2015/09/27 のログ
■四十万 静歌 > 「ふふ、折角ですので、ちょっとお洒落してみたのですが、
お気に召していただけて何よりです。」
なんてクスッと笑って、
「それに、親しい人でもなければ、
十分誤魔化せると思いますよ?」
だから大丈夫と励ますだろう。
「――では、謹んでエスコートお願いしますね?」
――寄り添うように歩きながら、
頼りになる執事さんとクレープ店へと足を進めつつ――
「注文は既に決めてあるのですか?」
■紅葉 椛 > 「わざわざありがと。
たまに見たくなるくらい綺麗だよ」
胸の鼓動が早くなってしまうほど、綺麗だと思った。
歩いている途中も、ちらちらと横顔を見てしまっていたのだから、本心からなのは間違いないだろう。
「そうならいいんだけど……
でも、やっぱり背がないと格好はつかないね」
自分の背の低さを恨みつつ苦笑する。
「んー、私はチョコクレープが食べたいなって
静歌はどうする?」
そんなことを話している内にクレープ屋の近くへ。
やはり大切な友人と会話していると時間が早く過ぎるようだ。
■四十万 静歌 > 「まぁ、これくらいでよかったら、
構いませんけどね。」
あまり面白いものでもないと思いますがと苦笑しつつ、
「そういえば、シークレットブーツとかありますけど、
そういうのも利用してもいいかも知れませんね。
私としては同じくらいですので、
丁度いいのですけど……」
ほら、同じくらいだからこそ、こう、
微笑ましい感じしませんかと笑うだろう。
「それで、椛さんがチョコクレープなら、
私は――」
うーん、と少し考え――
「苺クレープにしますので、半分こしませんか?」
と、小首をかしげてじっと目を覗き込むだろうか。
■紅葉 椛 > 「ほんと? それならたまにお願いしようかな。
いつもの静歌も見てたいから、たまにだけ」
やはり印象というものは大事で、黒マントの印象が強い少女は、やはりいつも通りが落ち着くのだろう。
いつもこれなら鼓動が激しくて苦しくなるから、などという理由はない……はずだ。
「あ、そんなのあるんだ。
動きに支障が出なかったら考えようかな……
履くのは静歌と一緒の時以外で」
自分の方が小さいのは少し不満だが、同じくらいの身長で、顔が近いのは嬉しい。
──近すぎてもよくないが。
「それはもちろん。
実は苺クレープも気になってたんだよね」
嬉しそうに笑顔を浮かべ、その提案を快諾した。
そうこうしているとクレープ屋の前に着く。
苺クレープとチョコクレープを頼み、焼きあがるのを待つ。
■四十万 静歌 > 「じゃあ、お願いされてしまいましょうか?」
なんて悪戯めいた笑みを浮かべ――
「まぁ、ばれるとちょっと恥ずかしいんですけど、
私の時以外というのは……」
じっと顔を近づけて目を覗き込もうとしながら――
「私の為にありがとうございます?」
とくすっと笑って首を傾げるだろう。
そして、ゆるりと焼きあがるのを待ちながら――
「こうして焼きあがって出来るまでまつ時間もまた、
楽しいですよね。
あ、飲み物はどうしましょうか?」
■紅葉 椛 > 近付く顔に驚き、恥じらい、頬を真っ赤にして、少しだけ目を逸らす。
失礼だとは思ったが、目を見つめられるほどの余裕はなかったのだ。
「ど、どういたしまして……」
消え入るような声でなんとな返事はできたものの、鬼灯のように顔を赤く染めたままで、視線を合わせることはできなかった。
「え、えと……私はジンジャーエールで」
そう言うと同時にクレープが焼きあがった。
生地から漂う甘い香りが食欲を唆る。
クレープを2つ受け取り、苺クレープを差し出した。
■四十万 静歌 > 「?」
真っ赤になった様子に、
何とはなしにそっと熱でもあるのかと、
額に手を伸ばすだろうか。
そして――
「じゃあ、私も同じのにしましょう。」
といって、ジンジャエールを頼んで、
クレープを受け取りつつジンジャエールを手渡すだろうか。
「じゃ、すわってゆっくり食べましょうか?」
とふんわりと笑うだろう。
■紅葉 椛 > 伸ばされる手を避け、慌てたように
「だ、大丈夫、熱はないですから、安心して? ね?」
テンパったせいで明らかに口調がおかしかったが、気にしない。
ジンジャーエールを受け取り、一口含む。
少しだけ熱が引いた気がした。
「ふぅ……そだね、座って食べよっか」
にこりと笑みを返し、椅子を2つ引いてから片方に座る。
■四十万 静歌 > 「そうですか?
