2015/08/05 のログ
ご案内:「歓楽街大通り」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (ライガから頼まれた「バイト」の帰り、見回りをしていくことにした)
(「バイト」初日は非常に楽なものだった)
(ボロい)
しかしこっちは真面目にせねばな…
(実家に帰った学生もいるとはいえ、この島で遊びたおそうという学生も多い)

佐伯貴子 > (実際この街は娯楽にあふれているし、危険も少ない)
(宿題のある講義を取っていなければ楽園だろう)
(資金さえあれば)
…。
(佐伯貴子はこの街ではあまり遊ばないので、仕事優先だ)
(とは言うものの、この暑さで口論になる人間はいても暴力沙汰まではなかなか行かないようだ)

佐伯貴子 > (口論をしている学生を見つけた)
(よくある光景でよく出会う光景だ)
おーい、やめとけー。
余計暑くなるぞー。
(気の抜けた声で声をかけてみる)
(男子生徒二人は「ハァ!?」などと言いながらこちらを睨みつけた)
(やれやれ)

佐伯貴子 > (急に身体が沈む感覚)
(一人は重力操作のようだ)
ふむ…
(もう一人は炎を拳にまとって近づいてくる)
(この暑いのに頭が湧いているのか)
(暑いからなのか)
(怪我はどうってことはないが、服を燃やされると困る)
火はかんべんしてくれ。
直接殴れ。
(重力は次第に大きくなり、座り込む)

ご案内:「歓楽街大通り」に空閑 栞さんが現れました。
空閑 栞 > 久方振りの外出。
夏休みが始まり、宿題も出た分は全て済ませたとはいえ、だらだらと冷房の効いた部屋で怠惰な毎日を過ごしてしまった。
たまには外に出なければと思い、近場の歓楽街をぶらりと歩く。

「あれ、喧嘩かな……」

ふと目に入るのは、拳に炎を纏った学生と、隣に立っている学生。
そしてその前に居るのは、風紀委員の制服を着た少女。
お節介かもしれないが、男性2人で女性を攻撃しているのは見ていて気分のいいものではない。
そっと近付き、女性に声をかける。

「えーっと、大丈夫ですか?
 助太刀って必要だったりします?」

佐伯貴子 > (さっきまで喧嘩していたのにずいぶんコンビネーションがいいものだ)
(最初から仲良くすればいいのに)
(声をかけられれば良く空を飛んでいる…歩いている少女だ)
あー、この火の方を引きつけてくれないかな。
(言いながらテーザーガンを抜き、重力操作の男子生徒に向ける)
(男子生徒は危ないと思ったのか、能力を解き逃げ出した)
(いい判断だ)

空閑 栞 > 思ったよりも余裕のある対応。
なるほど、この風紀委員の女性も何か異能で対処するなり自衛の方法があるのだろう。
とりあえずは言われた通り、拳に炎を纏った男性へとゆっくり歩み寄る。

「女の子を殴るなんて最低ですけど、そんな肝っ玉しかないような小さい男なんですか?
 あ、自分より強い人を殴れないからこんなか弱そうな女性に手を出そうとするんですよね。ごめんなさい」

踏み込まない限り拳が届かない位置で、笑顔を浮かべて挑発。
目前には空気の壁を作り出し、とりあえずの安全は確保した。

佐伯貴子 > (対策などはなかった)
(気が済むまで殴られてやるつもりだっただけである)
君、随分度胸があるな…
(言いながら対峙している二人の横に回り込む)
(男子生徒は「ぐぬぬ…」と言葉に詰まり)
(「女のくせにうるせェんだよ」などと言いながら空閑に殴りかかろうとする)
(今だ)
(テーザーガンを発射、男子生徒に命中し、バタリと倒れこむ)

…空飛ぶ君、ご協力感謝する。
(言いながら男子生徒に近づいていく)

空閑 栞 > 対策がないことなど露知らず。
男性が言葉に詰まるのを見て、図星かと呆れ果てる。
度胸などではなく、安全を確信しているからの挑発なのだ。
それ故多少は余裕もある。

「お見事。って私の事知ってるんですね。
 まぁところ構わず空を歩いていたら、風紀委員さんとかに知られてても仕方ないですけど」

テーザーガンで昏倒したであろう男性を見ながらそう返す。
空気の固定を解除し、同じく男性の近くへと歩み寄った。

佐伯貴子 > まあな。
気をつけているとは思うがスカートの下に下着のまま空を歩くとかには注意した方がいいぞ。
(当人が一番わかっているだろうが)
私は2年の佐伯貴子。
風紀委員でも最弱だ。
(言いながら男子生徒の脈を測る)
(続いて携帯デバイスを取り出し保健課に連絡)
君が助けてくれなかったら裸で女子寮まで帰るハメになるところだった。
助かったよ、ありがとう。
(微笑み、立ち上がり、握手しようと右手を差し出す)

