2015/07/23 のログ
■無悪 正義 > (こいつ、最初から喋れたのか・・・)
相手を怖がらせないようにと目線を逸らし続ける無悪。
最初からからかわれていたことに気が付き、再び静かな怒りが込み上げて来る。
いかん、これではまた怖がられる。
そう思った無悪は残っていたパン屑を再び神社内に撒いて、引き上げる準備を始める。
「・・・・・・・」
一人と一羽になんて声を掛けて良いかも分からぬまま、無悪は無言のまま去っていった。
ご案内:「常世神社」から無悪 正義さんが去りました。
■頸城 陸 > 「あ、そうなんですか」
そういう種族なんだろうか。恐らく異界の生き物なんだろうな、と考えて。
「そうみたい、ですね。……意外と、悪い人じゃない、のかも」
先ほど考えたことを、言葉にして口に出す。
「……鳥さんは普段、やっぱり神社に住んでるんですか?」
話しやすいと解ったからか、再びの質問。
人並みに、未知の生き物への興味はある。
……などとしていると、少年は無言で去って行ってしまった。
声をかけそこねてしまったな、と軽くため息。
■ネコメドリ > 「あ、アレ?おーい、どうしたんだー?急用?ハライタ?オーイ…行っちゃった。どうしたんだろうねあの人」
疑問を投げかけつつも黙って去る男を見送る事しかできない鳥。
「…ん?オイラの住居?何、神社に住んでるって…もしかして神社の横の森にある木の上に住んでるとか思われてる?
ないない、それはない!オイラ学生街に住んでるんで。しかも木の上じゃなくてマンションなんで」
神社に住んでるかと問われれば、全力否定。ついでに翼を顔の前で振って人間染みた動作も見せる。
「それに地面に落ちたモノも食べないね。オイラ、鳥じゃなくてネコメドリだし!」
先程の強面の男子が去り際に撒いたパン屑を食べに鳩が集まっている。
しかしこの鳥は言葉で示した通りに食べようとはしない。
■頸城 陸 > 「……は?」
覆わず素っ頓狂な声を上げる。
マンション住みなのかこの鳥。どういう生態系なんだ。
……いやぁ本当にこの島にはいろんな生き物がいるんだなぁ、という事で超強引に納得する。
「……家賃とか、ちゃんと払ってるんですか?」
納得はしたけど、その一点だけはもの凄く気になった。
もしかしたら仕事とかしているのだろうか。
「あー……厳密には鳥とは違うんですね」
言葉とともに何度か頷いて。
確かに、普通の鳩と同じように撒かれたパンくずに群がる……というようなことはしていない。
その辺り、人間と近い感覚なんだろうか。
■ネコメドリ > 「勿論払ってるし部活もしてお金も稼いでるし!!オイラネコメドリだから三歩歩いたとしても何も忘れないし!」
これだけ知能があれば何か仕事もあるんだろう。金銭面に問題はないようだった。
あなたの質問を何か無礼に感じたのかヒートアップしつつ答えていたが、すぐにクールダウンして……
「……と、アツくなっちゃったけどそりゃそういう疑問を持つのが普通だよねェ~…
今度はキミの事でも聞かせてよー。キミはどこ住みなのよ?家賃は?オイラは月6万」
と、俗っぽい言葉を使いつつ今度はこの鳥の方が尋ねてきた。
■頸城 陸 > 「あわわ、ご、ごめんなさいっ」
怒らせてしまったようだ。
どうやら普通に人並み(?)の生活を送っているようだった。
……鳥と接するより、人間と接するつもりで会話したほうがいいんだろうな、と考えを固めてみる。
「……あ、僕ですか?男子寮ですね」
鳥の質問に対して、軽く頭を掻いて答える。
……家賃に関しては、よく覚えて無いので答えない。
■ネコメドリ > ふと、目の前に落ちているパン屑に翼を伸ばす鳥。それはまるで人の手のような挙動で、器用にも小さいそれを拾い上げた。
「あー、男子寮かー…あそこ浴場汚くない?あんな所で風呂入ってたら雄臭くなっちゃうよー?
