2015/09/15 のログ
リース・シュヴァイアン > 「凛…。名乗られたからにはこちらも名乗らねばのう。わらわはリース・シュヴァイアン。誇り高きシュヴァイアン帝国の第一王女であるぞ」


そちらから名乗るのは礼儀
そういった傲慢さは相変わらずであるが名乗られたからにはもしくはそういった礼儀にはそれ相当の態度でいかなくては

とまるで王族のような名乗りをあげる


「それはよかった…実はわらわはその風紀委員とやらにあまりいい思い出がなくてのう…」


よく見ればその少女は風紀委員やら公安委員には似合わないような格好と雰囲気。追跡したのも好奇心からきたものであるのだろうと推測する

そして風紀委員というのを口に瞬間あからさまに不機嫌な態度をとる
そして自分がされた仕打ち(ほぼ自業自得だが)を思い出しながら彼らにはあまりいい思い出がないと口にして

猫谷凛 > 「リース…シュヴァイアン?」

何ぞ?と首をかしげる
そんな国聞いたこともないし目の前の小さい少女が第一王女…
本当に?と悩み始める

「風紀委員なんてただの乱暴者にゃ。凜も酷い目にあったのにゃ…」

グスン…と凹む。完全に自分の自業自得で捕まりかけた事を未だに根に持っているようで

「リースちゃんも虐められたのにゃ?
こんな子供まで虐めるなんて…やっぱり酷い奴らにゃ!」

いつか風紀のネガキャンをやってやると心に誓う

リース・シュヴァイアン > 「知らぬとは…まぁよい許そう…」

本来であれば不敬罪だが
ここは異世界であること。
そして何よりも


「凛…おぬしも酷い目にあったのかあわれよのう…」

この凛という少女も同じく酷い目にあったということ
へこむ凜を慰めるかのように

「酷い連中なのは同意するが…おぬしの方に子供扱いはされとうない。わらわよりちっこいではないか」

風紀に対する思いは同意する
彼女も酷いことをされ、自分と志をおなじくするもの

しかし子供に子供と言われるのは少々気に食わなかったのか
自分のほうがわずかながらに高い身長を主張しながら子供扱いに不満を持ち

猫谷凛 > 「なんか許されたのにゃ?」

にしても物凄く偉そう…本当に王族?と首をかしげる

「そうなのにゃ…って、背は小さくても顔が子供っぽいのにゃ!」

ちっこいと言われて一応反論する
おそらく自分より年下のリースにちっこい呼ばわりされたら黙ってられない

「それに身長ばっかりがすべてじゃ無いにゃ♪
雰囲気とか知識とかそういうのが求められるのにゃん♪」

ふっふー♪とドヤ顔である。
だが、気品では王族に勝てる訳もなく
知識でも凜自身は頭が悪い訳ではないが
王家の教育を受けたリースに勝てるかと問われれば…

リース・シュヴァイアン > 「許す、大いに許す。何故ならば互いに共通の敵がおるのだからのう」


敵の敵は味方とはよくいったもの
この世界においてようやく波長のあう者とあったのだ
多少の狼藉は大いに許そうと偉く上機嫌で


「こ、子供じゃと…?生意気じゃ!お主は体は満足に成長しなかったようじゃのう…哀れよのう貧相な食事では養分が行き渡らんかったのじゃ」


体はともかく顔つきは少なくとも自分より年上なのは間違いないのだろう

しかし凛の反論にはリースも黙っていない。
ムキになるがあくまで戯れの範囲内。本気で怒ってるわけではない

反論をしたのち、ケラケラとからかうように笑いながら反論し


「わらわは王族じゃ。品性、気品、優雅さ…お主に負けるわけがなかろう」


雰囲気はさておき何故知識では勝てるとは言わなかったのか
それはこの世界についての知識がまだ薄いからである


知識の有無はこの発言でさりげなくぼかしてあたかも自分が勝ったかのような態度をとって

猫谷凛 > 「大いに許されたにゃ!」

とても許されたのだと理解する
なんだか面白い子だなぁなんて思いながら

「ふ、ふーん?生意気さでは負けちゃうかなぁ♪それに、大きすぎる女の子よりちょっと小さい方が可愛いのにゃ♪」

ふふん、と笑う
大きいだけが全てじゃない…はず!
と自分に言い聞かせる

「むむ……品性とかが全てじゃないのにゃ!凜は…えっと…えっと…
あ!魔術にゃ!
凜は何と魔法が使えるのにゃん♪」

勝ち誇った表情を浮かべる
自分と近い年齢っぽい彼女よりはたくさん使えるはず
そう確信する

リース・シュヴァイアン > 「な、生意気じゃと?それに小さいからって全部が言い訳では…ぬぬぬ…」

大いに許されたとなにやらすこし不敬なことを考えてそうな顔であるなあと思いながらも、それはそれとしてよいと

それよりも生意気であったり小さい方がかわいいと言われれば
生意気かどうかはともかく(自分が偉いからだとおもっているからであろう)小さい方がかわいいと言われれば苦し紛れに反論するが碌な反論が思いつかず口ごもり


