2018/01/27 のログ
ご案内:「歓楽街」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 連日の様に続いた落第街やスラムでの任務。
これも仕事だと割り切って精力的に行っていたが「幾ら何でも働きすぎだ」とやんわり注意されてしまった。

というわけで降って湧いた様な非番ではあったのだが―

「…こういう時、何すれば良いのか今一分からないんだよなあ…」

期末試験に向けての勉強は毎日コツコツと行っている。
偶には息抜きしてきたらどうだという先輩委員の助言に従って歓楽街を訪れたは良かったが、此処でどうやって息抜きすれば良いのか分からない。

己の無趣味さとワーカーホリック気味な生活に溜息を吐き出しつつ、カジノにでも寄って見るかと思案する。
それでも、視線は賑わう歓楽街の路地や人となりを追ってしまうのは最早職業病の一種だろうか。

神代理央 > 自分の様な小柄な体躯でも、小綺麗な身形をしていれば客だと認識するのだろうか。
ちょっとしたバーから歓楽街の目玉とも言える不健全な接客店。果ては、不健全どころか違法では無いかと思える様な娼館紛いの店まで、積極的に此方に声をかけてくる。
何気なく辺りを見渡してみれば、週末という事もあってか客引きに連れられて鼻の下を伸ばしながら入店していく生徒達の姿も見受けられる。

「……ちゃんと申告どおりの営業をしていれば別に構わないんだが…。来週あたり、何件か摘発しておいた方が良いかも知れんな」

とはいえ、落第街とは違い一応学園都市の目の届く場所。
ガサ入れとなっても、流血沙汰になることは早々ないだろう。
自分に声をかけてきた阿呆な店の名前を覚えつつ、来週のスケジュールを頭に入れていく。

尚、歓楽街や落第街で散々暴れまわる少年の容姿に心当りがある店は、早々に客引きを引っ込めて嵐の元凶が過ぎ去るのを待っている。こういう店こそ本来は摘発すべきなのだが、今回は彼等の逃げ足が一足早かった様だ。