空閑 栞 > 「それはもちろん。
 今もですけど、スパッツはしっかり履いていますから」

当然の注意を受けるが、問題はない。
今まで一度たりともその失敗はやらかしていない……はずだ。

「私は2年の空閑 栞です。
 所属組織はなし、所属部活もなし。ですね」

脈を測り、どこか──恐らく病院関連だろう──への連絡を手際よくする様を見ると、このようなことはよくあるのだろうと思わされた。

「あら、対処法なしであんなことしたんですか……
 危ないですよ?可愛い顔に傷がついちゃいます」

そんなナンパのようなことを言いつつ、差し出された右手を笑顔で握る。

「どういたしまして。無事でなによりです」

佐伯貴子 > それなら問題ない。
ヘタすると猥褻なアレで注意されるからしっかりな。
(スパッツとはいえ男子生徒が見上げているとその先に空閑がいる、という場面は何度もあった)
空閑だな。
ご協力感謝する。
(すぐに保健委員の車両が来て、手慣れた様子で男子生徒を運び込む)
(よくあるのだ)
まあ、自分で選んだ仕事だからな。
それに怪我に対する対処はできるから、服が燃やされるのが一番問題だったんだ。
(褒め言葉には微笑みで返す)
そして改めてよろしく。
すまんな、面倒事に巻き込んでしまって。

空閑 栞 > 「猥褻なアレで注意されるのは勘弁願いたいですね。
 恥ずかしい思いをした上にお縄なんて踏んだり蹴ったりすぎますし」

万が一そうなった場合を考えると、苦笑いをしてしまう。
いつもは、男性に覗かれようとも、スパッツを履いているため特に気にしないが、流石に下着を直接となると恥ずかしすぎる。
もちろん今は、パンツじゃないから恥ずかしくない。

「対処ができているならいいんですけどね。
 流石に衆人環視の中で裸はダメですし、通りかかってよかったです」

こういう運命だったのではないか、と思うほど絶妙なタイミングで通りかかった自分を内心で褒めつつ、言葉を返す。

「いえ、これくらいなら面倒事に入りませんよ。
 こちらこそよろしくお願いしますね」

佐伯貴子 > まったく女は面倒臭いよな。
だからといって男になりたいとは思わんが。
(こちらも苦笑する)
(パンツじゃないからと言って自分だったら恥ずかしがるだろう)
そうなったらいっそ火傷してあんなふうに運ばれたほうが良かったかな。
(去っていく保健委員の車両を見ながらつぶやく)
とにかく君のおかげで色々助かったわけだ。
風紀委員から金一封…差し上げたいところだが、あいにく…
個人的の食事でもおごってやることしかできない。
なにか食べたいものが会ったら連絡をくれ。
(携帯デバイスを取り出し連絡先を交換しようとする)

空閑 栞 > 「ですね、面倒でもこのままがいいです」

自分の性別を嫌っているわけではない。
1日だけ変わる、などならば興味が湧くかもしれないが、そうでないのならこのままがいい。

「どうでしょう。怪我はしないにこしたことはないですし」

苦笑しつつ頬を掻く。
自分ならそちらを選ぶのだろうが、女性が怪我をするのは好ましくない。

「ああ、たまたま通りがかってお節介をしただけですから気にしなくていいんですよ?
 でも、連絡先交換はしておきましょうか。
 何かあった時は呼んでくれても構いませんから」

同じく携帯端末を取り出し、連絡先交換の準備をする。

佐伯貴子 > 気が合うな。
空を歩く趣味は理解できないが。
(水着になるのも恥ずかしい自分であった)
そうだな。
だから君に助けられた。
(男性だろうと女性だろうと怪我はないに越したことはない)
何かあったときなあ…
木から降りれない子猫を見つけたら呼ぶかもしれない。
(などと、冗談ともわからぬことを言いながら連絡先を交換するだろう)
ところで突然だが、空をとぶ気分というのはどうなんだ?
自由を感じたりするのか?

