2015/08/15 のログ
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にやなぎさんが現れました。
■やなぎ > 「あふ・・・」
あくびをしながら店を見て回っている軍服青年。
特に目当てのものはなく、じーっと商品をみては、
何も買わずに店を出る。それをずっと繰り返していた。
一見暇人であるが、そうでもしないと何だか落ち着かないのだ。
「・・・ふう。」
そういえば、夏休みは終わっていたなとぼんやり考えて。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に嶋野陽子さんが現れました。
■やなぎ > 休み明け、そろそろ上官の行う講義の手伝いをしようとは思っていたのだが、
それはもう叶わないだろう。
そうなれば、自分がここにきた理由はなくなる。
「どうするかなぁ」
小さくぼやきつつ、またその辺の店をきょろきょろと探し始めた
■嶋野陽子 > 夏休みの後半のバイトが、想定外の
ハードさだったので、1週間ぶりのオフの日となった
陽子は、訪れたことの無かった、異邦人街の商店街を
そぞろ歩きながら、ウィンドウショッピングを楽しん
でいる。
そのうち、通りの向かい側から、同じように店から店
を渡り歩いている男性を見つける陽子。目が合うと陽
子の巨体を見て驚くだろうか?
■やなぎ > 店を探していると、自分よりもはるかに体の大きい人物が視界に飛び込んだ。
でっかいなぁ・・・
しばし目を丸くさせていると、そういえば、と数日前の出来事を思い出す。
「あの・・・」
少しびびりながらも近づいていくだろう。
■嶋野陽子 > 『あの・・・』
と声を掛けてきて近付いてくる小柄な男性の服装を
見て、陽子の記憶の底から誰かの名前が出かかる
【2d6で8以上で思い出す】 [2d6→1+3=4]
■嶋野陽子 > 思い出せなかった。
「はい、何でしょうか?」と長身を屈めて、巨体に
似合わぬ友好的な笑顔で男性を迎える陽子。
■やなぎ > 思ったよりも話しやすそうだ、と緊張がとける。
人は見かけによらずかもしれないと。
「もしかして、ルーさんという女性のご友人ですか?」
違ってたらどうしようと不安を隠すように
にこりと笑顔を見せる。
■嶋野陽子 > ルー…ひょっとして…?
「ひょっとして、ルフス・ドラコさんの事ですか?」
と笑顔のままで聞き返す陽子。
「それとも、蘆 迅鯨(ルー・シュンジン)さん?」
と付け加える陽子。
■やなぎ > 「ルフス・・?あーっと、いえ・・・」
焦ってポケットからくしゃくしゃのメモ用紙を取り出す。
以前ひと探しに聞かれた時の内容を書き留めたものだ。
「はい、ルー・シュンジンさんです。ほらあのテレパシー使いの。」
笑顔に焦りが浮かばれる。彼女の探している人物の特徴は一致しているように思える。
とりあえず頷くことにした。
■嶋野陽子 > 「はい、蘆迅鯨さんなら、良く知っています。
迅鯨さんとお知り合いですか?」と答える陽子。
まだ病院から戻ってから、迅鯨さんと話す機会が持
てていない。彼女が陽子の寝床に潜り込んで来るの
は深夜だし、朝は陽子が慌ただしいためだ。
■やなぎ > 「ええっと、以前、というか結構前に知り合いまして。
失礼ですがお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
ここまで話終えると途端に思い出すように、
「あっ、わたしはやなぎという者ですっ!」
とあわてて付け加えた。
名を聞くときはこちらからだ。
ある教師の補佐として、名前は登録されている。
■嶋野陽子 > やなぎさんが名乗ったので、
「こちらこそ失礼しました。私は保健課一年生の、
嶋野陽子と言います。よろしくお願いします」
と名乗ってやなぎさんに一礼する陽子。
■やなぎ > 「嶋野さん・・ああやっぱり!ルーさんがあなたを探しておられましたよ!
