2016/08/30 のログ
ご案内:「歓楽街」に滝川 浩一さんが現れました。
滝川 浩一 > 「歓楽街かぁ…」

周囲をキョロキョロと落ち着かない様子で観察しながら歓楽街を歩く少年。
制服にリュックサックと地味な恰好だ。

それ故に恐喝目的で声をかけて来た不良っぽい人やチンピラが何人かいた。
その都度なんとか回避してきたがやっぱり不良は怖い。
さっき絡まれたときは殴られそうになって本当に危なかった。

ともかく、結構前に迷い込んだのとは別に今日は歓楽街を見学に来た。
見渡せばどこもかしこも怪しい店ばかりだ。

ご案内:「歓楽街」に鬼灯 花蓮さんが現れました。
鬼灯 花蓮 > 物陰からこっそりと出てきた赤と黒の存在。というか少女の形を作った精霊。
大方 誰か―出かけるというとある少年の後ろをついていったともいうが、少し遅れたのは。

恐喝目的でとある少年にいちゃもんをつけた不良っぽい人とチンピラをカウンター攻撃で伸して、
全てのそれらを縄で縛って纏めた縄を引っ掴んで歩いているのだ。ズルズルと。

そして何食わぬ顔で とある少年―滝川少年へと声をかけるわ―

「艶本は 此方で購入していましたか。」

なんか どこでその単語を覚えたのか疑問すら浮かびそうな台詞でもって

滝川 浩一 > 「ん?」

何だか嫌な感じがする。
目を閉じ、頭を抱えると何かを引きずるような音が聞こえる。
それは徐々に大きくなっていき、こちらへと向かっていることがわかる。

後ろから聞こえる。
咄嗟に振り向くと赤と黒の彼女が居た。
彼女がこんなところにいるのは驚きだが、もっと驚きなのが彼女が引きずってる存在だ。

「え…艶本ってエロ本の事じゃねーか!」

突っ込みたい事が多すぎて何から突っ込もうか迷うが
とりあえず少女のその発言にそう返す。

鬼灯 花蓮 > 尚 引きずってきた存在諸々の頭はボンバーヘッドになっている上に、所々焦げ臭い。
大方伸した後、序に不良達の頭を弄った結果だろう。火属性の精霊にとっては朝飯に満たない芸当だ。
罪状?聞かれたらこう答える、「愛するご主人様に手を出した愚か者にお仕置きをしました」と。

大分引きずって来たのに 呻くだけで意識が戻っていない不良達の塊。縄の先を持って居る存在と言えば

「ベットの下や押し入れの隅っこに押し込まれた少々薄い本に煌めく
 肌色の胸の大きめの乙女があられもない姿を曝け出し、多少使い込まれた感の溢れる艶本を目にした時は
 やはり マスター雖も人の子でありましたと思う次第ですが、真意の程は?
 序に申せば 大きいお胸の本が多かったですね。」

そもそもそれは本人の持ち物かどうか分からない。ご主人様は巨乳好き?? いや、自分は大きい方ですが、と
ボケにも時と場所を選べと言われそうだが、淡々と言葉を発す。

そう ヒトの流れのある歓楽街の一寸怪しい一角で。

滝川 浩一 > (いや、流石にやり過ぎじゃないか…!?)

チリチリボンバーの不良たちを見て、大方、人間で言う『頭を丸める』という奴をやったのだろう。
とはいえ炎で丸める必要は全くないのだが…
ともあれ、これを見られたら風紀委員にでも最終的な被害者は不良達に…というか最も被害を被っているのは不良達なのでいざというときに弁解しても説得力はないのだが。

不良達が可哀想だ。俺を助けるためにやったとはいえ、この娘。やり過ぎだ。

「何!?まさか、見たのか!?というかよく見つけたなお前!
 真意って聞かれても、そのえっと……はい。
 胸の大きい子が好き…です。」

しっかりとその手の本はバレないようにカモフラージュをしたのだが流石というべきだろうか。
その辺の索敵能力はずば抜けて高い。
少女に真意を聞かれれば、照れたように顔を赤くしてそう返す。

鬼灯 花蓮 > 坊主にするはずがボンバーヘッドにした。
炎属性しかほぼ使っていない精霊には人のいう「頭を丸める」=坊主かスキンヘッドするのだろうと
極端に解釈してしまった。毛を燃やすしかなかったのか、剃るというのはなかったらしい。

