2015/06/09 のログ
ご案内:「破壊神の祭壇」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > (早朝、授業前──)

はー、やっぱこう、血って大事だよな。
多少人より血を造る機能が高く設定されてるとはいえ、連続して流してたらしんどいんだよ。

(独り言を溢しながら、長刀を二振り抱えてやってきた。
 慣れた足取りで祭壇前まで来ると、刀をそこに置く。)

センパイたち、もう平気だけどさ。
約束は約束、最後までやり通すから。聞いてるかわかんねーけど。

東雲七生 > あー、疲れた。
これから授業かー……授業なー。

(正直あんまり気乗りしないのは、睡眠不足の所為だけだろうか。
 始業までまだだいぶ時間はあったし、何となく体を動かしたい気分だったので、
周囲に生えている雑草を抜き始める。)

東雲七生 > 結局蒼穹んとこには公安の刺客とか来たんかな。
もし来てたら何か嬉々として報告してきそうな気がするし、来てねえんだろうなー。

(雑草を引っこ抜いては捨て、引っこ抜いては捨てる。
 無言でやるのも心細くなるので開き直って普通の会話と変わらない声量の独り言だ。)

ていうか、これでこのまま俺が7本大剣持ってきて、
レーヴァテインが完成したら、その後蒼穹はどうするつもりなんだろ……?

(この祭壇の主が足を突っ込んでいた事件は片が付いたと報じられた。
 だとしたら完成した魔剣の矛先は何処に向くのだろう。)

………変な事の片棒を担ぐ羽目になんなきゃ良いけど。

東雲七生 > てか実質俺何もしてねえ。

(出来ること、としてこの剣集めをしていたわけだが、
 それは半ばで事件そのものが収束してしまった。
 これでは実質何もしていないに等しいではないか。)

……いやまあ、損はしてないけどさ。

(もちろん得も無い。
 否、大剣の生成に血を抜いてるので損はしてる。痛い思いもした。
 が、それは自分で選んだ事なのでノーカンだ。)

うー、何か考えてると気分が重くなるぅ……。

東雲七生 > ……魔剣、か。

(思考を祭壇の上に置いた長刀、その行く末について切り替える。
 蒼穹は今まで東雲が奉納した刀剣が何で出来ているのか(多分)気付いて居ないだろう。
 混ざり気なし、純度100%の東雲の血液だ。
 自分の体外に出た血液を物質に作り替える。それがこの赤髪の少年の異能。)

やっぱちゃんと話した方が良いのかな……。

(もし仮に、魔剣の完成に当たり、
 その影響が血液を介して自分に影響を与えるのであれば。)

面倒だけど、話した方が良いよな……。

東雲七生 > 魔法かー……。

(東雲七生に魔法・魔術の類の適正は無い。
 いや、“無くなった”と言うのが正しいだろう。
 元々はそれなりに、一般人よりは適性があったのだ。
 しかし、“理由あって”異能の力と引き換えに魔法の適正は失われている。
 ───その、“筈”である。)

俺がそれを信じ込んでるからかもしれないけどー……

東雲七生 > ………。

……。

…うああああああああっ!!

(考えていたらどんどん気が沈んで行く。
 目に付いた雑草をがむしゃらに引っこ抜いて八つ当たりをし、適当なところで草むしりを止めることにした。)

あー、終わり終わり!!
あとはもう学校行って授業します!俺は!

東雲七生 > (制服についた埃や雑草を抜く時に跳ねた土などを叩き落とし、
 通学鞄代わりのデイパックを背負い直す。)

んじゃ、行ってきまーす!

(祭壇に背を向け、外へと駆けだす。
 そもそもこの祭壇の主も同級生なわけで、挨拶する必要など欠片も無いのだが。
 自宅を出る時は使わないので、ただ何となく言いたくなった。それだけだった。)

ご案内:「破壊神の祭壇」から東雲七生さんが去りました。