2015/09/23 のログ
ご案内:「宗教施設群」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「宗教施設群」にメグミさんが現れました。
蒼穹 > (軽い待ち合わせ…の心算だった。
どの辺でまったらいいか分からなかったので取り敢えずうろうろしながら暇をつぶす。
待ち人が見つかれば声をかける所存だが、宗教施設群は人間の体から比べて結構広い。
程々きょろきょろして探すのだけれど、もう少し限定しておけばよかったと今更の後悔。
はてさて、どのくらいで見つけられようか。
自慢のやたら蒼くて長い髪は向こうからすれば目立つはずだが―――。)

メグミ > 「すみません、遅れましたっ……!」

 ぱたぱたと駆け寄る少女が一人。
 数冊の本と黒いセミロングの髪を靡かせ、駆け寄る

「ええと、比較的早く付いたんですけど、途中で野良の神様?みたいなものに絡まれてしまって……」

蒼穹 > ん?あー、大丈夫大丈夫。私もきたばっかりだし。

(ひらっと手を振る。相変わらず本に夢中…?)

…え?はい?
ああ、そ、そう…。

(この人時折意味不明な発言するけれど、天然なのだろうか。
野良の神様って何だろう。広い意味では私もそれなのか?いやいや…。)

メグミ > 「な、何でも暇を持て余していたみたいで……
 ……おかげでちょっと得るものもありましたけど……」

 上がった息を整えはじめる。
 大きく息を吐く。立ち上がる。

「あ、後まんじゅうも貰いました。多分害はなさそうですから、後で食べましょう。
 饅頭を人に見立てて供物にする風習って案外多いんですよね……」

 "常世興業"と書かれた箱の入った紙袋を揺らしつつ、呼吸を整え終える。

「で、ええと……ソラちゃん、案内、お願いしても大丈夫でしょうか?」

蒼穹 > ん、んおお。
…あ、あー…走らなくてもよかったのに。

(暇をしているという点では己と同じ。
っていうか、常世島に落ちた神格者って大体暇人だと思う。
せめて深呼吸するお疲れ気味な彼女の背中をさすってあげよう。)

まんじゅう、ね。…地球産の神様っぽいね、じゃあそれ。
因みに私は捧げものには神酒《ネクタル》を所望するよ。…知らないかな。
ま、良いね。…私もおやつの一つでも用意しとけばよかったよ。
折角御友達をお招きするんだしね。はーい、一名様ご案内。

(ノリノリで宗教施設群の大通りを歩きはじめる。ゆっくりとした歩き方。
胡散臭い赤と黒の大きな一本の山なりの橋を渡って、己の住処へ、いざ。)

メグミ > 「で、でも遅れちゃいましたし……あふ、ふぅ……
 ありがとうございます、大分楽になりました。」

 さすってくれたおかげで、思ったよりも早く回復しました。

「ネクタル、ですか……主にギリシアを中心にしたミソロジーで有名な神酒ですよね。そっち系の神様なのでしょうか?」

 こてん、と小首を傾げる。
 ギリシア系列なのか、それともおみやげで貰ったりしたのに嵌っちゃったのか。
 
「ええ、それでは宜しくお願いしますね。……この橋もソラちゃんに関連する橋なのでしょうか?」

蒼穹 > いえいえ、このくらい。
ま、暇人だし待つことは過剰なら退屈だけど、あれくらいなんてことないさ。

(とんとん、と優しく背中を叩いた辺りで手をどける。)

うん…?良く知ってるね。やっぱりメグミの博識は舐められないなぁ。
うーん、そもそも私は異世界の邪神だから。こっちの神様とは、関係がある様でないってところ。
それに、神酒《ネクタル》は神酒《ネクタル》でもちょっと意味が違いそうだし。
神話とかで長寿になるって語られてるヤツね。
私のイメージでは…まぁ、ゲームでいうところのMP全快して魔力を上げる効能を持つアレだよ。
…っていうかさ。

(ステレオタイプな比喩を用いる。そして。)

突っ込もう?!お前酒飲む年齢じゃないだろって!

