2015/06/21 のログ
■四十万 静歌 > とりあえず、読みながらでも手持ち無沙汰なので、
軽く洗濯物の仕分けをしつつ。
「そういえば、あんずさんは、
家事関係でこれは苦手とか、
これだけはできないとかあったりするんですか?」
などと、ふ、と聞いてみた。
全く読めないのに気づいていない
■生ヶ易案子 > 「苦手――」
ちょっと考え込む。
これでも一応、女子寮暮らしは長いのだ。
確かにコツを掴むまでの2、3年は散らかしたり洗濯物を溜めたりと大変だったけれど、大規模に部屋のものを減らしてからはなんとかなっている。
洗濯物をひとつつまんで、
「あ、あれだ。靴下を揃えるのが苦手かなあ……」
いつの間にか片方なくなるよね、あれ、なんて。
でもここの洗濯物の靴下は、なんだか似たような色気のないデザインばっかりだ。揃っていなくてもバレまいて。
■四十万 静歌 > 「ああ、成る程。
……実は整理はできるけど、
整頓は苦手だったりしませんか?
なんというか、
整理した後本の並びがぐちゃぐちゃになってたり――」
靴下をそろえるのが苦手と聞いて、
ひょっとして、綺麗にはできるけど、
整理した後よくみるとぐちゃぐちゃになってたりしないだろうか、そんな予感がして聞いてみる。
■生ヶ易案子 > 「本は持たない主義」
そこは、なぜかきっぱり言った。
「――うーん、でも、確かに雑誌とかはぐちゃぐちゃだな……」
夏服と冬服も、けっこういつの間にか混ざってるし……、なんて。
洗濯を任せるにはちょっと不安かな、と思えるような情報がぽろぽろと口から出る。
■四十万 静歌 > 「なんとなく分かりました。
それじゃあ、
洗濯と物を片付けるのは私が中心でやりますね。」
うん、あんずさんは間違いなく……
整頓が苦手なタイプだ、と当たりをつけたらしい。
「それにしても、本は持たない……
って確かに活字なれしてないと本って敬遠されがちですよね。
――どんな雑誌を読んだりするんですか?」
でも、雑誌はぐちゃぐちゃっていってるし、
雑誌は読むんだ、と突っ込んで聞いてみる。
単なる好奇心だ。
■生ヶ易案子 > 「うむ、そのかわり料理なら――」
とはいうものの、
「このペースだと食堂の掃除が先かな。今日中に済むかわからんね」
もふ、と、整理されてなさそうな靴下の山を積み上げる。
「雑誌は、ほら――」
自分が頭につけている髪飾りを示そうとして、あれ、と頭を手でまさぐり、
「――って、昨日人にあげたんだった。ヘアピンとか作る、ハンドクラフトのやつ。
あとはお裁縫の型紙が載ってるやつとか――」
要は、手芸関係だ。実用ほどではないものの、趣味の小物を作れる程度の。
「ああいうのも、作り方覚えちゃったら『使わない』から、あんまり長くは持ってないんだけど。たまに買うんだ」
■四十万 静歌 > 「そうですね。私が料理作ると、
あまりにも普通すぎてコメントしづらいとか戴きましたし……
お願いしますね。頼りにしてます。
とりあえず、洗濯機に放り込んで、その間に掃除して、
の繰り返しになりそうですね。まぁ、ゆっくりいきましょう。」
とりあえず、ついでなので今日の算段もつけてしまう。
やる事は多いけど、なんとかなる。はず。
「なるほど、手芸関係の雑誌を。
必要なのは作り方、ですか。
一度作り方覚えてしまえば、
いくらでも作れちゃうなら仕方ないかもですね……
ううん。なんだかうらやましい……」
なーんてって笑いながら、
羨望の眼差しを。
お洒落なんてマント以外で気にしてないのである。
■生ヶ易案子 > 「でも料理って結局――」
くたくたになったタオルを積み上げる。長らく洗濯されていないことが如実にわかる手触りと体積だ。
「普通なのが、一番じゃないかな。何より、人に食べてもらうならさ」
誰にでも受けとってもらえる。
よりたくさんの人に少しずつ必要としてもらえる。
あとには何かが残らなくてもいい。
料理とは、そういうものだ。
「サボった作り方すると、わりと失敗するんだけどね」
と苦笑する。
「ああいうのは、やっぱ、楽しいからね。上手くできるといい気分だし、褒められると嬉しいし、人にもあげられるし、いいことづくめだ」
少なくとも、「勉強」よりそちらを選んで日々を過ごすくらいには。
■四十万 静歌 > 「そんなもんでしょうか?
