2015/08/16 のログ
■蒼穹 > …んー、そっか…終わっちゃったんだね。残念。
(何か、Uターンして返答が返ってきた。
辺りをくるくる見まわせば、境内なり夜空なりが後片付けされているのが分かった。
最も、本腰入れてお祭りに参加する心算もなかったので然程残念そうではなく。)
…おーい。どうしたのー?
(化け物等、割と何処にでもいるのがこの辺鄙な島だった。
彼女の思いなど露と知らず。ただただ、そういう種族なんだから仕方ないと片づけるのだ。
因みに己もどちらかといえば化け物の側だが、こうしていると人間にしか見えない。
彼女も、こうしていると人間にしか見えないし…割と、お互い化け物と人間の間に居るのかもしれない。)
ん、そう。あっはは、大丈夫なら良かったけどさ。傷したならちゃんと消毒しようね?
(何だろう、この可愛い生き物は。一挙一動に元気さが溢れている素振りに微笑ましやかな視線を遣った。)
頑丈なんだね。………ええっと、どれ、見せてみてよ。
(どうしてこんな事をするのか…何か、こう…御世話したくなる要素が漂っているからである。
ずけずけと、無遠慮に彼女の方へと歩み寄る。)
■昼奈 > (そう、どこにでも化け物が存在する………なんて、まだこの島に来たばかりの彼女が知る由もない。
何時切りだされるのか。……それとも、言葉で切りださずに初手で物理的に切りだれるのか。
そんなことが頭のなかを左右に動いて、身体が僅かに警戒し。)
ほあっ!? ……ぁ、あー、いや…………あはは……。
(まるで自然なままの相手から呼びかけられて、びくっと身体が跳ねて、ちっちゃなツインテがぴょんこ、と揺れる。
その上で、警戒してました、なんて言えるはずもないのだから、笑って誤魔化すしかない。)
…へ?
(見せてみてよ、と言われれば、目の前で瞳がぱちぱちと二度、三度瞬いて。
え、いや、いいんだけど。 そりゃ構わないんだけど。
見たよね姉さん、実際見ましたよね。 頭のなかをぐるぐると言葉が回りながら、こくこく、っと頷いて。)
……顎だから見せようにもあれだけど……ほら、だいじょぶでしょ?
(んー、っとのけぞるようにしながら、少し日焼けをした健康的な喉元と、確かにちょっと赤くなった程度の顎を見せる。腰に手を当てて、えっへんと威張る姿勢。)
■蒼穹 > (して、そのまま寄って行けば。)
…ん?
(今の吃驚した仕草で、彼女が隠した警戒心は露わとなった。
一緒にぴくんと揺れたツインテはおまけによる動作なのだろうか。
無論、初めて出会うのだから、彼女がどういう存在なのか、全く知らない。
引いてはその元気さに日焼けからして陸上部の誰か、じゃないかな、と勝手に想像していた。
右手が武器になったり触手になったりしても、きっと少女は少女であろう。)
あっはは、何にもしないよ、おねーちゃんは。安心してよね。
(無駄な一言。言ったら余計警戒されるかもしれないが。
本来彼女は元気な子なのだと、さっきの素振りで知っている。知った気になっただけかもしれないが。
故に、馴れ馴れしくもフレンドリーに朗らかに、柔らかく笑って見せながら、彼女の眼前の位置を取ろう。
それから、彼女の例の怪我したかもしれないところを…。)
んー…と。あはは、そうだね。大丈夫みたい。
腫れないように気を付けなよ?
