2015/09/04 のログ
ご案内:「歓楽街大通り」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (今日も今日とて見まわりである)
(週末の夜、賑わっている)
(酔っ払っているものもいるが、そうした輩は自在に異能を使ってくることが少ないので)
(自分でも十分相手にできる)
(素面で暴れられると危険だが、早々風紀委員にはかかってこない雰囲気がまだ残っている)
(楽なお仕事である)

佐伯貴子 > (この賑やかな空気が嫌いではない)
(みな楽しそうだ)
(法を守れば楽しそうなのはいいことだ)
(こうして見て回るだけで、若干空気が緊張するのは少し残念だ)
気にせず楽しめばいいのに…
(そんなことをつぶやきながら)

佐伯貴子 > (本土でもそうなのだろうか)
(後ろ暗いところがなくても、警察官が通れば緊張するのだろうか)
(まあ、目をつけられないようには気をつけるかもしれないな)
(本土の繁華街を歩いたことがない自分はそんなことを思う)

佐伯貴子 > (あるいは、見えないだけで後ろ暗いところは誰でもあるのかもしれない)
(自分もそんなところはある)
(だからこの制服に警戒する気持ちもわかる)
(そして、だからこそ)
(この制服で見まわる理由があるのだろう)
私もたまには遊ぼうかな…
(店を物色してみるがピンとくる施設はない)

ご案内:「歓楽街大通り」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 久し振りに歓楽街で美味しい物を
食べたいと思った陽子は、ちょっと上品な水色のワン
ピース姿で大通りを歩く。向こうから、先週カフェテ
ラスでお話しした佐伯先輩が近付いて来る。制服姿な
ので、どうやら巡回中のようだ。
「お勤め、お疲れ様です」と、近付いた佐伯先輩に頭を
下げる陽子。

佐伯貴子 > 嶋野か。
いや、お勤めなんてだいそれたものではないよ。
(軽く手を振って)
それにしても、随分お洒落しているな。
彼氏とでもディナーを楽しむのか。
(堅苦しそうなイメージだったので、微笑みながら冗談っぽく聞いてみる)

嶋野陽子 > 佐伯先輩が意外と気軽に返答してく
れたので、少し嬉しい陽子だったが、続く言葉がさり
げに痛い。何しろお一人様ディナーの予定だからだ。
「ディナーは正解ですが、生憎とお一人様です。公務
でないのなら、ご一緒にどうですか?」と夕食に誘っ
て見る陽子。ひょっとすると佐伯先輩がいいお店を知
っているかも知れないと期待しつつ。

ご案内:「歓楽街大通り」にラメエルさんが現れました。
佐伯貴子 > そ、それはすまないな…
(頭を掻いて頭を下げる)
(これも立派なセクハラだろう)
(反省である)
あまり詳しくはないが…
少し歩きながら探してみるのはどうだ?
(公務といってもこの平和なら大丈夫そうだ)
(それに見回っているのは自分一人ではないし)

嶋野陽子 > 頭を下げる佐伯先輩に
「い、いえ別にそう言う意味じゃないので、気になら
さずに」とかえって恐縮する陽子。
一緒に店を探さないかとの提案に、
「いいアイデアですね。佐伯先輩は何料理がお好きで
すか?」と尋ねる陽子。

ラメエル > 大通りから少し外れたところ。
高い電柱の上、送電線付近にぼんやりと輝く人影が見える。
だが道を歩く多くの人は、それには気づかない。
それもそのはず。この街は明るすぎて、星も見えにくい。よって、わざわざ上に注意を向けることもない。

「チッ、風紀の巡回、増えやがッたな。
まあいい、まさかこの街灯の中ならわッかんねェだろ」

人影が姿を変え、蛇の尻尾をもった猿頭のスーツに変貌する。
雷獣に酷似したそれは、電線を伝い、路地裏へ向かう。

佐伯貴子 > (ラメエルの姿には気づかない)

そうか…私はどうにも鈍いところがあってな…
(難しい表情になる)
私は日本料理でもタイ料理でも何でも好きだが…
しいて言えばイタリア料理かな…
(言いながら歩き出す)
(その先には、ラメエルの向かう路地裏があるだろう)

嶋野陽子 > タイ料理が好きと聞いて、
「タイ料理がお好きならば、今度私の特製グリーンカ
レーに挑戦してみますか?」と聞いてみる陽子。
(あれ、雷雲が近いのかな?)まるで落雷直前のよう
な電荷を一瞬だけ感じる陽子。
結局イタリア料理に落ち着いた佐伯先輩に、
「イタリアン、いいですね。先輩は何かお気に入りの
イタリア料理があるのですか?」と、話しながら、同
じ路地の方向に向かう陽子。

