2016/12/03 のログ
ご案内:「歓楽街」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
「一応何かあったと思って来てみれば」

ひたひたと歩いてきて、数歩歩いたところの鋼に目を向ける。

「どうやら取り越し苦労だったようですね」

目を細める。
先日、少しだけ手を合わせた女性。
特に変わった様子も無さそうだな、と思う。
あれから問題なく、力を扱っているのだろう。

龍宮 鋼 >  
(声に反応し、振り返る。
 一瞬誰かと思ったが、訓練所での一件を思い出した。)

あぁ、オマエか。
なーんにも問題ねーよ。
至ってヘイワだ。

(そちらに向き直り、腕を広げて軽く笑ってみせる。
 その様子は以前まであった余裕の無さが消えている。
 彼とは一度しか会っていないが、よほど鈍く無い限り気付くほどの明確な変化であろう。)

寄月 秋輝 >  
「そうでしたか。
 着替えも惜しんで出てきましたが、平和だったのなら安心です」

静かに目を伏せ、呟く。
その口元は少しだけ柔らかく、笑みの形。
彼女が何か、いいことがあったのだろうとは推測できる。
訓練場で少し争った時より、ずっと表情が柔らかい。

「祭りは楽しんでいますか」

なんでもない世間話を始めるように語り掛ける。
会話が始まれば、ふわりと地面から離れ、十センチほど浮いておく。

龍宮 鋼 >  
少なくとも、この辺は問題ねーよ。
変なやる気出しちまってるヤツがいるからな。

(先ほどのチャラ男三人もそうだが、不良の中にはやる事が無いから不良をやっている連中も少なくない。
 そいつらの持て余している体力をそう言う方向に向かわせれば、自警団の真似事ぐらいは出来るのだ。
 自分がやったのはシバいて声を掛けただけで、行動は彼らが望んでやっている事なのだし。)

ッハ。
楽しむ暇なんてありゃしねェよ。
大体鍋振ってるかこうしてウロウロ風紀の真似事してるかだからな。

(軽口を叩いてみせる。)

寄月 秋輝 >  
「どうやらそのようで。
 普段からそれくらい安心出来ればいいんですが」

そうも行かないのは重々承知だ。
これも軽口の一部なのだろう。

「それを楽しんでいるというのでしょう。
 やる事で満ちて充実しているのですから」

うっすら笑顔を浮かべて、そう告げる。
そうでなければ、彼女のようなタイプの人間が火種になっているのだろう。

「特に何もないようですから、僕はこのまま帰りましょう。
 引き続き楽しんでください」

龍宮 鋼 >  
(そんな言葉も笑って聞き流す。
 余裕が出来ると会話にも余裕が出来る、と言うのは本当らしい。)

――ま、少なくとも楽しくねー事ァねーな。
オマエも色々気ィ付けろよ。
いらんテンション上げてるヤツがチラホラいるからな。

(そういって手を振りながら去っていく。
 このまま見回りを続けるのだろう――。)

ご案内:「歓楽街」から龍宮 鋼さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から寄月 秋輝さんが去りました。