でも、やっぱり……
食べてもらうなら美味しいほうがいいですよ。
普通は美味しいってのはあるのでしょうけど、
普通でとまるって事はそれ以上の想いがこめれてないわけですし。」
なんてね。とウィンク。
もし、普通以外の何かを自分で感じ取れたなら、
きっと胸をはれるのだろうけど、
それ以上でもそれ以下でもないのである。
「まぁ、サボった作り方したら失敗するのは、
やっぱり、手間を惜しむとろくなのがつくれないって奴なので、
当たり前だと思いますよ。
――うん。」
神妙に一つ頷いて。
「あんずさんの作るものは誰よりも素敵だと思います。
流石にサボって作ったものはそうでもないかもしれませんが、
――誰かのために作る事ができる。
これ以上大切な想いなんてきっとないと思いますよ。」
■生ヶ易案子 > 「そういうものかな」
首を、傾げる。
料理という話ならば。
自分で毎日食べるだけの料理と、適当に大量に作ってたくさんの人に配る料理しか、作ったことはないのだけれど。
「それ以上の……」
考え込んでしまう。それ以上の、なんだろう。
「……世界料理大会で優勝したいとか?」
……料理についてはそういう発想になるあたり、やはり根本的に「そういう話」には疎いのであった。
「いや、作ったものを褒められるならともかく、そうやってあんずさんを褒められるとなんだ、さすがに照れる」
ちょっと所在なさそうに髪をぐるぐるいじって、
「そうだな、うん。誰かのために、だ」
何回か、うなずく。
■四十万 静歌 > 「ふふ、そうですね。
優勝したいって想いもきっと一つのあり方ですよ。」
からっぽの私とは、違う。
想いはあるし、想いをこめる事はある。
でも、どこか私は空白なんだなぁ、と一つ大きく息を吐き、
「ま、単純な話ですよ。
私はあんずさんほどに誰かのためにって想いがこめれないんです。
だからあんずさんは凄くて普通よりもっと素敵なんですよ」
■生ヶ易案子 > 「いやあでも、あんずさんは優勝なんかしなくても、毎日お腹いっぱいなほうがいいなあ――」
普通普通、卑俗で平々凡々だ。
だからそんなに褒めることないって、と、頬骨のあたりを掻く。
「そんなこと、ないさ。あんずさんだって結構、適当だもん。そのあたり」
ただ、
「そうやって適当にやってたら、なーんかいつも、誰かにものをあげてるんだよね。
たぶんさ、そういう風に生まれたんだよ。それだけなんだ」
それに中身があるととるか。
それに想いがあるととるかは、
それはまあ、人それぞれだろう。
■四十万 静歌 > 「まぁ、
確かに私も毎日甘いものでおなか一杯にしたいですねー。」
甘いものがたべれれば、
多分それで満足するのは確かだ。
「それだけ、ですか。」
にっこり笑って
「それで、いいのかもしれませんね。
きっと。
私もいつか、
自分の事そういう風にいえるようになりたいな。」
なーんてクスリと笑っていうだろう。
あんずさんはなんというか、
すっきりと爽やかしているなんて考えながら。
■四十万 静歌 > 「とりあえず、契約に関しては、
持ち帰ってちょっとゆっくり読みます。
今日の所は……
やる事やって帰りましょうか。」
等と笑って首をかしげた。
とりあえず守秘義務はまもるし、
今日の所はボランティア といった感じだ
■生ヶ易案子 > 「うむ、これは……」
改めて、まじまじと契約書を見るが、……やっぱり漢字は読めない。ニュアンスはわかるけど。
「……持って帰って読んだ方がいいかもね」
苦笑い。
「じゃ、えーと。道案内」
よろしく、という感じで笑い返して。
■四十万 静歌 > 「やっぱりきっちり読んで考えたほうがよさそうですしね
勿論、お任せ下さい。
しっかりとエスコートしますよ。」
そういって、今日の分のお仕事をはたし、
あんずさんを女子寮まで送って帰るのである。
――不思議と帰りも静歌には誰も声をかけてこなかったりするが、
それはまた別のお話である。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」に四十万 静歌さんが現れました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」から生ヶ易案子さんが去りました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「歓楽街自警団屯所」からウィリーさんが去りました。
ご案内:「歓楽街大通り」に佐伯貴子さんが現れました。
■佐伯貴子 > (以前は道に迷ってしまった)
(だから今度こそ現在位置を逐一確認しながら歩く)
人が多いな…
(日曜の夜とはいえ週末である)
(夜の歓楽街は人通りであふれている)
■佐伯貴子 > (いつもならば怪しい人物に片っ端から職質しているところだがなかなかそうは行かない)
(人の流れの中、視線を巡らせながら歩く)
(時折倒れている酔っぱらいを介抱したりする)
こういうのは保健委員の仕事じゃないのかな…
(
■佐伯貴子 > (落第街より治安が良いとはいえ、学生街よりは多少悪い)
(そういった印象がある)
(特に違反部活の報告もないし、ケンカを止めるくらいしかやることがない)
(もっとも、異能や魔術を使ったならばそれはケンカではなくもはや戦闘なのだが)
そういう場面に出会わないことを祈ろう…
■佐伯貴子 > (思えば、ここはアミューズメント施設もある)
(健全に遊ぶこともできるかもしれない)
(だが今は仕事中だ)
(息抜きは紅茶でも飲んでいれば良い)
(などと考えながら、大通りを歩く)
(携帯デバイスで位置情報を確認しながら)
■佐伯貴子 > (ケンカをしている若者たちを見かける)
(恐らく学生だろう。二級学生の可能性はそれほどないはずだ)
風紀委員だ!暴力行為をやめろ!