何時までもひきずっているのも飽きた。色々と考えた挙句、どこからか取り出した
―というか直ぐ傍にあった木の箱の残骸と転がっていたチョークを手にすると

『このモノは犯罪者です 逮捕して下さい』

と書くと 電柱に吊るす感じで 紐を電柱に投げてひっかけ
瞬く間にすべての不良の塊を吊るして結んだという。
最後に木の板をその電柱に立てかけて。 おしまい。

「…『あんあんメロン娘6月号』他5冊等を見つけまして、
 全てテーブルの上に綺麗に積み上げておきました。
 私の胸も大きい方ですが…そうですか、お好きでしたか」

カモフラージュ?ほぼ一日の大半を水槽と部屋で過ごすのだ、
時間がかかっても索敵能力が低くても高くても見つけてしまえばこちらのもの。
もう縄はない、すすすっと彼の懐に入り込むように近づき上目遣いに見上げ

「その割には 私には 手を出しておりませんね?」

むにゅんと態と胸を当てる様に抱き着いてみようと。

ご案内:「歓楽街」に影打 鈍さんが現れました。
滝川 浩一 > 不良をどうしようか頭を抱え考える。

(とりあえず病院だろうか?でもどうやって説明する?自分たちが燃やしましたって言うわけにもいかない。
 路地に捨てる?まぁ…一番の策がこれだろうな。ともかく今ここで見捨てるわけには…)

「よし」と行動に移そうというところで彼女が木片とチョークを手にするのを目撃する。
何をするのだろうか。とりあえず様子を見る…が

(さ、流石にかわいそすぎ!?)

電柱に吊るされ、木の板を立てかけられ見世物にされる不良を見て驚くとともに動揺する。
こういう光景、確かゾンビ映画で見たような気がする。

「な、なんてこった…
 テーブルの上に!?
 まるでお母さんにエロ本が見つかって家族に見えるようリビングのテーブルの上に曝し上げるみたいなのやめて!?
 
 ……あ、あの…ソニアさん?どうしました?」

少女の発言を聞くと頭を抱え、そのように返す。
中学生の時の苦い思い出が蘇る。あの時は辛かった。
するとこちらによって来る少女を見て

「え、えぇ!?それは…えっと…」

抱き着かれ胸がダイレクトに当たると顔を真っ赤にさせ目を回す。

影打 鈍 >  
うわぁを。

(凄いものを見た。
 赤い髪の女性が出てきた路地裏から一人のチンピラを引き摺って出てきたメイドさん――もとい妖刀娘が声を上げる。
 チンピラは頭の毛をつるっつるにされていて眼を回している。
 罪状?
 先日二人でここを散策した時に、主へ拳を向けたからです。)

なにやら美人の異邦人と契約したとは聞いていたが……。
そうか、汝も人外殺しの異能持ちか。

(ほえーと感心したように二人へ視線を向ける。
 なるほど、巨乳で美人で主LOVE勢とは、なかなかやる少年のようだ。)

鬼灯 花蓮 > 不良達にやりすぎ言動をしでかした精霊は やる事を終えると満足したのか 仁王立ちとなって見上げるのだ。
電柱に吊るしてみた不良達の木(仮)を。…実としては大層不味そうである。
食べてはいけない こんな実は。

マスター(ご主人様)に手をかける存在は悉く骨肉粉砕 容赦なく鉄槌とお仕置きをしてくれん。
まだ服を殺いでいない パンツ一丁のみで吊るす事も考えたが 
それは マスターが殴られていたら やっていたかも。

「そう、テーブルの上に 『あんあんメロン娘6月号』を筆頭に積み上げて。
 寮の部屋は一人一室ですし、中に入れる人も限られるはず。
 何より、隠すというより堂々と置かれた方がよいのでは?」
 
 (…おや 何か気配が増え…メイドさんが メイドさんが居りますが???)