(天然なのだろうか。いや、それとも己の年齢をもう見透かしているのか。
因みに酒癖は控えめに言って人類宇宙至上最悪である。)

あー、これは関係ない。
愉快な日本の八百万の神様、妖怪から神様に上がったヤツの象徴だね。
…良く知らないけど。
それに私の所は辺鄙な、随分辺境にあるんだ。
…あ、歩くの面倒なら転移する?いや、場所覚えるなら歩いた方がいいかもだけど。

メグミ > 「――?」

 突っ込まれた辺りで、小首を傾げる。
 ……数度の間を置いてからああと頷いて。

「あ、すみません。そういえばそうでした。
 ……ええと、それじゃあアムリタっぽいものの辺りにしておきます?
 あくまで"っぽいもの"ですけれど……。」

 そう言えばお酒でした、と、ぽふんと両手を叩く。
 召喚や神学が絡むとそっちに意識が剥いてしまうらしく、
 どうにも意識から抜け落ちていたみたいです。

「そうでしたか。
 ……あ、大丈夫ですよ。このまま行きましょう。」

蒼穹 > おお、アムリタ。そんな名前も知ってるなんてさっすがだなぁ。
…っぽいもの、ね。…ああいや、大丈夫大丈夫。
貰ったら嬉しいけどね。

(素で抜けていたらしい。天然なのかどうなのか。因みにお酒は飲める。
飲めることと酔わない事は違うけれど。)

んー、じゃあこのまま橋越えて施設群の施設を真っ直ぐ。
この辺りはまだ異邦人街と地球人の境界線だし、
見たことある宗教施設とかもあるんじゃないかな。私は知らないけど。

(ゆっくり、また先導して歩きはじめる。
やたら古風な作りの建物が並んでいるエリアを抜けて―――。)

メグミ > 「もう、褒めても何も出ませんよ?
 本で読めば、それどころか最近は電子の海を探れば誰でも分かる事でし。」

 照れ混じりの苦笑を返しながら、ゆっくり歩く。
 お酒が飲めるかどうかは、言及しません――が、必要に応じて飲んでそうな気もするかもしれません。

「ふむ、ふむ。大分緑が増えてきましたね。」 

蒼穹 > ああ、そういう事じゃなくて。
そもそも、そんな事を探ろうとしている時点で知識欲旺盛だなーって。

んで、こっからずーっと真っ直ぐね。

(少々異色な建物の所をくるっと右折。
それから真っ直ぐと向こう側を指差して、相変わらずゆっくり進んでいく。)

メグミ >  
「召喚師ですから。」
 
 答えになっていなさそうな答えを返しながら、のんびり歩く。
 話題も一度尽きかけたのか、会話も少しずつ減って行く。

 疲れた素振りはあまり見せていない。体力はない方だが――好奇心が体力を凌駕するタイプ。

蒼穹 > そう…凄いね、召喚師って。

(暫し沈黙。ゆっくりとした歩き方とはいえ、長い距離。
退屈な時間。目的の場所まで、眺めれば見飽きることもないだろう、
色とりどりの異邦人の崇める神々の施設がある。
似たような者もあれば、全く違うものまで、地球上には到底あり得ないものも、
当然のように鎮座している。
でも、自分は先導するのみ。あまり目も泳がず、只管真っ直ぐ。)

メグミ > 「やっぱりと言いますか、色々ありますね。」

 大体のものには見覚えがある。とは言え見覚えのないものもある。
日本土着の妖怪や神格が関連しているもの、
 完全に異世界のそれと思わしき産物に関しては、時折見た事のないものも見せる。

「あ、空飛ぶスパゲッティ・モンスターもあるんですね。ここ……」

蒼穹 > そうだねー…。

(程々に頷くが。)

…はい?

