2016/09/29 のログ
ご案内:「酒場「崑崙」」にクラウディアさんが現れました。
クラウディア > 「ふへぇ………。」

そんな情けない声を出し、机の上に身体を預ける姿。
赤に近い明るい紫色の髪が乱雑に広がるのが遠目でもわかる。

風紀委員会において犯罪調査と取調べをする刑事課。
その超速思考をフルに使い。
たとえ暴れられようがその筋力腕力を振るい直ぐに取り押さえる。

そんな完璧超人、クラウディア=オーレリア。
現在酔っ払い中。

クラウディア > 「………なによー。構ってくれてもいいのにー…。」

口の中でぶつぶつと呟いてる最中で。
自身の「本性」をある程度知っている、とある部下。
何かと近寄るたびに触れるたびに抱きつくたびに「こっち来んな!」と手痛い反撃を食らう。
それを狙っているから別に間違いではないのだけれど。
それでも、嫌われるのは私も望んでいない。

トロトロとした頭の中でそんな思考が渦巻くが、件の部下がここにいるわけでもなく。
結局はこうやって、一人で項垂れるしかなくて。

クラウディア > 「ん、んきゅ…………ぷはっ、あ-………。」

独りになると、また感傷に浸ってしまう。
力を蓄えた。力を付けた。
腕力という意味でも。
権力という意味でも。
財力という意味でも。

もしも、あの時に戻れたなら。
今の自分だったら、また違う選択を選べたのに。
違う未来を選んでいたのに。

そんな、「if」を望んでも過去をやり直すことは出来ないだなんて、自分でも分かっている。
だからこそ、望んでしまう。

「………………。はぁ。」

そんな思考をかき消すように、グラスに残った物を一気に飲み干すけれど。
頭の中に残る暗い思考は晴れてはくれない。

クラウディア > 人と一緒にいるのは好きだ。
その人と触れ合う事に集中していられるから。

人と一緒にいるのは好きだ。
その人は私のことを見てくれるから。

独りは嫌だ。
あの時、もしも何かが違えば私はまだあの世界で過ごせたはずなんだ。
もしも何か出来たのなら、私は私の世界を護れたんだ。
それが出来なかったから、私は独りになった。

「………。ますたー、もういっぱいちょうだい。」

呂律がロクに回らない舌で注文をする。
思考をロクでもないことに回す。
いっそ、壊して欲しかったのに。
テーブルの上で寝そべってても、好きな酒に逃げても、一向に思考は戻らない。

クラウディア > 「おい、聞いたかよ。例の…龍狩団の噂。」

遠くで聞こえる、不穏な単語。
その言葉が聴こえたと思えば、自身のグラスが割れてる事に気づいた。

数瞬して、自身の髪が赤に染まっているのを確認して、自覚しないうちに龍化の片鱗を見せた事に気づく。

その遠くで噂話をしている男は当然、こちらの事を意識はしていないのだろう。
聞かせようと思ったつもりで言ったのなら、別の「処置」が必要になるのだけれど。

近くの龍の逆鱗に触れたことにも気づかず、その男は隣の男と噂話を続ける。
どんな集団なのか、どんな目的なのか。

自身でも風紀委員の一線を越えて調べている。
何人か、何十人か「処置」してみたけれど、一向に上の人間に繋がらない。
所謂、蜥蜴の尻尾切り。
何人か同胞を連れ出し救出もしたけれど、それでも潰すにはまだまだ遠く。
学園にも紛れ込んでいるらしいが、手当たり次第に当たるというわけにはいかない。
皮肉にも、怒りによって思考のモヤが張れて、その事に苦笑する。

クラウディア > その噂話は、ついさっき近くでそれっぽい男と誘拐される緑髪の龍人族を見かけた、という情報で終わった。
酒代と割ったグラス代を置き、店を出る紫髪の少女。