(しゃがむ姿勢で、斜め上の視線。
そこから、確かに仄赤くなったところが見えた。
切れても出血してもいないみたいだし、本当に大丈夫なのだろう。
そうすればしゃがんだ姿勢をやめて、2歩ほど離れた。)
■昼奈 > ………………ぁー、……ぅー。
(ぐぬぬ、っと顔が赤くなる。 人ではない自覚を持ってこの場所まで歩いてきた。
悪い意味で自分が特別であるという認識は、強く持ってきた。 持たざるを得なかった。
だからこそ、それを見て尚「何もしない」と言い切る相手に、明らかに動揺を示すわけで。
その動揺は怒りでも焦りでも無い、どっちかというと温かいものなんだけれども。
いやいや、チョット待て。 ここまで来たら確認せざるを得ない。)
…………見てたんでしょ。 さっきの。
(顎を見せながら、空を見上げながら小さく呟く。
……そのまま、顔を向ければ、肩を竦める仕草をしてみる。
視線は少しだけ。鋭い。)
危ないとか思わなかったわけ? 私が襲ってくるみたいなそういう感覚、あるじゃん。 何もしないどころか、何かされちゃうみたいなさ。
(ちょっとばかり唇を尖らせながら、相手に言葉を投げかけて、自分の頭の後ろで両腕を組んで、何も無い地面を蹴る仕草。
まだ、精神的には子供でしかない様子。 相手のほうが自分より強い可能性、というものを考慮にすら入れていない。
何もしない、なんて言われてちょっぴり嬉しかったのだけれど、それを素直に伝えられないお年ごろ。)
■蒼穹 > …ううん、さっきの、か。
(暫く、彼女が赤くなった顔から転じて訝しく、鋭い視線が宛がわれた。
己は猶、動揺することもないし、怯えも見せない。
それは、己がそうなのか、島の全員がそうなのかなのは分からない。
だけれど、こうして質問してくると言う事は…何か、見られてはまずい物を見てしまったのだろう。
思い当たるものは、一つしかないけれど。)
えっと…あれ…かい?
(すっと指差すのは、穴だらけになったペットボトル。
風に吹かれて柱に激突して、その場で止まっていたようだ。
勿論「ペットボトルを見た」というのではなく。「ペットボトルをボロボロにした"原因"を見た」と言う意味。)
あはは、私に危ないとかそう言うのは無いんだよね。
襲ってくるならそれでも良いよ?ちょっと遊んであげる。
それに、何だかんだ、襲って来たりしてないからね、平気平気っ。
(ろくでもない思考だった。危機感も何もないのである。
彼女が地面を蹴れば、乾いたザッ、と言う音が小さく響く。
仕草を見るに、拗ねているのだろうか、それとも、己の反応が不服だったのだろうか。)
ん、と。その…安心してよ、変なヤツとか言わないからさ。
私も変な奴だし。…んー、御名前、聞いても良い?私は蒼穹《ソラ》。あ、漢字難しいよ。
(子供っぽい。それ故の可愛らしさをふんだんにふりまく少女だと思った。
色んな事を考えたけれど、多分、彼女は自分がそういう存在で忌避されている事があったのかもしれないし、
少なくとも、あの右手がナニカになる光景は、本当の"人"目に触れればきっと恐れられたろう。
して、漢字について補足するのは…これも、彼女が幼さを感じさせるが故。)
■昼奈 > ………あれ。
(返事は端的。 その言葉次第では、と足のスタンスを広く取る。
身体はまだ火照っているけれど、歯を噛み締めるようにしながら、その返事をじっと待って。
風が通り抜けて、彼女の周りの空気がゆらりと陽炎のように揺れるのがわかる。
殺気………に近い。 野獣のようなそれが、満ち満ちて………)
…無いのかよ!!
(ずっこけた。 どう見てもあれ危ないと思うんだけど!?
え、私もしかしてトンデモナイ島に来ちゃったとかそういうことなのかな!?
もう敵はいないなと思ってロマリアに辿り着いてすぐ全滅するとかそれ系なのかな私!?
ずるりと足が滑りかけて、ふんぬっ、と堪えてツッコミを入れる。)
………べっつに、襲うとかじゃないし。 むしろ私はー、美少女なんだから襲われる方だしぃー?
(ぷい、と横を見ながら言葉を尖らせる。
気持ちで言えば、確かに襲い掛かるその一歩手前にまで行ったのに、……強がって見せる。 ……だから、ちょっと表情が不満気。)
………昼奈(ひな)。 ひなでもひな様でもお姉様でも、なんとでも呼んでいーけど。
そんかわし私もソラって呼ぶからね。
(ふんっ、と偉そうに腕を組んで言い放ちながらも、難しい漢字、に少しだけ沈黙。)
………………アレ以外に何か漢字ってあるの……?
(手をわなわなと震わせながら、とてもアホなことを言った。
カンジムズカシイデス。 きっとアレってのはアレだ。空のことだろう。)
■蒼穹 > …そう。
(何かが揺らいだ。一陣の風が吹き、音となって消える。蒼い髪は揺れているだろうか。
殺気めいた感情には敏感だった。だが、それは極めて天然なものだった。
作為的でなく、元からそこにあるべくして在る様な…そんな感じだった。)
ないよ?!
