2015/06/20 のログ
ご案内:「歓楽街自警団屯所」にウィリーさんが現れました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」に四十万 静歌さんが現れました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」に生ヶ易案子さんが現れました。
ウィリー > この歓楽街は、華やかで優雅な学生街とは違い、よく言えば賑やかという言葉が非常に似合う街である。
悪く言えば、治安があまりよろしくない。賑やかしい自由が罷り通るということは、つまり誰も彼もが法に目を瞑る側面があるからだ。

自警団は、その自由の意味を履き違えたほんの一部の人間に対する抑止力として、
この街で「利潤を得る」人間が創設したとされている。

生ヶ易案子 > 「まるっきりのボランティアでできることじゃないよねえ」

直接の利益がなくても。
ないよりは、あったほうが、めぐりめぐって自分たちが得をする。
そういう仕組みかな、なんて言いながら、連れてこられたあたりを見回す。

四十万 静歌 > 「――ううん。
 こんな所を護るだなんて、
 ほんと凄いんですね……」

きょろきょろと辺りを見回している。
この辺りは未だ全くなれないようだ。

ウィリー > されている、というのは、実態が詳らかにされたことが一度もないということを指す。
学園側の歯牙にはかからない程度の、かといって後ろ暗い連中のフロント企業でもない。
中堅の警備組織である。

――団長たる「黄金の意志」・水城沙楽はそう公言して憚らない。
しかして、その実態は……?

ウィリー > ランプが夜闇を照らしている。よその店の明かりに比べれば心もとないが、開けた戸口から漏れだす光の明るさがそれを補う。

自警団の屯所。学園の制服とは違う、黒を基調とした落ち着いた風合いのそれに身を包んだ男たちが
装備の手入れをしている。それを尻目に、ウィリーは人待ち顔で入り口をうろついていた。

「ああ、来たか。無事で何より、妙な勧誘とかナンパとかされなかったか?」

生ヶ易案子 > 入り口にひょいと顔を出して、

「やだなー、ナンパなんてそうされるもんじゃないって」
美人さんじゃあるまいし、なんて顔の前でひらひら手を振る。
「しかしこの街の人はよく話しかけてくるねえ」
ダメそうだ。

四十万 静歌 > 「ふわ……」

男達の姿に圧倒されてる。
中々、こんな強そうな人達に囲まれる事なんて、
というか初めてなのである。

「だ、大丈夫でしたよ。
 私みたいな平々凡々でな子に声かける人いませんし。」

なんとなくあんずさんをみる視線が
あんずさんは声かけられてたけど、
ご覧の通りといいたげだ。

ウィリー > 男たちは夜の歓楽街には珍しい、純粋そうな少女たちに明るく挨拶をした。
娯楽の街に似つかわしくない、カラッとした笑顔。この都市の人間にしては
少し歳が行っているような者もいるが、いずれもみな凛とした立ち居住まいである。

「すごいな……皆取り繕ったみたいに爽やかな顔を……」
呟いた途端、先輩と思しき男に軽くこづかれるウィリー。

「声掛けもナンパも同じだからな。また見回りにでたほうが良さそうだ。
 静歌ちゃんも自己評価以上に周りは高めに見てくるから、
 その辺は気をつけたほうがいいと思う」

「さて、本題だ。団長のところに案内する」屯所の奥、階段を登る。

四十万 静歌 > 「……優しそうな人達でよかった。」

ほっと胸を撫で下ろす。
笑顔になってくれたおかげで落ち着けたらしい。

「まぁ、自己評価も何も――
 でも、この辺りじゃそーなのでしょうか。」

見事に平々凡々で特徴がない顔だと思うんだけどなと思いつつ、
案内するといわれてあわててついていくだろう

生ヶ易案子 > どうもー、と、男たちににこにこと頭を下げながら、後をついて階段をのぼる。

ある程度ファッションを整えた年若い少女、といえば歓楽街に似合いそうなものだが。
あいかわらずの警戒心ゼロの態度は、やはりこの手の街では浮いて見える者なのだろう。
高く見られたというよりは、
簡単に見られた、のかもしれない。

