2018/09/24 のログ
東雲 七生 > 「さーて、次はどこに行こうかな……っと。」

空を飛んでいく有翼人種へと手を振ってから七生は身を起こした。
まだまだ走り回りたい気持ちが強いが、あんまり人の頭上を跳び回ると後々怒られるのでちょっと自重モードだ。
猫の様に大きく伸びをしてから改めて周囲を見回す。

「んー、誰か知り合いでも居れば良いけど。
 というか俺が居ない間に結構顔ぶれも変わったよね……まあ一年ちょい居なかったから当然と言えば当然だけど。」

東雲 七生 > 「先輩たちも卒業しちゃってるだろうしな……」

多分、知り合いの内の何人かも卒業してしまっている事だろう。
そう考えると少しだけ寂しい気持ちになり、七生は慌てて首を振った。

「いやいや、今生の別れのタイミングを逃したってわけじゃねーし、そのうちまた会えるだろ……多分……。」

あんまり考え過ぎるとドツボにハマりそうな気がして、七生は少しだけ意識して大声を出す。

「いよっし!!それよりも行くトコ決めよ行くトコ!!」

東雲 七生 > 「よーし、決めた!
 アッチの方行ってみようっと!」

行先を決めると、あとは真っ直ぐ。
その前に軽く屈伸運動をして足を慣らし、一足飛びに隣の建物に跳び移ると、
そのまま塀や屋根を伝ってあっという間にその場を後にしたのだった。

ご案内:「異邦人街」から東雲 七生さんが去りました。