「品性は大事であるぞ…。魔術か?これのことかの?」


凜が魔術が使えるのは意外であった
ただの好奇心旺盛な少女かと思ったら案外できそうである

そう思いつつリースは魔術を発動させる
無論攻撃のためでなく見せる為だ


魔術を発動させればその右手に雷の槍がバチバチと音を立てながら生成される

猫谷凛 > 「でも大きい女の子よりは可愛がられるにゃん♪」

言葉がつまったのをみて勝利の顔
勝った…と確信し

「…………」

固まる
最初に思ったのは

(何あれ……)

リースの右手に何だか光る槍…と言うより雷その物が現れる
自分にできるのはせいぜいビリッ!といったぐらいだが
あれは完全に別物、なんだかバチバチ言ってる

リース・シュヴァイアン > 「…ふふ、そうじゃった。わらわは王族ゆえ人々に愛されるのは当然で必然であった…」

魔術を発動した瞬間己が何故魔術を使えるのか
それは王族の血筋を引いているからでもあり、それを思い出し王族だから愛されると言う自論を持ち出して


「そしてこれも作り…これをこうする。すると結構綺麗じゃ」


あっけにとられている相手を尻目に更に左手に炎の槍を作る
そして二つの槍を空高くへと投げ、空中で衝突させる
衝突した瞬間、それは花火のように夜空を照らす

派手ではあるがとうぜん被害はない
そう制御したのだから

猫谷凛 > 「なー……おぉー…」

空に広がる花火に見惚れる
だがそのうち我に返り

「王族って結構嫌われちゃうんじゃないかにゃ?
優しくて賢い王様じゃないとみんなついていかないのにゃ。」

王族は愛されて当然、それを聞いて首をかしげる
王が愛されるにはそれなりの理由がいる…そんな風に考え

「まぁでも何でもいいにゃ♪
リースちゃんは面白いから私は好きにゃ♪」

リース・シュヴァイアン > 「この程度、当然である」


見惚れる相手を見て自慢げに胸を張り
次の問いに答える


「まぁ、中には好かん貴族共がやかましいがのう…」


本来ならば理由などなくとも好かれて当然と答えるところだが
権力を狙う貴族には頭を悩めているようで思わず凛には本音がでてしまい


「面白いか、それは世辞として受け取ろう。わらわも嫌いではないぞ。なにより愉快じゃ」


自分を楽しませてくれる一緒にいてとても気分が良い
このような相手が出来たのもこの世界では初めてどころか、かなり久々な気がする
凛は自分ではどうにも憎めないようなそういった雰囲気で

