2016/08/17 のログ
ご案内:「常世神社」に滝川 浩一さんが現れました。
滝川 浩一 > 「……涼しい」

境内へと続く階段を上る足を止め、横から吹いてくる風を受ける。
その風は潮の匂いがして、吹いてきた方を向けば海が広がっている。

「あぁ、そういえば…ここって居住区の端っこなのか。島の一番南側か」

とはいっても、海を挟んで向こう側には産業・農業区が広がっており、それらを踏まえると最南端とは言えないが。
階段を上るため、一歩、また一歩と足を踏み出す。
最近の運動の成果が出てるのか、呼吸は乱れず、汗もそんなに多くは出てなかった。

ご案内:「常世神社」に影打 鈍さんが現れました。
影打 鈍 > (カラコロと特徴的な下駄の音。
 境内を歩いている自身の足音である。
 今階段を上がってきている彼より少し前にやってきて、一通り参拝を済ませた後境内を見て回っているのだ。
 さて境内もあらかた見て回ったし、次は森の方へ行ってみようかと考えたところで、階段の方からなにやら人の気配。
 参道の真ん中に立ってそちらの方を向いたのは、ちょうど彼が階段を上りきって境内の中が見えるところまで来たあたりだろうか。)

滝川 浩一 > 「ふぅ……」

階段を上りきると鳥居をくぐって境内へ入っていく。
少し疲れたのか、リュックサックから汗を拭うタオルとペットボトルに入った水を取り出す。
額の汗をタオルで拭い、ペットボトルのキャップを外し水を飲み始める。

「さてと…参拝参拝、ちゃんと神様に…ん?」

独り言を小声で呟きながらペットボトルのキャップを閉め、リュックサックに仕舞ったところで視線に気づく。
目の前に見える少女の姿を見て、疑問符を浮かべ後ろを見る。

(俺の後ろに何かいる…って訳じゃないか。景色を楽しんでたところに俺が割り込んできたって所か。
何だか申し訳ないな…)

頬をかき、タオルを首にかければ少女を迂回するように本堂へと向かう。

影打 鈍 > (景色を見ているのではなく、彼の方を見ている。
 それを証明するかのように視線は迂回して拝殿へ向かう彼へ注がれていた。
 しばらくそうやって彼を目で追いかけていたが、)

そこの。
参拝するなら身を清めてからにしろ。

(声を掛けた。
 続いて右手を上げて手水舎を指差し、手を洗うように言う。)