手に下げた買い物袋の食材を持ち上げて、
「んーと、いちおう聞いておこう。ここって、キッチンとかは――?」

ウィリー > 「つい最近落第街に駆り出されたから、気が立ってるところもあったんだろう
 だから、無防備な感じにはすごく敏感になるというか……要は心配してるのさ」
恐らくは異能犯罪の類で、巻き込まれたものは普通の学生で。
団員は心を痛めていたんだろう、と告げる。
――階段を登る。少し年季の入った木製の床がキィキィと鳴く。

「静歌ちゃんは自分が言うほど平々凡々じゃなく、美人だと思う。
 世辞は言わないから、大人しく褒め言葉として受け取ってくれ」

ダイヤと剣の団章が掲げられたドアが目の前に現れる。3回ノックをして
「失礼します、団長。件の子をお連れしました」

『入れェ』凛とした、少しハスキーがかった声が返ってきた。
「さあ、二人とも入って」

四十万 静歌 > 「では、褒め言葉として……
 うう。」

真っ赤になって俯いた。
褒め言葉でそんな風に言われるとやっぱり照れてしまうのである。

「キッチンは……あると良いですね。
 なかったら……どうしましょ?」

ともあれ、団長さんから聞いたほうがいいのかな?
と、入れといわれると大人しく入るだろう。

生ヶ易案子 > 「うんうん」
難しいことはよくわからないが、たぶん、親切な人たちだということだろう。
階段の音を楽しみ、何回か無駄に足踏みをして遊んだりしながら、登り終えて。

「えーと。失礼しまーす……」
静歌ちゃんのあとに続いてドアから顔を出す。

ウィリー > 団長室。書斎と装備置き場が渾然一体となったこの部屋の主は、
大きなデスクの大きな椅子に腰掛けていた。

ウィリーが一歩後ろに下がり、(後は流れで、聞きたいことは直接聞くんだぞ)と呟いた。

『よく来てくれた二人とも、まずは足労に感謝を。若造でもバイト募集くらいは出来るもんだね』
ククク、と笑う。金色の長い髪。碧眼、少し目元に年齢を感じる程度で非常に若々しい女だ。

『この都市じゃ食事に洗濯に掃除をするよりも、異能を使って戦うほうが楽しいと見える。できればそれで金を儲けようとか、そういう手合も多い……っと』

『ああごめん、自己紹介がまだだったね。私はこの自警団の団長をしている、水城沙楽(みずしろ・さら)。サラで構わないよ』

四十万 静歌 > 「あ、2年の四十万 静歌(しじま しずか)です。
 サラさん、ですね。
 ええと、その……えっと……
 洗濯に掃除の道具ってどこにおいてあるのでしょう……?」

緊張しながらもおずおずと。
綺麗な人だなぁと思いながら質問する。

生ヶ易案子 > 「あんずさんは、あんずさん……」
あくまでマイペースに、自己紹介はいつものように、
「です」
かと思えば、いちおう丁寧語の語尾はつけて。

「この島で、6年か7年か……そのくらい1年生をやってるんだ。
勉強はてんでダメだけど、料理と雑用くらいなら、人よりはできることもあるかなって」
あまり改まってはいないが、かといって嫌味があるでもない。邪気のない子供を思わせる態度で。
「サラさん、だね。よろしくお願いします」

ウィリー > 『四十万、静歌。いい名前じゃないか、静寂は人の心に癒やしを与える。
 時には名前とはさかしまに、はしゃいでもいいかもね。
 掃除の道具は階段の下にある物置に置いてある。洗濯道具は
 この間全自動洗濯機を買ったんだが、使い方が皆目わからんのよな。
 まあ、物干し竿や洗濯バサミのたぐいは用意してあるよ』
つまり、洗濯機の設置はなんとかしてくださいという丸投げである。