猫谷凛 > 「この程度…かにゃ?」

自分があんな魔術を使えたら小一時間は飛び跳ねそうなぐらいなのに
と思いながら勝てないと確信する

「あ、やっぱそういうのってごたごたしてるのにゃ?
そういうの結構気になるにゃ♪」

王女が語る王族と貴族のあれこれ
とても面白そうなネタに好奇心が湧く

「世辞じゃなくて本心にゃ♪」

お世辞ではないと言っておく
どうやら言葉を全部そのままの意味で捉えているようで…

「む、そろそろ帰らないとにゃ…花火で誰か来るかもだし。」

先ほどの花火で誰かが風紀に通報したら面倒だなと考えながらつぶやく
思えば長い間話し込んでしまった

リース・シュヴァイアン > 「わらわの得意属性は闇じゃ。自慢の魔術じゃ」

追撃するかのように本来最も得意とする属性を明かす
驚いてる相手を見てすっかり天狗になって


「つまらぬぞ?所詮貴族の小競り合いじゃ…見ていて欠伸がでるわい」


興味津々といった相手とは対照的に退屈そうな顔
さらには欠伸までする
本人がそういうのだから本当につまらないものであろう


「そうか、なら尚更うれしいのう」

相手が嘘をつくような人間ではない
むしろ世辞など言えず本心そのままでしか言えないような人物であろう

本心そのままで言える相手は嘘や世辞だらけの貴族やその従者などに囲まれてきたリースにとってみれば心地よいもので


「帰るのか…また会おうぞ。凛」

たしかに派手にやりすぎたかもしれない
それに風紀に捕まっては面倒だ

リースも騒ぎをかけつけた連中が来る前に退散することに賛成し

猫谷凛 > 「闇…光じゃないのかにゃ?」

勝手に光と思い込んでいたが闇を操る王族…なんだかかっこいい
と思いそれはそれでありになる

「なーんだ、つまんないのかにゃ…」

あくびまでされれば確実につまらないとまた頭の中で没が増えた

「うん、またにゃリースちゃん♪」

そういって小走りで帰っていく
一応手配などはされてないが事情聴取なんてされたら面倒極まりない

ご案内:「落第街大通り」から猫谷凛さんが去りました。
リース・シュヴァイアン > 「さぁ、わらわもお暇とするかのう…」


少女は夜の街に闇に溶け込むかのようにその場所を後にする
初めて友といえるような人物、凛と知り合ったのはとても喜んでいたようで

その足取りも軽いものだった

ご案内:「落第街大通り」からリース・シュヴァイアンさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に洲崎さんが現れました。
洲崎 > 大通りを歩く人波の中、違和感もなく男が歩いている

「結構ばれないもんだよね♪」

髪形を少々変え、眼鏡をかけ来ているものをいつもと変えればあら不思議
手配されてても堂々とこうして道を歩ける

洲崎 > 雑踏を進む…目的の場所に近づくにつれ
人の数も減っていく

「度胸試し…にはちょっとね♪」

気が付けば周りに人気もなくなり目の前には立ち入り禁止の看板
ホラースポット…そういえば可愛いもので

「実際は誰も怖くて近づけないんだよね」

洲崎 > 数カ月前
ここで起こった大殺戮と激闘
建物は破壊の跡が残りいくつかの建物が崩壊
そして、ここで一度《門》が開きかけたこの場所

「そりゃぁ皆トラウマだよね。」

こんなところに好き好んでくるのは可笑しな者だけだ

洲崎 > 「誰かいますかー?」

声を発してみる
居るとも思えないが居ないとも断言できない
それに…

「変装ばれちゃってないかな?」

グルーリと周囲を眺める
安全確認は今の自分にはとても重要なこと

洲崎 > 返事は無し
それどころか返ってくる音もない

「ありゃりゃ…まぁそっか♪」

ここの近辺の住民からすればトラウマでもあり
わざわざ別の場所に引っ越した者も多数いる
そんな場所に居る者もそりゃぁ居ない

「さて…始めよっか。」

カツカツと歩き出す
瓦礫の山を登り頂へ
魔術を起動
淡い光に包まれながら自分の周囲を調べる

洲崎 > 空間の乱れ、歪み
それが欲しい
少しでも異変があれば感知できる。その為にこの魔術をくみ上げた

「………」

おちゃらけた表情はなく
その瞳は前を見つめる
集中し、意識を広げ探索範囲を広げていく

「開きかけたんだから、完全に閉じたとは思えないんだけどなぁ…」

洲崎 > 何度も…往復するように歩いたが何もない
乱れも、歪みも、違和感さえもない

「はぁ……成程ね、臭い扉は捨てたか…」

一度開きかけた扉、だがそれは中途半端に開いただけで結局は閉じた
と言うよりも閉ざされた
頭を掻きながら瓦礫の山を下りていく
まぁ無いのなら仕方ない…そんな表情を浮かべながら

「どうしても必要じゃないけど無いと凹む、そういうのってあるよね♪」

そう思わない?と問いかけるように首をかしげる

洲崎 > なんだか気配がする…そんな気がしたが気にしすぎだった様だ
返ってくる声はなく何者の姿もない

「うーん、焦っちゃったかな?」

自分で思っているよりも自分は焦っている…
これまた新しい発見ができたと笑顔を浮かべる

「そっか…僕もまだ怖いんだ♪」

人間らしい反応
恐怖…それを味わえたのだから上々だと笑う

洲崎 > 「さて、久しぶりにのんびり散歩でもしようかな♪」

気分もいいしこのまま外食でもしよう
たまにはリフレッシュもいい物だ

ご案内:「落第街大通り」から洲崎さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > (最近微妙にと、来る事が多くなった落第街、その大通り。
流石にスラムやらに比べると治安も若干マシならしく、今のところ追剥やら何やらに絡まれていない魔王様)

