2015/11/13 のログ
ご案内:「常世神社」に枢木 柩さんが現れました。
枢木 柩 > 白い息を…吐く。とまでは行かないが。
寒さが身にしみる季節になってきた。

「空が遠くなったな…。」

その実空気が澄んだだけであったが。空を見上げる。

みのりの季節が過ぎて、何となく寂しくなり、ポケットに手を突っ込んだ。

ご案内:「常世神社」にエルピスさんが現れました。
枢木 柩 > 髪の毛を弄る。

「人間には夏毛とか冬毛とかないよなぁ、そういえば…。」

掃除がしやすくて羨ましい話である。

エルピス > 「枢木ちゃん?」

 後ろからひょこっと顔を覗かせようと近寄りつつ、声を掛ける。
 つぶやきを拾ったのか――

「あはは、そうかも。
 ……でも、お洋服着ないと寒かったし、もふもふがあった方が羨ましいかも。」

枢木 柩 > 「うお。エルピスか…。」

こんばんは、と振り返り頬を緩ませる。

「ふっふっふ、その点私は両方あるぞ?」

にやりと笑って近づいた頭を撫でようとするだろう

エルピス > 「あはは、いいなぁ。」

 軽い調子で鈴の転がるような声を響かせ、身体を寄せつつ撫でられる。
 大分懐いている、風に見えるかもしれない。

「こんばんは。僕は散歩の帰りだけど、枢木ちゃんは?」

枢木 柩 > 「私もそんなとこだな、この季節になると神社にきたくなるんだ。」

狐だからかな、と頬を掻く。エルピスを撫でて

「せっかくだし、何か願い事でもしていくか?」

顔を覗き込む。

エルピス > 「この季節になると? 何だか不思議かも。何か思い出とか、あるの?
 んー、願いごとかぁ……」

 ううん、と唸る。
 少し考えた後、少し珍しい、冗句めかした笑みを浮かべてみせた。

「枢木ちゃんとまた游びに行きたいとか、四十万お姉ちゃんとも遊びに行きたいとか、願っちゃおうかな……?」

枢木 柩 > 「ふふ、私も同じ願い事をしようかな?すぐ叶いそうだが。」

同じように冗談めかして笑って

「んー、この神社じゃないんだけど、まぁ冬は厳しいからな、
神社の人間に助けてもらったことは何度かあるし。悪い思い出はないんだ。」

狐の頃な、と懐かしむように応える。

エルピス > 「あ、そっか。もう冬だもんね。
 すっかりまだ秋の感覚でいたかも。」

 得心が行ったのだろう。
 納得した様子で頷いた。

「そっか……良い人に出会えたんだね。」

枢木 柩 > 「ああ、今にして思えば、あれは巫女だったんだなぁ…。
若い頃から熱心で、優しかった。
私はその頃すでに狐としてはかなり年食ってたから、
冬をこすのも一苦労だったし、よくお世話になったんだ。」

遠い目をして語る。

「まぁ、戦争があって国内が混乱した時期があって、
ちょうどその頃くらいから妖狐として力がついてきたから、
会わなくなっちゃったんだけど…。」

良い人生送れたかなぁ、とつぶやいて。

「お返しってわけじゃないけど、困ってる人間は助けるようにしてるんだ
…って、なんか老婆っぽいな…」

エルピス > 「巫女さん、かぁ。そっか……。
 ……すごく、生きてるんだね。」

 彼女の語る過去を聞けば、目の前の少女が長寿である事を悟り、言葉を零す。

「うん。きっと巫女さんも、嬉しく思ってると思う。
 ……枢木ちゃんにとって、大きな人なんだね。巫女さん。」

枢木 柩 > 「人間になってからは17年とかだから、年齢詐称じゃないぞ!」

何故か胸を張る。薄いが。

「そだな、私はあの子も好きだったし、人間も好きになれた。」

そう言って微笑む。

エルピス > 「う、うん。それだけでも僕よりお姉ちゃんだけど。」

 張った胸を見て軽く微笑んで、再び寄り添うようにくっつく。

「人間を好きになってくれて、嬉しいよ。僕は人間かどうか、わからないけど。
 ………あ、枢木ちゃん以外に、同じ種族……妖狐の知り合いさんとか、居るの?」

枢木 柩 > 「あ、そうだっけ、そっか、四十万より年下だもんな…。」

抱き寄せて頭を撫でる。

「エルピスも人間だろ。四十万ならそういうぞ?ふふ。
んっと、知り合いは居ないなぁ。
教師がいるらしいとは聞いたけど、あったこと無い。」

尻尾でエルピスを包むようにしつつ撫で続ける。

エルピス > 「う、うん……」

 しっぽに包まれつつも、自信なさげに頷く。
 暖かさは感じないものの、もふもふさは感じている。

「僕もそう思いたいんだけど、やっぱりどうしてもね。
 ……居ないんだ。さみしく、ない?」

 居ないと答えた枢木へ、不安げな瞳を乗せて問うだろう。