(そう、ないのです。
残念ながらと言うべきか、自信か慢心か、こちらも負けるとは露とも思っていない系の輩だった。
びしりと突っ込まれるが、如何したものかと困ったので今度は此方がオウム返し。)
んー?そうなの?
ま、確かに美少女は襲われる方だよね。
(美少女?…まぁ、確かにこういう美少女もいるのだろう。可愛いし。
だが、あの右手の形相はどうみても襲う側だが。
向こうに襲う気がない…のだろうか?微妙である。横向いた顔を斜めから覗きこめば…。
襲いたそうにしているのは、気のせいか?)
ん、…そう。じゃ…ヒナって呼ばせてもらおっかな。
あはは、私は好きに呼んで。あ、あと1年だよ。んで幽霊風紀委員やってまーす、と。
こんなもんでいいかな?
(軽く、自己紹介。それから、目で相手の事を聞きたそうな、そんな風な素振りを。)
あはは、…ううん、そうだね。ちょっと待ってて?
(大体、どの漢字を想像したかは分かる。やはりというか、元気さ一杯だが幼い少女宛らだなぁ、と。
噂の最新型の携帯端末をポケットから。つついたり線を引く様な動作をしたりして―――。)
これで、蒼穹《ソラ》、だよ。
(ウェブ上の辞書に乗っている字を彼女に向けて見せた。「蒼穹」、今の年齢の少女であれば難しいだろう漢字が見えることだろう。)
で、ヒナが言ってたのは、多分これだよね?
(それから、また己の方で端末をつついたりして。それからもう一度彼女の方へ向ける。
「空」…小学一年生で習う漢字だろうか。
これならきっと彼女も知っている筈。)
あ、それで…ヒナって漢字、どう書くの?
■昼奈 > ………………そういうこと。 まー、私ランクの美少女になってくると、襲う側も限られてくるって言うかー?
(両手を広げて、どうでもいいことをぺらぺらと喋ろうとする。 その評定をそっと覗きこまれれば。)
……そんなに見つめられたらカンチガイしちゃうかもー? ゃーん。
(なんて、頬を抑えてくねくねしてみる。照れ照れとしたわざとらしい仕草をしつつ。
冗談塗れの行動を取りながらも、……吐息は僅かに乱れ、動悸は早い。
自分の熱を誤魔化そうと苦心しながらも、まだ見つめられていれば、自分の頬を抑える仕草を継続するだろう。)
………ふぅん、ソラは1年で、幽霊フーキイーンってのをやってるんだね。
(なんだろうそれ、幽霊フーキイーンがいるなら妖怪フーキイーンとかもいるのだろうか。 むしろフーキイーンってなんだろう。)
(様々な疑問が頭のなかをよぎりながらも、うむ! と凄く力強い頷きを見せる少女。堂々。)
………………こんなの、よー覚えられるね。……私はお昼の昼に、菜っぱじゃねー方の奈。
(ベンキョー嫌いです。頬を若干ひくつかせながら、視線を漢字から逸らして。とっても頭が悪そうな自分の漢字を紹介する。きっと伝わる。伝われ。)
………ついこの間こっちにきたばっかで、何にも分かんないんだけどさ。
だからまあ、1年ってやつになるんだろーね、私も。
■蒼穹 > いやまぁ…ええっと。
(彼女ランクの美少女、とは…何だろう。)
可愛いとは思うよ?
(これは本心だった。うんうんと、頷きながらそう告げて。)
いや、あのねー…キミ。………?
(違和感が感じられる。
妙に色っぽいというか、胸は薄いし、冗談なのだろうけれど…何故こんな素振りなのだろう。
して、御期待?にそって彼女を見つめ続ける…やはり、違和感があって、より見入ることになるのだが。)
そうそう、それ。
…あー…。分かってないかな。
(風紀委員、知らないのだろうか。この辺でやっと彼女がこの島に来たばかりなのでは?と言う可能性にありついた。
威風堂々として頷くが…多分それは、分かっていない。フーキイーンは怪物の名前じゃないです。)
ええっと、もしかして、この島来るの…初めて?
(まぁ、誰しも始めてだろうけれど、意味は分かる筈だろう。)
お。おーい?