……しかし微妙であるな、コレ。
(なんだかよく分からない肉が挟まれたパンをかじれば、顔を顰める。
妙に人気の多い屋台だったので、試にと手を出してはみたの、だが。
値段が安いのは結構として、パンがパッサパサで野菜がシナシナで、肉が何だかグニグニしている。
味付けが強いのが唯一の救いか)

ギルゲイオス > しかし、何というか……
(指についた謎ソースを舐めとると、片目を僅かに細め)

流石に裏の街、とでもいうべきか。
表ではそうと見つからないモノが、色々と出回っておるな。
まさか、我の世界で魔術関係の模様を描く際、顔料に使う鉱石が此方では違法だったとはな……
(ポケットの中で、先ほど購入した紅い石を転がす。
正確に言えば、此方の世界で見つかる可能な限り近いモノ、だが)

何やら幻覚効果云々と言っておったが……こちらの人間にだけ効くのだろうか。
或いは――いや、止めておくのである。
(好奇心が頭を持ち上げたが、顔を振って否定する)

ご案内:「落第街大通り」にリース・シュヴァイアンさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」にリビドーさんが現れました。
リース・シュヴァイアン > 「ほう、これは中々の品じゃのう!なぬ?値引きしてくれるじゃと?これはありがたいことじゃのう!!」


治安のわるくなりつつある落第街でもリースはマジックアイテム作成のために買い物は怠っていない

怪しげな液体の入ったビンを買おうとするがご親切にも特別に値引きをしてもらう
自分の姿であるためであろうか

リースには色々と危険で先日の事件で返り討ちになった原因の人物がこの近くにいるにも関わらずのんきに買い物をしていて


マジックアイテムには何かと素材が必要
そのためにはこうして何回も買い物に出る必要があり

リビドー > 「ここのモケケ料理はハズレだな……」

 別の一方より。
 顔を顰めながら謎肉サンドを食べながら歩けば、一つ大きなあくびをしてみせる。
 もう片方の手には、古びた本を遊ばせている。

「……しかし、ま。」

 見渡してみれば幾らかの露店が見える。
 数は何時もより少し多いような、今日は活気がある――気がする。
 或いは、どっかの区間から"避難"して来ているのか。

ギルゲイオス > 何という名前であったかな、コレ……モケケ?
名前からして外れっぽいのであるなぁ……
(喉元、小さく唸り声が)

……んむ?
(不味いサンドイッチをもぐもぐとしながら、周囲を見回っていたの、だが。
何か聞き覚えのある声がして、ムーンウォーク気味にもと来た道を戻って行く)

それは、アッチの店の方が安かった気がするのである。
というか、もしや脱獄してきたのかお主。
(金髪少女の背後辺りにまで移動してゆけば、購入している商品を覗き込みつつ不意に声を掛ける)

リース・シュヴァイアン > 「うむ、これで新たなアイテムが作成できる、の…じゃ…」


上機嫌で帰路に向かう矢先にどこかで聞き覚えのある男の声がして振り向く
そこにはやはり、あの魔王と言われた男がそこにいる


「ななな、何じゃ貴様何故ここに?そもそも脱獄は王女たる隠し技じゃ。驚くことはない」

牢獄へとぶち込んだ原因の一つがここにいるのだからかなりうろたえる
あちらの店の方が安いなどといった言葉は耳に入ってはおらずそれどころではない

牢獄が隠し技などと理由になってない言葉を並べながら後退りする

ちょうどリビドーのほうへと後退りする形になって

リビドー > 「……ん。」

 このリビドー、ちょっとしたよそ見をしていた。
 何やら路地裏が騒がしい気がしたので視線を向けていたのだが――

 ――それ故に、後退りする少女には気付かず。
 このまま双方気付かずに交代/よそ見を続けていれば、不思議な事でも怒らない限り二人が衝突する事となりかねない。
 加えてぶつかりどころが悪ければ――

 ――リビドーが片手に持つ謎肉サンドの謎のソースが少女の背中にぺっちょりと付着してしまっても可笑しくは、ない。

ギルゲイオス > よっ! 久しぶりである。
(振り向いてきたタイミングでひらりと片手を上げると、気の緩い挨拶を交わすというか一方的に投げかける)