この日、街から一人の男がその命を燃やし尽くした。
その死体は黒焦げになっていた。
だが、調査した風紀委員刑事課の者によると、「まるで化け物かナニかの爪で大きく引き裂かれた跡があった」との事で。
現場を目撃した緑髪の少女に聞きだそうとしているが、まるで何かを恐れるように一向に口を開かない。

その報告を聞き、クラウディアは自身が調査すると部下に指示を出した。
その内心は、誰にも悟られる事は、無い。

ご案内:「酒場「崑崙」」からクラウディアさんが去りました。
ご案内:「酒場「崑崙」」に糸車 歩さんが現れました。
糸車 歩 > 壁際のテーブル席に一人座る、青髪の少女。
傍らにはそこそこの値段がするであろう小瓶。
御猪口と思しき土器の小さな盃を細い指でつまみ、ちびりちびりと呑んでいる。おっさんか。

「はー、たまには静かに飲むのもいいわね」

ほんのり赤く染まった頬に空いた手を当て、
噂話に耳を傾ければ、良い話から良くない話まで。
今夜は比較的知った顔も少ない、故に脚を…じゃない、羽をのばしても咎められはしないだろうが。

「この間の件があると、少しは自衛も考えなきゃ、かな。
なんかまた珍妙な集団が出没してるらしいし。私には今のところ関係なさそうだけど、どこでも同じようなことを考える輩はいるものねえ」

糸車 歩 > やがて運ばれてくる小皿。
注文していたのだろうか、少女がそれを受け取って頷くと、店員が奥へ戻っていく。

「ふんふん、香ばしい。
サンマと迷ったけど、この時期のちょっとした一品はこれよね」

青白い皿に載せられた、シシャモの唐揚げ。勿論オスである。
スライスされたレモンを軽く絞ってほんの少しふりかけ、頭からぱくっといただくと、
少量の油でカラリと揚げたシシャモは噛むたびに小気味いい音を立てながら、徐々に口の中でほどけていく。
この辺りは好みもあるだろうが、この時期は魚の唐揚げが食べたい気分であった。

「あー、お酒が進むなぁ」

空になった盃に酒を注ぐ。
ささやかな、至福のひと時である。

糸車 歩 > で、アルコールが本格的に入ってくると、口調にもだんだん遠慮がなくなってくる。

「ねぇねぇマスター、マスターってば。あの綺麗なグラス出してよ。
……え?割れた?あははー、もーおっちょこちょいなんだからー。
あるくさんは今日は機嫌がいいのだー、それくらい直して進ぜよう♪」

マスターも手慣れたもので、少女の前にグラス片を集めた容器を置く。
少女は指先からきらきら光る糸のようなものを出せば、それを駆使して修復作業へ取り掛かった。
あっ、でもよっぱだから指先が震えてる。大丈夫か?

案の定出来上がっていく、名状しがたいグラスのような何か。
なお、これでもちゃんと代金払って自力で帰りましたとさ。

ご案内:「酒場「崑崙」」から糸車 歩さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に龍宮 鋼さんが現れました。
龍宮 鋼 >  
(歓楽街の目立たない路地裏。
 自身の周りには数人の男が倒れており、それだけ見ればいつも通りのケンカに見える。
 ただケンカよりも拉致に適した道具がその辺に転がっているし、倒れている男たちの服装も不良学生と言う感じではない。)

――っは……ゲッホ、ゴホッ。
くっそ、なんなんだこいつら……。

(路地の壁に背中を預け、肩で息をする。
 ついさっきまで通りの方を歩いていたのだが、突然路地裏に引きずり込まれて押し倒された。
 一人ひとりはザコも良いところだが、使っている道具や地味に見事な連携などでかなり体力を削られた。
 龍がどうとか言っていたのだが、最近よく聞く龍種専門の誘拐犯か。
 気味の悪さを覚えつつ、地面に座り込む。)

ご案内:「歓楽街」に音原 結奈さんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にシング・ダングルベールさんが現れました。
音原 結奈 >  
「あ、みーつけた!」

懐中時計みたいなものを持ったお姉さんが現れました。
びしーっ!と疲れている少女に指をさす。

「ここまで追い詰めたからにはお縄を頂戴しちゃうぞー!

