講義で会うかもしれませんね。
魔術系の講義は大体選択してますので、そのときは――」
【と、携帯の画面が目に入る。いつの間にかいい時間になっていた。
そろそろ帰って……備えないといけない】
「すみません、私はそろそろこれで……試験勉強を、仕上げないとなので」
【申し訳なさそうに言いながら立ち上がる。
いつの間にか試験まで今日と明日しか時間がない。
苦手なところを仕上げておかなければいけなかった】
■頸城 陸 > 「んー……呼び捨て、ってあんまりしないから、ちょっと変になるかも知れないけど、が、頑張ってみるね?」
笑う東雲に対し、少しどもりながら。
「……そうだね。赤点とかとっちゃうと、シャレにならないし。僕も、帰ろうかな」
完全に試験の事を失念していた。
自分もある程度復習をして置かなければいけない。
成績は良くない方ではあるが、だからこそ、やるべきことはやらなければ。
■東雲七生 > ん、あー……もうそんな時間か。
俺も試験対策、しねえとな……付け焼刃にも程があるけど。
(一般科目の筆記はほぼ絶望的である。
それでも勉強を教えてくれた同級生も居るので、無様に敗ける真似だけはしたくないのだ。)
おうっ、まあ無理のない範囲でよろしく頼むわ!
よーし、それじゃ各自試験に向けて解散って事で良さそうか?
無事にこの山を越えたら和菓子食いに行こうぜ!な!
(よいしょ、とベンチから腰を上げて、焔誼と頸城を交互に見る。)
■焔誼玖杜 > 「そうですね、終わったら打ち上げ代わりにでも。
楽しみにしてがんばりましょう」
【そう言って、二人に頭を下げると石段を降りていく。
心なしか、去っていく足取りは弾んでいるように見えただろう】
■頸城 陸 > 「そうだね。試験が終わったら、皆で和菓子、食べに行こうか」
東雲の言葉に、笑って頷く。
目的ができれば、やる気もでる。帰って、頑張って勉強しよう。
後悔なく、和菓子を食べに行こう。
……同級生と一緒に遊びに行くのは初めてだ。だから、全力で楽しめるようにしたい。
「それじゃ、僕も行くね」
じゃあね、と付け足して石段を下っていく。
ご案内:「常世神社」から焔誼玖杜さんが去りました。
ご案内:「常世神社」から頸城 陸さんが去りました。
■東雲七生 > よっしゃ、何かちょっとやる気出てきた!
俺も頑張って赤点回避しねえとなあ。これ以上補習増やせねえし……!
また、日乃杜と神薙の力を借りるか……ッ!
(多分二人とも快く……とまでは行かなくとも協力はしてくれるだろう、と考える。
何なら和菓子を奢る事にすれば良い。きっと協力してくれるはずだ。)
……とりあえず、今日は帰ろう。
(二人を見送った後、軽く準備運動をして東雲も石段を下りはじめた。)
ご案内:「常世神社」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「常世神社」に清水 宗司さんが現れました。
■清水 宗司 > 「……はぁ」
日も暮れてきた常世神社。備え付けられた長椅子に座り大きな溜息を吐く青年が一人。
手に持っている袋にはそれなりの量のごみが収まっているのをみると既に清掃活動は終わっているとわかるだろう。
■清水 宗司 > どうしてこの青年が大きな溜息を吐いているのか
答えは単純明快。明日からはテストがあるからである。
もちろん彼も勉強をしていないわけではない。
むしろ授業にもしっかりと参加しているし、テスト勉強もしっかりとしている。
いわゆる優等生の類ではあるのだが、彼には自身が無いのだ。
■清水 宗司 > しばらく長椅子に座りながら頭を垂れていた青年であったが、ゆっくりとした動きで立ち上がり箒を使って再び清掃活動を始めた。
既に境内は清掃が行き届いていてこれ以上綺麗になる余地はないように見える。
が、とにかく箒で掃く。とにかく境内を綺麗にしていく。
自分でも無意味なことだとは理解しているのだが、少しでも気を紛らせたいのだ。
ご案内:「常世神社」に詩想八宮さんが現れました。
■詩想八宮 > (明日からテスト――なのだが、この少女にはあまり関係なかった。
テスト範囲の勉强は既に全て終わらせ、しっかりと復習を行い、後は試験に備えるだけ、となっている。
そんなのだから、こうしてふらりと神社に訪れたのも、単なる散歩である。
神頼みではない)
――よう、ご苦労様
(と、神社関係者ではなさそうな青年に片手を上げて声を掛けた。
既に綺麗な境内であったが、“テスト前には掃除したくなる現象”か何かだと思いつつ)
■清水 宗司 > 「……あっ」
まさか、こんな時間に誰か来るなんて。
別段、おかしなことではないのだが、恥ずかしい姿を見られたようで一瞬固まる。
すぐにハッとしたように青年は、歯切れの悪いぎこちない挨拶を少女に返した。
「ど、どうも、こんばんは……」
まるで、何かを咎められたように。別に悪いことは何もしていないのだが。
■詩想八宮 > ああ?
(こんばんは、と返された挨拶に返したのは、眉を寄せてのこの一言であった。
なんだか怯えられたような気がしたので、私なんかしたのか? 程度の意味合いではあったが、言葉が足りないというか、単語ですらなかった)
まあ、いいや。
こんな所で掃除とか、現実逃避中か?
それとも余裕って口か?