ラメエル > 送電線は路地裏へ続いている。
小路の両側には、ぽつりぽつりと、いわゆる隠れ家的な店が立ち並ぶ。
その中には国旗を掲げた料理店もいくつか見えるだろう。
その奥、正確には小路の奥、行き止まり。
そこにあった鉄塔に、不意にバチバチッと音がして何か光るものが落ちてきた。2本の足でまっすぐ立ったその姿は、うねる蛇の尻尾に金色のスーツ、首から上は金毛の猿であった。2mはあるだろうか。

「さァて仕事するか……ッて ンン??
……赤い服。ケッ、ここにも風紀いやがッたかヨ」

獣の眼が宵闇に光って、睨みつけた。
しきりにスーツのポケットを探り始める。

佐伯貴子 > 特製グーリンカレーね、人が食べられる範囲ならなんとか。
(特製とつくと、ちょっと怖い)
(それが人情である)
私はペペロンチーノが好きなのだが、外で食べるのは気が引けてな…
(どうでもいい好みを話しながら)

(路地の奥を見る)
(通常の二足歩行の生物ではない)
(この歓楽街という街で遊ぼうと思ったなら、最初から二足歩行すべきだし)
(できなかったら歩法を変える必要が無い)
あのな、嶋野…
君、戦闘はできるか?
実は私は、戦闘があまり得意でない…というかほぼできない系風紀委員なのだが。
(その言葉には緊張が走っている)

嶋野陽子 > 行き止まりの小路の奥の方に
イタリアの三色旗を掲げた、隠れ家風の店を見付け
た陽子は、その更に奥に、漏電のような閃光が走る
のを見逃さない。
佐伯先輩も気が付き、私に戦闘ができるか聞いてくる。
「勝てるかは判りませんが、盾になって時間稼ぎなら
できます。すぐに応援を呼んでください」と言うと、
"Activate Mode Aegis"と念じて、戦闘モードに移行
する陽子。陽子の周囲に複数のポータルが開き、虹色
のアーマーが装着されていく。
戦闘モードに移行完了するまで、3秒。
直ちに右腕のシールドを全開し、左手には金属の細い
線を編んだ、長めの鞭を手にすると、一歩前に出て、
路地と佐伯先輩の間に割り込む陽子。

ラメエル > ポケットから取り出した、流れ星をあしらったバッジが複数。
それぞれを右手でつまみ、左の拳にぶつけ合わせると、バリリッと稲光が奔り、体高1mほどの、金色に光る体毛をもつ、猿のような虎のような獣が出現した。それらは全部で5体、呼びだした主人と同じような姿である。

「オゥ、そこのデケェアマ。
どいてろや、そっちの赤い制服に用があるんだからヨ。
この間はポン刀もった狼アマがやってくれやがッて、一張羅は破けるわ、上役に怒鳴られるわで散々だったんだぜ。
テメェを見せしめにぶっ潰さねェことにゃ、腹の虫がおさまらねェ」

凄むほどにスーツの金色が濃さを増し、眩しいほどに輝き始めた。
5体の雷獣は、右に左に、あるいは上に跳び。
そのうちの1体が、電光を帯びながらまっすぐ嶋野のほうへ突進してくる。

佐伯貴子 > (すぐには応援は呼べない)
(害のない特異体質だったら自分にも相手にもよくない)
(何事もないのが一番なのだが――)
頼りにさせてもらうぞ、嶋野。
君のそれは異能か魔術なのか?
どちらかだったら協力できるが。
(本来なら立場が逆なのだがそうも言っていられない)

(そして、嫌な予感は見事的中した)
気をつけろ嶋野!
(右手でテーザーガンを引きぬき、左手で携帯デバイスを引っ張りだす)
(テーザーガンを突進してくる一体に向け威嚇射撃しながら、携帯デバイスで応援を呼ぶ)
(週末の歓楽街である、応援が来るのにそう時間はかからないであろう)
(それまでの時間を稼げるか?)