(制服を示すように胸を張って近づいていく)
「アァ!?」
「なんだぁ!?」
ご案内:「歓楽街大通り」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 > 「さても淋しきはトモダチもイない我が身なり、とネ」
けけけ、と笑いながら街を歩く。根城(?)にしていた落第街は一応複数体制でいくこと、となっているからして、
トモダチの少ない自分としては適当に適当なところをフラフラするのが一番楽が出来るってわけだ。
「おーおー、結構人がいるねエ……グダってるのもいるけどまあ放っておいても平気でショ……って……あ……?」
なんか大声が聞こえる。しかも、なんか凄い聞き覚えがある。
こっそり逃げようかと思ったけれど、とりあえず様子だけ見よう。
遠巻きにそちらの方を見る
■佐伯貴子 > (あえてテーザーガンは抜かない)
(こういう場所では冷静に対処するのが自分のやり方だ)
まあ落ち着け。力比べをしたいなら闘技場に行くんだ。
うまくすれば単位ももらえるぞ。いい話じゃないか?
「ゲッ、風紀委員じゃねえか…」
「何言ってんだてめえは!?」
(二者二様の反応。当然園刃には気づいていない)
■園刃 華霧 > 「あーあー、正論だねェ……頭に血がのぼっタ馬鹿に、何処まで通じるカ、だけドさ……」
この場合、貴子の言い分は実に最もである。ただ、正論は正論。
馬鹿には通じないし、正常な奴でも正論を言われるとキレる場合だってある。
素直に通じてくれればいいんだけど。
「さて……あいつらはどっちかネ……?」
念のため、やばかった時の準備だけはしよう。体を鍛えているはずだけど、武闘派の異能とかは持ってなかったはずだし……
そう思いながら、手のひらを軽く握る。そこには、いつの間にか、小さな塊が握られていた。
■佐伯貴子 > ここは見逃すから、別の場所でやれということだ。
貴様らだって、懲罰を受けたくはないだろう?
(正論。まさに正論だ。ゆえに通じる場合もあれば通じない場合もある)
「…っ…」
「ナメてんのか手前ェ!」
(一方は引くようだ。一方はこちらに向かってくるようだ)
やれやれ…
(仕方ない。テーザーガンを素早く抜き向かってくる少年を狙う)
「そんなモンが脅しになると思ってンのかよ!」
(通常の人間では考えられないスピードで貴子に迫る少年。身体強化系の能力者のようだ)
(引き金を引くが当たらない)
(骨折ぐらいは覚悟するか…)
ご案内:「歓楽街大通り」に神崎 聖さんが現れました。
■神崎 聖 > 私が気まぐれでここに歩いていると
面白い事が起きたりするものだ…。
例えば目の前にものすごいスピードで迫る少年が見える。
「ふむ」
私はそれを覚えると…。
まるで考えられないスピードでそのスピードで迫る少年と貴子の間に入り…。
まるで殴られようとしているが…もし少年が殴りぬけようと思うなら…
聖にダメージがいかずに少年にダメージがいくかもしれない。
■園刃 華霧 > 「あー、もー……」
頭を抱えたいところだが、そんな余裕はない。
ありゃぶん殴られたら骨の一つや二つ折れるだろうし。
しゃーない、ちょっとだけアタシの隠し芸を披露しますかね。
「せー、のっと……!」
メチャクチャなフォームで投擲体勢をとる。どう見ても真っ当に何かを飛ばせるとは思えない。
だが、投げる。手から小さな塊が解き放たれた。
それは手から離れれば、一瞬、消え……少し離れたところから再出現する。
「異次元投法、あたれ……っと?」
そのまま塊は少年に向かって飛び……
「あレ?」
■佐伯貴子 > (佐伯貴子は戦闘系の能力を持たない)
(故に、全てを把握することはできなかった)
「グエッ!?」
(貴子を殴ろうとした少年が、間に入った少女…少女?に跳ね飛ばされ)
「ボゴオ!」
(どこからか飛来した何かにぶつかり、倒れた)
…?
