2018/06/27 のログ
神代理央 > カウンターの上も空になり、そろそろ帰宅しようとした矢先。
懐に仕舞い込んでいた端末の振動音で立ち上がりかけていた腰を下ろす。

「もしもし。……ええ、はい。ちょうど近くに居ますし、そちらへ向かいます。いえ……では、お言葉に甘えましょう。5分後に、歓楽街の大通りで。それでは」

落第街にて合成獣出現の報が入る。それだけなら、今夜当直の者達で何とかして欲しいものだが、いかんせん数が多いとのこと。
歓楽街に被害が及ぶ前に、迅速な処理を本部は求めていた。

「…明日の一限は、睡眠時間になりそうだな」

二限目からの登校にならざるを得ない状況に、深い溜め息を一つ。
そのまま重い腰を上げれば、会計を済ませて夜の街へと立ち去っていく。
迎えの車は、もう到着している筈だ―。

ご案内:「酒場「崑崙」」から神代理央さんが去りました。