2016/09/09 のログ
ご案内:「異邦人街」にフィアドラさんが現れました。
■フィアドラ > 二回めの異邦人街探検、少し奥まで来てみました。
「ここはどこらへんなんでしょう?」
あたりを見渡しても学生街や異邦人街の大通りみたいにいっぱい人はいません。
通る人の種類も人間はあまり多くなくないみたいです。
…ちなみに迷子じゃありません!
時計塔の方向は分かるのでいざという時は帰れます!
ちゃんとしてるのです!
■フィアドラ > 街の様子はちぐはぐだった大通りの方とは違っていてなんとなく一体感みたいなものがあります。
お皿の上に色々あったものを混ぜた感じです。
お店なんかの看板は日本語で書かれているので私にも読めます。
…読めても何が売ってるのかは分かりません。
例えばあのひらがなで書かれた『さんぱつや』の看板。
何を売っているのでしょうか?三発?
あの店の前でグルグル回ってるのがまず分かりません…。
中にはカニのような見た目の亜人がいて雑誌を読んでいます。
お店の人でしょうか?
もしかしたら異邦人街にしかない何かのお店かもしれません…。
気になりますがグルグル回るやつを後にして他のところを色々見てみます。
■フィアドラ > 色々なお店を見ましたがが学生街で見たのと似た店や全く見ないお店。
色々あります。
そうやって夢中になって歩いていると大変な事に気が付いてしまいました。
「時計塔が見えない…。」
ピンチです!
で、でもこういう時は焦らずにどうすればいいか考えるのが大事なのです。
一回、深呼吸…。
どうすればいいか?一人で考えても思いつきません。
でも私は一人だけど一人じゃないのです!
「どうしましょう?」
両手の手袋を外して自分の手の口に話しかけます。
普段街中で手袋を外すなんてしませんけどこの異邦人街ではなんとなくあっさり外せてしまえました。
『イエヲコワシテヒククスル!コワス!』右手の口が答えました。
『アキラメテシッポオイカケテマワル。タノシイヨ?』左手の口が答えました。
まだ右手の意見の方が前に進んでいる感じがあります。
でも、家を壊して【ブタバコデクサメシ】になるくらいなら左手の意見に従いたい気持ちもあります…。
…ピンチです!!
■フィアドラ > と、とりあえず!歩くしかないです!
歩いていればきっと時計塔が見える場所にでられるはずです!
「あれ?」
人は少しずつ少なくなって、道も狭くなったよな気がします。
それでも道を進みます。
「……。」
どんどん人は減ってきて、ますます道は細くなります。
『カベコワシタラハヤイ!』右手。『シッポ!シッポ!』左手。
「どうしたらいいの…。」
泣きそうな気持になりながら異邦人街を進みます。