(何かよく分からない言葉が聞こえた。
二度見する。)

え?何?空飛ぶ…え?…え?

(きょとん、と。ついぞ足を止めて振り返った。)

メグミ > 「空飛ぶスパゲッティ・モンスターです。ほら」

 手で指し示す。
 蟹のような形状の触手の塊に眼が付いたような、謎の看板が見えるかもしれない。

「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教自体は架空の宗教とされている・いたのですが……
 ……冗句を真に受けて信ずる方々も居れば、それらしきものを見たと言う様な証言も時々上がっておりまして……
 最近では本当に存在するのでは、等の仮説も立っております。

 ……多分、元から在った神格と言うよりは、人々の意識や無意識が集って出来た――
 ――新たな集合的無意識の化身のような神様かもしれませんね。

 存在と非存在の合間にたゆたうような、神様です。」
 

蒼穹 > …なんだありゃ。
ああ、あれは…あれでしょ。クトゥルフ神話とかにでてくるグロテスクなやつ。
それの仲間なんじゃないかな。
っていうかなんかUFOみたいな扱いだね…それ。

(謎めく看板を一瞥すればそっと目を逸らす。)

居ると思えばいるし、いないと思えばいない…そういうもんじゃないかなぁ。
でもまあ、いるんじゃないかな。この世界、何でもいるし。
元々、魔物や悪魔なんてのも、人々のそんな意識や無意識が作った理念から出てきたものって
考え方もあるみたいだし。
それが、悪魔って名乗るか神様って名乗るかだけの違いじゃない?
…と、これが私の見解。結局、それが神か悪魔か、決めることが出来るのは、
実体が合って、自分で口を開ける私らみたいな奴だけだよ。故に私は破壊神。ってね。

(ちょっと格好つけてみた。ふっ、と笑えば蒼い髪をかきあげて。
それから、また真っ直ぐの道を歩き始める。)

メグミ >  
「そうかもしれませんね。
 元々、魔物や悪魔なんてのも、人々のそんな意識や無意識が作った理念である、なんて話は良く聞きます。
 人が力の拠り所を求め願望し産まれた、力の象徴。力のペルソナ――求められなければ、いないのかもしれません。
 ソラちゃんがそうかはわかりませんけど、そうだと言うならそうだと思います。
 とにかく、私は居て欲しく思いますよ。なんて。」

 格好つける蒼穹を見れば、愛おしそうに微笑む。
 彼女がそのようなものであっても、そうではない種族としての神であっても、蒼穹は蒼穹だ。
 友人であることには、変わりはない。

「……とは言え空飛ぶスパゲッティ・モンスターの場合、
 神を願う願望と呼ぶにはあまりにも動機が利己的ですから、願望と言うよりは人間の欲―――

 『Es(エス)やLibido(リビドー)に例えられるような人の性そのものが、神を生み出した』

 ――と言った所でしょうか。門が開いた事も、関係するのかもしれませんが。」

 妄想と推測を重ねて想いを馳せる。
 感慨深そうに空飛ぶスパゲッティ・モンスターの看板を見つめてから、視線を戻し、再び歩く。

「大分、歩きましたね。」

蒼穹 > …信仰。畏怖。
神や霊、魔が存在として在れるのは、意識的にも、無意識的にも。
それが何らかの形で認識されて、理由として求められているからなんだろうね。
死んだ人が襲ってきたら怖い。だから幽霊がいる。
この願いを聞き届けて欲しい、だから神様がいる。
見えない、ありもしない幻想は、紛れもなくそういった誰かの求め―――"願い"の為にあるんだろうなぁ。
それが、善にしろ、悪にしろ。

(いつにないセンチメンタルにつつまれながら、詠嘆するように無表情でぽつんと。)