まあ、安いのはいいんだけどね。男子寮住まいは一年が多いけど、もしかしてキミもかな~?」
拾ったパン屑をじろりじろりと眺め回した後に、ぽいっと鳩の居る方へ投げた。
■頸城 陸 > 鳥がパンくずを拾いあげるのを見た。
やっぱり食べるのだろうか、などと期待して見ていると、不意に跳んでくる質問。
とりあえず、答えることにする。
「確かにちょっと汚いなー、とは思いますけど。まぁ、入れるだけマシかなー、って……」
一つ目の質問には、頬を掻きながら答え
「あ、はい。一年です。えーと……頸城陸っていいます」
二つ目の質問は頷きと共に。その後、続けて自己紹介を。
……パンくずを鳩の方に投げたのを見た。
食べなかったかー。
ご案内:「常世神社」にサリナさんが現れました。
ご案内:「常世神社」にサリナさんが現れました。
ご案内:「常世神社」にサリナさんが現れました。
■ネコメドリ > 「あー、やっぱり一年かぁ~…オイラはネコメドリさ!頚城クンよっろしくぅ!」
と言いつつ翼を差し出す。握手のつもりらしい。
「ま、お金に余裕ができたらマンションなりアパートなりもっと小奇麗な所に移るといいよ。
商業系の部活は色々あるしね!最近のオススメは農業系の部活!まあ、重労働だけどさ…今の時期は収穫の時期だし、人数もそれなりだし、割はいいと思う!」
ご案内:「常世神社」からサリナさんが去りました。
■頸城 陸 > 「あ、宜しくお願いします」
差し出された翼を見て、少し考える。
やっぱり握手を求められているのだろうか。
軽く、翼を握った。握手のつもり。
「へー、ありがとうございます。また今度、見に行ってみますね」
体力はあまり無い方ではあるが、この機会につけてみるのも悪くないかも知れない。
お金を稼げるのなら、尚更だ。
ふと時間が気になって、携帯端末を取り出す。
割りといい時間、かもしれない。
「……あ、すみません。僕、そろそろ帰りますね」
■ネコメドリ > 握手をすれば、見た目通りに羽毛の感触が返ってくる。返ってくるのだが…割とがっちりしているというか、
人の手のような感触も見受けられたかもしれない。
「おや、もう帰るのかい?そういえば今日は風が強いから気持ちいいよねぇ~……んじゃさらば。オイラも行くとしよう!
じゃあね、頚城クン!一年というのは短いけれど、ここじゃ色々な経験ができると思うよ」
翼を広げると、ふわっと不自然に浮いた。ある程度の高さまで達するとそのまま滑空するように飛び立っていった。
ご案内:「常世神社」からネコメドリさんが去りました。
■頸城 陸 > 握った翼は、少し変な感触だった。
まぁでも、元々変な生き物だし、そんなもの、で納得する。
「あ、はい……それじゃ、また。どこかで会えたら」
言って、神社から去るべく、歩き出していく。
ご案内:「常世神社」から頸城 陸さんが去りました。
ご案内:「常世神社」にアーヴィングさんが現れました。
■アーヴィング > おー……なんだここ
屋敷にゃ見えねーけど…
(ぶらぶらと当ても無く地図も無く常世島内を散策中
街中で急に森に行き当たり、興味深げに入り込み…そうして神社の中から突然チンピラがポップするというイレギュラーな光景が生まれていた
見たところ木造建築で広めの敷地を持つようだが、生活の気配というか、住居とはまた違う雰囲気を放っており、なんだこれ?と首をかしげている
故郷の神殿は基本的に塔の形態を取っており、これが宗教施設という発想は全く浮かんでこなかった)
■アーヴィング > ふむ………トーテム…か?
