2016/11/30 のログ
ご案内:「歓楽街」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 楽しかった常世祭も終わりが来ると聞きました。
こんなに楽しくていつまでも続けばいいのにと思っていてもそのうちに終わりが来てしまうと聞きました。
いつもの常世島も好きなのですが、それはそれとして少し寂しいような気持ちで道を歩いていると普段来ない場所に来ていました。

人が一杯いて賑やかなのですが聞こえてくる声は学生街とかで聞こえる声よりも乱暴な感じがしました…
寒そうな格好でチラシを配ってる人もいます。私は寒いのが苦手なのでそういう恰好を見ただけでも寒くなりそうです…

「…ここは島のどのあたりなんでしょうか…?」

辺りを見渡すも知らない建物ばかりいつも帰る時の目印にしている時計塔もここからでは見えません。
太陽が沈みきる前には家に帰ろう…そう思って少し急いで歩き始めました。

フィアドラ > 行っても行っても普段とは違う雰囲気のお店ばかり。
何が売っているのか名前で分からないお店ばかりです。

普段と違う場所で感じるここにいたくない、何となく落ち着かないという感じ。
こっちの世界に来たばかりの時に感じていたこの感じ、久しぶりの感じです。

周りはどんどん暗くなって夜の暗さになっていくのに人は全然減らずにどんどん増えていきます。
普段の街とは全然ちがうその人の増え方にやっぱり変な感じがして少しでも早く離れようと
誰かとぶつかるかもなんて考えもせず私は路地に駆け込みました。

フィアドラ > 『へぶっぐふぁ!!』『『兄貴!!』』

なんと、そこにいた人間とぶつかってしまいました。
人間は勢いよく飛んで壁にぶつかると変な声をあげて動かなくなってしまいました。

『てめえ!どこに目ぇつけて歩いてん…本当にどこに目ぇあるんだよ!それじゃあ前見れないだろうが髪切れよ!!』
『今ので、兄貴の骨ぇ折れたぞ!オラぁ!兄貴!兄貴!…いや、これ本当にヤバイ奴なんじゃ…。』

「ご、ごめんなさい…急いでたので…。許してください!」

頭を下げて必死に謝ります。でも…

『ごめんで済んだら風紀委員はいらないだろうが!がぁ!』
『これは、治療費として一千万円払ってもらわなならんなぁ!なぁ!』

「そ、そんないっぱいのお金持ってません!!」

人間が体を治すのにはそんなにいっぱいのお金がいるのでしょうか?
骨が折れたくらいなのにそんなのいっぱいのお金がいるなんて人間は大変です。
でも、お金がなくて払えないのは私も一緒、途方にくれてしまいました。