『なるほど、あんずか。美味しそうだな、漢字が杏なら』
宙に指で字を書く。光を伴って杏の文字が浮かび上がった。
『でもそうじゃあない。そんな気がする、なんて。
 私は占い師じゃあないから、いずれ教えてくれると嬉しいね』

『生きていくことに必要な物こそが勉強だ、取捨選択はあんたがしている
 学園の勉強なんて気にするなよ、あんず。
 それに勉強なんて目じゃないくらい、あんたがしようとしている家事は
 素晴らしいこと。頼りにさせてもらうからね』
にかっと笑って。

四十万 静歌 > 「設置は自分でなんですね。
 ええ、分かりました。
 なんとかしてみます……
 いえ、まぁ、なんというか……
 その。
 寧ろ静寂なのに、驚いて大声だしたりして、
 あんまり静かでもないです。あはは……」

その分普段が静かなのであるが、
空笑いなのである。
少し肩を落とした。

生ヶ易案子 > 「そうだ、キッチン……」
尋ねようとして、
「――というか。キッチン自体じゃないんだ、重要なのは」

竹を割ったような、話が早いほうがよさそうな方だ。もっと直接的に質問しよう。
指を一本ずつ立てながら、

「ひとつ、お皿が置いてある棚の場所と、
ふたつ、お米が備蓄してある場所。……この大所帯なら、たぶんあるよね。
それと、みっつめは――」

真面目な顔で、

「この自警団に、グリーンピースが苦手な人っている?」

ウィリー > 『ウィリーを使え、こいつなら設置の手伝いくらい喜んでやるさ。
 そうだろう? 色男』
後ろに控えるウィリーに目配せする。恐らく手伝いするハメになる。なった。

『名前というのはね、身を表すもの。もっと言えばそのものの個性。
 だから、少しドジって大声あげようがびっくりして悲鳴をあげようが――
 静歌、あんたの中には必ずそれがある。大丈夫だよ』
とても優しく微笑んだ。今まで見せていたような、ニヤリというようなそれとは違う温かい笑顔。

『さて、あんず。質問にお答えしようか。
 ひとつめは食堂調理室の奥の食器棚。
 ふたつめは基本的に、調理室地下の平時糧食庫。足りなければ別に備蓄を
 管理してる部門があるからそちらを手配する。
 みっつめは――

 安心しろ。少なくともグリンピースにアレルギーを持ってる奴はいない』
にたりと笑った。好き嫌いは許さない、とてもとても怖い笑顔です。

四十万 静歌 > 「では、ウィリーさん、
 よろしくお願いしますね。
 あはは……
 まぁ、それならそうなのでしょうか?
 ……私は私らしくしかできませんから、
 私らしくすることにしますよ。ええ。
 後は、あ、最後に、ここに入ってはいけないとか、
 注意事項はありますか?」

笑顔に、思わず笑顔で返しながら、
最後にしてはいけないことを聞く。
後で問題になったら私は心臓が破裂すると思いつつ

生ヶ易案子 > 「了解(らじゃ)、です!」
元気に敬礼を決めてみせる。
肝心の『食堂調理室』の位置を聞いていないが、そこはまあ、ご愛嬌だ。
たぶん、歩いてればそう書いてあるところがあるだろう、くらいの気分でいる。

――仕事を押しつけられているウィリーくんと、苦笑いの静歌ちゃんを見て、
「あ、だったら先にそっちを手伝うよ」
もしかしたら、能力でできることがあるかもしれないし、
「あんずさんの料理は、そんな時間かからないからさ」

ウィリー > 『そうするといい。いずれはあんたらしく、あんたの力を振るえるようになる。』

質問を受けて言葉を切った。
『私は今からあんたたちをバイトとして雇うが、あくまでも非戦闘員としての話だ。
 だから敢えて言うとしたら、戦場には近づくんじゃないよ。
 そしてもうひとつ、地下4階にも許可無く入ることは禁じる』

