2017/01/13 のログ
ご案内:「異邦人街:公園」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > 穏やかな冬の晴れた午後。
異邦人街の隅っこの公園で絵、七生はランニング後の整理運動を黙々とこなしていた。
日課としているランニングのスタート地点とゴール地点はいつも此処で、準備運動と整理運動を行うのもいつも此処。
謂わば七生にとっては馴染の公園である。
「ふー……ふー。」
合間合間に吐く息が白く伸びる。
空は快晴とはいえまだ年も明けたばかり。だというのにTシャツにジャージ姿の七生は、体からほわほわと湯気を立てていた。
■東雲七生 > 「ぉいっち、にー……さんっ、しー……っと。
よーし、日課おわーり!」
いい汗かいた―、と満面の笑みを浮かべて近くのベンチへと駆け寄ると、置いておいたタオルを手に取る。
額に浮かぶ汗を拭いながら、さてこれからどうしたものかと思案し始める。
以前はもっと時間を掛けて長い距離を走っていたのだが、入院した際にドクターストップを掛けられてしまったのだ。
これ以上足を酷使していればいずれ取り返しのつかない目に遭うよ、と脅されてしまえば、
「難しい事はよく分かんないんで!」と誤魔化すことも出来やしない。
大人ってずるいな、と今更ながら思う七生だった。