…あっはは、そう。嬉しいな。それはさ…切実に。
私も、そうして願われているから生きているのかもしれない。実際はどうか、分かんないけどね。

(これもまた、いつにないしみじみとした感情だった。
いつもより少ししおらしく、大人しい笑みを返しながら。)

無意識の欲求。強い欲望。…そんな意味かな。
分からない。門なんて、偶然も偶然に、複雑怪奇に絡まり合った何かさ。
異能だってそうだけどね。これらには、"法則も経験も関係ない"。
"もしかしたら、そうかもしれない"。…それこそ、一昔前の神様に対する認識と変わんないかな。

(そう、全ては、妄想であり推測の域をでない。かもしれない、もしかしたら。
それらは決して断定にはならない。門に関しては、諦念の様な、懐古の様な、複雑そうな想いを馳せた。)

ああ、それと。一つ思い出したけど。
私も、そんな人間の"欲"から生まれてきた…そんな気がする。
それも、飛び切り真っ黒な欲望から、ね。

(こんな事を平気で言うのは、それでも彼女は信じてくれるし、
信じた上で、自分を見限ったりしないって、自分もそう信じているから、だろうか。
それとも、いつも通り何も考えがなかったのだろうか。
変わらない、感傷的でしおらしい表情は、ついぞ見せたことがなかったやも。)

…そう、だね。
あはは。あと1/3くらいさ。もうちょっと、もうちょっと。

メグミ >  人の黒い感情。
 私はそれを知らない訳ではない。
 私はそれを扱わない訳ではない。

 信仰、畏怖、願い――拠り所としての幻想。
 ――私の滅びた故郷に於いても、この地球において、今確かにある幻想。
 魔に携わり、幻も実も呼び出す私《召喚師》として、それらに思う所が無い訳がない。

 だけど、それよりも――

「……ふふ、らしくないですよ。ソラちゃん。
 そうだとしても、そうでなかったとしても――もっとお気楽ご都合主義なのが、ソラちゃんだったと思います。」

 寂しそうな、感傷的でしおらしそうな蒼穹を見れば、それら全てを一度投げ打って言葉を発する。
 神様であったとしても、感傷的に寂しそうに見える事には違いない。元気付けたい――その心のもと、言葉を発する。

蒼穹 > …あっはは。そうだった、かな。

(気を使わせて、しまっただろうか。良い子だなぁ、と。また詠嘆する。
己の魔術はどれもこれも、真っ黒だ。黒は、夜や闇、影の部分。
破壊神という廃退的な物が、もしも、何かの願いで創られたものだとしたら、
その願いはきっと真っ黒だったに違いない。その信仰は、即ち畏怖だったに違いない。
おぼろげながら、何かを楽しく壊した思い出が過った。…さて、あの頃自分は何を壊していただろうか。
…まぁいいか、それは過去の話だから。今更思い出して感傷に浸ったって、
そう、彼女の言う通り、"私らしくない"。だからやめておく。"私らしくない"。ただそれだけの理由だ。
お気楽でご都合主義だから。)

うん、そうだね。そう、だよね。
…ま、ただこうしてとりとめもない話をしているうちに思い出した。それだけ。
ただ、それだけだよ。何分、長く生きていて。忘れてるんだよね、色々と、さ。
キミは良い奴だよね。本当に。

(すっとした、そんな表情を向ける。思えば、こうして人とまともに話すようになったのは―――否、こういう事を考えるのはもうよそう。
今が楽しくて、今こうして笑い合って。大事なのは、そこだから。
少しだけ思い出語りをすれば、ゆっくりとした歩き方が、ちょっとだけペースアップした。)

メグミ > 「ええ、行きましょう。」

 蒼穹が調子をある程度取り戻したと見れば、後を追う様に進む。
 少々のペースアップに気付くまではやや遅れていたものの、それでも気付けばペースを早める。

 そろそろ見えてくるのだろうか。
 そんな事を考えながら、歩き続ける。

蒼穹 > (軈て、漸くと言うべきか。何とか目的地に。
見た目更地。だだっ広い中に、黒い石材めいたもの(※本人曰く祭壇)と、
たった二部屋だけの簡素な作りのごく普通の小さな一軒屋が見えてくる事だろう。

