2018/12/14 のログ
ご案内:「カジノ「蓬莱」」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 冬の冷気も何のその。
今宵も蓬莱では人々の熱気と欲望が氷河をも溶かす。
尤も、今にも氷漬けになりそうな表情の客も大分見受けられるが―

「……ええ、ご協力感謝します。我々は断じて貴方達の敵ではありません。学園都市の治安維持の為、今後共良い関係を築いて参りましょう」

笑顔で己と談笑するのは、落第街でグレーゾーン部活を運営する者達。
限りなく違法に近いが、黒ではない。そんな連中を"お目溢し"する代わりに様々な捜査への協力と風紀委員会への全面的な支援を求める。

この行為も十分グレーゾーンでは無いだろうかと思いつつも、上質な衣装を身に纏った男達とグラスを傾ける。

ホールに目を向ければ、スロットで大当たりした男性が歓喜の叫び声を上げながらコインの山に埋もれているところであった。

神代理央 > 「それでは、今宵はこれにて。貴方達も、楽しんで来ては如何です?」

優雅に一礼して笑みを浮かべると、談笑していた男達から離れてカジノ内を散策する。

やがて、ホールを見下ろす様な場所に位置するテーブルに腰掛けると、風紀委員の腕章を煙たげに眺める人々を意に介さずその身を落ち着けた。

「…しかし、相変わらず景気の良い事だ。此処に集まった金が何処に流れているのか。考えただけでもおぞましい」

言葉とは裏腹に愉しげに口元を歪めると、甘い果実水が注がれたグラスを傾けた。