2018/01/01 のログ
ご案内:「常世神社」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 新年を迎え、風紀委員としての業務も一休み…の予定だったのだが、結局初詣で賑わう神社の警備任務に就くこととなった。
神聖な神社で己の異形を召喚する訳にもいかず、境内の外に群がる屋台に睨みをきかせる様に数体の異形を召喚するに留めていた。


3が日が明ければ、懇意にしている企業や関係者への挨拶回りに向かわねばならない。その為の休暇申請も提出済み。
となれば、元旦くらいは働かねばならないだろう―

「とはいえ、流石に草臥れたな…。大体、私は売り子でも見世物でもないというに…」

業務を終え、私服に着替えて境内の隅で一息。
差し入れにと渡された甘酒で身体を温めていた。
歓楽街やスラムでなら、金属の異形を従えて闊歩する己はそれなりに畏怖の視線で見られたものだが―ここでは、只の見世物扱いであった。

まあ、己の年齢や体格を考えれば致し方ないことなのかもしれないが、深々と疲労の溜息を吐き出してしまう。

神代理央 > 此の島は種族、国籍問わず多くの人々が行き交う場所ではあるが、やはり小柄な自分は風紀委員としての威厳に今ひとつ欠けるのやもしれない。
迷子の外人だの、某の衣装ですかだの、訳の分からない事を言われながらの警備任務は精神的な疲労が非常に大きかった。

流石に異形での発砲は控えたが、控えた自分を自分で褒めてやりたいくらいだった。

「まあ、大きな問題が起こらなかっただけ良しとするか…」

そんな苦労の甲斐あってか、どうにか今日は何事もなく終える事が出来た。
首を揺らせばポキポキと関節が鳴る小気味良い音が響き、溜まった疲労を吐き出す様に再度息を吐き出した。