2016/01/29 のログ
ご案内:「常世神社」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (初詣、である。

 以前からこの神社にはよく散歩にきていたのだが、
 年始から何故か雑事に追われ、正月休みはもらったものの、
 神社に向かう気力がわかなかった。
 2月にもなろうという今この時期に、よりにもよって初詣である)

流石にこの時期になると人がいないな。
まあいいか。

(ゆっくりと境内を歩いて行く。
 何にせかされるわけでもなく、冬の空気を楽しむようでもある)

佐伯貴子 > (大きな事件こそないものの、
 細々とした事件は尽きないのがこの島であるので、
 風紀委員の事務仕事の多くを引き受けている自分にとっては、
 年末年始もなしに仕事漬けであった。
 精々カフェで甘味を楽しむのが気分転換であった。
 そうして、こうやって神社を歩いていると、
 厳粛な空気に心が洗われるような気分になるのであった)

佐伯貴子 > (財布をゴソゴソと探しながら足を止め、
 五円玉を取り出すと、賽銭箱に放り投げる。
 聞き慣れた音がすると、鈴を鳴らし、
 静かに手を合わせる。
 正式な作法ではないが、気持ちが大事だと思っているので、
 細かな作法は省いた)

…無事に3年生に進級できますように。

(目をつぶって小声でそういった。
 目下最大の問題は進級であった。
 とはいえ単位は足りているので、
 よほどのことがない限り、多くの同級生とともに、
 進級することは可能なのだが)

ご案内:「常世神社」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > てくてくと、神社の方へと足を延ばし、
境内を歩いて賽銭箱の方へと歩を進めると、
先客が一人。

おや、と思ってよく目を凝らしてみると、
見知った人のようだ。
なので――

「――何をお願いしていたんですか?」

なんて、ちょっと離れた位置より、
背後から声をかけるだろう。

佐伯貴子 > その声は四十万か…

(ゆっくりと目を開け、手を下ろすと、
 声の方へ向き直った)

ちょっと遅くなったが初詣だ。
ちなみに、無事進級できますように、とお願いしたところだ。

(願い事は他人に言わないほうが叶うのだとも聞く。
 しかしそれは願い事の種類によりけりであり、
 相手があるいは協力者足りえるのであれば、
 言ってしまったほうが叶いやすいというものだ。
 なにせ、この相手には勉強を教えてもらったことがあるのだから)

四十万 静歌 > 「ふふ。それは大切ですけど――
 貴子さんならきっと無事に進級出来ますよ。
 むしろ私の方が心配なんですけどね。」

なんて苦笑を浮かべるも、
すぐに、

「それでは、新年あけましておめでとうございます――
 ともいった方がいいでしょうか。」

なんていたずらめいた笑みを浮かべ一礼する。

「――この時期に、なんて、
 やっぱり新年早々から忙しかったんですね。」

佐伯貴子 > ああ、自分でもそう思っている。
だからって、恋愛成就とか、世界平和とかを願うのもなんだかな…
四十万こそ何に進級する筆頭格じゃないのか?

(その生き様のように目立たずひっそりと進級し、
 目立たずひっそりと卒業していきそうな相手にそう言って)

ああ、あけましておめでとうございます。

(今月は相手に会っていない。
 かなり遅いが大きく間違ってはいないだろう。
 ちなみにメールではめぼしい相手には挨拶済みである)

忙しいというか、気が向かなくてな。
信心深い方でもないし、たまたまタイミングが遅れたというだけさ。

 (肩をすくめてみせる)

四十万 静歌 > 「基本的に、自分が何をなしたいか、
 神様に誓って、
 頑張って、それでも足りない分をかなえてもらうものですしね。」

なんて笑って、筆頭格というと、
少し赤くなって頬をかいて――

「大丈夫だとは思うんですけど、
 筆頭格は言いすぎですよ。
 確かに問題ない成績かもしれませんけれど、
 異能がない分の加点その他がないですから――」

そこにウェイトが来るとやっぱりきついんですよね。
とから笑いである。
そして――

「確かに、そんなものかもしれませんね。」

と、信心深くないし、タイミングが遅れたというと、
妙に納得した顔になるも、

「でも、おしい事しましたね?」

と首をかしげるだろう。

佐伯貴子 > そうなのか…
『苦しい時の神頼み』ともいうし、そうなのかもな…

(腕組みをして少し考えこむ。
 日本の神道に関する講義は選択していない)

なるほど、それは厳しいな。
あの学校は実習の点数配分が大きいからな…

(相手の異能は表向き秘密である。
 自分も本気を出したことなどないが、
 それでも見せるカードが有るだけ有利なのかもしれない)

おしいこと?
何かイベントでもやっていたのか?

