2017/11/07 のログ
■黒峰龍司 > 「ちなみに、駄賃は既に決まってるからな」
と、そう申しておく。勿論あんましロクなもんじゃないのは言うまでも無い。
どちらかというと、彼女からすればある意味で羞恥プレイ?なのだが、まぁコイツそういうの麻痺してるから平気だろう、という脳内断定していく俺様思考。
「因縁っつーか、俺がこっちの世界に来る羽目になった間接的な原因がソイツだからなぁ」
少し身を乗り出してくる月香を一瞥。そんな興味津々の目をされても特に面白い内容でも無いのだが。
「成る程、乳がデケーのは悪くねぇな…が、オマエの言い草からしてトンデモ女そうだな」
感想は分かり易いし、彼女も変な含みは特に無いだろうがその女はまぁ個性的なんだろうな、という第一印象。
あと、どうでもいいが矢張りこの男も乳は大きいほうが正義らしい。
「…ああ、ついでにオマエのその右腕に俺が今使った治療術式を直接”刻んでおいた”から何時でも使えるぞ。
まぁ、最初の内は慣れないだろうがオマエなら直ぐに使いこなせるだろ。
詠唱とか集中は特にいらねーが、魔力は勿論消費するから配分は気をつけろよー」
と、サラリとそんなおまけを追加している男である。診察代が無駄どころではなかった。
あと、彼女の診察代については勿論知った事じゃねぇ、と男はのたまうだろう。俺様だからしょうがない。
■和元月香 > 「...お金はあんま持ってないよ...?」
恐る恐るそう様子を窺うように。
ろくな事を企んでいないのは確かだ、と
相手を観察しながら月香は漠然とそう思った。
「なんかとんでもない人?っぽいねー」
余程嫌いなのだろうか。
さっきの殺意を感じた目からして、
相当恨んでいるようだが。まぁ、仕方ないだろう。
「とんでもなかった。
こう、お上品な言葉使ってるのに割と容赦なかったよ。
.....普通に話したら気あったかもしれない」
別の形で会いたかったかも、と
その少女に思いを馳せながら苦笑して。
月香を食べようとしたのも単に食事のためだっただろうし。
実は意外と人間とも交流していそうな人柄だった。
そして目の前の男に、何かとんでもないことを言われたような...。
「.....ンンン????ま、まじで?
そんなの人にほいほいあげちゃっていいのかよありがとう」
挙動不審で何度も相手を見上げる。
右腕に変化はあるような、ないような、だが...。
■黒峰龍司 > 「いや、単に俺の変身魔術で一時的に月香にオマエの前世でナイスバディだった頃の奴に変身して貰うだけ。」
真顔で言い切った。それに何のメリットがあるかって?目の保養になる。場合によってはセクハラする。以上だ。
彼女の漠然とした思いは多分確信に変わったかもしれない。ある意味で酷い。
「性別的には一応女だけどなソイツ。俺と対極で白がイメージカラーみたいなヤツだけど。
…あーとんでもないというか、筋金入りの頑固者っつーか…融通が利かねぇタイプではある」
殺意増した目で淡々と答える。相当に恨みがあるらしい。
と、いうよりここまで殺意剥き出しになった事はこの島に飛ばされてきて初だろう。
「…あぁ?何だその女。天性のドSだったりするのか?まぁ、その言い方からして……性的だけじゃなく物理的にも食われそうになった感じか」
目を細める。貞操どころか命の危機というレベルか。だが、まぁ出会いなんて選べないのだからしょうがない。
災難だったと軽く流すしかないだろう。起きた事はしょうがないのだから。
「あ?ああ。前に見込みがありそうな風紀委員の小僧に「強化魔術」をやったりもしたしな。
それに、回復の術式はまだまだ幾つも持ってるから一つくらい失っても特に問題ねーしな。
むしろ、宝の持ち腐れにするより必要なヤツが有効活用したほうが無駄が無いし効率がいいだろ。」
と、割り切ったように口にする。男にとって魔術はただ単に日常や戦闘における手札の延長に過ぎない。
■和元月香 > 「...............。
.......いや、別にそれぐらいなら.....」
だけ、と言われれば眉を寄せて不思議そうにしながらも構わないと。
セクハラされれば場合によったら全力で張り倒すだろう。
...多分無理だが。
「つまり龍司の真逆ね.......。くっそ真面目?」
思い当たったイメージはなんだかやけにとっつきにくそうな美人で。
相手とまさに気合わなさそうだなぁと、
殺意漲る相手を眺めながらしみじみとそう思った。
だが、美人と睨み合っている彼も見てみたいかもしれない。
「まぁ死にかけたけど、今は生きてるし!」
本当に、本当に死にかけた。
あんな体験はあまりしたくない。
気づいたら本当に死んでそうだ。
と思いつつも、月香はどこか楽しげで。
「...風紀委員...ねぇ。
仲良くないとおもってたけど、龍司はあんま気にしないか」