『良い返事だ。屯所から渡り廊下で団員宿舎に入れるが、その1階フロアが全て食堂だ。
 大所帯なんだ、覚悟しておけよ』

『今日は洗濯機が用意できたら少し休んでいくといい。
 どうせウィリーが追い立てて無理やりナンパしてきたんだろう?
 急なことが続けば体に答えるからな』

『下がってよし。制服や待遇に関する書類は後から用意させる』
サラは背中を向け、ウィリーたちに退室を命じた。

四十万 静歌 > 「そうですね。
 力っていっても手品くらいしか出来ないんですけどね。
 とりあえず分かりました。
 まぁ、私の場合は……
 どちらかというとあんずさんの送り迎えメインですが。
 ええ、それでは失礼しますね。」

そういって退室するだろう。
退室促されたもの。

「ええっと。
 それじゃ、私は……
 設置してからお掃除頑張ろうかな。
 洗濯物の回収もその時にしそうだし。」

生ヶ易案子 > 「うんうん。助かるよお」
いまさらだが、送られ迎えられ必須扱いであることも特に否定しない。
同じように退出して、
「じゃ、食堂に寄れたら寄りつつ……あんずさんもお手伝いと行きますか」

……と、ちょっと視線をあげて、
「ものものしいなあ。……やっぱり最近、色々事件とか多い?」
団長ではなく、同年代のウィリーくんに尋ねる口調と声量で、こそ、と。

ウィリー > 先に書類だけ受け取り、扉を締める。締めて、一つため息。
「あー……やっぱあの人には敵わないな」どういう意味なのかは、
彼にしかわからないことだが。

「ああ、さっさと終わらせて三人川の字で寝よう」肩をすくめてふ、と笑う。自分でもつまらない冗談だなと思ったようで。
洗濯機の設置に向かいながら、案子の質問に答える。

「事件自体の凶悪性が上がってる。異能に関わるもの、魔術に関わるもの。
 それに風紀や公安がまともに機能していなかったりもするから、
 結局のところお鉢が回ってくるのはうちなんだ」

「たまたま飛び込んだ先でもこんな怪我させられたりもする」
ぐいと襟を広げて、肩口を見せる。大きく凹んだ傷跡が残っている。
「因果なもんさ」

四十万 静歌 > 「かっ川!川の字!?」

目がぐるぐるなったけど、
直ぐに気を取り戻して、

「まぁ、流石に異能も魔術も使えませんから、
 無茶しようにもする方法がありません。
 ……なんというか、本当に大変なんですね。」

凹んだ傷跡はちらりとみてみないようにしている、
痛々しい傷跡をじっとみていると、
自分も痛くなるのである

生ヶ易案子 > 「寝よう寝よう!」
一方こちらは、まるで疑問を抱いていなかった。
そろそろ「こいつは本当にダメだ」という感想を抱いてもよい。

あれでも少しは団長の前でかしこまっていたのか、背伸びをして体をほぐす。
傷口を見て、ちょっと眉を寄せ、目を細くして。
「んー、混ぜろとは言わんよ、さすがにね」
こちらも、直接戦闘力にはならない類の能力者だ。基本的には足手まといにしかなるまい。
「でもま、『手伝える』ことがあったらあんずさんに良いなよ」
何も連れてけってだけじゃなくさ、と笑って、自分たちの目的地を目指して歩き出す。下階だっけか。

ウィリー > 「大変……そうだな、大変といえば大変だが。やりがいはあるさ」
静歌の反応を見て、傷を隠した。この傷はあまり残しておきたくない、そんな風にも思いつつ。