一応は私有地。数十万円でこれだけの土地が買えたのは幸運と言うべきだった。)

ん、…あれが、そうだよ。

(すっと、更地に掌を向けた。)

メグミ > 「なるほど。」

 "純粋な祭壇"に視線を移す。それが彼女にとっての神的意味合いを持つ事を把握すれば、一つ頷く。
 飾り気のないそれは、ただただ彼女が純粋に願われるような時代から在る事を示している様にも見受けられた。
 それが黒、だとしても。
 
 一軒家に関しては、彼女の家だろうか――。

「これだけの広さですと、僻地でも高かったんじゃありません?」

蒼穹 > ん?ああ、いや。数十万で済んだよ。
利便性の悪さ、それから異邦人街の土地は人気がないみたいだね。
この辺は特に、隅っこで混沌としているから。

(今は、ただの象徴だった。ただ黒い石。そこにあるだけで、益も害もない、飾り。
魔力も神力も一切ない、簡素で飾り気がない、己の魔術の在り方と似ている。かもしれない。)

ま、上がってよ。
何にしてもそうしないと始まらないからさ。

(そうして招くのは一軒屋―――の方ではなく、
その黒い石、曰く、祭壇の方だった。)

メグミ > 「意外とと言うか、大分安いですね……」

 "足"があれば距離は関係ない。その手の何かを持つ者も多い。
 故にもう少し高いのだろうか――と思ったものの、そうではないらしい。
 混沌――宗教色故にと聞けば納得を見せ、促されるままに祭壇に近付く。

 間近まで近づけば、屈んで視認による目星や知識判定――ガン見をするだろう。

蒼穹 > …ん、おかげさまでね。
流石に爬虫類両生類の顔が付いた奴らとか、そう言うのと共存は…あんまり人気でないでしょ、だからさ。

(転移魔術、とはもう広く普及しているもので。己もまたそう言う移動手段を持っているが故に、
こんな場所でもあれば良いと買ったわけだが。)

…あっはは、面白いものはないよ。
見たまんま、ただの祭壇。ちょっと魔力が通りやすい、ただの置物に過ぎないよ。

(無駄にこの祭壇に色んな魔術が媒介されているけれど、暫くお休みしていた故にやっぱりこれはただの石。
因みに使い方によっては監視カメラの様に誰がきただとか見ることが出来たり、
捧げものにと置かれた何かを収納したり、魔法をぶっ放したり、色々できる。らしい。)

メグミ > 「リザードマン、可愛いと思うんですけどね……」

 ぽつりと呟きつつも、暫くの間、石を眺める。
 ……魔力の通った痕跡こそあれど、現時点ではこれは"ただの石"、だろう。

「ふむ……」

 とりあえず、常世興業と書かれた箱(中身は饅頭)を置くことにしてみた。

蒼穹 > …そーかなぁ。
少なくとも、人間の体持って、人間の感性持ってるはずの私から見たら微妙だと思うけど。

(嫌に否定的だった。)

―――。

(彼女は、何を期待しているのだろうか。
まぁ…ちょっとくらいなら。うん。と、ちょっと躊躇った後、
それと同じくしてお饅頭を入れた箱が何処かへ転移して行った。
遠隔転移魔術。直接的に空間を操作するのではなく、間接的に空間を歪めて飲み込むような一風変わった方法だった。)