(自らへのダメージを覚悟していた。殴り疲れれば正論も通じるだろうと)
(しかし何らかの力によって防がれたようだ)
誰だ?
(騒然としている人垣の中から助けてくれた何者かを探そうとする)
(とりあえすは、目の前の少女だ)
■神崎 聖 > 「おや、派手に吹っ飛んだな。」
殴ろうとした少年が吹っ飛ばされていく。
それもそのはずだ。
聖を殴ろうとするダメージを少年にそのまま返したのだ。
そして飛来した何かに現れぶつかり倒れたのを見る。
「まぁこんなところか。」
そして貴子の方を見やり
「大丈夫です?」
笑顔でそういう。
■園刃 華霧 > 「ぁー……どーすっかネ、こレ……」
この微妙なタイミングで顔を出すのってどうなんだろう……と、今度こそ頭を抱える。
何食わぬ顔してたまたま通りかかりました、な体で出ていくか……いっそ、見なかったことにしようか……
「……」
悩みながら……ちょっとコンクリ塊をかじる。
■佐伯貴子 > ああ。大丈夫だ。礼を言おう。
(助けてくれたらしい神崎に頭を下げる)
私は2年生の佐伯貴子。見ての通り風紀委員だ。
君は…生徒会の…?
(姿を見たような記憶があるが曖昧だ)
とりあえず彼の様子を見なければ。
(神崎の横を通り過ぎ、少年の様子を見る)
(重傷には至っていないようだ)
誰かもう一人いるな…
(立ち上がり、周囲を見渡す)
■園刃 華霧 > 「……」
うん、三十六計逃げるに如かず、だったっけ。
よし、逃げよう。さあ逃げよう。今なら、なんかちょっとカッコつけた風のアレもなかったコトにできるはず。
見回せば、そーっと逃げようとする女が見えるかもしれない。
ご丁寧に風紀の制服を着ているから目立つことは目立つ。
■神崎 聖 > 通り過ぎたのを見て…。
「風紀委員だったのかー。
私は生徒会の幹部役員候補生で神崎 聖。
2年生だよ。」
そういう。
「そういえばもう一人いるような…?
謎の飛来した物を投げたのが…。」
そして逃げようとするのを補足して。
「どこへいくんだい?」
園刃 華霧を補足して
さっきの少年が使ったあのものすごいスピードで迫るあれを使い…。
肩に手を置いて、声をかけようとする。笑顔で。
■園刃 華霧 > 「クッ!」
補足され、声をかけられれば……なんか悔しそうな声を上げる。
まあ、バレバレなのは分かってたけれど。
「いやほラ、問題は解決しタみたいだシ……?
となれバ、あとは若い人に任せて……じゃない、現場に任せればいいかナーって」
ははー、と誤魔化し笑いを浮かべて歩み寄る。
此処で逃げたら、後々面倒だろうし。
■神崎 聖 > 「まぁせめて名前ぐらいは教えてくれれば、後は問わないよ?」
笑顔は絶やさない。でもなんか怖い。
「私は2年の生徒会で幹部役員候補生で神崎 聖。」
そうさらさらと名乗る。
「で、貴方は?」
笑顔は絶やさずこうして名前を聞くのだ。
何も怪しい事は無いはず。
■佐伯貴子 > (少年の対応には保健委員を呼ぶ。携帯デバイスで素早く連絡を取る)
頼りない風紀委員で情けないところをお見せした。
生徒会の…やはり。神崎だな。
(園刃が捕まるのを見ればゆっくりそちらに歩み寄り)
なんだ、園刃じゃないか。助けてくれたのだろう?
