2017/09/18 のログ
飛鷹与一 > 「まぁ、今は家電製品とか身近な料理関係が充実してる時代ですからねぇ。機会があれば真白さんが作る炭火焼も食べてみたいですけど」

最近やっていない、という師匠の言葉にそうだろうなぁ、という感じで相槌を。
便利な物があればついそちらに頼りがちなのは自分も、というか大抵の者はそうだろうし。

「…まぁ、契約もしましたし一蓮托生ですからね。今後もお世話になりますハイ」

問題は、彼女は包容力があるのでついついこちらが甘えがちになって深みにハマりそうな事だ。
――冷静に考えてもう今更というか手遅れかもしれない。

「世の中綺麗事で回る訳ではないですしね。俺は別に正義感でもないわけで」

風紀委員会も仕事と割り切っているし、正義を振りかざすつもりも無い。
必要悪、とは言いすぎかもしれないが…。

「――求められるからそういう裏の仕事がある訳ですしね。
だから、俺が思うのはひとつです。真白さんと殺し合いになるのは御免だ、と」

真っ当な感性から外れてるかもしれないが、そういう仕事を否定するつもりは無い。
少年自身は「殺人」を徹底的に避けているのも、ある意味でそんな考えの裏返しに近い。

柊 真白 >  
でも電子レンジで茹でるパスタはいただけない。
あれは美味しくない。

(いくら便利とは言っても、味が伴ってこそだ。
 そうじゃなければただの手抜きで、手を抜いた食事は許せないタイプだった。)

こちらこそ。

(確かにどちらかといえば甘やかす方かもしれないが、それでも締めるべきところはきっちり締める。
 ダメになりそうなら尻を蹴飛ばすだけだ。
 沼に沈むようなことにはならないだろう。)

そう。
君はなかなかドライだね。

(とは言え自分も似たような考えだ。
 求める人がいるから商売として成り立つ。
 そしてそれを商売に出来る力と、それをしなければならない理由があるのならするべきだ。
 そのことで彼と対立しないのは、正直助かる。)

心配しなくて良い。
君が風紀委員である以上は私を殺す仕事はそう無いだろうし、私は標的以外は殺さない。
君を殺す仕事は請けないから、殺し合いにはならない。

飛鷹与一 > 「…真白さん食には一家言ありますよね本当に…」

苦笑気味の表情で最後のモモ串を頬張りつつ。とはいえ、少年もパスタは普通にお湯で茹でる派だが。

「…けど、思わぬ形で人生延びたんで卒業後の事も色々と考えないとなぁ」

沼に沈む前に蹴り飛ばしてくれるならそれでいい。堕落の一途は少年も望む所ではないし。
ただ、これから”長い人生”を歩む事になる訳で、堕落しないように矢張り方針をいずれ決めたいものだ。

「ドライ、というか本土の体術の師匠の教えみたいなもんです。『清濁飲み込んで生きていけ』って感じで」

綺麗事、綺麗なモノばかりでは世の中は動かず回らない。
必ず、その裏には汚い事、醜いモノ、そういうものがあるのだと。
そのどちらも正しく見詰めて、目を逸らさずに生きろというのが、数少ない体術の師匠の教えの一つだ。

だから、彼女の仕事そのものは否定しない。認める認めないとか関係ないのだ。

「…それに、契約の事も考えると真白さんと殺し合いなんてお互いダメージしかありませんし。
それに、俺はまだ一般の風紀委員なんで落第街(あっち)にはあまり駆り出されませんしね」

…偶にその狙撃の腕前を買われて後方支援で連れ出される事はあるが。
それでも、彼女と敵対する確率は非常に低いだろう。皆無ではないがまず無いと思いたい。

柊 真白 >  
腕が足りないならともかく、手を抜いた食事なんて豚の餌にもならない。

(かぶりと鶏皮を串から一気に引っこ抜きつつ言い切った。
 手間の関係で多少省略するならまだしも、わざわざ味を落とすためにするような手抜きは愚の骨頂だ。)

――なんなら、私の仕事でも手伝う?
人を殺す手伝いをしたくないなら、万屋を始めても良い。

(半ば冗談交じりで提案してみる。
 流石に人を殺す手伝いはさせたくないので、探偵のような何でも屋を始めるのもアリだろう。
 自分の本業は裏の仕事として続ければ良い。)

良い師に付いたんだね。
機会があれば話してみたい。
――もしもの時は手を抜かないように。
心配しなくても、弟子に討ち取られるほどやわじゃない。

飛鷹与一 > 「…うん、真白さんやっぱり料理が趣味だと思います。こだわりがしっかりありますし」

自分も基本師匠の意見に同意するが、彼女に比べたらこだわりは薄い気がする。
勿論、美味しい食事の為に妥協はしないが熱意そのものは師匠の方が上だと思う。

「―――は?…え、えぇと…あーハイ、人殺し関連じゃなければ是非に」

まさかの提案に一瞬キョトンとした顔になるが、直ぐに我に返り頷いて。
殺人の素質を別の形で生かせるかもしれないし、万屋というのもいいかもしれない。
師匠の方はおそらく冗談交じりで口にしたようだが、少年は案外それもいいかもしれない、と意外と前向きだ。

「…いや、普段はただのスケベジジィな気がしますけどね。
真白さんと話が合いそうな気はしますけど。何というか一部考えたが似てる気がします」

そして、もしもの時は当然手は抜かない。使える手はきっちり全部使う。魔術然り、異能然りだ。

ご案内:「歓楽街」に飛鷹与一さんが現れました。
柊 真白 >  
じゃあ、そう言うことにしておく。

(これからプロフィールを記入することがあれば趣味の欄に料理と書いておくことにしよう。
 彼が言うのなら間違いは無いだろう。)

所長は君ね。
書類上私はまだ成人してないから。

(なんせ戸籍上はまだ十四歳だ。
 見た目的にも小娘が所長の万屋など舐められて仕事など入ってこないだろうし。)

長期休暇のときに旅行がてら君の故郷に行くというのも楽しそう。
――次はどこへ行く?

(そんなことを話しながら、歓楽街を歩き回って。
 満足したらどこかで酒を調達し、自身の部屋へ戻ろうか――)

ご案内:「歓楽街」から柊 真白さんが去りました。
飛鷹与一 > 「ええ、趣味があるというだけでも気分的に案外違ってくるものですしね」

実際に料理は長生きしてるのもあってかプロ級なんだよなぁ、この師匠、と弟子は思う。
細かいポイントとかコツも沢山知っているし、彼女の家のキッチンの充実振りは凄い訳で。

「…あ、ハイ俺が所長……が、柄じゃないですが頑張ります」

あ、そうか表向きの年齢って真白さん普通に俺より年下なんだよなぁ、と改めて思った。
しかし、万屋?の所長か……まぁ、卒業後の方針があるのは悪くない。目標があれば人間頑張れる。

「俺の故郷、ですか?年末年始に帰省しますけど一緒に来ますか?」

と、尋ねてみるが来るかどうかは彼女の予定しだいかもしれない。

「そうですね、じゃあ次は――」

と、その後も雑談をしながら歓楽街を巡って息抜きを楽しんだかもしれない。
勿論、酒は調達して彼女の部屋で二人で晩酌したとか何とか。

ご案内:「歓楽街」から飛鷹与一さんが去りました。