「案子ちゃんは本当にダメだな。このままだと常識人の静歌ちゃんを残して||の字になってしまうだろう」こいつもダメである。

「ああ……それでいい。もしそういう『手伝い』が必要なら、きっと躊躇なく頼む
 だが、俺は別の形でそれに必ず報いよう。
 ……俺だけじゃ何にもできやしないからな、結局はな」

階段を降り、渡り廊下から団員宿舎に。家事に必要な物はこちら側に
まとめられている。ちょうどいい塩梅で作業に取りかかれそうだ。

四十万 静歌 > 「いやいやいやいや……
 男の人と一緒には基本的には寝ないほうがいいです……ッ!
 はぁ。
 まぁ、でも、やりがいがあるっていいですよね。
 やりがいがあると感じるなら、
 これからも頑張ってください……うん。」

やりがい、の所で少し憧憬をこめてウィリーをみて、移動。
道具や状態のチェックをしながら――

「これなら思ったよりはやく設置して仕事に取り掛かれそう……」

なんて一つ頷くだろう。

生ヶ易案子 > なんだか一人で大慌てしている静歌ちゃんに首をかしげたりしながら。
「そ、そ。あんずさんは頑張るいい子の味方だからね」


そんなこんなで、団員宿舎を見回す。
家事をほったらかしていた、という言うほど散らかってはいない印象だが、家事を全くやっていないから手つかず、という可能性も捨てきれない。

「ウィリーくんには前、カフェテラスで見せたっけ。あんずさんの力は『作品』を『完成』させるだけだから、あんまりこういった作業には使えないけど……」
適当に目についた工事用具をぶんぶんとやったりしている。

ウィリー > 「ああ、ありがとう。案子ちゃんが味方だとちょっと心配だがな」実際のところは、やりがいは感じていても
釈然としない物がどこかにあって、それが今もずっと続いている――そんな曖昧な状態なのだが。

「昔の洗濯機があった場所に設置して、配管つないでアース取って
 ……うん、問題なさそうだ……が、1台で足りるのか? 団員全員分の洗濯」
ちゃっちゃかと設置を済ませて、次のことを考え始める。
掃除は本当にざっくり済ませた。洗い物も、皿のたぐいを片付けはしたが特に食器は色んな「カビカラー」に染まっていたので大半を入れ替える羽目になった。
重労働は、残っていないはず。

「ということで、掃き掃除と拭き掃除。まずは食堂からやりますか
 ……その前に、契約書。バイトとしての雇用契約について書いてあるから読んで」

学生街のバイトよりもずいぶんと待遇の良い給与、制服貸与、装備支給。守秘義務に関しては長々と書かれていたが、それ以外に縛りは多くなさそうだ。

四十万 静歌 > 「複数台あっても、多分扱いきれないから、
 1台でいいんじゃないでしょうか。
 時間はかかりそうですけど、
 汚れすぎたものはクリーニングに出したほうがいいですし。」

設置の手伝いをすませ、
契約書類を見る

「なんというか、
 想像以上に待遇がいいんですね。
 このバイト。」

じーっと隅から隅まで眺めている。
守秘義務についても、読んでいくが、
特にそもそもお仕事あるんですよ、
自警団で家事してるぐらいしか多分しゃべらない。
はずだ。
でも、なんか他の場所に変な事かかれていても嫌なので、
ちゃーんと目を通していく。

生ヶ易案子 > 「こーゆー洗濯機には限界あるもんね」
ウィリーくんの制服をちょっとつまみ、
「うん、この生地なら毎日洗ったりはしないし。中のシャツとか下着だけなら……」
数回に分ければいけるはずだ。

そして、同じように静歌の横で、自分の書類を覗き込む。
漢字は……漢字は、いくつか読めないところはあるが、なんとなくニュアンスはわかる。
お給料の金額。制服。装備の支給……? は、自分には関係なさそうか。
「守秘なんとかって、あれだよね。秘密言っちゃいけないやつ」
じー、と、目を細めて難しげな文章を睨んで、
「言っちゃいけないっていうと、どのくらい?」