嶋野陽子 > 雷遣いか…この間覚えた高電圧工学を
早速応用する時が来た。
突進して来る一体に鞭を振るい、巻き付けると同時に、
鞭の柄を地面に突き刺す。
常温超電導ワイヤ製の鞭を通じて、雷獣の電荷が全て
地面に放電されていく。
「残念ながら、私のは超科学なので、魔術でも異能でも
ありません」と佐伯先輩に答えながら、
佐伯先輩に向かおうとした2匹目の雷獣を、電磁シー
ルドで受け止める陽子。こちらはシールド面から派手
に放電していくが、全てアーマーの表面から地面に流
れ、陽子には届かない。
「電気遣いに雷獣を差し向けたのが運のつきよ」
とつぶやく陽子。これで2体は何とかしたか?
2体目を止めたらば、更に警棒より長い十手を2本
取り出して、両手に持つ陽子。

ラメエル > 突進してきた1体は、テーザーガンの連射でたちまち動きが鈍くなり、
鞭に巻き取られて急速に光を失ってゆく。
右に跳んだ1体は大きなシールドに激突し、そのまま雷光をまき散らした。
残る雷獣は、左に跳んで嶋野の後ろへ回り込んだ1体と、シールド傍で散った同胞の光に隠れるように、嶋野の右斜め後方を素早く駆けていく1体。そして……2人の頭上高く飛び上がり、佐伯の後方、退路へ降り立とうとする1体。

「チィッ、雷使い同士かよォッ、ツいてねェ~~~。
だが、俺の術は雷獣だけじゃねェぜ。見せてやんよォ」

そう言うと、右手の拳を振りかぶり、嶋野へ向けて飛びかかる。

「わが手に集え、閃光拳!!」

十手を構えるその手元めがけて。
打撃の直前に、指輪を複数嵌めた拳から眩い光が炸裂する!

佐伯貴子 > そうか、異邦人か…
(なら自分は足手まといである)
お見事…
(あっという間に使役された2体を仕留める様子にそうつぶやくと、自分は逃げ場を探すが)
(1体に退路を塞がれる)
ちぃ…
(嶋野は『本体』の相手で精一杯だろう)
(連絡を終えた携帯デバイスを仕舞うと、嶋野と背中合わせに)
(退路を塞ぐ一体に、両手持ちしたテーザーガンを連射しながら、突破を試みる)
(身体能力だけなら自信がある方だ)
(少しでも動きが鈍れば、絶縁処理が施された靴で蹴りの一発でもお見舞いできるだろう)

嶋野陽子 > 左右に回り込んだ2体に、それぞれ
左右の十手を投げつけると、右手を振りかぶって突っ
込んでくる男に対して、
(重力波バリア、Max!)と念じながら、受けて立つ
陽子。戦車砲弾の直撃を弾いたバリアが男の拳を迎え
撃つ。果たして結果は!?

ご案内:「歓楽街大通り」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「歓楽街大通り」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「歓楽街大通り」に嶋野陽子さんが現れました。
ご案内:「歓楽街大通り」に嶋野陽子さんが現れました。
ラメエル > テーザーガンが8割ほど命中し、トドメに鋭い蹴りを受ければ、派手に吹っ飛び。
退路を塞いでいた雷獣は、一筋の雷光を残して消滅した。
もう、逃げ道をふさぐものはない。

左右に放たれる2本の十手。それはことごとく命中したかに見えたが、地面に突き刺さった十手を残して、その姿はどこにも見えない。わずかに、バシ、バシ、と電気が辺りに奔っている。

(左右に帯電した物体が1つずつ。
退路塞いだのはやられちまッたが、仕掛けは完了だぜ)

激突する、重力波バリアと閃光を纏う拳。
数秒の硬直後、バァンと破裂音のような音がして拳ごと弾かれる。
そのまま宙返りをうって距離をとり、両拳を地面に押し付けた。

「ッてェ~~~ 思ッてたよりやんじゃねェか
あーあ、逃げられちまッた」

地団太を踏んで悔しがるが、すぐに2つの拳をもう一度、地面と打ち鳴らせば火花がはしる。

「しょーがねーなァ~~ 全部テメェのせいだ、畜生~~~
雷塵圏!!」

先ほどの雷獣は、何も考えずに放っていたのではない。
すべては自身に有利なように、場を整えるため。

ラメエルを中心とした半径20m内の地面に、拳から電気を流し。
範囲内の金属を、電磁力によって無理やり地面に引き寄せる!!

「超科学ッてんなら、対抗して見せろォア!!!」

佐伯貴子 > (一体を仕留めると、逃走経路が確保された)
(嶋野を援護したいのは山々だが、テーザーガンも残弾が心もとない)
すぐに応援が駆けつけるはずだ!
勝利より逃走を優先しろ!
(わかっているとは思うが)
(唇を噛み締めながら、一旦その場を離れる――)

ご案内:「歓楽街大通り」から佐伯貴子さんが去りました。
嶋野陽子 > 左右の十手には手応えが無かった。
受け止めた拳は人間の力では有り得ない強力さだった
が、流石に戦車砲弾を弾いたバリアは貫けなかった。
「そっちも、なかなかの威力だったわよ。反撃を考え
ないで正解だったわ」
両手で守ったから止められたので、片手だけだったら
もたなかった。
地面に刺さっている鞭を抜くと、一見無造作に、しか
し両方の十手に鞭がからむように投げ捨てる陽子。
何か電気を仕掛けたのなら、これで放電されるはずだ。