「いつでも 私は歓迎しておりますのに…どなたかが来られたようです」

 抱き着きもゆっくりと離れて 少年からメイドの方へと猩々緋色の瞳を向けて
此方は黙って 会釈をするのみです。

滝川 浩一 > 「えっ!?あ、影打さん!?」

自身の契約者に抱き着かれ、大きな二つのメロンを押し付けられてわたわたとしているところにメイド服の妖刀娘に声を掛けられる。
メイド服の話は彼女の契約相手である羽切少年から聞いては居た…が、室内ではなく外出でも着るのか…
これじゃ契約者じゃなくてただのメイドだな。

「いやいやいやいや、人外殺しってそれ羽切少年でしょ!?」

羽切少年経由ですでにソニアの話は影打に入っていたのか
人外殺しと言われればそのように否定する。

「いや、そういう問題じゃないのよ…大体の男子は心臓のために隠すものなの。
 堂々と置くって奴が居たら、それはそれで逸材だけどな」

苦笑いで抱き着いている少女にそう返せば、ゆっくりと離れてホッと一息。
胸を撫でおろし、呼吸を整えると鼓動も落ち着いてくる。

「あぁ、こっちは影打 鈍さん。羽切 東華っていう俺の友達の契約相手。
 いわば俺とお前の関係ってところだな。
 お前と立場が似てるから、仲良くできるんじゃないか?」

淡々と会釈する少女に妖刀娘を紹介する。

影打 鈍 >  
いやいや、汝も立派に人外殺しの素養があるよ。

(滝川少年のツッコミに更にボケを上乗せしながらポケットから縄を取り出す。
 その縄で引き摺っていたチンピラを縛り上げ、魔力の刀を手に編み上げる。
 それで縄の先を引っ掛け、チンピラツリーに追加した。
 うむ、良い出来である。)

して、ふむ。
あんあんメロン娘。
六月号。
ふむ。

(いらんところに食いつく。
 興味深そうに彼女の発した言葉を復唱し、うむうむと頷いて見せる。)

うむ、黒刀・影打、銘は鈍だ。
――して、そのあんあんメロン娘六月号とやら、一度私に貸してくれぬか?

(改めて名乗り、腰を折る。
 会釈と言うよりは、侍の礼のようなそれだ。
 そしてずずいと彼女へ近付いて、そのような密談を持ちかける。)

鬼灯 花蓮 > 「人外殺し…」

どんな人ですかそれは。マスターの交友関係軽く謎になってきた。腕を組んで首を傾げて考え込むも
その名を聴いたのは今が初めてだったし、このメイドさんのマスターらしい。メイド服を着させる?人がマスター。
…どんな人物か気になる…とその人も巨乳か胸が大きい女性が好みではと推測が自ずと出来てしま。

悶々と考え込んでいたが 声を振られれば 思考は止まり、腕を解いて

「まぁ 隠しても見つけますけど。
 影打 鈍 様。  お初お目にかかります。
 私は 通名は鬼灯 花蓮。サラマンダーの名を頂く存在でもあります。

 …今は あんあんメロン娘6月号より 今月入荷しました9月号の方が宜しいのではないでしょうか?

 今が良いですか 後程の方がよろしいですか?」

(此方は会釈のみだ、密談というか こっそりとした会話をし始めた。
 そして 今持って居るのか。然し傍から見ても 刀位しか腰に下げていない、本を持って居る風には視えない)

滝川 浩一 > 「いやね?俺は人外殺しの一族でも何でもありませんから…」

呆れた表情で手を横に振り、妖刀の少女の言葉を否定する。
実際、少年自身普通の田舎の出身だ。目の前の妖刀娘の契約相手のように人外を斬りまくった一族などではない。
それとも人外殺しって言うのは所謂恋愛とかで…ってことか?

(な、何…!?)

まさか食いついてくると思わず、ドキッとして目を見開く。
心臓の鼓動が早まる。嫌な予感が…

(いや、気のせいだよな…?うん)

自己紹介した後、自身の契約者相手に密談する妖刀娘を見て、そのように楽観的な考えを持つ。
しかし不安が拭えない。嫌な感じだ。

隠しても見つけるという発言に少しビックリする。やはり秘蔵画像、映像はPCに保存がベネだろうか?
自身の契約者が自己紹介するのを見て軽く(あっ、サラマンダーってことバラしていいのか)と思う。
いや、自分が勝手に重要な隠し事って思ってただけだろうが…

というか二人そろって何を話しているんだ!?

