2015/07/29 のログ
ご案内:「常世神社」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > (──深夜の常世神社
昼間は避暑地としても人の訪れがあるが、
さすがに真夜中にもなると人の気配はない。
日中でも街の喧騒から離れ静かなこの土地は、
夜になると不気味に思えるほど静寂が満ちている。
そんな夜の常世神社が、七生はそれなりに好きだった)
「んー、よし、今日もランニング半分おわりっ!」
■東雲七生 > (鳥居をくぐり、玉砂利の上を歩きながら携帯端末を取り出す。
日に何度か行うメールチェック、ひとまず早急に返さなきゃならない様なものは無し。
ついでに現在時刻を確認して、どれくらいの時間ここで休憩していくかだけ考えておく。
──にしても、静かだな。
昼間喧しく鳴いていた蝉の声も聞こえない。
しん、と静まり返った鎮守の森はその木々の陰から得体の知れないものでも出て来そうな雰囲気があった。)
「……まあ、場所が場所だし幽霊とかなんか出て来ないと思うけど。」
■東雲七生 > 「でも、神社に参拝する幽霊とかも居ても不思議じゃないよな。」
(七生には幽霊のことなんか分からない。
当然だ、まだ一度も幽霊になった経験なんて無いのだから。
しかし、どういうものかと妄想する事は、出来なくもない。)
「そういや学校でかち合った幽霊、あれからまた出たんかな……?」
(ふと、そんな事を思い出したり。)
■東雲七生 > 「あの幽霊は物理が効いたみたいだから、その気になれば戦えたのかな。
そういや対魔物戦闘術で幽霊とかの類との白兵戦の項目とかあったような、無かったような……?」
(昼間参加してきた特別講義の内容を思い出しながら木の根元に腰を下ろす。
異能や魔術を用いない対魔物・対異能戦闘術
それは七生の受講する講義の中でもっとも割合の大きいものだった。
己の身一つで異能や魔術に対抗する術。
それは自身の異能を使うことを良しとしない、そして魔術の才を一切持たない七生にとって、
この島で身を守る手段として最も効果的なものに思えた。)
「……んまあ、基礎体力がかなり求められるけどねえ…。」
(体力にはそこそこ自信のある七生ですら、最初の1ヵ月は血反吐を吐く思いだった。)