2015/08/15 のログ
ご案内:「常世神社」にトトさんが現れました。
■トト > 少しだけ、此処に来ておきたかった
前に来た時は、確か、七生が此処で倒れていて… そうそう、ルフスと知り合い、七生とは血を分けてもらう約束をしたのだ
「祭りの準備、かぁ… …うん、来たいな、誰かと一緒に。」
ぱん、ぱんっと手を合わせてお参りの真似事なんかしてから、忙しない境内の様子を眺める
誰か、と言いながらも、真っ先に思い浮かべるのが彼の事だという自分に、何故だか少し笑いがこみ上げる
■トト > 「ふふ、神頼み、何て、したことないけれど、この世界の神様なら、僕にも祝福をくれるのかな?」
何て呟いて、ちゃりん、と5円玉を投げ入れる、こんなちっちゃいものでも20個あればコーラの一本も買えるのだ、お金ってすごい
思い出すように、携帯を取り出して、ぽちぽちと、先ほど彼から届いたメールを眺める
既に返信した内容は、自分としてはとても簡潔なもので、もっと色々書いても良かったんだけど
「おかしいなぁ… 僕、緊張するような事でもないと思うんだけど、うん… そのはず、だよ。」
■トト > 誰かに相談するような事でもない、七生はともかく、自分は思い悩むような話ではないはずだ
「そうだよ、断られたって、友達にもどるだけだ、僕は、そもそも、OKをもらえても
それは、僕が彼に恋をする権利だけのはずだ、だから、それだけの事なんだけどな。」
… もやもやする、断られても、それは恋人という道が閉ざされるだけで、親友にでも、他の関係にでも慣れるはずだ
恋人は、一つの関係の形でしかないというのに、一つぐらい、二人の契約の形を閉ざされても、痛くないはずなのに
■トト > 「… 七生は友達だよ。」
誰に言うわけではない、メールをじっと見ながら呟く
彼の答えが出るまでは、ふたりの関係は友達であり、それ以上でも以下でもない
だから、例え断られても、失うものなどはない、自問自答を繰り返すのも馬鹿らしい程に正しいのに
「……… 誰もいないよね… はぁ、あー、ドキドキしてるのかな、僕。」
ぶらぶらと休憩用のベンチに座って足をぶらつかせながら、ぷしゅ、と缶をあけてコーラを飲む
ひりつくような刺激が、喉を通って行くが、いつもより、少しだけその味が鈍い気がした
■トト > 「……… 誰も来ないでね、もう、少しだけ。」
確か彼も、このあたりで倒れてたっけ、と思いながら、ひと目もはばからずベンチに横になってみたりして、空を仰ぐ
「僕の世界の空も、こんなだったのかな……… 思い出せないよ。」
つまらなそうにいいながら、かぱっ、とコーラを一気に飲み干す
自分の感情に整理をつけるなんて真似、今の自分には出来そうにない、なら
「……… とにかく、答えを聞こう、それで分かるさ、全部、ねぇ、七生… だから、落ち着かないと。」
どんな答えを得るにせよ、彼を怖がらせたり、嫌われたくない、それだけは、今の自分でも迷いなく言えることで
だから、自分の感じている、寂しさにも似た気持ちを、取り敢えずは押し込めることに決めた
■トト > 「すぅ… はぁ… すー… はー………。」
大きく、大きく 大きく、深呼吸、すって、はいて、もう一度
「… よしっ!!」
跳ね起きる、笑顔を作る、何時もどおり、天真爛漫さならそうそう右に出るものはいない
「帰ろっ、ふふ、七生の答え、楽しみだなぁ、あ、そうだ、折角だから新作のジュースでも奢ってあげようか。」
にこにこしながら階段を降りていく、次に会う時に、何といって声を掛けようか迷いながら
……… そうやって自分を【造る】時点で、トトという存在としては例外もいい事だという事実に、自分でも気づかないまま
だけど、きっと悪いようには転ばないさ、と自分の心に嘯いて
■トト > ゆっくりと、ゆっくりと、決戦の日に向かって足を進めていく、今度は、やっぱり二人で来たいな、何て考えながら
ご案内:「常世神社」からトトさんが去りました。
ご案内:「常世神社」に昼奈さんが現れました。
■昼奈 > 「……あっちぃ………」
赤い夕陽が差し込む神社の境内に、どっかりと座り込む少女が一人。半ばまで炭酸飲料の入ったペットボトルを片手に、汗を腕で拭って。
近隣を歩きまわって場所を覚えるつもりだったが、思ったよりも島は広い。
目印になるだろうと神社にまで足を運んだはいいものの、木陰に入って休憩を始めて、はや20分。
赤毛のちっちゃなツインテールを揺らして、今日はセクシーに袖無しのシャツに切り替えてみた。
お子様? うっさい○すぞ。
「きょーは真っ暗になる前に帰らないとな。」
なんて呟く。空を見上げると、青く染まり始めたそこにぽっかりと浮かぶ淡い月。
まだ、多少喉が乾く。 何を飲んでも満たされぬ乾きだ。
■昼奈 > 「しっかし、思ったより大きくてしっかりしてんじゃん。もっと寂れたもんかと思ってたけど。」
片手にある地図の神社のマークを見下ろしながら、よっこいしょー、っと立ち上がって。なるほど、祭りの会場にもなるわけか、と納得。
木々がさわさわと風に揺れ、夕日が静かに地平線に溶けていく様を見つめながら、炭酸のペットボトルを傾け。
「ぬる……。」
安っぽいサイダーの味が喉を通り抜け、顔を顰める。
■昼奈 > 「だぁれも……いねーな。」