何人か知り合いの風紀委員を思い浮かべながら、
少しだけ面白くなさそうな顔をする。
それは完全に無意識で、その感情にさえ気づいておらず。
■黒峰龍司 > 「……つーか、オマエの前世の数だけバリエーションがあるって事だよな…新手の着せ替えショーみたいな感じになるのか」
完全にもうやる事が前提になっているが、勿論彼女が頼ってきた場合のお駄賃である。
「あーー真逆とまでは行かんがそれに近いのはある。クソ真面目なのは否定しない」
流石に、ずっと殺意漲らせても今はどうしようもないのが分かっている。
なので、肩の力を抜くように深く溜息を零して。基本、誰だろうと殺意までは見せない男にしては珍しい光景だった。
ちなみに、睨み合いどころか殺し合いに発展するのは言うまでも無い。
「つーか、オマエ死ぬのはオマエの勝手だがよ?もうちょい死に場所はちゃんと選べよな。
オマエが死んだら悲しんだりしてくれるヤツも多分居るだろ多分。」
と、冷たいようだがだからこそこの男らしいとも言えるセリフを呆れたように。
そもそも、悲しんだりとか己の柄でもない。そういうのは誠実で真面目で優しいヤツがやる事だ。
「…んー別に風紀委員会は好きじゃねーけどなぶっちゃけ。俺が気に入るかどうかは、あくまでそいつ個人の方だし」
そもそも、アウトローな塊のこの男が秩序を旨とする風紀委員会と反りが合う訳が無い。
なので、風紀委員会とか以前にまずその個人を男は見て判断している。
■和元月香 > 「何回か姿が同じだったり、人間じゃなかったりはしたけど、
大抵は女の子だったよ。...あと教えてもらわないとやらないからね?」
何度か男子になったこともある。
始めて男に生まれ落ちた際に
股に生えていたものを見た時の衝撃は忘れられない。
気づけばやること前提になっていて、慌ててじとりと睨みつけ。
「いつか戻ってぶっ殺す時にその殺意は取っといた方がいいね」
尋常じゃない殺気には思わず苦笑を漏らす。
気持ちは分からないが、きっとそれほど憎いのだろう。
...一体何をやったんだか...。
「...ちゃんと抵抗したよ。まだ死ぬ気は無い。
そんなことで友達を悲しませるのはダメだもんね」
まっすぐ相手を見つめると、きっぱりと首を振る。
本気ではないなら、慣れない魔術を酷使するものか。
確かに楽しんではいたが、刹那的なわけじゃない。
「龍司らしいや。
風紀委員のことは私もよく知らないけど、
知る限りはいい子ばっかりだからなぁ」
金髪ツンデレ少年に、目が死んだ魔弾の射手、
それから男装の剣士。
個性的だが根はいい人達だった。
■黒峰龍司 > 「わーってるよ。交換条件みてーなもんだからな。だがやるとなったらきっちりやるからな?」
と、彼女の変身ショー?を見る事を今から楽しみにしておこう。確定した訳ではないにせよ。
殺意は取り合えず完全に引っ込めつつ、やれやれ俺もまだまだだな、と思う。
「まぁ、そうだな…ま、それ以前にあっちに帰る目処が全くたってねぇ訳だが」
肩をすくめる。元の世界に戻る手段もちまちまと探してはいるが、今の所は全部外れだ。
ともあれ、「まだ死ぬ気は無い」ときっぱり言い切る彼女の様子に頷く。
そうそう簡単に死ぬのは知り合った者としては許さん的な態度。少なくとも死ぬにはまだまだ早い。
「まぁ、基本俺は風紀委員会と相性は最悪だろうな。昔っから秩序とかそういう関連の相手は苦手だったし反りもあわねーし」
やれやれ、とばかりに。あくまで個人レベルでの付き合いなら別にいいが、風紀委員会としてみたら嫌いと言い切れる。
ともあれ、そんな感じで暫くは二人でだらだらお喋りでもしていただろう。
帰りはまぁ、「門」の魔術で彼女を送り届けたかもしれない。
ご案内:「常世神社」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「常世神社」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「常世神社」に和元月香さんが現れました。
■和元月香 > 「やる時はきっちりやるよ...」
ちょっと肩を落としながらもそれぐらいは構わないと。
セクハラはまた別の話になるが。
「私も興味あるし探すのは手伝うよ」
そもそも他の異世界にも興味がある。
そちらに行く手はずも知りたいし、
相手の世界にも行きたいなと笑いながら。
「.....やっぱりね。
悪い人たちじゃないんだけど」
風紀委員との相性を聞いた後の、
月香はどこか満足げで。
そして星空の下、好きな人とだらだらお喋りするのは
月並みではあるが悪くは無いと思いながら
彼に転移で送られることになるだろうか。
ご案内:「常世神社」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「常世神社」から和元月香さんが去りました。