礼を言う、ありがとう。
(頭を下げる)
■佐伯貴子 > (周囲のざわつきもおさまってきている)
(みんな慣れっこといったところか)
ご案内:「歓楽街大通り」に薬師寺 瀬織さんが現れました。
■園刃 華霧 > 「善意の第三者で良かったンだけどナー」
やれやれ、と肩をすくめる。
肩をすくめつつ、聖について思う。嫌な笑顔だな、コイツ。
こういう笑顔は、なんかやらかすヤツのものだろうって気がしてならない。
大体、自分で幹部候補生とかいうか、フツウ?
まあ、面白いことしてくれる分にはいいけれど……こいつの場合、厄介な方な気がする……まあ、様子見かな。
「ん……バレたよ……いやいや、アタシは何もしてなイよ。
こっちの聖、とかいうネーチャンに感謝しておけばいいサ」
貴子の礼に答える。
■神崎 聖 > 「まぁ、怪我がなくて何より何より。」
笑顔でそう返す。
そして薬師寺 瀬織が現れたのを見て
「おや、ごきげんようです。
私は2年の生徒会で幹部役員候補生で神崎 聖。」
そう、挨拶と名乗りをしておく。
相手が私の事を知っても知らなくてもね。
■薬師寺 瀬織 > 風紀委員からの連絡に応じ、歓楽街大通りに駆け付けた数人の保健委員。
その中に、彼女――薬師寺瀬織はいた。
倒れている少年の前で、瀬織はその巨大な銀色の右腕の下腕部にあるボタンを押し、
開いたハッチから青い薬液の入った瓶を取り出す。それは肉体の治癒能力を高める治療薬だ。
そして瓶を開け、薬液を少年に飲ませた後、他の保健委員に指示を回し、少年を搬送させた。
「……ふう」
と一息。瀬織はその場に茫然と立ちつくす。
■佐伯貴子 > 神崎、彼女も風紀委員だ。
園刃華霧という。怪しいものではないぞ。
(神崎に園刃を紹介する)
なにか投げてくれたのだろう?
立派な仕事のうちだ。逃げなくてもいいじゃないか。
(園刃に言う。しごく真面目だ)
■佐伯貴子 > 保健委員か…早いな。
我々もあれほど早く動ければいいのだが。
(その中に見知った義腕を見つける)
薬師寺じゃないか。助かった。礼を言おう。
(また頭を下げる)
(助けてもらってばかりだな、と自嘲しつつ)
■神崎 聖 > 少年が搬送されたのを見て…
「これで一件落着かな?」
そうして見送る…。
そして貴子に同じ風紀委員で園刃が怪しいものじゃないと聞くと。
「華霧さんね…。で、同じ風紀委員ね。」
そう記憶しておく。
「いやぁ逃げるから少し怪しいと思ったのですよ。」
別に逃げなくてもいいのにと思っている。笑顔で。
■薬師寺 瀬織 > 「あら、佐伯先輩。礼には及ばないわ。役目だもの」
佐伯に声をかけられ、彼女のほうを振り向き答える。
「(それに……今の私には、この程度のことしか)」
そう思いつつ。瀬織の表情に変化は無いので、他人が考えを読み取るのは難しいだろう。
見ると、佐伯の周囲には知らない二人の姿。
そのうちの一人――神崎聖は向こうから名乗ってきたので、こちらからも名乗りを返す。
「神崎さんね。私は薬師寺瀬織。保健委員よ」
もう一人はまだ名前を聞いていない。瀬織は二人に問う。
「……この人は?」
■園刃 華霧 > 「やれやれ、どっかのセンセーもそうだったけど、真面目ばっかだト、大変だヨー貴子チャン」
諦めれば調子が出てきたのか、ヘラヘラとした口調になる。
「あれあれ、保健委員のお出ましカ……まー、ここならまだ近いし、早いよネ。って、貴子チャンのお知り合いなンだ」
へーっと、瀬織の方を見ていう。
「なぁニ、大したコトもしてないシね。黙ってMVPに場を譲るッテいうのがクールってモンでショ?」
逃げなくても、といってくる聖にヘラヘラと答える。ヘラヘラと。
■神崎 聖 > 「瀬織さんね。手際がいいね。」
そう言っておく、仕事をみて感心している。
「まぁそれもそうかな。
普通は間に割って入るとかできないしね。」
普通ならそれなりの覚悟がないとできない行為だしね。
そして相手は身体強化持ち。なら…それを利用させて貰った。
聖は笑顔は変わらない。へらへらした様子もなく。
穏やかな笑顔が逆に怖い気もするが裏表もない。純粋な笑顔だ。
■佐伯貴子 > 風紀委員の園刃華霧だよ。同僚だ。
(薬師寺にはそう紹介し)
真面目で損をすることには慣れている。
まあ君と同じで性分というやつさ。
彼女は私の後輩、薬師寺瀬織だ。
(園刃に苦笑交じりに言う)
■薬師寺 瀬織 > 「園刃先輩ね。紹介してもらったけど、私は薬師寺瀬織。保健委員よ」