(明日からテスト週間である。
当然ながら大多数の生徒はテスト勉強に追われているだろうし、こんな所に居るのはどちらかだろうとでも言いたそうに。
無遠慮に近づいて、彼の横に立とうか。雑談し易い距離で)
■清水 宗司 > 言葉足らずでぶっきらぼうな返事は青年を萎縮させるのには充分であった。
少しばかり動揺した様子で、口を開く。
「どちらかと言えば、現実逃避ですね……あはは……」
愛想笑いを浮かべながら、困ったように答える。
近づいてくるのには特に何か行動に移すわけではなく。
■詩想八宮 > ……………?
(更に怯えさせてしまったらしい。
いったい何が悪かったのか。
着崩した制服が不良っぽく見えて悪かったのかと思い、Yシャツのボタンをしっかりと止め、更にネクタイを締め直す。
それ以前の問題だとは気づかずに)
ふぅん。
兄さん結構頭良さそうに見えるけどな。
いくら勉強しても足りないタイプかもしかして
(困ったような様子を見ながら首を傾げて。
もしかしたら1人で思案に耽りたかったのかとも考え始める。
距離は詰めたが、彼のパーソナルスペースを極端に侵すほどではない)
■清水 宗司 > 着崩した制服を整えている様子を見ると
無用な気を遣わせてしまったかな、と少し申し訳ない気持ちになる。
「良い言い方をすればそう、なるのですかね……
自身が無いだけ、とも言いますけど……」
言葉通り自信なさげな口調で答える。どうも、彼の性分らしい。
■詩想八宮 > (少し窮屈な感じはするが、特に問題はないようで、別に気にしている様子はない)
自信がない、か。
根拠の無い自信、って言うのもあるけど、基本的には努力で裏付けするしか無いさね。
とは言え、こんな所で掃除してるくらいだし、なんとかなるんじゃね?
(不安そうで、自信なさげな様子であるが、やけっぱちや投げやりな感じではない。
本人の言葉からして勉强はしっかりやっているのだろう。
なので、なんとかなるのでは、と至極軽い感じで言った)
■清水 宗司 > 「ううん……そうだといいのですが……」
相変わらずの口調である。
心の中では自分もそれくらい軽く考えられれば、と少女に対しちょっぴり羨望の念を抱く。
そして、いままでの雑談の中で浮かんだ、ごく普通の疑問を投げかける。
「その様子だと……あなたは、明日からのテストは大丈夫といった感じですか?」
■詩想八宮 > ま。何とかならなかったら折角の夏を補習で埋めればいいだけだしな
(そう言って、に、と笑った。
案外懐っこい笑みである。
テストが終われば海開きも待っているし、補習は嫌だろう? と首を傾げながら。
そして、返された質問には頷いて)
私は大丈夫な感じだな。
余裕……って言ってると痛い目を見る可能性もあるけどな、まあ、赤ってことはねーよ?
(頷きながら答える。
特に勉強で困っているとは感じていない)
■清水 宗司 > 「補修は、できれば避けたいところですね……」
苦笑いを浮かべながら、頭を掻く。
彼の関心はテスト後の海開きにも向けられているが
気にしているのは海開きの後は浜辺の清掃で忙しくなるだろうな、ということ。
一般大衆とはややズレがあるが清掃を趣味にしている青年の宿命か。
「……そうですか、安心しました。
お互い、頑張りましょうね。」
何故か自分のことのように。安心した様子で、肩を降ろして微笑む。
■詩想八宮 > あっは。なら頑張って明日に挑まないとな。
まあ、何とかなんだろ
(頭をかく様子に気楽に言った。
海開きに特にこちらは興味はないのだが、生徒会の書類仕事が増えなければいいとは思っている。
――当然、彼の趣味が掃除であるなんて、気づくわけもなく)
ん、だな。
まあ、補習で会わないことを祈ろうぜ?
学年一緒か知らねーけど
(そう言って笑う。
怯え性のようだが、彼の様子を見るに、根はいいやつなのだろと判断して)
■清水 宗司 > 「そうですね、いまさら、逃げても仕方がないですし……
自分が言うのも何なんですけど。」
八宮の気楽な感じに、幾分か気持ちがリラックスしたようで。
穏やかな様子で答える。
「一応、一年生なんですよね……歳はともかく。
まあ、こちらも補修で合わないことを祈っておきます。」
■詩想八宮 > 逃げたらそれこそ赤点だからな。
――ま、前日の現実逃避位はいいんじゃね?
一週間乗り越えられればそれでいいんだし
(先ほどとは違った感じに少しきょとんとしたが、次には笑う。
そして何故怯えさせたのだろうと内心首も傾げるのだが)
へぇ、私と同じだな。
ここじゃあ学年と年齢の一致なんて気にすることもないだろ。
――詩想八宮だ、どっかで会ったらよろしくなー
(できれば補習以外の何処かで、と付け足して笑うと歩き出す。
手を軽く振って、それを別れの挨拶として――)
ご案内:「常世神社」から詩想八宮さんが去りました。
■清水 宗司 > 「あ、詩想さん、ありがとうございます、だいぶ気が楽になりました」
歩いていく詩想に礼を言いながら手を振って見送る。
「あ、自己紹介忘れてましたね……」
少しだけ後悔するが、次に会ったときはちゃんと自己紹介しよう、と気を持ち直して。
最後に神頼みをしてから、掃除用具を持って神社を後にした。
ご案内:「常世神社」から清水 宗司さんが去りました。