メグミ > 「わぁっ。」

 声を弾ませて驚く。
 どう"動いた"かを改めて見てから、一つ頷く。満足そうだ。

「こうやって動くんですね。……あ、それと本題なんですけれど。
 ちょっと気が変わってしまって、やっぱり契約はしないでおこうって思います。」

 ――道中でみたあの表情を見てしまうと、やっぱり蒼穹とは友人の間柄に重点を置きたい。
 故に、やっぱり良いです。と。

「……そんなものが無くても、ソラちゃんとは友達ですし、居て欲しいって認められますから。」

蒼穹 > …ありゃ、そっか。
ちょっと残念、だけど、それがいいかも、ね。

(本人がそういうなら、無理強いする必要も、その気もない。
どうして、気が変わったのかは、己の知るところではないけれど。)

ん、…そう。
いやぁ…何だろう。…良い子だね。本当に。

(何度も強調されると、流石にくすぐったいものがあった様子。)

メグミ > 「気分や後味の良くなる方を選ぶだけで、良い子じゃないかもしれませんよ。
 私も、お気楽ご都合主義なのかもしれませんね。それに、なんて言ったって――」

 花のように笑って見せれば、立ち上がる。
 そして大きく、背伸びをして。

「契約なんてしなくても、メール一本で救けに来て貰います。
 魔力だって要りませんし、触媒だって後払いで良くなりますから。なんて。」

 冗談交じりで、強かな事を言ってみせたりもする。

蒼穹 > それでいいさ。今が良けりゃ何だって良い。
お気楽にご都合主義で生きていければそれが一番。
…あっはは、そう来たか。参ったねぇ。

(楽し気に、おかしそうに、わざとらしく悪戯な笑みを浮かべて。)

これじゃあ益々、風紀委員やめられなさそうだよ。
メールは程々に、ね。

(あくまでもサボりは貫くらしいが、そういう事を言われると、少しくらい手を貸してあげたく、ならなくもない。)

メグミ > 「前向きに検討させてもらいます。」

 くすくす笑って、ごまかしてみせたり。
 ――別に風紀委員でなくても、救けて貰うつもりなんですけどねの言葉は飲み込んだ。

「――と、これからどうしましょうか。ソラちゃん。
 ちょっと歩き疲れましたから、家の方でご休憩させて貰えたりすると嬉しかったりしちゃいますけれど――」

 ちょっとわざとらしい程に物欲しそうにしてみせ、一軒家の方へと視線を移す。

蒼穹 > …ま。良いけどね。

(甘ちゃんになってしまった己は、きっと風紀委員でなくとも助けに行ってそうだけれど。
苦笑いだったが、吝かでもないのだろう、恐らくは。)

ん、ああ…そうだね。
つってもあれ、私の家かと言うと微妙なんだけど。
ま、一応私のでもあるし…行こうか。何もないよ、御風呂も台所も、トイレも。
不便極まりないところだから…ね。

(個人的な助手を雇った。その家。
因みに現状部屋があるだけで、電気も水道もない。寝具も当然ながらない。
見た目こそあれだが、屋根のある空洞と同じだった。)

メグミ > 「……?」

 不思議そうに小首を傾る。
 複雑な様子に、何かあったのだろうかと思案をした。

「でも、やっぱり屋根があると落ち着きますから。
 ……普段はどちらで眠っているんです?」

蒼穹 > あっはは…答えはどっちでもない。
私はそもそも寝ないんだよ。

(そういうと、おいでよ、と招くだろう。
因みに、どちらが自分の部屋かとかは、まだ決まっていない。
ので、どちらにいくかはそれこそ気紛れ。
また、先立って一軒屋へと入って行く。)

メグミ > 「……ううん、やっぱりそうでしたか。」

 神故に眠らない。と言うのも納得は出来る。
 軽い苦笑を見せてから、ゆっくりと一軒家へと向かう――

 ――何もない部屋で他愛のない談笑を楽しんだ、かもしれない。
 もしかすれば、昼に神様?みたいななにかに絡まれた話を話の種なんかにしたり――

ご案内:「宗教施設群」からメグミさんが去りました。
ご案内:「宗教施設群」から蒼穹さんが去りました。