園刃のほうを向き、先程神崎に行ったものと同じような自己紹介。
声のトーンにも変化は無く、表情は真顔のままだ。
■佐伯貴子 > (なんだか神崎と園刃の空気が怪しい)
まあまあ。これは私の無力さが招いたことだ。
二人には同じく感謝している。
敵同士でもないし穏やかに行こうじゃないか。
(腹の探り合いは苦手だ)
■神崎 聖 > 「そうだね。そう思わせてごめんね。」
ちょっと空気が怪しかったかなって思いながら。
「無意味な暴力とか好きじゃないしね。
ここは穏やかにいきましょうか。」
私自身は無意味な暴力は好まない。
できるだけ穏便に済ませたい。
聖からは敵対する意思も全然ないし
腹の探り合いする気も無い。
■園刃 華霧 > 「相変わらず、面倒な性分だヨネー。ま、そこがらしいンだろうケド。
で。だかさサ?アタシは喧嘩とか面倒がるタチなの分かってルでショー?心配しすぎだッテ。穏やか穏やカ」
気にしているらしい貴子にけらけらと笑ってみせる。
まー、これが貴子ちゃんらしくていいんだよね。
「おっと、瀬織チャンね。よろしくよろしク。でも出来ればお世話になりたくは無いネ。怪我とかヤだし」
瀬織にパタパタ手を振る。
「そそ。普通じゃないッショ。MVP。アンタが一番、なんてネ」
けけ、と聖に笑う。
■佐伯貴子 > (穏やかに…なったのだろうか?険悪にはなっていないようだが)
園刃が面倒事に首を突っ込む様子は確かに想像できない。
そうだな…私の考えすぎだったようだ。
(苦笑する)
ところで神崎。こういうことがあると一応上に報告しなければならないのだが…
さっきのは君の「力」でいいんだよな?
(詳しくは聞かない。ただ力とだけ表現する)
■薬師寺 瀬織 > 「そうね。私も知っている人が怪我をするのは見たくないわ。知らない人でも」
園刃の言葉に対して、そう返した後。
「それじゃあ……仕事も済ませたし、私は失礼するわね。また会いましょう」
言い終わると共に大きな右手を振り、三人に背を向けてその場を立ち去る。
彼女が歩を進めるたび紺色の髪はなびき、豊満なその胸は波打つように揺れていた――
ご案内:「歓楽街大通り」から薬師寺 瀬織さんが去りました。
■神崎 聖 > 「そうかな?じゃあそう受け取っておこうかな?」
褒められて、少し嬉しいかな?
まぁMVPならそれでもかまわないか。
貴子に上に報告すると言われて…
「ん?あ、別にかまわないよ。」
「力」と聞かれて、何かと思ったが、
私の事だろうか?まぁ聞かれても減る物じゃない。
「さっきの事でしょ?聞かれてもやましい事ないしね。」
私の本来の異能はコピーだ。どういうふうに報告されるかは
分からないが…、さっきの少年の異能みたいに伝えられるか
コピーだと伝えられるかは。貴子に任せるか。
「んじゃあ、また。」
瀬織を見送る。
■佐伯貴子 > またな薬師寺。
(そう言って後輩を見送る)
形式上の書類だ。何らかの力で、とでも書いておけばそれで十分なんだ。
(コピー能力など思い当たるはずもない。話しながら携帯デバイスを操作する)
生徒会の人間ともなるとあまり大ぴらにはしたくないこともあると思ってな。
念のためだがぼやかしておいた。
(言いながら携帯デバイスをしまう)
■神崎 聖 > 「ん、了解。」
携帯デバイスを操作するのを見て、
それをじーと見届けたら…
仕舞うのを見た。
「お気遣いに感謝しますよ。」
そういって感謝を述べる。
「さて、私もそろそろ行っていいかな?」
二人にこう尋ねる。特に用がなければ彼女はどこかへ行くでしょう。
■佐伯貴子 > 感謝するのはこちらの方だ。
念のため…気をつけてな。
(無意味に覚えるアドバイスを送りながら神崎に手を振る)
■園刃 華霧 > 「おっと、瀬織チャン、それじゃネー」
手を振る。
「さて……にしても、なんだネ。馬鹿みたいナ喧嘩したモンだよなー、彼も。かわいそーニ。
しかも、らぶりー貴子チャンに手を出ソーなんてねェ」
ちっとも可愛そうに思っていない口調だった。
「で、報告書ってなるト、アタシも連名とかしないと……ダメ?」
貴子におずおずと聞いた。こいつ、明らかに面倒がっている。
「聖んの力のトコとか、説明めんどくさソーだし……」
■佐伯貴子 > らぶりーってなんだらぶりーって…
いいよ、私がもうやった。
こういう場合この場の責任者は私になるだろうからな。
君も面倒なのは嫌だろう?