そして異次元ストレージからジャベリンを取り出して
右手に持つと、左腕にシールドを構える。ジャベリン
は投げることも突く事もできる感じだ。魔術に詳しい
物ならば、怪異の毒のような色に気付くかも知れない。

「さて、私はそろそろネタ切れなので、この辺でおし
まいにしたい所ね」と言うと、槍とシールドを構えつ
つ、ゆっくりと前進する陽子。

雷塵圏が発動すると、相手の電流の極性を見極めて、
正反対極性の22kV、500Aの特別高圧電流を足から放電
する陽子。これで陽子から半径5mの地面は中和され
る。
こうしている間も、一歩ずつ男に近付いていく陽子。
距離が近付いていくにつれ、男の電磁力が強まるが、
陽子も対抗して電圧と電流を上げていく。どちらが
先に電池切れを起こすか?

ラメエル > 2本の十手にかけられていた電気は、逃げ場所を得たことで音を立てながら流れていき、輝きも失せる。
嶋野が近づいてくる方向には何もないが、ラメエルの後方から何かがぶつかる音が次第に近づいてくる。

「ハッ、非金属で固めたつもりかヨ。
そんな重装備で、この迅さについてこれるかァ!?」

軽口をたたくが、ジャベリンには警戒の色を隠さず。
スーツがひときわ明るく輝くと、ラメエルの周囲の電磁力が一層強くなる。
どこからか鉄パイプが数本すっとんでくると、それを足蹴にして高く、高く空へ跳びあがった。
鉄パイプを槍のように従え、やがて空中で反転すると、右手を嶋野の方へかざす。
すると、掌から電流が迸り、それに追従するかのように高速でパイプが降ってきた!

「風紀が居ねェんじゃ、もう用はねェ。
このままとんずらこかせてもらうぜ、あばヨ」

稲妻と化した大猿は、そのまま電光を放ちながら夜闇に紛れて遠ざかっていく。

嶋野陽子 > 男が逃走にかかった瞬間、
陽子の右腕が一閃し、ジャベリンが亜音速で男の予想
位置に向かう。かすりでもすれば、クラーケンの麻痺
毒が男の動きを完全に止める。果たして男は回避でき
るか!?
【2d6を振り合って、陽子の出目が高ければ命中。
同点以下なら逃走に成功】
[2d6→1+2=3]
嶋野陽子 > 雷塵圏の影響を考慮しなかったため、
ジャベリンの弾道は大きく逸れていく。

ラメエル > ふと後ろを振り向き、そして仰天した。

「ゲェ~~ッ?!!」

雷光を振りまきながら、電線を伝って走るラメエルの背に、ミサイルのようにジャベリンが追いすがる。
いまだ雷塵圏の影響が残っているのか、起動が若干ぶれつつ、それでも強力な肩によって投擲されたそれは、内蔵された毒物以上に、凶悪な威圧感を放っていた。
[2d6→3+5=8]3以下なら逃走成功
ラメエル > (※中のヒトの認識不足でした、互いの数字を照らし合わせて同数以上なら逃走成功でした。訂正して続けます)3以下なら逃走成功
ラメエル > 「ッぶねェなァ~~~ 人間砲台かヨ」

雷の速度を最大限まで発揮し、なんとかジャベリンをかわし切る。
すぐ横を飛んでいく毒々しい槍に舌打ちをすると、左の拳で狙いを定め、雷の魔力を纏った拳型のエネルギー砲を放つ。
撃ち落とすかどうかはさておき、輝きながら次第に遠ざかっていくだろう。

嶋野陽子 > 雷塵圏の影響で不安定な弾道の
ジャベリンを見送ると、
「ふぅ~…追い払ったか」
と言って、戦闘モードを解除する陽子。アーマーを
格納すると、ボロボロになったワンピースが下から
姿を現す。
「やだもう~~ これ、高かったのにぃ~」
といって嘆く陽子。今夜は寮で自炊して、ディナーの
お金で明日ワンピースを買わないと……

ようやく到着した増援に、敵の逃走を告げると、異次
元ストレージから予備のTシャツとスカートを取り出
して着用する陽子。

ご案内:「歓楽街大通り」からラメエルさんが去りました。
嶋野陽子 > お腹を空かせて、寮へ帰る陽子だった。
ご案内:「歓楽街大通り」から嶋野陽子さんが去りました。