2015/11/13 のログ
ご案内:「常世神社」に枢木 柩さんが現れました。
■枢木 柩 > 白い息を…吐く。とまでは行かないが。
寒さが身にしみる季節になってきた。
「空が遠くなったな…。」
その実空気が澄んだだけであったが。空を見上げる。
みのりの季節が過ぎて、何となく寂しくなり、ポケットに手を突っ込んだ。
ご案内:「常世神社」にエルピスさんが現れました。
■枢木 柩 > 髪の毛を弄る。
「人間には夏毛とか冬毛とかないよなぁ、そういえば…。」
掃除がしやすくて羨ましい話である。
■エルピス > 「枢木ちゃん?」
後ろからひょこっと顔を覗かせようと近寄りつつ、声を掛ける。
つぶやきを拾ったのか――
「あはは、そうかも。
……でも、お洋服着ないと寒かったし、もふもふがあった方が羨ましいかも。」
■枢木 柩 > 「うお。エルピスか…。」
こんばんは、と振り返り頬を緩ませる。
「ふっふっふ、その点私は両方あるぞ?」
にやりと笑って近づいた頭を撫でようとするだろう
■エルピス > 「あはは、いいなぁ。」
軽い調子で鈴の転がるような声を響かせ、身体を寄せつつ撫でられる。
大分懐いている、風に見えるかもしれない。
「こんばんは。僕は散歩の帰りだけど、枢木ちゃんは?」
■枢木 柩 > 「私もそんなとこだな、この季節になると神社にきたくなるんだ。」
狐だからかな、と頬を掻く。エルピスを撫でて
「せっかくだし、何か願い事でもしていくか?」
顔を覗き込む。
■エルピス > 「この季節になると? 何だか不思議かも。何か思い出とか、あるの?
んー、願いごとかぁ……」
ううん、と唸る。
少し考えた後、少し珍しい、冗句めかした笑みを浮かべてみせた。
「枢木ちゃんとまた游びに行きたいとか、四十万お姉ちゃんとも遊びに行きたいとか、願っちゃおうかな……?」
■枢木 柩 > 「ふふ、私も同じ願い事をしようかな?すぐ叶いそうだが。」
同じように冗談めかして笑って
「んー、この神社じゃないんだけど、まぁ冬は厳しいからな、
神社の人間に助けてもらったことは何度かあるし。悪い思い出はないんだ。」
狐の頃な、と懐かしむように応える。
■エルピス > 「あ、そっか。もう冬だもんね。
すっかりまだ秋の感覚でいたかも。」
得心が行ったのだろう。
納得した様子で頷いた。
「そっか……良い人に出会えたんだね。」
■枢木 柩 > 「ああ、今にして思えば、あれは巫女だったんだなぁ…。
若い頃から熱心で、優しかった。
私はその頃すでに狐としてはかなり年食ってたから、
冬をこすのも一苦労だったし、よくお世話になったんだ。」
遠い目をして語る。
「まぁ、戦争があって国内が混乱した時期があって、
ちょうどその頃くらいから妖狐として力がついてきたから、
会わなくなっちゃったんだけど…。」
良い人生送れたかなぁ、とつぶやいて。
「お返しってわけじゃないけど、困ってる人間は助けるようにしてるんだ
…って、なんか老婆っぽいな…」
■エルピス > 「巫女さん、かぁ。そっか……。
……すごく、生きてるんだね。」
彼女の語る過去を聞けば、目の前の少女が長寿である事を悟り、言葉を零す。
「うん。きっと巫女さんも、嬉しく思ってると思う。
……枢木ちゃんにとって、大きな人なんだね。巫女さん。」
■枢木 柩 > 「人間になってからは17年とかだから、年齢詐称じゃないぞ!」
何故か胸を張る。薄いが。
「そだな、私はあの子も好きだったし、人間も好きになれた。」
そう言って微笑む。
■エルピス > 「う、うん。それだけでも僕よりお姉ちゃんだけど。」
張った胸を見て軽く微笑んで、再び寄り添うようにくっつく。
「人間を好きになってくれて、嬉しいよ。僕は人間かどうか、わからないけど。
………あ、枢木ちゃん以外に、同じ種族……妖狐の知り合いさんとか、居るの?」
■枢木 柩 > 「あ、そうだっけ、そっか、四十万より年下だもんな…。」
抱き寄せて頭を撫でる。
「エルピスも人間だろ。四十万ならそういうぞ?ふふ。
んっと、知り合いは居ないなぁ。
教師がいるらしいとは聞いたけど、あったこと無い。」
尻尾でエルピスを包むようにしつつ撫で続ける。
■エルピス > 「う、うん……」
しっぽに包まれつつも、自信なさげに頷く。
暖かさは感じないものの、もふもふさは感じている。
「僕もそう思いたいんだけど、やっぱりどうしてもね。
……居ないんだ。さみしく、ない?」
居ないと答えた枢木へ、不安げな瞳を乗せて問うだろう。