(園刃の性格を見越して全て済ませておいたのだ)
■神崎 聖 > 「ええ、気を付けるよ。」
そう言って去ろうとする。
「じゃあね。貴子さんに華霧さん。」
手を振って去る。
彼女の異能…コピーという本質に気付けたかは
本人次第なのかもしれない…。
ご案内:「歓楽街大通り」から神崎 聖さんが去りました。
■園刃 華霧 > 「はいはい、ひじりん、サヨウナラ」
手を振って見送る。手を振りながらも呟く。
「んー……なーんか、ナー……まあ、いッカ」
「やっター!貴子チャン大好き!らぶりー!マイスゥイート!」
もう済ませた、という言葉に小躍りする。割とだめなやつであった。
■佐伯貴子 > 今回は、だぞ。また魔王とかなんとか出てきたら報告あげてくれよ。
私じゃなくて現場に出る人間が困るからな。
(なんだか呆れたように言う)
…ところで、さっきの神崎聖になにか思うところでもあったのか?
(小声でささやくように。それくらいの心情は読み取れる)
■園刃 華霧 > 「ん、アー……やっぱダメかー、ちぇー」
まあ分かってた、という感じで手を振る。
「と、ナニ? アタシ馬鹿だし、わかんないー、じゃダメ……かナ?」
囁かれれば……へらへら、と誤魔化すように答える。
如何にもわざとらしい。
■佐伯貴子 > そりゃそうだ。一応我々は給料と単位もらってるんだぞ。
最低限働いておかないと。
(どこまでも真面目である)
君がそういうならそういうことにしておこう。
どうせ何かあった所で私が活躍できるわけじゃないしな。
でももし引っかかることがあるのなら言葉にしておいたほうがいいぞ。
明日には我々の死体が浜辺に打ち上げられてるかもしれないからな。
(相手は生徒会だ。何が起きても不思議はない)
(かつての公安を思い出しながら言う)
■園刃 華霧 > 「あー……ウン、考えておク……」
あー……と、頭を抱えて。
「いや……ンー……なんだろネ。勘、でしカないんだヨ。
だから、貴子チャンのそのおっきー胸のウチにだけ秘めておいテおくれヨ?」
言葉は冗談めかしているが、珍しい真顔である。
正直、こんな話、あんまり他にする気はしないし、まともに受け止められるとも思っていない。
ノリと直感で生きてきた自分だけの感性なのだから。
「アレ。あの笑顔。アタシは好きになれなイ。
あれハ、いいやつかもしれないケド、あんまりマトモじゃない部類のモノ、だと思う。
多分、まだ警戒するものじゃなイ……ケド、何か、色々隠してる気がすル。
オマエの好き嫌いだろうって言われりゃそれまでだけどネ。」
そういって肩をすくめる。
実際、自分でも確証はあまりないのだ。本当にただのいいやつかもしれない。
ただ、マトモじゃない自分が思うのだ。どこか、壊れた何かがある可能性は、十分に、ある。
■佐伯貴子 > (真剣に相手の言葉を聞く)
(そして咀嚼して飲み込む)
(その上で言う)
たとえ彼女が何を考えていようとも、私にとっては恩人だ。
まあ、君も恩人だが…
とにかく、無駄な詮索はしたくないというのが正直なところだな。
…ただ、油断はしないようにしておく。
(そう告げる)
珍しく真面目に話してくれたな、ありがとう。
では私はそろそろ帰るぞ。これ以上歩き回ると道に迷いそうだ…
(携帯デバイスを取り出し、位置情報を確認。駅へと向かう)
ご案内:「歓楽街大通り」から佐伯貴子さんが去りました。
■園刃 華霧 > 「ま、勘なんてオオハズレってこともあるしネー。そのほーが、ホントはいいんダ」
肩をすくめたまま答える。
「ほいほい、それじゃネー。あんまり無茶しちゃヤーよー?」
へらへらと、元の調子に戻って手を振って見送った。
