2015/06/27 のログ
ご案内:「聖堂」にアリエンティアさんが現れました。
アリエンティア > 今日は朝……清々しい朝。
昨日は海に行ったから。
反対の方。緑の多い聖堂にやってきた。

「……■■■は、あんまり好きじゃないんだっけ?」

いろんな姿を持つあのヒトは、なにも答えてはくれない。
なにせまだ”開いてないから”。
手にはミルクと砂糖たっぷりの缶コーヒー。
先日からちょっとコーヒーに挑戦中。

――うん、いい朝。

木漏れ日は陽気さを誘い
心をポカポカにしてくれる。
葉の漣はまるで、合唱のように聞こえて。
清々しく、心地よく、瞳を閉じる。

アリエンティア > なんできたかと聞かれれば、なんとなく。
そうなんとなくだ。

「Lalakika……♪」

歌を歌いながら、木の扉を開いていく。
そこには大きなステンドグラス。
神を信じてはいないが、でもこの空気は嫌いじゃない。

「Lalila、Lalila……♪」

右後ろに聞こえるように。
全方位にくるくる回りながら歌うのはいつもの癖だ。
ステップを踏むのは実に楽しくて。
でもアイツは絶対に混ざってこない。
混ざってきてほしいと、願うのに。
察することができない、まだ紳士ではないのだ。
きっと……

――元気にしてるだろうか

また考えて、やめた。
いないのにいるを望むのが変だ。

「Lalalalala♪」

だから歌う。聖堂に響くように。
■■■も、あいつも静かに聞くこの歌を。

――届くかな?

そんなことを思いながら。

憧れのあの人にも、聞こえてるといいな……

のぞみをのせて

アリエンティア > ――もしきたら、がつんといってやらないと

遅い、ばか。嘘つき……

言いたいことはいっぱいある。
下僕のくせに、約束忘れるとかありえない。
そう……ありえない。だから――

「もう、なんてばか」

無理やり連れてくることはできない。
だから、待ってるというのに。

「……帰ろ」

ざぁっと風が凪ぐ。
歌は最後まで歌わず。
気分じゃなくなって、曇り空。
だというのに、すごく空は晴天で。

「……ぁぁ、はやくあの人に会えないかな」

そうつぶやいて

アリエンティア > 静かな帰り道。

嫌にも一人を自覚させる。

あぁ、あたしにつくモノなどいないのだと。

そう、あの家にあの場所にあった居場所はもうなくて。

これからはひとりであるかないといけない・

「負けるもんか」

そうだ、負けない。
がらくたと呼ばれても、このカラダは最高傑作。

何者にも負けるものか。

「……ばか」

でも誰かにつぶやき続ける。
呪詛のように。
その”強がり―ことば―”で自分を奮起しながら

ご案内:「聖堂」からアリエンティアさんが去りました。