(食いつくように相手に近づく)

四十万 静歌 > 「ふふ、まぁ、
 私もまた聞きなので正確なのかはわかりませんけど、
 少なくともそう思うようにしてますよ。
 ――そっちの方が素敵ですし。
 ほら、頑張ってる感じがしません?」

なんてちょっと上目遣いになりながら、
かわいらしく首を傾げた。

「まぁ……なので割とぎりぎりですね。
 成績が多分後数点下がっただけで、
 落第になりそうで怖くて怖くて――」

どうしましょう?
なんて頭をかいた。

「まぁ、イベントというか、ですね。
 毎度のごとく出店が出ていて、
 おいしいものもいっぱいありましたので、
 逃して残念でしたね?
 みたいな感じでしょうか。」

出店でないと食べれない甘味とかあるんですよね。
なんて。つぶやきつつ

佐伯貴子 > そうだな。
頑張らないで神様になんとかしようとしてもらうのは、
願い事というより宝くじに似ているな…

(相変わらずかわいいなこいつ!などと思いながら、微笑む)

どうしましょうも何も…
今から狙える講義を積極的に受けるしかないだろうな…

(その言葉通りなら、相手を過大評価していたかもしれない。
 しかし、出席どころかレポートでも単位が取れる学園である。
 小学生ほどの年齢の生徒も少なくない。
 進級するだけならどうにでもなるだろう。
 手段を問わなければ)

出店、出店ねえ…
お汁粉とかあったんだろうな…

(頷きながら思いを馳せ)

四十万はどうしてここへ?

(質問してみる)

四十万 静歌 > 「宝くじなんて引いてもあたりませんからね。
 異能の力でもない限り。
 あっても対策されてるでしょうし。
 まぁ、本物の神様に願えば、
 願い事の大半はかなうでしょうけど……
 努力して得たものの方がやっぱり、尊く感じますね。」

うん、と一つうなずいて、去年の事を思い返す。
もしかなえてもらうとしても、
即物的で自分の手の届くものの方がいい。

「まぁ、とりあえず、今を維持すれば、
 卒業はできますから、
 心配はいりませんよ。
 ええ。
 ――私の場合卒はなくても、
 突出したものといえば手品くらいしかなくて。」

単位については、ちょっと遠い目になった。
ともかく、気を取り直し――

「ええ。お汁粉甘くておいしかったですよ。
 まぁ、残念賞をおすそわけしましょうか?」

なんていって、ハンカチを取り出し、
ふぁさっと翻すと、
四十万の手の中に缶ジュース形式のお汁粉が現れそれを差し出すだろう。

「ちなみに私が来たのはですね。」

そして、そのまま賽銭箱の前までいき――
作法通りの所作をする。
なお、賽銭は5円。
願い事をして――

「私もお参りです」

くるりと貴子さんへとむきなおり
なんて笑うだろう。

佐伯貴子 > 無に等しい確率に賭けるか、意思疎通のできるかどうかもわからない存在に賭けるか。
どちらにしろ、自分のためにはならないだろうな。
少なくとも成長はしないだろう。

(この神社にも神はいる。
 その謎の力に頼るのか、自分の意志を確かめるのか。
 同じお参りでも大きく違う)

さっきみたいなこと言われると心配になるからやめてくれないか…
そうだな、最悪卒業できなくても四十万はマジシャンで食っていけるからな。

(心配そうな顔をした後、
 冗談なのかよくわからない口調で言った)

お汁粉ー…
おっ!この寒い中それはありがたい…

(残念そうに呟き、途端に元気になる。
 現金なものである)

お参りか…

(缶ジュースのお汁粉を開けながら、
 特に内容を聞くということはしない)

