2015/06/26 のログ
ご案内:「歓楽街の路地」に依子・オルヘスタルさんが現れました。
依子・オルヘスタル > 夕方、部活動の時間も半分を過ぎた頃。

場所は歓楽街の大通りの横道。
その中でも少し広めの通り。
既に多くの露天商たちが店を開いている。

そこに、大き目のボストンバッグを持った女がふらりと現れる。

少し制服が汚れてはいるものの、あまりこのような場所に来るような姿には見えない。

こなれた様子で空き場所を探し歩く。彼女も物売りだろうか。
多くの露天商が並ぶ中、空いているスペースに新聞を広げ、そこに座った。

依子・オルヘスタル > ボストンバックをごそごそと商売道具を取り出す。
今日こそはお客を取れるだろうか、と考えながら、ああでもない、こうでもない、と座布団の位置を変えたり自分の座る位置を変えてみたり。

しばらくして、やっとこさ納得できる配置になったようで、緊張をおちつけるため深呼吸。

よし、と気合を入れると、ダンボールでできた「占い1回500円」の看板を立てた。

依子・オルヘスタル > や、やはり新聞紙を敷いた上に、小さな机では見栄えが悪すぎる、段ボールくらいにせめてグレードアップを…とも考えつつ、緊張を隠せず、ゆっくりと横に揺れている。

誰か怖くなさそうな人に話しかけてみようか、と勇気を出しつつも、通りを行くのは話しかけるのもためらわれるイケイケなお兄さんやお姉さん。…少し難しそうだ。

依子・オルヘスタル > 暇を持て余し、カードをシャッフルしたり。始めてまだ間もないが、客は取れないまま。今でも空いていた場所を勝手に使っているし、いつ怒られるかわからない。そう考えるとなんだか不安が尽きないものだ。
依子・オルヘスタル > 数時間の後。

今日もまた、お客を取れずに日が暮れてしまった。これ以上居れば、この街も穏やかではなくなるだろう。大きくため息をつくと仕方なく荷物を纏め、この場所を後にした。

ご案内:「歓楽街の路地」から依子・オルヘスタルさんが去りました。