ご案内:「歓楽街大通り」から園刃 華霧さんが去りました。
ご案内:「歓楽街・グランドホテル-スウィートルーム」に虞淵さんが現れました。
■虞淵 > 「あァ?いらねェよ、余計な世話焼くんじゃねェブン殴るぞ」
ホテルの従業員を追い払い、ソファにどっかりと腰を降ろす
斬り裂かれた巨腕
まだ血が止まりきってはいない
ちっと血が足りねェな
部屋に備え付けられた電話を手にとる
「飯を持ってこい、たんまりとだ。肉がいいな。あとは酒だ」
少しばかり血を流した。
こういう時はとにかく喰って飲むに限る
■虞淵 > まもなくして大量の肉料理と、酒が運ばれてくる
追い払うようにしてボーイを退室させ、肉にかぶりつくように食事を始める
不覚はとったが満たされている
面白い喧嘩だった
結果として、珍しい深手も負ったが
「めんどくせェモンだな、魔術使いはよ」
ひとりごちながら酒を呷る
あの閃光は気がつけば眼前に迫っていた
つまり時間操作を織り交ぜた高度な魔術だ
■虞淵 > 何を後方でごにょごにょやっていたかと思えば、詠唱だろう
公安なら魔術に通じた人材がいても不思議ではない
白崎玲刃との遊びが面白すぎたが故の手落ちだ
魔術ってのはその行使に手間と時間をかければかけるほど強力になるのが相場だ
此処のトコロ多人数を相手にしていなかったな、と思い返す
「ククッ…鈍ったか?」
思いの外平和になっていた落第街に
自分の領域を脅かす存在の少なさに
■虞淵 > まぁいい 一度受けた
次は対処できる
酒を呷り、肉を喰らう
「ま…今の公安も捨てたモンじゃねェってことだ。
風紀は粒ぞろいとは言えねェが……面白いヤツもいる」
口の端を拭う
「あとはロストサインの残りカスか。ククッ…月新のヤロウとも遊んでやらねェとなァ……」
■虞淵 > 斬り裂かれた右腕を掲げる
切り口の鋭さもあり、すでに傷口は閉じかかっている
「………」
左右の腕を眼前に、両の拳を握りこむ
めきめきと筋肉が膨れ上がった
嗚呼、神様なんているのがいるなら感謝するぜ───
斬り裂かれてもすぐに体勢が整う
存分に遊べるだけの準備が整う
この肉体を以って現世へと生まれたコト
神がもしいるなら感謝しよう
ありがとう
明日も人をブン殴れる
■虞淵 > 残り僅かになった肉を口に詰め込むようにして食い尽くす
部屋の外に待機させたボーイを呼び、大量の食器を片付けさせた
さて……
ポケットの煙草を取り出したが、ベットリと自分の血で濡れていた
「チッ……」
買ったばかりだってのにオジャンだ、ツイてない
■虞淵 > 「…ン?」
ポケットの、煙草の更に奥
ザリ、と指に触る何かを
「………あ゛ー…クソ、あのアマとのパンチを受けた時か…」
立ち上がり、ズボンのポケットを裏返す。
バラバラと部屋の床に落ちるのは…携帯電話の残骸だ
自身をアース線代わりにして力を逃がす、理合の技
大半地面に逃したつもりが、こっちにも逃げていたようだ
■虞淵 > 「やれやれ、ホントについてねェぞ、オイ」
再びソファにどかっと腰掛け
「エアリアァァ!!
デンワが壊れたぜ、新しいのくれ」
誰ともなしに声をあげる
この場にはいないというのに、不思議とこれでちゃん伝わるから面白い
■虞淵 > ついでに煙草も買ってこさせようかと思ったが、それはまぁいい
「フー……」
比較的満ちている気分だ
いつ以来だ?
くぁ…とおおあくびを上げる
寝るか
一眠りすれば、肉体も万全になるだろう
ソファに背を預けたまま、目を瞑る
白崎玲刃を殴り壊した感覚
公安の女につけられた傷の痛み
どちらも心地よい闘争のテイスト
───今日もよく眠れそうだ
ご案内:「歓楽街・グランドホテル-スウィートルーム」から虞淵さんが去りました。