(見せた端末からあからさまに視線を逸らされた。
素直じゃないのか、単純に見たくないのか…。)
ん、…昼奈ね。ま、ヒナって呼ばせてもらうさ。
(改めて彼女が子供なんだと思わされた。それから…彼女の呼び名に御姉様はないと思う。と、そう思った。)
ああ…そうだったんだ。やっぱり来たばかりなんだね、…そんな気がしたよ。
この神社に来るのも初めてかな?
■昼奈 > ……ほんと―?
(美少女だと自分で口にしながらも、直球で可愛い、とか言われると確認せずにはいられない。
身体を右に左にちょっとだけ揺らしながら、褒められて頬を赤くして。)
………………だーっ! そうだよ、上手くコントロールできてねーの。
襲いそうなの。 我慢してんのっ!
(じいぃ、っと見つめ続けられれば、ついに折れた。
自分が化け物であると吐き捨てながら、うがー!っと両腕を振り上げて自己主張。こんにゃろー!ってなもんで。
顔が赤いのも動悸が早いのも、きっと衝動を抑えこんでいるから。
胸が薄いのは………き、きっと将来があるから!)
………そういうこと。島に来たのも初めてだし。
まだ三人くらいとしかお話もしてない。 とーぜん、神社も初めてって奴ね。
……んで、もしかしてトンデモナイ島に来ちゃったのかって、ビビってるとこ。
(ふん、と片方の頬だけ持ち上げて、歯を見せてニヤリと笑ってやる。
ビビっている、と言葉では口にしながら、悪辣な笑み。 腰に手を当て、堂々とした素振りなのは彼女の癖か。)
■蒼穹 > うん、可愛いって思う。それは事実だけど。…どうかした?
(しっかりともう一度頷いて見せながら。
うん…やっぱり、可愛らしい。こう、元気よくピコピコと動く様やら、照れる様やら。
普通にどうみてもお年頃の可愛らしい少女である。手から変な物が出る以外は。)
ああ、…そ、そう。ええっと。
(まるで威嚇されるような素振りを見せつけられる。
それでも、やはりというか、少女の強がっている風にしか見えない。…可愛い。)
うーん、とね。あはは、襲って…みる?な、なーんて。
(先程の少女みたく、冗談めかした風に問い掛ける。
己は後ろに飛び退くことも、一歩下がる事もせず、ずっと紅潮した彼女の顔を、
楽しそうにちらちらと伺う事だろう。)
へー、…そうだったんだ。
いやー、この島はとんでもないよ、ロクでもない奴もそうでない奴も、
本当になにがあるかわからないからね。
例えばこうやってふらっと神社に寄ってみたら可愛い女の子がペットボトルを蹂躙してたーとか。
(見せつけられるかのような笑みだった。でも、やっぱり可愛い。
如何に堂々として居ようと、悪意的であろうとも―――幼い少女が、悪戯っぽく笑っている風にしか見えないのは、気のせいか。
こう…先程からついなでなでしたくなるような衝動に駆られた。己も乙女なのだが、如何したものだろう。
ううん、と唸るも一歩下がるどころか化け物と宣告した彼女に「私も化け物だからさ、安心して欲しいな。」なんて言いながら更に歩み寄るだろう。)
■昼奈 > どーもしなーい。 ったくもー、当然なんだけどね!
(へっへーん、っと。褒められてめっちゃ喜んでいるのだけれども、当たり前だと口にして満足気。くるっと目の前で回ってへっへー、と笑う。)
………まだ我慢できるし。
(ちら、ちらと見つめられれば、ふん、っと鼻を鳴らしながら横を向く。
それがどれだけ異端なのかもわからぬ少女に取ってすれば、異端としてではなく扱ってくれる相手がどれほどに大切か、まだわからぬ。
そしてその相手が本当はどれほど強いのかも、まだわからぬ。
言葉に嘘は無いだろうと判断するも、信用しきらない。それは相手の言葉ではなく、相手の力そのもの。)
………化け物とか言いながら迫ってくるとか、これって私の貞操の危機だったりー?
あれかな、きっと私そっちの意味で食べられちゃうのかしら。ゃーん。
(己の身体をそっと抱きながら、きゃー、なんて口にする。やんやんと首を横に振る仕草は見せつつも、一歩近づけばぴくりと跳ねて。)
………………いや、マジで食べたりしねーよね。
(自分の身の危険を想定しなければいけないこの新鮮さが、妙に楽しい。………相手に一応問いかけながらも、近づいてくることに逃げたりはしないで。)
■蒼穹 > そう。…うん、当然…か。当然…かな。
(素直なのか、そうでないのか。くるんと一回転しちゃうその様は、どう見たって喜んでいるけれれど。
こう言った素振りがすぐに出て来ちゃうあたり、当然と言えば当然なのだろう。)
ほう、ほう。いつまで我慢できるかい?