ならいいんですけど――」
なんていいながら首をひねりつつ、向かい側に座って、
「それじゃ、いただきましょうか」
と、クスッと笑って、一口早速食べる。
「おいしーい♪」
そしてふやけた笑顔を浮かべ、
そっと、椛さんの方へクレープを向けて、
「そちらもちょっと食べたら一口早速食べてみてください、
苺美味しいですよ……!」
と、なんというかはしゃいでいる。
■紅葉 椛 > 静歌が一口食べるのに続くようにこちらも一口。
チョコソースの大人向けな苦味とチョコクリームの優しい甘味。
柔らかく、強い主張はないが、調和を保つのには必要不可欠なクレープ生地。
時折顔を出すチョコチップの食感がアクセントとなり、飽きさせない。
全てが素晴らしいバランスで入っているそれは───
「美味しい……」
その一言で表す他になかった。
頬が緩み、恍惚とした表情を浮かべていると、目の前に苺クレープが。
はしゃいだ様子で差し出された苺クレープを笑顔で一口食む。
酸味の強すぎない苺が、チョコに満たされた口をリフレッシュしてくれ、これもとても美味しい。
幸せそうな表情を浮かべて、チョコクレープを静歌へと差し出す。
「ほんとに美味しいね……静歌もこれ食べてみてよ。
はい、あーんして?」
■四十万 静歌 > 「本当にここに来てよかったですよね。」
なんて笑いかけながら、
差し出されたクレープをじっと見つめ、
「あーん……」
と口をあけて一口食べるだろう。
パクリと食べながら、じーっと上目遣いに椛さんをみて……
「――美味しい」
とふやけた笑顔をみせるだろう。
「ああ、ここのクレープ屋さんとーってもおいしいから、
また来たいですね。」
■紅葉 椛 > 「ほんとに来てよかったよ。色んな意味で」
にこにこと微笑みを浮かべたまま、クレープを食べる静歌を見る。
ふと、恋人のようだなという言葉が頭をよぎる。
その瞬間、また顔が赤くなり、追い討ちのように上目遣いの笑顔を見せられ、誤魔化しようのないほど顔が赤くなる。
「そ、うだね。
また、是非……」
目を逸らし、途切れつつも返事を。
言葉を返す頃には、クレープの味がわからなくなっていた。
■四十万 静歌 > 「――ええ、また是非お誘いくださいね、
歓迎しますよ。」
と嬉しそうに、しながら、もきゅもきゅとクレープを食べる。
「いつで歓迎ですし、今度は他のクレープも食べてみたいですね。」
なんて頷きながら――
「――」
ほっぺたに苺のクリームがついていた。
■紅葉 椛 > 深呼吸をひとつ。
頬の赤みが幾分かマシになったかもしれない。
「歓迎されるなら是非誘わせてもらおうかな。
私も他のクレープ食べたいし、静歌とデートしたいし」
しれっと一言混ぜつつ、クレープを食べ進める。
ふと静歌の顔を見れば、頬に桃色のクリームが。
そっと手を伸ばし、指で拭う。
「クリーム、ついてたよ?」
そう言って、拭ったクリームを舐めた。
■四十万 静歌 > 「はい、是非宜しく……」
といったあたりで急にもじもじと真っ赤になって。
「そういえば、これってデートになるのでしょうか。」
なんて、赤い顔でじっと上目遣いに見つめ――
「あ――」
拭ったクリームをなめられて、
「お、お恥ずかしい所を、
その、ありがとうございます……」
と真っ赤になってふしゅうと俯くのである。
■紅葉 椛 > 「デートになるんじゃない?