影打 鈍 >  
人外殺しじゃなけりゃ女殺しだ。
ああ、人外殺しと言うのは文字通り人外を落として回る奴のことだな。
あやつときたらこの島に来て手当たり次第だからな。
どうしてこうも女子ばかり……。

(人外殺しの説明をするが、微妙に何かが違う。
 しかし嘘は言っていない。
 どう解釈するかは相手次第である。
 そして最後の呟きの際はなにやら少し不機嫌そうな顔で。)

ああ、別にそんな丁寧にせんで良いよ。
私は汝の主じゃないからな。
――ふむ、九月号は汝の主へ取っておけ。
私は借りる側だからな、古い方で良い。
あとから取りにいくよ。

(着々と密談を進めていく従者コンビ。
 ゴニョゴニョとブツの受け渡しについての話し合いを詰めていこう。)

しかしよくもまぁこんな美人を捕まえたものだな。
常世の男子はどいつも面食いか。
なるほど、主のみならず汝も英雄の器であったか……。

鬼灯 花蓮 > サラマンダー自体隠してもいない。見た目で既に目立つ色合いで尚且つ髪の色が一つに限らない炎髪て
中々いないのだ。精霊宿しか精霊そのものか人の轍を超えた存在か他至る迄。
それに本名というか知られても平気なものだ、縛られるとかが無い。特段隠してもいない。

気配が何より ヒトではないし。

滝川少年の持つエロス画像はPCに保存をしてもバックアップはしておいた方がよろしいのでは。
今はまだ電子機械に疎いが 時間は無限で基本暇だ、PCスキルも身に着ければそれはもう恐ろしい事に!

こそこそとメイドの方と密談は続きます…そう 若干少年を横に置いて。

「………そう。敢て丁寧風に振る舞ってみたが。
 では、6月号を後程。多少寄れているが 綺麗にしておく。
 方法は 後ででいいか。…我、連絡手段ないんだが」

(密談こっそり ブツ受け渡しは任せることにした。詰めるにしても連絡手段が皆無なのでどうしたものかと悩む
丁寧に振る舞っていたが 振る舞わなくていいと言われると即 普段の言動に戻り。) 
               ・ 
「うむ。 このマスターは 我の裸を見て契約をしたぞ?」

正体の事を態と 裸 とすり替えてみた、さて滝川少年とメイドの方の反応を愉しむとしよう。

滝川 浩一 > 「お、女殺し…!?い、いや…実際人外とは一人か二人、交流があるだけですし…
 女殺しと言っても目立った出来事と言えば、美人のお姉さんにアルバイトを誘われただけですし…」

頭を抱え、そのように返す。
確かに女性との交流が多いのは事実だが大体が年上かこの島に長くいる『先輩』なだけに多くの場合友達以上にはなってない。
不機嫌そうな顔で説明を終える少女を見て大体のことを察する。やっぱり主人公じゃないか、羽切少年…!

密談をしている二人を見て、相変わらず胸騒ぎが収まらない。
でもここで敢えて止めるのは野暮だろうか。楽しみの機会を彼女たちにも与えてあげよう。どうせろくでもないだろうが。

「つ、捕まえたって…色々紆余曲折がありまして…
 ともあれ、英雄の器なんて滅相もない…」

影打の言葉に素早く反応し、そのように謙遜する。
英雄なぞ自分向きではない。

気配や正体に関しては滝川少年の預かるところではない。
寧ろここで正体を公にするあたり、紹介の際に色々手間が省ける。まぁ、でも…名前はやっぱり鬼灯の方なんだな。

というかさっきから密談が怖い。何を話しているのか気になってしょうがない。
ほんの少しだけ盗み聞きしようと耳を近づけると…

「ぶっ!?は、裸!?いや、間違っちゃないけど…」

次の赤黒の少女の発言に思わず吹き出し、顔を赤くしてそのように返す。
実際間違いではない、間違いではないのだが…

影打 鈍 >  
ほら見ろ、やはり女殺しの素質があるでないか。
おおこわいこわい。

(ぶるぶると震えてみせるが、顔はしっかり愉快そうな笑顔である。
 新しいおもちゃを見つけた顔だ。)

ふむ、であれば住所を教えろ。
明日の夜にでも取りに行く。
窓を開けといて机の腕にでも置いとけば、勝手に持ってく。
何、よほど厳重な住まいでなければそれなりに侵入の心得はある。

(まるっきり泥棒である。
 しかしそれ以外のものを取るつもりはないし、そんなことをして主に迷惑が掛かっても困るのだ。
 もう既に色々迷惑を掛けているが、過ぎたことは仕方が無いのだ。)

裸。
ああいやらしい。
人間中身だのなんだの言っときながら結局は見た目か。
あれだろ、我が主の事を羨ましいとか言っときながら、自分は毎晩濃厚な夜を過ごしているのだろ。
羨ま――けしからんもっとやれ。

(ちょっと本音がこぼれた。)