 ……ってあれ?
 なんか最初から疲れてる?」

目をぱちくりさせながら、疲れてるっぽい女の子のほうにすてすてと近寄ります。
警戒心皆無。

シング・ダングルベール > 「……妙なことになってきたなあ。」

二人の頭上から覗き込む人影あり。俺だ。
ちょっとした公安の手伝いが終わり、ビルの屋上で休んでいたらいきなり喧嘩が始まって、止める前にそれは終わった。
出るタイミングを失ったままどうしようかと思っていた矢先に、また一人増えたというわけ。
さて、これからどうしよっかな……。

龍宮 鋼 >  
っフー……

(息が乱れたとは言えそこは龍の回復力。
 座ってしばらく休んだだけでそれなりに回復してきた。
 ポケットから取り出した煙草に火を付け、煙を吐き出す。)

――あ?

(そしたらなんか来た。
 妙にテンションの高い女性。
 つーか胸でけぇ。
 とりあえずガンを飛ばすように睨み付けておく。

 ビルの上の人影には気が付いていない。)

音原 結奈 >  
「わたしは食堂のお姉さんの結奈ちゃんだよー!」

キャピ、みたいな音がしそうなポーズを取った。
29歳女子はダテじゃない。

「ドラゴンさんのぱわーを探知してきたんだけど、なんか最初から疲れてる?
 大丈夫?
 ていうか周りの人たちはこれ何?」

そして質問攻めである。
くるくるあたりを見渡しながら。
頭を振るたびに、おおきなおむねとながーい髪の毛が揺れる。

シング・ダングルベール > なんだろう。時間があわなかっただけかな。それは幸運だったのか。
とてもなんかこう、見てるだけで胸やけが……なんだろうな……半端なく、こう、重さがあるよね……。
しっかし、訳ありか? なら尚のこと、話をややこしくしても仕方ない。

「暫く様子見だな。」

ひと悶着あれば、勿論いつでも飛び出すつもりだ。
……まあ、多分ないだろ。相手があんな感じなら。
ないだろ流石に……。

龍宮 鋼 >  
(食堂のお姉さんが何故こんなところに。
 そして微妙に色々と古い。)

――いやまぁ龍だからな、俺。
つーか俺が知るかよ。
こいつらいきなり俺のこと浚おうとしやがったからぶちのめしただけだ。

(座ったまま面倒くさそうに対応する。
 こいつらが何者か聞きたいのはこちらの方だし、ばいんばいんと揺れる胸がうっとおしい事この上ない。
 イライラした表情で見上げている。)

音原 結奈 >  
「あ、やっぱりドラゴンさんだー!」

やったー!みたいな感じで抱き付きにいく。
割と軽   いや、乳のせいで重い。動きも。
避けようと思えば簡単に避けられるだろう。

「なるほど、この人たちが悪い人!
 じゃああなたにはコレあげる!
 ドラゴンさんのパワーを回復してくれるよ!」

袖の中から小瓶を取り出した。
中には透明な液体が入っている。

出すとき、ごまだれ~とか言ったのが気になるかもしれないが。

シング・ダングルベール > なるほどなるほど。うむ。よくわからん。

「……まあ、一応通報だけはしとかないとね。」

俺はその場を立ち去った。流石に何人の意識不明のまま転がすわけにもいかず、風紀に連絡を入れて。
どれぐらいで到達するかはわかんないけど、まあそのうちでしょ、と。

ご案内:「歓楽街」からシング・ダングルベールさんが去りました。
龍宮 鋼 >  
いや来んなし。

(彼女のハグを腕で逸らす様に拒否。
 彼女の巨乳で抱き付かれたら窒息しかねない。)

――いやいらねェ。
体力使っただけだし。

(現に今は殆ど回復している。
 煙草の煙を吸って、彼女に吹きかけるように吐き出す。)