空閑 栞 > 「結構気持ちいいんですよ、あれ。
 なんなら一緒に歩いてみます? 時計台くらい高いところから」

半分冗談だが、頼まれたら迷わず一緒に歩こうとするだろう。
ふと、そういえば前にも友人を誘って断られたなぁと思い出す。
やはり断られるのだろうな、と思いつつ笑顔を浮かべる。

「ええ、本当にタイミングがよかったです。
 木から降りられない子猫ですか……それくらいならお安い御用ですね」

現場に遭遇したことはないが、恐らくとても可愛いものが見れるはずだ。
呼ばれることを心待ちにしつつ、連絡先をしっかりと登録する。

「空を飛ぶ気分ですか……
 開放感があって、誰も当たれないようないい風に当たって、いつもと違う視点からモノが見られる。
 すっごく気持ちよくてクセになっちゃいますよ。
 それと、一応言っておくと飛んでいるわけじゃなくて歩いてるんですけどね、私」

佐伯貴子 > うむ…
高いところは苦手ではないが、下からスカートの中が見えない高さなら。
機会があったらお願いしよう。
(断らない)
(飛行機に乗ったことがないので一度体験してみたい気持ちはある)
これも何かの縁だ。
今度は私が力になれるといいんだけどな。
(肩をすくめる)
そうか…
やはり普段とは違うものを感じられるのだな…
いいな…
(眼差しは遠くを見つめてキラキラしている)
空を歩く、だとピンと来ないからな。
でも訂正しておくよ。

空閑 栞 > 「ああ、でもその時は手を繋いでもらいますから。
 それが嫌なら……いや、なんとかなる……なります。うん」

断られなかった。
少し驚きつつ、その場合のことを考える。
安全のために手を繋いでもらうのがいいのだが、そこまで離れなければなんとかなるだろう。多分。

「何か困ったことがあったら頼らせてもらいますね」

薬がバレた時とか──内心でそう呟く。
恐らく違法なあの薬がバレた場合、口利きがあれば注意などが多少軽くなるはず。
そんな安易な思考。

「ええ、普通とは全然違いますよ。
 空を飛ぶような浮遊感はないですけれど」

キラキラとした眼差しを見て、楽しげに微笑みを浮かべた。

佐伯貴子 > ん?
手を繋げというなら繋ぐし、下を見るなと言われればそうするぞ。
専門家に意見するほどバカではない。
(こちらは飛ばせて…いや、歩かせてもらう身なのだ)
(贅沢は言わない)
ああ、だが私は下っ端だから、権力的な面では力になれないかもしれないな…
(ちなみに違法薬物は自分が最も嫌っているもののひとつであったりした)
じゃあ今度お願いする…かも。
(空を歩くなら秋がいいかな、などと思う)
(今の季節もいいが、秋空は高く見えそうだ)
では。
特に奢らなくていいなら私は見回りに戻ろう。
改めて助かった。
君も危険な場所には近づかないようにな。

空閑 栞 > 「それなら助かります。
 少し離れられると疲労が倍以上になるので」

一番楽なのは背負うなり抱えるなりなのだが、それでは歩く感覚を味わうことができない。
まぁ、手を繋いでくれるのならば楽にできるだろう。

「あら、まぁそれならそれで他の時に力になってもらえばいいですし」

少し残念そうな声を出してしまった。
これでは権力を頼ろうとしたことがバレるかもしれない。
誤魔化しを考えつつ、取り繕おうと笑顔を浮かべる。

「ええ、いつでも声をかけてくれれば行きますから。
 見回り頑張ってくださいね。
 危ない場所は……善処します」

佐伯貴子 > あまり疲れるようなら無理の無い範囲で頼む。
(異能には代償がつきまとう)
(無理させてまで空の旅を楽しもうとしても楽しめない)
すまんな。
権力というものが苦手なんだ。
つきまとう責任がな…
(申し訳無さそうに言う)
(何も気づかないどころか助力できないことを謝罪する)
ありがとう。
これがあれば普通なら片付くのさ。
(腰のテーザーガンを叩きながら笑う)
ではきっと次は…空の旅で。
(手を振ると、大通りを進んでいった)

ご案内:「歓楽街大通り」から佐伯貴子さんが去りました。
空閑 栞 > 「ええ、近くならばそれほどでもないですから大丈夫ですよ」

それほど大きな範囲を固定する必要がないのなら問題ないだろう。
いつも歩いているよりは数倍以上疲れることになるだろうが。

「ああ、それは仕方ないですね……
 力には責任が付き纏いますから」

バレていないようだ。
内心ホッと安堵しつつ、そのまま言葉を続ける。

「それならいいんですけれど。
 ええ、次は空の旅で」

笑顔を浮かべ、小さく手を振り返す。
スカートを翻し、大通りの人混みへと消えていった。

ご案内:「歓楽街大通り」から空閑 栞さんが去りました。