鬼灯 花蓮 > マスターが聞き耳を立てていると気づくと、普通の言語から傍から聞こえるのは精霊言語、
メイドの方のみ翻訳される魔法を使用し始めた。これで大丈夫。

『住所は 学生・教職員寮区…寮。
 明日の夜ですね? お待ち致します。
 あんあんメロン娘6月号と他古い艶本数冊も廃棄予定ですので、そちらもお譲り出来るかと。』

この密談 方や精霊言語でやる代物ではないが やりすぎ精霊にはそれは通じない。
ブツの受け渡し=密談が終わると ゆっくりと引き下がり離れよう。

「昨日も 朝までノンストップの儀式で疲れた。
 そろそろ 昨日の疲れを解したいから 帰る。今日は寝させてくれ」

昨日やったのは 漢字というか言語と地図の勉強。
儀式と称したのは 学習の時間。濃厚な夜、と聞いて機転を働かせて告げた ツッコミどころ満載な言葉。
そろそろ 眠気もひどいし やる事やって満足しているので
二人に向けて じゃあな、と告げると ヒトの流れに沿う形で 離れて去っていった。

ご案内:「歓楽街」から鬼灯 花蓮さんが去りました。
滝川 浩一 > 「すっごい楽しそうですけど…」

苦笑いをして震えながらも楽しそうな妖刀娘にそう突っ込みを入れる。
怖いのはこっちだ。何だか顔がクリスマスプレゼントを貰った子供のように嬉しそうだぞ…!?

「えっ」

聞き耳を立ててたため、一部の単語を聞き取ったが何やら『侵入』とかいう物騒な単語が聞こえた。
サラマンダーの方も聞こうとするが訳の分からん言語で喋ってる。
嫌な予感がするが気のせいだろう。うん、気のせいだといいなぁ…

「いや、ちがっ!これは正体を明かす時に、だ、な…!」

しっかりと説明しようとするが人間体のソニアのああいう姿がこういう格好を想像してしまい、目を回して顔が真っ赤になる。
しかるべき事情を言わねばならぬのに思考回路はパンク寸前だ。

「儀式!?あぁぁあもう!!」

続けて繰り出される少女の言葉に自分の頭をわしゃわしゃとかく。もう恥ずかしさとか諸々で頭がパンク寸前だ。
そんなこんなで彼女がここから去るとわかれば

「……あぁ、真っすぐ帰れよ。気をつけてな」

少し落ち着きを取り戻し、彼女の身の安全を願いながら手を振る。

影打 鈍 >  
うむ、承知した。
そちらに迷惑は掛けんつもりだ、安心してくれ。

(こちらはそんな便利な言語は扱えない。
 その為ひそひそ話のままだが、こちらの返答だけなら何が話されているかは滝川少年にはわからないだろう。)

いやなに。
どうも主の顔を見ると上手く話せんようになってしまってな。
モヤモヤしていたのだが、新しい遊び相手が見つかってよかったよかった。

(けらけらと笑う。
 更にサラマンダーの彼女の言葉を受けて、)

ほう。
ほうほう。
今夜は寝かさないぞと言うアレだな。
なんだ滝川少年、やる事やってんではないか。

(によによ顔を三割増させ、肘で彼の脇腹を突っ付く。
 ちなみに彼はむしろ主と似たような性格っぽいのはなんとなくわかるので、そう言うことではないとうすうす気付いていたりする。
 立ち去る彼女にはまたな、と声を掛けて手を振っておこう。)

滝川 浩一 > 「うぅむ…」

聞き耳を無力化され、少しムスッとする。
そこまで主に聞かれたくない会話であったか。

「羽切少年の顔を見ると上手く話せない?
 ……なるほど、あいつも中々やるなぁ…って俺を遊び相手にするな!」

彼女の言葉で色々と察したようだ。
流石主人公。さすはぎと言ったところか。
そう思っているところで自分をおもちゃにしているかのように言ったその少女にそう言い返す。

「やる事って…何もやってないですよ。
 キスもしてない、胸も触ってない。主従関係を築いたからってすぐにそういう関係にはなりませんよ。
 …まぁ、さっき抱き着いてこられましたけど…」

によによ顔の少女に少し動揺し脇腹をツンツンされる。こそばゆい。
脇腹ツンツンの射程範囲外に来ればそのように返す。抱き着いてこられたときはヤバかった。

「……出来れば仲良くしてやってください。
 マスターとしては俺に頼ってくれるのは嬉しいですが、俺以外の友達も多く作ってほしいので」

既に見えなくなった、彼女が向かった方を指さしそのように頼み込む。