音原 結奈 >  
「ぷええ!
 やだもー」

簡単に反らされて顔をふくれさせた。
子供か。

「ふーん、それならいいんだけど。
 ところで、ドラゴンさんってあなただけ?
 知り合いにこう……紫色の髪のドラゴンさん知らない?」

いらないと言われればあっさり引き下がる。
煙はこう、お姉さんもぱたぱた手であおいで払った。
綺麗に顔を避けて消えた気がする。

龍宮 鋼 >  
子供かよ。

(うんざりした顔でツッコミを入れて。
 なんというか、疲れる。)

龍なんざその辺探せばいくらでも居るだろ。
それにそんな知り合いは居ねェ。

(不自然に分かれた煙草の煙にいぶかしげな顔をするも、すぐにまた面倒くさそうな顔に戻る。
 質問には不機嫌そうにしながらも律儀に答え、煙を吐き出す。)

音原 結奈 >  
「子供じゃないもーん。
 わたしもう29歳だもーん」

どやぁ、と胸を張る。
胸のサイズ以外は身長も含めて子供みたいです。

「わたしの探してるドラゴンさんが居ないから困ってるんだよねー。
 そっかー、知り合いさんだったら紹介してもらいたかったのに。
 ドラゴンさんの力だけ探知する機械じゃ意味なさそうかなぁ」

ざんねーん、と落胆する。
手元の懐中時計みたいなものをこんにゃろ、みたいなことを言いながらこつこつ叩く。
これで探知しているのだろうか。

龍宮 鋼 >  
どう見てもガキだろ。

(ぺしりとそのでかい胸を叩く。
 避けようと思えば簡単に避けられるだろうけれど。)

はーん。
つーか何で探してんだ。
さっき捕まえるっつってたけど。

(その紫の髪の龍が何かしたのだろうか。
 彼女が叩いている懐中時計を見るが、懐中時計にしか見えない。)

音原 結奈 >  
「にぎゃー!
 痛いー!」

余裕で避けられません。
ぺしっと叩かれ、涙目で自分の胸を抱えて恨みがましく睨みます。

「んー、うんっとねー。
 よくわかんないから、一度捕まえて一緒に来てもらって、それからちょっとだけ調べようかなーって」

とっても曖昧な言葉が並びます。

「もしかすると危ない子かもしれないんだよね~。
 何ともなければいいんだけど、何ともあったらすごく困るから」

むむーんと腕を組んで呟く。
ちょっと真剣そうな顔で眉根に皺が寄っています。

龍宮 鋼 >  
んな強く叩いてねェだろうがよ。

(叫ぶ彼女にやっぱりあきれたような顔。
 何だこのおかしな生き物は。)

――おう、よし、オマエの頭が残念な事はわかった。

(さっぱり要領を得ない。
 バカなんだこいつ、とあっさり結論付けて。)

まぁ見かけたら話ぐらいはしといてやるけどよ。
そいつ、名前なんてんだ。

(人探しなんて人助けはやる気が無いが、なにやら真剣なのでそのぐらいは譲歩しても良いだろう。
 知り合いに情報屋も居るし、とりあえず探し人の名前ぐらいは聞いておこうと。)

音原 結奈 >  
「おっぱいは軽い衝撃でもすっごく痛いんだからね!
 そのせいでわたしフローリングでうつ伏せに寝れないんだからね!」

ぎゃーぎゃー叫ぶ。
巨乳は女の子の弱点の一つなのだ。

「むー、わたしは依頼してきた人からそう言われてるんだもん。
 何かあったら困るから、見つけて来いって」

唇をとんがらせて呟く。
頭が残念な以上に、なかなか厄介な依頼主が居たみたい。

「ん、名前もわかんない。
 名前がわかってたら、あなたにも『お名前は?』って聞いてたよ。
 ただ種族特性で紫の髪になってると思うし、もしかすると青い角が生えてると思う。
 ……完璧に人間に擬態してたら、角は見えないかもだけど」

当然、みたいに言い放った。
そして人もとい竜探しをするには、情報量の少ない言葉が飛び出した。