なんでも寝床がないとかで。
寝てるとき、テレパシーの制御がうまくいかないそうですね。
最近会えたりしましたか?」
メモ用紙をポケットにしまいながら
あってた!と一人で勝手にはしゃぎはじめる。
■嶋野陽子 > あちゃー。やっぱり迅鯨さんには
迷惑をかけてしまったか…
「保健病院のバイトで、重傷者の治療で四日連続夜
勤してしまい、迅鯨さんを宿無しにしてしまいまし
た」と説明する陽子。
「一昨日の夜から、再び一緒に寝てます」と補足する
陽子。
■やなぎ > 「重傷者・・・」
その単語をきけば表情を固くした。
まさかだとはおもうが。
と思った後にすぐにしっかり笑顔をつくった。
「そうでしたか!それはよかったですー。」
ほっと胸を撫で下ろす。
■嶋野陽子 > 『重傷者…』という反応を見て、
もっと詳しく知りたいのかと思った陽子は、
「シイン先生に撃たれた、四十万静歌先輩の肩を、
四日間で治すというミッション・インポッシプルで
したが、何とかやってのけましたよ」と詳しく解説
する陽子。
■やなぎ > 「っ・・・」
眉をハの字にしながら、どこか怯えるように彼女の話を聞く。
そうか、この方にも迷惑をかけてしまっていたのだな。
「四日間ってすごい治癒力ですね。でも、無事なようでなによりです・・・。
その、シイン先生は今は何を?」
シイン少佐がこの方たちのいる病院に襲撃するも、
彼を追い返したのだと推測する。
その後、入り江で炎に包まれた暑苦しい彼と会ったのだが、それきりだった。
■嶋野陽子 > 『シイン先生は今は何を?』
と聞かれると、陽子も実は推測の範囲でしか言えない。
事実として明らかなのは、四十万先輩が再び負傷した
という連絡はまだ無い事と、いくつかの目撃談がある
という事だけだ。
「直接見てはいませんが、もし彼女が再び負傷したら、
私に緊急呼び出しがかかるはずなのに、まだ呼び出
しはありません。無事話し合いが済んだのではない
でしょうか?」と事実と推測を伝える陽子。
■やなぎ > 「・・・そうですか、それなら良かった・・・。」
こちらに音沙汰がないと心配だったが
それを聞けば安心した。
「・・ん?話し合い?彼らは話し合いをしたのですか?」
あの人がよく暴力沙汰を選ばなかったと、部下は疑問におもうのだった。
■嶋野陽子 > やなぎさんが疑問を顔に出しているので、
「実は、私も襲撃の翌日に、シイン先生と浜辺の入り江
でお話したのですが、戦闘の時とは変わって、静かに
お話できましたよ。私が先生に大出力レーザーを撃っ
た張本人でしたのに」と、入り江での邂逅の話をやなぎ
さんに聞かせると、
「この話を四十万先輩にしたところ、先輩はシイン先
生にもう殺意は無いだろうと言って、話し合いをす
る意向を示していました」と伝える陽子。
「所で、やなぎさんとシイン先生はどのような関係
ですか?」と尋ねる陽子。
■やなぎ > ー殺意はない。
わたしの知らぬ所でどうやら終わっていたらしい。
安心したと同時に気が抜けてきて、
彼女は肉弾戦ではなくレーザーなんだとそんなところばかり気になった。
話し合った末どうなったのか、彼はいまどこにいるのか。
結末はまだやなぎにはわからなかったが、
被害者が無事でいること、話し合いで終わったことを考えればいい方向で終えたのだろうと
そう思った。
「ほんとはシイン先生の補佐なんです。
・・・でもその必要ももうないかなって」
悲しげに目を伏せて微笑んでみせた。
■嶋野陽子 > シイン先生の補佐…だとすると、
本当に今後の身の振り方を相談する必要がありそう
ですね。
「やなぎさん。失礼ですが、住むところとかはどう
されているのですか?」まさか宿無し?
■やなぎ > 「? 職員寮を借りていますよ。補佐とはいえ一応教職員扱いなようなので。」
先ほどとはうってかわって
影のない笑みを浮かべた。
■嶋野陽子 > 「職員寮にお住まいならば、
シイン先生の講義を引き継ぐか、他の教科の講義を持
つとかするか、あるいは生徒としてやり直すか、いく
つかの身の振り方が考えられますが、やなぎさんはど
うしたいとお考えですか?」
しばらく考えた末にそう尋ねる陽子。
■やなぎ > 「え、っと・・」
動揺した。
例の襲撃事件の犯人の補佐ともなれば、
これは当然の結果なのだと。
「シイン先生の授業を引き継ぐとかは考えていません。
けど・・・どうしたいと言われても。まだ。」
そしてこれは自分は関係ないとはいえないと。
■嶋野陽子 > やなぎさんが、自分をシイン先生の
共犯と定義している事に気付いた陽子は、
「やなぎさん。私は風紀委員ではなく、保健委員です。
人を裁くのは私の役目ではありませんわ。どんな処
分があったとしても、その後をどうするかは、やな
ぎさんが選べると思いますよ」と告げる陽子。
■やなぎ > 「わたしは、身近にいながら彼を止めることができませんでした。
それに、知らなかったとはいえ自分に責任がないとはいえません。
・・・しかるべき処分は受けます。」
頭を垂れながら言葉を続ける。
「とりあえずは、シイン先生と話をしようかと。
その風紀委員?が野放しにはしておかないでしょうしね。
その後どうするか、どうすべきか・・・正直選べません。」
すみません、とそのまま頭を下げた。
■嶋野陽子 > 『正直選べません』という
やなぎさんの言葉に、
「そうですね。今はまだ不確定要素が多すぎますね。
でも、シイン先生の性格なら、話し合いが済めば遠か
らず自首するでしょうから、その後にやなぎさんも出
頭するのが良いと思います。何ならば私が付き添いま
すよ」と提案する陽子。
■やなぎ > 「・・自首。彼がですか。」
耳を疑ったが、事情をしる彼女の言葉なので
そうなのだろうと思い直す。
「そうします。というか最初からそうするべきでした。
・・・その時はよろしくお願いします。」
と深く礼をした。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に嶋野陽子さんが現れました。
■嶋野陽子 > やなぎさんが私の提案を受けてくれた
ので、連絡先の交換を提案する陽子。果たして携帯
端末は持っているのだろうか?
一緒に出頭するのであれば、連絡が取れないと困る。
■やなぎ > 通信機をとりだして交換するだろう。
どの端末でも連絡可能のしろものだ。
「どうもありがとうございます。
・・・では、お願いします。」
■嶋野陽子 > 連絡先の交換を終えると、
「道端で長話をしてしまい、済みませんでした。
今今日はこれで失礼します」と深く一礼する陽子。
■やなぎ > 「いえ、買い物の途中でしたでしょう、こちらこそすみません。
それではまた。」
一礼を返し、足早に去っていった。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からやなぎさんが去りました。
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」から嶋野陽子さんが去りました。