(にやりと悪戯に笑いながら、さらに彼女の横へと回りつつ。
やたらつんけんしたり、素直でないのは…彼女のそういう性格なのだろう。
襲う、と言う意味がどういう意味なのか、それは分からないが。
こんな年齢で可愛いものだ…色んな意味で。もっとも、見た目通りの年齢である保証はどこにもないけれど。
力で劣る事はないだろうと、余裕綽々でアピールするのだが。)
うん?…いやまぁ…。その、何だろう。
確かにさ、化物だけど!私はね?
その…まぁ、ヒナは可愛いと思うけど、食べちゃいたいくらい可愛い!とは違うんだ。うん。
っていうか私も乙女だから!女の子だから!
だから安心して欲しい…なー?大丈夫大丈夫ーっ!
食べないよ、食べないから。
(気にも留めずもう一歩。ぶんぶんと振られる彼女の首。かのツインテはまたぴょこぴょこ揺れているだろうか。
そんな事を言いながら、一歩も逃げない彼女はと言えば、何だかんだ彼女の方も冗談の心算なのだろうと勝手に判断。
上から見下ろす様な感じで、その横に振られて動く頭の上へと静かに手を置こうとする。…撫でたい。可愛い。)
■昼奈 > とーぜんだよね!
(えへん、っと自信満々に言葉にしながら、ぱちん、っとウィンクまでキメて。
にっしし、と、片頬を持ち上げる悪そうな笑みもバッチシ決まる。)
………さー、分かんないけどさ。 ……今は我慢しといたげよっかなーぁ……って。
(横に回られじーっと見つめられれば、だーもう! とちょっと怒った素振りも見せるんだけど。
結局立ち去ることも離れることもなくて、腰に手を置いていつもの堂々ポーズ。
怖がらずに近づかれることは、擽ったくて少し心地いい。 それを、ただ自分から手放すのが惜しくなっただけ、とは、言わないけど。)
………ほんとぉー? ……そんなこと言って、いきなりぱくーっと来たりするんじゃないのー?
もしくはそこらへんの草むらに押し倒してさ、シャツがばーって。
(可愛くないことをぶつぶつと呟きながらも、頭に手を置かれれば……おとなしい。見事なまでに大人しくしながら、ちら、と上目遣いで見上げて。)
………な、なぁに、さ……。
(頭を撫でたらしおらしくなった。)
■蒼穹 > …うんっ!当然、だね!
(何かもう、流された気がするが同意するしかなかった。
当然と言えば当然な気がするのだ。彼女はそれくらい可愛らしいのだ。恐らく。
こうして、無邪気に、それも堂々と恐れ知らずに、如何にも可愛さを詰め合わせた少女というのは…羨ましい気がする。
悪ぶった笑顔もまた然り。大人っぽく見せているのかどうかは分からないが…。)
…ふふふ、どこまで我慢できるのかなー?わわ、ごめんごめん。
(怒った素振りと可愛い方向に、一瞬だけ身を引くがそれは束の間。
じ、と見据えて彼女から動きもしないのなら、また距離を詰めて。…大して怒ってもないのだろう、恐らくは。)
うーん…で、結局襲うって何なの?
(ここが一番の疑問点。この距離で襲われたら…どうなるのだろう。
赤みを帯びた顔や、少し上がった息は、確かに何かを我慢しているように見える。
というか、そうにしか見えないのだけれど。)
うーん?あはは、違うってば。何?草むらにがばーって、押し倒されたいの?
