2016/11/07 のログ
ご案内:「異邦人街:メインストリート」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > 異邦人街にて宅配のバイトを終えた七生は、ベンチに腰掛けて半日を振り返っていた。
とはいえ今はお昼少し過ぎ。
バイトは朝早くからだったので何だかもう一日経ったような感じがするのだが、実際のところ朝起きて自主トレして学校行ってお昼、と大して変わらない。
授業が無いだけでこんなに一日って充実するのか、と七生は改めて感心した。
「やっぱあれかなー、動いてないと落ち着かないってのがなー」
バイト中に労いの言葉と共に受け取ったドリンクを眺めながらそんな事を呟く。
休日の異邦人街は、天気も良いからかそこそこ賑わっていた。
■東雲七生 > 相も変わらずこの街の住人は多種多様な容姿を隠すでもなく、かと言って誇るでもなく。
それが当然であると言いたげに生きている。
ぼんやりと道行く人々を眺めながら、七生は午後どうするかを考える。
まだ少し動き足りないから訓練施設にでも行ってみようか、とか。
その前に学校の食堂によって昼飯食べよう、とか。
そんな事を考えながらベンチから腰を上げて、行き交う人たちに紛れて通りを歩き始める。
この中に居れば、赤い髪も目もあんまり目立たない。
奇妙な安心感を胸に、七生は通りを歩いて行った。
ご案内:「異邦人街:メインストリート」から東雲七生さんが去りました。