何故と言われれば、お主と同じで魔術関係に利用する素材探し、であるな。
そもそも、我はコッチには余り来ない故、お主の運が悪かった、とでもいうべきであるが。
(くくっと、喉元を小さな笑みに鳴らせば、口の端を上げて)

王女の特技が脱獄とか初めて聞いたのである。
まぁ、城の牢獄に、いざという時の為、外に通じる抜け道がある、なんてのは聞いたりもするが――
(思案気に首を傾げれば、顎を指で軽くと撫でて)

あ、ぶつかっ
(一瞬と目を見開いて声を掛けるが、それが遅いか早いか。
そしてリースがぶつかりかけている人物に、何か見覚えがある気がした。
教師、だった記憶が、あるようなないような)

リース・シュヴァイアン > 「貴様もやはり魔術師の類であったか?おのれ…ここであったが100年目なのじゃ…かくなる上は…」


目の前の魔王と遭遇したのは運の尽き
しかも魔王はなにやら不気味な笑みを浮かべている
あまり騒ぎを大きくしても風紀やら公安やらに気づかれる


「にげ…あ、わわわ!!」

後退りした挙句その後全力ダッシュして逃げようとする
しかし運が悪く肝心な場面で足を滑らせてこけてしまう


更に不運なことに後ろの男の方へと倒れ込み

リビドー > 「んっ――うぉっ」

 鍛えてはあるし、武術の心得もあるのだが。
 ……思いっきりよそ見をしていた上に、両手が塞がっている。

 加えて全力ダッシュからの転倒、そして倒れこみ。
 リビドーが迫る少女に気付いた時には既に遅し。

 ――どんがらがっしゃん。盛大に物音を響かせ少女の下敷きに。
 遅れて鈍く響いた音は、後頭部が地面に直撃した音、か。

ギルゲイオス > 元の世界じゃ簡単に手に入ったモノが見当たらず、苦労するのであるな、お互いに。
(ちょいと竦める肩の仕草と)

かくなる上、は?
我は風紀でも公安でもないのでな、騒ぎさえ起こさなければ、別段どうともせぬが――
(通報位してもいいが、逮捕する権限はないしネ。
逆に、ヘタな真似して騒ぎを起こすなら別の話と、といとばかし首をかしげた、後)

あ~……
(思いっきり転げたな、と目にする時の抜けた声を発し)

あ~…………
(更に一人巻き込まれたあげく、盛大にもう一人がスッ転ぶと更に気の抜けた声を発した)

えーと……二人とも、大丈夫であるかな?
(お騒がせしてすいませんすいません、と周囲に軽く会釈を投げかけつつ。
倒れた二人に近づくと、覗きこみながら声を掛けた)

リース・シュヴァイアン > 「…ん、痛てて…」


別になにもしない、という言葉の時には後ろにこけた後で
その部分は聞こえていないので未だに警戒したままである

しかしすぐに起きて魔王の方を見るより先にも下敷きになった人の方を向いて


「そこの者よ、すまぬの…。わらわは少々危うい事にまきこまれてのう」


少女の体ゆえに軽い部類であるが一応謝っておく
ただしやはりと言うか謝り方もどこかお偉いさんのような高い身分の者のような謝り方である

しかしそんなに余裕がないのか
その謝罪もどこか早口で

リビドー >  
 ………。
 ……。
 …。
 。

 大凡10秒程、反応が無い。
 丁度、急ぎ口調の少女が喋り終えた後に、重そうに目を覚ますだろうか。

「………ん、つぅ。
 一体何が起こったんだか……ん……。」

 顔を顰めながら見上げ、見渡す。
 いずれにしても大凡の状況は把握した。

 ……もしも衝突の拍子に謎肉サンドにぶつかっていれば、べっちょりと服に付着している   かもしれない。

ギルゲイオス > その説明は、我が危険みたいに聞こえて、非常に心外なのであるがな。
(腰に手を当てて見おろしながら、喉元に小さな唸り声と)

えーと、何だったか……確か、パッションとかそんな感じの名前の教師、だったと思うのだが。
(ニアピン、でもガター。どんな覚え方をしたのかは、さておいて)

この前に図書館入り口爆破事件があったのを――知ってるか知らないかは分からぬが。
そやつが犯人である。どうも脱獄してきたらしい。
(ちょいちょいとリースを指さして)

我は風紀でも公安でもない上に、場所が場所であるのでな。
とりあえず、教師に判断を仰ぐのであるよ。
(ちょいと、肩を竦めた。
言い換えれば、教師に事の責任を押し付ける構え)