おませさんだなー、ヒナは。
(抵抗されず、手が置けたなら、結構ゆっくりとした手つきでさすさすと頭頂部を撫で初めて。)
何でもないよー!ただ、可愛いなって、そう思っただけー。
(視線を落とす。小柄だろう彼女であれば、上目遣いで見上げるなら己も見下ろせば丁度いいだろう。
それにしても、何処からどれをとっても可愛いと言う言葉しか出てこない。
ひょっとして彼女の種族は可愛い生き物ではないのだろうかとか、そんな意味不明な思索さえめぐるほどに可愛い。
大人しくなれば、とても満足そうに可愛いとまた言いつつ、なでなでし続ける。)
■昼奈 > (相手が同意してくれれば、ふんす、っと満足気な様子で無い胸を張る。
珍しく可愛いに当然と言ってもらった気がする。それはそれで嬉しい様子だった。)
………あー、………………まあ、ああなる。
(ちら、と視線をペットボトルに向ける。つまるところ、物理的に……ぱくりといってしまう、ということなのだろう。
空のペットボトルを砕かず、へこませることもなくサクリとえぐるように噛み切っているそれは、おそらく一般人であれば抵抗もなく、骨をスナックのようにさくりともっていかれてしまうことだろう。
この島に来たばかりの彼女が、誰でも触れれば殺してしまうと錯覚してしまうのも、仕方ないこと。)
押し倒されたいとかじゃないっての。
私みたいなのを目の前にしたら、我慢できなくなるんじゃなーいのー、ってこと。(ぷー、っと頬をちょっとだけ膨らませつつも、素直に頭を撫でられてしまい。)
………あ、んまり言われると、さすがの私もちょびっと照れるっての。
(うぐぐ、っと。撫でられながら照れている。視線をぷいーっと逸らしながら。
相手が全く自分を怖がらずに、本音からそういう言葉をかけてくれているのは、よく分かる。
だからこそ、逃げも嫌がりもせずに撫でられているのだけれど。
その、思ったより恥ずかしい………。)
■蒼穹 > ああ…成程ね。
(人一人粉砕するのには十二分な力量を持っているだろう。
いや、どちらかといえば刃?何にしても、ロクでもない程に鋭い威力があるには違いない。
成程、とすると異世界から来たのだろうか、それとも別なのだろうか。
名前を聞くにどうにも異世界の線が強いと己は読んだが…力を持ちすぎる故か、誰かを近づけたくないって、その気持ちはいやによく分かった。
なんというか、昔の自分を見ているような、それとはまったく違う様な…色々と、彼女も彼女で複雑そうだ。)
うん?違うの?
…ううん、どういう事なんだろう。
ああ、もしかして…戦闘狂、とか言うやつかな。
(彼女にこの言葉が通じるかは分からないが。
頬膨らませながらもやっぱり抵抗はしないのならにっこりと、
いつになくお姉さんぶった気分になりながら表情を伺いつつなでなで。
膨らませた頬の後ろに隠れている感情が、嬉しがってくれているのならいいけれど。)
うーん。寂しいなー。照れるんなら照れた顔も見せてくれりゃいいじゃん?
照れた顔ってとりわけ可愛いんだよー、ほらほら、お姉さんに見せてごらーん?
(完全に掌握した気分である。大人しくなったらばと畳みかける様に言葉を遣って。
くしゃくしゃと赤毛の音を立てながら、時にくるくると毛を指に絡めて遊んでみたり。
流石に顔ごと逸らすことも出来なかったのか、目だけ逸れた、その表情をにこやかに見遣る。
先程の動悸とかとは、違った意味で顔が赤くなっているだろうか…それとも。)
■昼奈 > そゆことー。 あんまり近くに来ると、その脇腹とかぱくっといくぞ、こんにゃろ。
(手でふに、っと脇腹をつまんでみようとしてやる。こんにゃろこんにゃろ。
恐ろしい牙など全くついていない、素手だけでつついてくる辺り。
まだ、我慢ができているのであろう。……もしくは、こうして話していたいと本人が望んだか。)
違うっての! このセクシーな私を見たら、我慢できなくなって私を押し倒したーくなっちゃうんじゃねーのって冗談だよ!
(途中からついに諦めたのか、冗談だよ! と激しく告げる。
中途半端な冗談は通じずに、可愛いと言われて頭をなでられる。 今宵も完敗じゃねーか!!)
………や、やめろってば。ったくもー! 絶対見せない! 絶対見せないからな!
あんまり子供扱いしてからかうと、パンチしてやっからな!
(赤毛をくりくりと指で撫でられ、髪の毛を何度も撫でられると、首を少しだけ竦めて目を細める。
照れながらも、明らかに頭を差し出す仕草を……きっと無自覚にしてしまいながら、何度も、何度も撫でられて。
照れで真っ赤になってしまいつつも、横を向いたままこっちは向いてくれない。)
■蒼穹 > …お?食べる?凄いまずいと思うけど。あははっ。やめようやめよう、可愛いなぁ、もう。
(つままれ掛ければ、ギリギリ未然にはねる様にひょこんと横っ飛び。
ぱくっといく、とか言いながらやっぱり可愛い。それしかなかった。
最早中に何かの衝動を抑えているだろうことだなんて思いもしなかった。
ただの、少し異形を内に秘めただけの可愛らしい子。)
ううん?ヒナを押し倒す程じゃないかな。っていうか何度も言うが私は女だ!