ぼそりと呟く。 数日前から身体が沸々と滾っている。 火照ってしまってたまんない。 それは外にいる時間が長いからでも、いやっらしい意味でも何でも無くて。
ぷくりと、少女の腕が泡立つ。ぷくりぷくりと、本来であればありえない二の腕辺りの肉がざわつく。
ぬちゃぁ、とその指と指との間に糸を引き、右手がいい具合に……沸騰する。
ひょい、っと投げられた空のペットボトルを、カツゥンッ………っと鋭い音をさせて貫くのは、細い細い、爪。
人としてはありえない……手首からまっすぐに伸びた爪が、ペットボトルの腹を貫いて。
「……あ゛ー……」
少女の声が漏れる。 身体が熱い。
ご案内:「常世神社」に昼奈さんが現れました。
ご案内:「常世神社」に昼奈さんが現れました。
ご案内:「常世神社」に蒼穹さんが現れました。
■昼奈 > 「腹ぁ、減ったなぁ……」
胴を貫いたまま、右手だった部位がくちゅり、ぐじゅると蠢いて。爪で貫いたペットボトルへと伸びる。
おおよそ触手と呼ぶのが最も近しいであろうそれの先端に、クパァ、っと口が生まれて。
サクンッ、と空のペットボトルが噛み裂かれる。
潰れるでもなければ、割れるでもない。抉り取られるかのように噛み付かれて穴だらけになるペットボトル。
「あ゛ー………」
唸る。 赤毛の少女は体の中の熱を持て余したままに、手慰み程度に身体を動かして。
■蒼穹 > (時間は、夜と夕の間頃だった。
赤とも黒とも青ともつかぬ空の色は、間もなく紺色にでも落ち着くのだろうか。
因みに、毎月15日がお祭り。
結局誰を誘うことも出来ず、文字通りの後の祭りを野次馬するつもりでふらっと階段からやってきてみたは良いのだが…。)
…うーん。終わっちゃった、かな。
(時間が、悪かったのかもしれない。
もしかしたら今月だけお休みだったとか。
ただまぁ、こうしてのんびりと出来るのだから、平和である。
辺りには誰もいない。やっぱり祭りが終わったからなのか、それとも今日に限って、なのか。
何にしても平和、そう、平和だった。)
…うーん。ん?
(例えそこに、ペットボトルを右手から生えたナニカで蹂躙する少女が居たとしても、平和であった。
流石の己も二度見はしたが、そういう生き物か種族か異能なのだろう。
川添君という男も手足を自在に変形していたし、うん。
多分珍しいことではない…よね?陸上系女子の見た目の少女を、遂に三度見した。)
■昼奈 > (くしゃり、くしゃりと噛み締める音が響く。 子供が手が空くと消しゴムや鉛筆の角を噛み始めるかのような、何の意味も無い行為。
退屈か、ストレスか。何にせよ唯この時間を過ごしていただけの少女にとって。)
………?
(視線がこちらを見ているなんてことは予想外に過ぎたわけで。)
のわひゃぁぁあぁあぐぁっっ!?
(絶叫を上げながら手がしゅるるる、っと元に戻って。その場から逃げようとしかけて、滑ってその場で転んで顎を強かに打ち付けるくらいは朝飯前にこなしていく少女。この間僅か3秒である。)
………………
(む、くりと起き上がって、くるりと振り向いて。)
こんばんはっ♪
(きゃは、と笑顔でごまかさんとする。した。
その腕はすっかり素に戻っていて。 穴だらけのペットボトルだけが、ころころと境内を転がる。)
■蒼穹 > …なんだろう。あれは。
(だが、なんというか。痛快だ。見ていて気持ちが良かった。
あんな風に大きな声を出して、力をぐっと掛けられたら、きっと気分もいいのだろう。
ナニカの暴れる様を見据えて…
…いたのだが、それはすぐに終わった。)
あ、こんばんはー!お祭りもう終わっちゃったのかなー?
(だがしかし、向こうが笑顔で誤魔化すのであれば、己も笑顔で何も見ていなかった風に答える。
気さくに片手を振りながら、ナニカから人へと戻った少女に御挨拶。
そして、まるで何もなかったかのように世間話。
蹂躙された後のペットボトルは、突かず離れず。
ただただ穴ぼこだらけになってゴロゴロゴロゴロ…何処へとそれは向かうのだろうか。
一瞥をくれたがそれだけ。視線は少女の方へと向く。)
…えーっと。大丈夫?
(さっき転んでいたが。
その再起には割と驚いた。…頑丈な種族なのだろうか。
取り分けスピーディで元気な子というイメージが沸いた。)
■昼奈 > え、あー、えーっと。………終っちゃったのかな?
(そういえば入ってくる時にはなにか片付けているような……すっかり頭を打ったせいで何も思い出せない。
相手の質問にオウム返しのように言葉を返して。あ、これ私アホの子になってるわ、と痛感する。)
(ころころと転がるペットボトル。 聞かれるかと構えるも……次の質問に、逆にこちらが呆気に取られて。
バケモノだと騒がれなかっただけマシというか、やはりこの島は異端の者共が集まる島なのだろう。耐性が他の場所と比較しても尋常ではない。
腕がまだ少しぷるぷると痙攣して飢えを訴えるも、そこをはっしと抑えこんで。)
………だ、大丈夫大丈夫っ! こんなもの掠ったようなもんだし! まあ、私にダメージを与えたいんならこの境内にトゲと落とし穴くらい無きゃー無理ってもんよ!
(自分で自分の顎をぺしぺしと叩きながら、えっへん、っと無い胸を張って大威張り。ぺらりぺらりとよく言葉が回って、最後にまたその胸をばしーん、っと叩いてえっへん。)