ならなくてもデートってことで」
相手が赤くなると、何故かこちらは少し落ち着く。
僅かに余裕を取り戻し、赤くなった顔を微笑んで見つめる。
「今のクリーム、静歌の味がした……」
なんて冗談を言える程には余裕が戻ったようで。
気付けばクレープも殆ど残っておらず、あと数口で完食というところまできていた。
■四十万 静歌 > 「ムムム……」
と、じーっと上目遣いで見つめながら、
「――椛さんみたいに素敵な人となら、
そう悪くはないですけどー……」
女同士ですよ?とでもいいたげにちょっと膨れつつ、
「私の味ってどんな味ですか……!?」
と動揺した。
ええ、それはもう分かるくらいに動揺するだろう。
■紅葉 椛 > 「そう言ってもらえるなら嬉しいね。
私も静歌みたいに可愛い子な全く問題ないし、寧ろ嬉しいし」
にこにこと笑って返す。
何も問題視していないかのような笑顔だ。
「静歌の味は……静歌の味としか言えないかな?」
クスクスと楽しげに。
実際は苺クリームの味なのだから、答えようがないのだ。
■四十万 静歌 > 「ぐぬぬぬ……もー、もー!」
ぷんぷんといいたげに、ちょっと怒ってみせて、
「可愛くないですし、私の味なんていっても、
きっと無味ですよーだ。」
なんて、いいながら、
むむむ、と何か反撃しようと思って出た言葉が
「椛さんの味の方がおいしいですもん。」
これである。
■紅葉 椛 > 「怒っても可愛いだけだよ?」
クスクスと笑いながらそんなことを。
やはりこの流れが心地よく、楽しい。
「静歌の味は甘くて美味しいんだけどなぁ……」
苺クリームの味を思い出しながら。
気付けば自分のチョコクレープがもうない。
美味しかったのだが、会話が楽しく、そちらに集中出来なかったことが悔やまれる。
「ふーん……味見してみる?」
悪戯っぽく笑い、唇をちろりと舐めた。
■四十万 静歌 > 「ムムム、カワイクナイデスヨー。」
と、ぷくーっとむくれるも
「甘くないですもん!」
すぐに真っ赤になってうーっと恥ずかしそうに俯くのである。
仕方ない。
そして――
「あああ、味見って・・・?」
味見の一言に、えっ?と動揺しながらきょろきょろと左右を見始めた
■紅葉 椛 > 「そうやってムキになるところとか、可愛いよ?」
微笑ましいものを見るかのような目で静歌を見る。
膨れ面も可愛らしいし、顔を赤くして俯くのも可愛い。
「味見は味見だよ?
思ったようにしてくれたらいいよ」
にこにこと余裕の表情。
するわけがないとタカを括っているようだ。
■四十万 静歌 > 「う、ぬぬぬ……」
どうすれば、どうすれば……
と思ってるときに思ってるようにといわれ。
「じゃあッ…」
そっと手をとり、指先を軽く一なめしようとするだろうか。
■紅葉 椛 > 「ひぁっ!?」
指先に微かな湿った感触。
恥ずかしがっているだけだと思っていたため、余計に驚いた。
腕を胸に抱き、顔を真っ赤にする。
「ま、まさかほんとにするとは……」
震えた声で、恥ずかしそうに自らの手を握っていた。
■四十万 静歌 > 「お、お返しですもん……」
なんていいながら、
真っ赤になって余所見しつつ――
「――ほんのり甘かったです。」
なんていうだろう。
そして自爆だったのか、更に顔を赤く
■紅葉 椛 > 「私は直接舐めてないよ……」
顔を赤くしたまま小さく呟く。
湿った指をじっと見つめていたが、感想を言われ、
「あ、甘いのかな……クレープの味かも」
その指を咥えそうになったが、間接キスになると考えて自制する。
「えっと……そろそろ帰らない?
この服だと暑くなって来たし、続きは部屋で……」
体温が上がったせいか、やけに暑く感じる。
この服は当分クローゼットの賑やかしになるのだろう。
■四十万 静歌 > 「ううう……」
真っ赤になってもじもじしつつ――
「そ、そうですね。
それじゃあ、一緒に帰りましょうか。」
といって立ち上がって、椛さんの傍へと行くだろう。
「あの……その……
今日は楽しかった……です。」
■紅葉 椛 > 「私もすごく楽しかったよ、ありがとね」
にこりと今日一番の笑みを見せる。
顔は赤いままだが。
「それじゃあ、行きましょうか、お嬢様」
不意に手を取り、手の甲に軽く口付け、手を引く。
そうして歓楽街から消えていった。
■四十万 静歌 > 「……」
真っ赤になりながらも手を引かれ、寄り添うように同じく消えるだろう
ご案内:「歓楽街」から紅葉 椛さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から四十万 静歌さんが去りました。