…んん?せくしぃ?
(残念ながら、可愛くても、せくしぃとは違うのである。悲しいながらそこは胸が語る。
己は所謂並だが、彼女は…まぁ、言わないでおこう。
この年齢だし、どこもかしこも小さくて当たり前だ。…彼女の年齢は知らないが。)
あはははっ、寂しいな…でも。楽しいなあ、これ。
(口ではそうと言いつつも、撫でやすい体勢をしてみたり。
撫でろと言わんばかりに頭を差し出して来たり。妙に素直だったが、要は大人離れしたいお年頃なんだろう。
反抗期とでもいうのだろうか。横顔でさえ、紅潮が見えるけれど…無理に見ようともしない。
ただただ、自然の少女の様を楽しみながら。未だに撫でる。
誰が見ているわけでもない。時間も時間だし、こうやって遊ぶのもいいだろうが…。)
ああ…そういえば、ヒナはもう時間大丈夫?
(あたりは暗い。如何に彼女が怪力を持っていたとしても、この島は危険だろうし。
そもそも、彼女に帰る場所があるかも心配だった。)
そろそろ、私帰ろっかなって、思ってるんだけど…ね。
(ひょい、と彼女に翳していたその手をどければ、登ってきた階段の方へと目配せして。)
■昼奈 > ふん、残念だけど好き嫌いは無いもんね。
(んべ、と舌を出しつつ。 その否定の仕方は「食べるぞー」と言っているようなものなのだけれど、それは置いといて。
よく笑う相手である。自分の真実を知りつつもよく笑う相手なんてのは、初めてかも知れない。)
知ってるけど? んっふっふ、何、そういうのを知らないのかなぁ?
(勝てるとっかかりを見つけたのか、にっしっし、と意地悪に笑いながら手をわきわきと動かして迫ってみる。
指を前後になぞるように動かすセクハラ一歩手前どころか通りすぎてますよ的な指の動きを見せながら、にじりにじり。
いや当然冗談だけどさ。)
……ん、んん。……大丈夫だけど、確かにそろそろ、帰ろっかな。
(そっとこちらも階段の方を見て。………撫で終わるまでは動かないらしい。
手をどければ、ようやく顔を持ち上げて、ふん、っと鼻を鳴らして立ち上がり。)
い、いつも大人しく撫でさせるわけじゃないからね!
今日は特別! 大サービス! 出血大サービスなんだから! 次はお願いしてから考えてやる!
(がー!っと、恥ずかしくなってきたのか両手を振り上げながら自己主張をして、ぱ、っと背中を向けてダッシュで走っていこう。
……つまるところ、二度目があるっぽい、ようなことを言葉の端に匂わせるわけで。)
■蒼穹 > いやいや、そういう問題じゃないんだ。
普通に食べられない、食べたら死ぬ。食べるな危険って感じだからね!
(食べられたくないのか、本当の事なのか。結構に否定しながら。
それでも、割かし半笑いの冗談半分だったが。)
え、ええー…。
(なんでこんな変な動きを見せるのだろう。
恐らく、わきわきといった表現が正しいのだろうか。
困ったように溜息と共に声を出すが…それでもやはり、引き下がる気配はなかった。)
そう…なら…また今度。
転ばないように、ね。ばいばい。
(彼女の背中をゆっくり歩いて追いながら…己も、場所を何処かへと移して歩き始めた。
最後の最後まで元気な素振りを見せる彼女の顔が、ほんの最後に、逸らしていた恥ずかしそうな表情が見えた気がした。
乙女も認める可愛らしさ。また今度、会えればいいけれど、今度はいつになることか―――。)
ご案内:「常世神社」から蒼穹さんが去りました。
■昼奈 > だばっ、だ、あだぁーーーっ!!
あわぁあぁああぁああああああっ!!!
(ごろごろ、どた、ずしゃ、ばたぁーんっ!!)
(夜道で ダッシュ。
階段。
結論→危険やで、気をつけよう。)
ご案内:「常世神社」から昼奈さんが去りました。