(口を閉じたものと口をあけたもの、左右一対の四足獣に赤い門……
エーテルの純度も他と比べて澄んでいるように感じられる
つまりここは魔術的な要の立地だと考えられ…)
魔導院か?
(故郷において魔術研究を担っていた施設の名を口にする
しかしその割には住宅地の中にあるというのが引っ掛かる
研究内容にも寄るが魔学技術の研究はイレギュラーな出来事も踏まえてなるべく独立した土地に作るはず
本人的にはあちこち観察しつつ、客観的には周囲にガンを飛ばしながら神聖な境内を徘徊し始める)
■アーヴィング > しかしこの構造……
部外者を受け入れるためのもんだな
(広い入り口、門や防壁などなく、舗装された歩きやすい石畳…
部外者に対する物理的、心理的な防御というものが見受けられない
そして入り口近くにある水場は乗り付けた馬の補給所だろう)
馬を受け入れるって事は…ここの文化はイマイチ判ってねーけど、ある程度の財力のある人間を迎え入れる用意があるって事だよな
で、その割には防備がない、これは過剰すぎる…つまり戦力をもたないというアピールなわけか
そして威圧するような守護獣が最初に出迎える……
宗教施設か?
(バカ、完全に間違った情報収集で真実に到達する)
■アーヴィング > ならこっちの神様にも挨拶の一つでもしとくか
(この男、これで信心深いたちである
といっても、神様に世話になるなら仁義は払うべき、という渡世人のような感覚だが
肉体的には幼い頃から戦場の経験が長いため、運の良し悪しが生死を別けるという感覚も強い
なら、財布の中に小銭がある時くらい寄進しておこうという殊勝さは持ち合わせていた
神官が腐っていないなら懐に入るにしてもいいように使ってくれるだろう)
…………リドルか?
(目の前には鈴からぶら下がった太い縄と木箱、そして入れないように柵で区切られ中が覗く神殿の内部
見れば幾本か蝋燭が立ち並び火が灯っている
横には金額の書かれたろうそくの入った箱が置かれているため、これを介して寄進を行うのだろう
だが、だとすればこの木箱は…なんだ
構造的に何かを中に収めるための物だろう
近くに特に解説のようなものが無いという事はここの住人にとっては常識のようなものなのだろう
確かに地元の神殿でもわざわざ香木の粉末を窓辺の皿に入れ風に流させる、という手順をいちいち教えたりしなかった
しかし、自分は異邦人である。誰かに教わらなければ判るはずもない
勘でやってもいいのだが、神殿でうっかり神に喧嘩売るようなマネをしてしまっては後味が悪い
というか熱心な教徒に見られては棒と油とヤスリを持って追いかけられかねない)
■アーヴィング > …………
(慎重な手付きでろうそくを取り出し、指定された通りの金額を入れる
そうしてろうそくに火をともし、燭台の開いた場所に刺す
さぁ、ここまでは手順はさておき使い方は間違っていないだろう
あの鈴は…ああ、そうだ、鐘だ
故郷の神殿にある鐘と同じ役割だろう
風に音を流し天空に住まう神におとないを告げるための物だろう)
よし……
(ガランゴロン、と鳴らしてから、気付く
これって鳴らす回数やリズムで意味が変わるとかないよな…?と
しかもこの鈴、鐘ほどではないが意外と音が響く
不用意な鳴らし方をすればイタズラか何かと勘違いされないだろうか?
そこで閃く
門に居た守護獣だ
片方は口を開き、閉じる
異文化…それも異種交流が可能な文明レベルであれば最初にコンタクトを取る時にためされる物がある
二進数…
開き、閉じる、これの意味するものは10、つまり2…
おそらくそれがこの神殿の神性数…!
ガランゴロンとさらにもう一回鳴らし、やり遂げ、満ち足りた表情で綱を手放す)