四十万 静歌 > 「まだまだ、私も貴子さんも、
 今の自分で満足してはいけないから――
 今の距離感は丁度いいのかも知れまんね?」

なんて首をかしげながらにっこり笑って。

「ふふ、ごめんなさい。」

とやめてくれないかといわれたら、
頭を下げて――

「まぁ、いうほど優秀な生徒ではない、
 というのを伝えたかったんですよ。
 そ、卒業できないのはやっぱ嫌かなぁ。。。。
 学生の本分ですし?」

マジシャンとやっていくにせよ、
ここにとどまるにせよ――
卒業した。
その事実くらいは必要だろう。

「喜んでもらえてよかった。
 ええ、お参りです。
 ちょっと占いの方で臨時収入があったのと、
 うれしい事があったので、
 神様に幸せのおすそ分けですよ?」

なんてほんとかウソかわからない冗談めいた様子で、
ウィンクしながらいってみたり。

佐伯貴子 > そうだな…っていうか、
学生の身分で自分に満足していたら、
社会に出ていけなくなりそうだな。

(苦笑する)

謝られる程ではない。
優秀ではない、というのはこの学校だからだろう。
実質異能魔術無しで卒業するのは優秀だと思うぞ。

(そういう生徒もいないではない。
 手段を選んで通常の課程をパスするとなれば、
 それは優秀な方だと思っている)

ふぅん、それはよかった。おめでとう。
神様へのおすそ分け…そういうのもあるのか…

(つくづく自分は器の小さい人間だなと思う。
 同時に、こういう友人を持てて幸せだとも思うのである)

四十万 静歌 > 「私も貴子さんもまだまだこれから。
 もっと上を目指せるわけですから、
 感謝しないといけませんね。」

なんて、笑って――

「確かに、私と同じように異能使えない人は
 優秀な人多いですよね。。。
 私はいたって平凡にごく普通の成績ですから、
 ああいう人と比べられると恥ずかしいですけど。。。」

丁度中間。
可もなく不可もなく、
というのは非常に珍しい部類かもしれない。

「――貴子さんも願いがかなったらね
 願いがかないましたって、
 報告にくると神様喜ぶかもしれませんよ?」

そういいながら顔を近づけて上目遣いにどうでしょうと、
見つめるだろう。

佐伯貴子 > 上、と言うと実感はわかないが、
成長できる余地は十分あるから、
その点は感謝かな。

(そう微笑んで)

多いというわけで全員というわけではない。
自分なりに頑張って、無事卒業できればそれでいいじゃないか?

(中には1年たたずに卒業する人間もいる。
 比べればきりがない)

ああ、それなら…多分する。
去年も同じ願い事をして、進級したら報告に来た。

(そう言って、首だけで振り返った。
 この神社にはしょっちゅう通っていたので、
 そういうことも自然としていたのだ)

四十万 静歌 > 「ええ。まぁ、上というとあれですけど。
 今の自分は前の自分より成長している実感、
 でしょうか?」

と、首を傾げ――
そっと貴子さんの手を両手で包むようにとろうとしつつ――

「まぁ、お互い精一杯卒業できるよう頑張って、
 一緒に卒業しましょうね!」

なんて、頬を染めて満面の笑顔でいうだろう。

そして、

「ふふ。貴子さんも信心深くないといって、
 やる事はやってたんですね。
 さすがは貴子さんです。」

と尊敬のまなざしで見るのである。

佐伯貴子 > そんなところだな。
私は死ぬ直前まで成長していきたいと思っているけどな。

(手を両手で包み込まれれば、
 相手のぬくもりと冷たさが伝わってくる。
 一人で寒ければ二人で温め合えば良いのだ)

かわいい四十万と一緒に卒業できるよう、
かわいい四十万と一緒に頑張るぞー!

(大事なことなので二回言い、拳を突き上げた)

信心深さと神に対する礼儀は違うんじゃないかな。
その辺の違いは私にもわからないけれども。

私はそろそろ寮に戻るが、どうする?

(一緒に帰るなら、手は繋がれたままだろう――)

四十万 静歌 > 「少なくともお互い、
 去年より成長したとは思いますよ?」

違います?なんて笑いかけて――
次の台詞に湯気が出そうになるほど真っ赤になって――

「か、カワイクナイデスヨー」

と抗議の声をあげるのである。
効果があったためしはない。

「も、もう。
 まぁ、信心深くても礼儀出来ない人もいますし、
 礼儀ができる分他人を、神を敬ってると思いますよ。」

そして、顔をあからめちょっと横を向きながら、
ぎゅっと手を握り締め――

「――私も帰りますから、一緒にかえりましょう?」

なんて恥ずかしそうにいうだろう。

ご案内:「常世神社」から佐伯貴子さんが去りました。
ご案内:「常世神社」から四十万 静歌さんが去りました。